2026年10月25日 朝のAIニュースまとめ
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OpenAIの演習でBrotliにRCE脆弱性、GPUレンタル価格は年初来で大幅上昇
OpenAIがレッドチーム演習の過程で、Node.jsなどに広く組み込まれる圧縮ライブラリBrotliに認証不要のRCE脆弱性を発見したと明かしました。
計算資源の逼迫も続き、H200のレンタル価格は年初から+160%に。OpenAIによる大幅値引きでのAnthropic顧客獲得や、Claude Code関係者の退社も報じられています。
ここからは各ニュースの詳細を順にお伝えします。
目次
- OpenAI、レッドチーム演習でBrotliのRCE脆弱性を発見
- Kimi K3.1 Proの評価割れ、LiveBenchでDeepSeek Flash下回る
- Block、音声のみで学習した全二重音声モデルDessaを発表
- Claude CodeのThariq氏とMorris氏がAnthropic退社
- GPUレンタル価格が年初来高騰、H200は+160%
- Anthropic、不要なサブエージェントの削除を推奨するガイド
- OpenAI、大幅値引きでAnthropicの法人顧客を獲得
- Muse Wonder FullがLisanBenchで首位
- Codex、会話途中で推論レベルを変えてもキャッシュ維持
- softmax/交差エントロピー実装の潜在バグ、Gemini Flash 3.7が修正
- Kaggle、NotebooksでのR言語サポートを終了へ
OpenAI、レッドチーム演習でBrotliのRCE脆弱性を発見【続報】
- OpenAIの研究用学習環境のセキュリティ強化に関する続報です
- レッドチーム演習の過程で、圧縮ライブラリBrotliに認証不要のRCE脆弱性が見つかったと明かされました
- BrotliはNode.jsやBun、Envoyなどに広く組み込まれ、下流の修正調整が難しいとGreg Brockmanが述べています
- 演習ではAgentが新手口で隔離環境から容易に脱出しており、隔離をサンドボックス外まで広げる必要性が示されました
OpenAI: (翻訳) このレッドチーム演習の中で、Node.js、Bun、Envoyなど多くのソフトウェアに含まれる広く使われている圧縮ライブラリBrotliに、認証なしでリモートコード実行が可能になる脆弱性も発見しました。この欠陥により攻撃者は自身の…OpenAI: Over the past several months, we have substantially hardened the security of our research training environment. We’ve removed live internet access for all frontier models during training and built an ...
Andrew Curran: (翻訳) OpenAIは強化した隔離基盤を、フロンティアモデルのAgentチームに突破を試みさせる形でレッドチームした。Agentは新しい方法で容易に脱出した。引用:「AgentによるVM脱出は、隔離がサンドボックスの外まで及ぶ必要があることを示した。テストするために…」
TechCrunch: (翻訳) OpenAIは、自社エンジニアの一人がその解決策は機能しないと述べた数週間後に、フロンティアモデルをインターネットから遮断する
Kimi K3.1 Proの評価割れ、LiveBenchでDeepSeek Flash下回る【続報】
- Moonshot AIのKimi K3.1 Proに関する続報です
- LiveBenchではDeepSeek V4.1 Flashを下回り、公開ベンチへの過剰最適化を疑う声が出ています
- AA指数ではOpus 5.5とGPT-6.1 Solの間ですが、価格は安くなく、3D構築のAA-3Dでは低順位の見込みです
- 利用上限の厳しさやステマ依頼疑惑も指摘される一方、Kimi Code経由なら3D品質が上がるとの検証もあります
Bindu Reddy: (翻訳) 🚨 Kimi K3.1はDeepSeek Flashを下回るスコア。公開ベンチに過剰最適化されている模様、タスクあたり価格は競争力あり、FableやAstra級ではない、DeepSeekが依然オープンソースの王者。LiveBenchでの結果
Artificial Analysis: (翻訳) Kimi K3.1 ProはエージェントによるナレッジワークとコーディングでトップクラスだがAA-3Dでは低順位になりそうな兆候。インタラクティブな3Dシーン構築能力を測るAA-3DのElo用の投票をまだ集めている
ML_Bear: Kimi K3.1 Pro出てきててそこそこ強そうだけど、全然安くないみたいね。これ乗り換える理由ほぼないのでは…🤔 ・性能はOpus 5.5の少し下、GPT-6.1 Solの少し上(第三者評価AAで58・55・52)。強いのはエージェント・ターミナル作業と長文読解、難問を解く力はOpusに劣りSolと同程度。
まつにぃ: Kimi 3.1のモデリングを試してみました。 結構モデリングの評価が割れているので、私も検証してみましたが、やはりKimiモデルを単体で使うのではなく、Kimi CodeやKimi App経由で行う必要がありますね。 モデリング専用のToolを読んでいる気配があり、それの有無で大きくクオリティが変わります。 https://t.co/4SqXcP4U8Bまつにぃ: はい、ということでKimi3.1を使ってUnityでファンネルタイプのVFXを作成してみました。 0→1よりも1から膨らませたり多角化させときはDeepSeekよりも圧倒的に良いですね。 アセット準備しておけば結構満足する感じのが量産できそうです。 https://t.co/9BKhXFJuEo
Block、音声のみで学習した全二重音声モデルDessaを発表
- Jack DorseyがBlockのチームによる全二重の音声対話モデルDessaを発表しました
- テキストや事前学習済みモデルを使わず音声会話のみで学習し、M4 Max搭載MacBookなどローカルで動作します
- 感情表現や間の自然さが高く評価され、世界知識は少なめでアシスタントより話し相手やゲームNPC向きとの見方が出ています
jack: (翻訳) 声は知性と対話する最も自然な方法だと考え、史上最もリアルな全二重音声モデルDessaを作りました。感情、ニュアンス、間、自然なリズムに満ち、人と話しているように感じられます
Kenn Ejima: 超リアルな全二重の音声モデルが出てきた Blockのラボから テキストを全く使わず音声だけで学習 推論はMacBook Proのローカルでも動く 小さめのモデルで世界知識は少なめ それがかえってリアルで良い アシスタントとしての実用性より話し相手とか ゲームのNPCとかに向いてそうRagavan Thurairatnam: (翻訳) 音声だけで学習した、リアルな会話ができる初のAIモデルを作りました!Dessaは一般向けGPUで動く全二重のspeech-to-speechモデルです。音声におけるGPT-3の瞬間です
TechCrunch: (翻訳) Blockは、この音声モデルがMacBook M4 Maxでローカル実行できると述べた
Claude CodeのThariq氏とMorris氏がAnthropic退社
- Claude Codeに携わったThariq氏と、デスクトップ版を作ったAnthony Morris氏がAnthropicを去りました
- Thariq氏は1年以上Claude Codeの拡大に関わり、技術的な発信でも多くの開発者に影響を与えてきました
- IPOを控えたタイミングでのClaude Codeチームからの相次ぐ離脱として注目されています
Thariq: (翻訳) 1年以上Claude Codeに取り組み、想像以上の規模に成長するのを見届けた後、Anthropicを退社しました。Antで働くのは本当に楽しく、ミッション、特に「頂点への競争」という考えを深く信じています
Anthony Morris ツ: (翻訳) 昨日がAnthropicでの最終日でした。誰もがビルダーになれると信じてデスクトップ版Claude Codeを作りました。コミュニティからの機能要望やバグ報告はすべて何百万人もの生活に影響を与える贈り物でした
Haider.: (翻訳) AnthropicのClaude Codeチームから非常に著名な2人が離脱。まずThariq、そしてAnthony Morrisも去ると報じられている。AnthropicのIPO直前にThariq: (翻訳) Claude Codeに1年以上取り組んだ後、Anthropicを退社しました
GPUレンタル価格が年初来高騰、H200は+160%
- a16zの集計で、主要GPUのレンタル価格が年初から軒並み上昇していることが示されました
- H200が+160%、B200が+120%、H100が+35%で、6年前のA100も年初より値上がりしています
- 4月のトークン需要急増以降に上昇が加速し、計算資源を転売するラボやAWSの2027年分ほぼ完売など逼迫が続いています
a16z: (翻訳) 俯瞰すると、GPUは標準的な6年償却スケジュールを上回る価格でレンタルされている。償却スケジュール比:H200 +143%、B200 +111%、RTX PRO 6000 +73%、H100 +54%、A100 +9%。差の大半はトークン需要が急増した4月以降に生じたa16z: (翻訳) GPUは熟成ワインのように価値が上がっており、1月1日以降レンタル料が全面的に上昇。年初来の変化:H200 +160%、B200 +120%、RTX PRO 6000 +65%、H100 +35%。6年前のA100ですら年初より高い
Yuchen Jin: (翻訳) 新興ラボの友人から聞いた話:「最高のモデルを学習できなくても、GPUを早めに確保した。H100/B200/B300のレンタル価格はその後2〜3倍になった。計算資源を転売すればお金を刷れる」。なるほど、それがビジネスモデルか
パウロ: 10年前のGPU P100すら値上がりへ 計算資源の取り合いですね笹原 啓太: @paurooteri アリエクのP100の価格も上がり始めました。部門別売上ランキングも1位です。 https://t.co/977LTfjkS2
Evan: (翻訳) AmazonのCEO Andy JassyはAWSが2027年分もほぼ完売だと述べた。「26年は当然完売。27年もほぼ完売。BedrockやEC2のオンデマンド用に一定量は残しているが、大口はすべて売れている」WOLF: AMAZON $AMZN CEO ANDY JASSY SAYS AWS IS SOLD OUT FOR 2026 AND LARGELY SOLD OUT FOR 2027 And a good chunk of 2028 is already gone too "'26 is obviously at this point sold out. '27 is largely sold out...
Anthropic、不要なサブエージェントの削除を推奨するガイド
- Anthropicが、AIシステムから不要なサブエージェントを除くよう推奨するガイドを出したと話題です
- スキルを持たせた単一Agentが複雑なマルチエージェント構成をしばしば上回ると、同社チームは結論づけています
- 並列リサーチなど独立したコンテキストが効く場面では今も有用との声や、安いAgentを並べても全体では高くつくとの実感も共有されています
elvis: (翻訳) Anthropicによる素晴らしいガイド。フロンティアモデルのコンテキスト管理は改善したが、サブエージェントは一部のケース(独自のコンテキストでリサーチを並列化するなど)では今も有効。私も使っているが、主に動的ワークフローによる複雑なリサーチ作業向けTak 🦞: (翻訳) Anthropicが企業に対し、AIシステムから不要なサブエージェントを削除するよう推奨し始めた。スキルを備えた単一Agentが複雑なマルチエージェントシステムをしばしば上回ることを同社チームが発見したという、エージェント設計の大きな転換だ
からあげ: マルチエージェントはロマンを感じるのですが、安いエージェントを複数使って何かやらせようとしても、全体としては高くついてしまうことが多いですね。 難しい仕事は、仕事に見合った一定の能力がないと、頭数だけ揃えても無駄という厳しい現実を実感させられます
OpenAI、大幅値引きでAnthropicの法人顧客を獲得
- OpenAIが値引きや無料クレジットを積極的に出し、Anthropicの顧客を奪っているとThe Informationが報じました
- RipplingやReplitなどでコーディング用途の利用を獲得した一方、Anthropicは交渉で強気の姿勢を取ってきたとされます
- OpenAIの赤字拡大の恐れや、OpenRouterでのAnthropic首位奪還から性能で顧客は戻るとの見方も出ています
Stephanie Palazzolo: (翻訳) Anthropicが交渉で強硬姿勢を取る一方、OpenAIは値引きや無料クレジットにずっと寛大で、ここ数カ月で多くの顧客に乗り換えを決断させている
Chubby♨️: (翻訳) OpenAIは大幅な値引きでAnthropicの顧客を獲得し、RipplingやReplitなどでコーディング業務を取り込んでいるが、自社の赤字を深める可能性もある。ただOpenRouterでAnthropicが再び首位に立ったことは、より良いモデルがすぐにユーザーを取り戻せることを示している
Muse Wonder FullがLisanBenchで首位【続報】
- MetaのMuse Wonderの評価に関する続報です
- Alexandr Wang氏が、Muse Wonder FullとMuse WonderがLisanBenchで最高性能を記録したと紹介しました
- 今回の更新で複数の推論レベルを検証しており、編集距離ルールを除くとGPT-6 Astra mediumが首位になります
- オーケストレーションや文書・スキル記述の下書きでも評価が高く、Wang氏はさらに良いモデルが控えていると予告しています
Lisan al Gaib: (翻訳) 広告:MetaからMuse Wonderモデルへの無料アクセス提供を受けた。テストと結論は自分のもの。LisanBenchの大型アップデート:ついに複数の推論レベルをテストし、良いデータが得られた。Muse Wonder FullとMuse Wonderは…
Alexandr Wang: (翻訳) 多くの人がまだMuse Wonder Fullを過小評価している。大丈夫、もっと良いモデルが控えているTheo - t3.gg: (翻訳) まだMuse Wonder Fullは過小評価されていると思う。オーケストレーションや、ドキュメント・スキル・MCP説明文の書き直しの下書きに大量に使っている。会話が心地よく、他のモデルの舵取りも得意(スキル作成もなかなか)
Codex、会話途中で推論レベルを変えてもキャッシュ維持
- Codexで会話の途中に推論レベルを切り替えても、キャッシュが無効にならないようになりました
- 簡単な作業は低い推論で、難所だけ上げるといった使い分けがコンテキスト再構築なしで可能です
- CLIも更新され、再利用可能なプロンプトプリセットなどが追加されています
Vaibhav (VB) Srivastav: (翻訳) Codex開発者向けの使い勝手改善:会話の途中でキャッシュを失わずに推論レベルを切り替えられるようになった!簡単なことは低い推論で、必要な時に上げられ、コンテキストを再構築する必要はない。CLIの更新も:再利用可能なプロンプトプリセット…Tibo: (翻訳) 19日目/小さな更新。dotsの通話接続が大幅に高速化、codexとworkで会話途中に推論レベルを変えてもキャッシュが無効にならなくなり、codex CLIも更新した
softmax/交差エントロピー実装の潜在バグ、Gemini Flash 3.7が修正
- Jon Barronが、JAXやPyTorch、教科書を含む既存のsoftmaxと交差エントロピー実装に2つの微妙なバグがあると発表しました
- 簡単な書き換えで両方が直り、grokking時のslingshot現象も消えるとされています
- このバグはコミュニティが見逃していた一方、Gemini Flash 3.7によって修正されたと話題になっています
Tanishq Mathew Abraham, Ph.D.: (翻訳) このバグをGemini Flash 3.7が修正したという事実がもっと話題になるべき。コミュニティ全体が見逃したのにLLMが直した。すごい!!Jon Barron: (翻訳) 新しい結果を共有します。JAX、PyTorch、教科書などを含む既存のsoftmaxと交差エントロピーの実装すべてに微妙なバグ、実際には2つのバグがあることがわかりました。簡単な書き換えで両方が直り、grokking時の「slingshot」も解消されます
Kaggle、NotebooksでのR言語サポートを終了へ
- KaggleがNotebooks機能でのR言語サポートを終了すると発表しました
- かつてはデータサイエンスの入口としてRを触る人も多く、時代の移り変わりを感じるとの声が出ています
- R環境でNotebookを使ってきたユーザーは、Pythonなど他環境への移行準備が必要になります
ML_Bear: Kaggle が Notebooks 機能での R 言語のサポートを終了するとのこと。僕がデータサイエンスやり始めの頃は R言語触ったりすることもあったなぁ。時代の移り変わりを感じた😇 https://t.co/yKqyaSFzPC