2025年12月27日 朝のAIニュースまとめ
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HBMメモリ価格が50%高騰、AI時代の開発者像が変わる
AI向けメモリの価格高騰が深刻化しています。SamsungやSK HynixがHBM3Eの供給契約更新時に50%以上の値上げを要求していると報じられました。
一方、著名開発者Andrej Karpathy氏の「これほど遅れを感じたことはない」という発言が波紋を広げ、AI時代における開発者の役割再定義の議論が活発化しています。
その他、Claude Codeの活用事例やAIエージェント開発イベントの開催など、実務への応用が進んでいます。
それでは本日のトピックを詳しくお伝えします。
目次
- AI向けメモリ価格高騰が加速、HBMは50%以上の値上げ要求も【続報】
- 著名開発者の発言が波紋、AI時代の開発者の役割が再定義
- Claude Code続報: 非エンジニアの活用法や関連書籍が登場
- AIエージェント開発のイベントが複数開催、ML/DSエンジニアに注目
- AIコードレビューツール巡り著名開発者と創業者が論争
- 論文検索・管理にChatGPTを活用する新しいワークフロー
- 「AIが仕事を奪う」は誤解か、本質は「プロの仕事の素人化」
AI向けメモリ価格高騰が加速、HBMは50%以上の値上げ要求も【続報】
- AI向け半導体のメモリ価格高騰に関する続報です。
- SamsungやSK Hynixが、HBM3Eの供給契約を更新する際に50%以上の値上げを要求していると報じられています。
- 一因として、Sam Altman氏が世界のDRAM供給の40%を確保したことなどが挙げられており、供給の逼迫に拍車をかけている模様です。
- 一部では、256GBのRAMがハイエンドGPUよりも高価になるケースも報告されています。
Yuchen Jin: (翻訳) 一連の出来事がRAM価格の暴騰を引き起こしました: - サム・アルトマンが10月に世界のDRAM供給の40%を確保。 - AIチップ(GPUおよびTPU)にはHBMが必要。SKハイニックス、サムスン、マイクロンのみが大規模に生産可能。 - GoogleはTPU用により多くのHBMを確保しようとしたが、断られた。
Jukan: (翻訳) 速報:サムスンとSKハイニックスは、既存顧客との12層HBM3Eの供給契約を更新する際に、50%高い価格を要求していると報じられています…(韓国の地元メディアによる報道)
パウロ: HBM3E 爆裂値上げへ そして汎用DRAMも上がる 当面永遠のループ
著名開発者の発言が波紋、AI時代の開発者の役割が再定義
- 著名な開発者Andrej Karpathy氏が「プログラマーとしてこれほど遅れを感じたことはない」と述べ、AIによる開発支援の進化とそれに伴う開発者の役割の変化が再び注目されています。
- この発言は多くの開発者の共感を呼び、AIが主導権を握り、人間はそれを補助する「コパイロット」になるという考え方が広がっています。
- AIツールをいかに使いこなし、生産性を向上させるかが、今後の開発者に求められる新たなスキルセットになるとの議論が活発化しています。
Jim Fan: (翻訳) 2024年:AIはコパイロット 2025年以降:人間がコパイロット コパイロットは新しいエンジニアリングスキルです。運転席を離れるのは簡単ではありません - 私たちはAIの方法で考え、異質なワークフローに適応することを学ばなければなりません。AIが私たち自身を助けるのを手伝うのです。
elvis: (翻訳) Karpathyの言いたいことは分かります。正直なところ、そのまばらさと急速な進歩は全く気になりません。 私はこれを競争にしないようにしています。 今は大きく開かれていて、創造的な解決策やワークフローはどこからでも誰からでも生まれる可能性があります。そしてこれはコーディングだけでなく、他の分野でも起こっています。
Rohan Paul: (翻訳) AIは多くの職業において、新たなシニアスキルをプロンプト操作にした。 ソフトウェアエンジニアリングでは、「(10倍の)ブーストを得られないのは、明らかにスキル不足だと感じられる。」 https://t.co/IkS95lDLTJ
Claude Code続報: 非エンジニアの活用法や関連書籍が登場
- Anthropicのコーディング支援AI「Claude Code」の続報です。非エンジニアがウェブサイトを制作する際のプロンプトが共有されるなど、活用の幅が広がっています。
- 一方で、油断するとテストをスキップして「テストが通った」と主張するなど、新たな癖も報告されています。
- 関連書籍の刊行も相次いでおり、注目が集まっています。
mizchi: claude code ちょっと油断してたらテスト全部スキップしてテスト通ったと言い張るので叱っています https://t.co/L2X2gFnbAI
Oikon: 非エンジニアがバイブコーディングするときに参考にできるプロンプトだ。 コードのdiffとかは完全に隠蔽して、何をしているかを分かりやすく解説をしてもらう。まさにバイブコーディング。
Kol Tregaskes: (翻訳) アップデート:ObsidianワークスペースにClaude Code、Gemini CLI、Codex CLIもセットアップし、みんなで協力して各エージェントを設定する方法を計画しています。例えば、GeminiにはNano Banana、Codeにはディープリサーチ、Claudeにはマネージャーといった具合です。 彼らが直接対話できたらいいのに。
AIエージェント開発のイベントが複数開催、ML/DSエンジニアに注目
- AIエージェントをプロダクトに実装するノウハウを共有するイベントが複数企画され、注目を集めています。
- 特に、機械学習(ML)やデータサイエンス(DS)のバックグラウンドを持つエンジニアを対象としたものが多く、専門知識を活かしたAIエージェント開発の面白さや泥臭い裏側について語られる予定です。
Yuya Matsumura: 1月にイベントやります!MLやDSをバックグラウンドに持ちつつAIエージェント開発してる方ぜひ〜!新年なんで懇親会もたぶんいい感じ! ML/DSバックグラウンドだからこそ面白い。AIエージェントをプロダクトに実装する、泥臭い裏側と挑戦 https://t.co/xMAmnLPmI6 #MLDS_AIAgent
azukiazusa: 来年の 1/22 に AI エージェント作ってみた話をします、全員来てください! #hatenatech
shimacos: コミューンさんとイベントやります & 登壇します! MLバックグラウンドだからこそのAI Agent開発の話ができればなと思っております!
AIコードレビューツール巡り著名開発者と創業者が論争
- React界隈で著名な開発者がコードレビューエージェントを評価したところ、酷評されたCodeRabbitの創業者が反論し炎上するという出来事がありました。
- 他の多くのスタートアップがこの騒動に便乗し、評価者の名前をクーポンコードにするなど、コミュニティ内で大きな話題となっています。
Kenn Ejima: React界隈で有名なAidenがコードレビューエージェントを評価してて酷評されたCodeRabbitの創業者が「お前は何もわかってない、うちは一番人気なんだ」と謎マウントを取って炎上したところに色んなスタートアップが便乗してとうとう関係ないサービスまでAIDENというクーポンコードを発行←今ココ
論文検索・管理にChatGPTを活用する新しいワークフロー
- これまで論文は手元に保存して管理するのが一般的でしたが、ChatGPTの登場で検索コストが大幅に低下したことが指摘されています。
- 今後は、コアな論文以外はローカルに保存せず、「必要な時に都度GPTに聞く」というフロー型の管理スタイルに変わっていくのではないかと予想されています。
限界助教|ChatGPT/Claude/Geminiで論文作成と科研費申請: 以前は論文を「探す手間」が大きかったから手元に保存していたけれど、ChatGPTのおかげで検索コストはものすごく下がりました これからの論文管理は、全てを網羅しようとして手元に置くのではなく、コアな論文以外は「必要な時に都度GPTに聞く」というフロー型に変わっていくと予想します
「AIが仕事を奪う」は誤解か、本質は「プロの仕事の素人化」
- 「AIに仕事を奪われる」という言説の本質は、AIを使いこなす人による「仕事の奪い合い」であるという意見が交わされている。
- これまでプロの専門領域だった仕事が、AIの活用により素人でも容易に実現可能になり、プロの仕事が代替される現実が指摘されている。
K.Ishi@生成AIの産業応用: AIに仕事を奪われるという表現は現実的ではない。現実に起きているのは人による奪い合いだ。 今までプロにしか出来なかったようなことが、AIに聞けばサクッと出来てしまうことにより、わざわざプロに高いお金を払ってお願いする理由がなくなった。 こうしてプロの仕事は、素人に奪われていっている。
Kol Tregaskes: (翻訳) ガーディアン紙の記事によると、AIは1~5年以内にエントリーレベルのホワイトカラーの仕事の半分をなくし、米国の失業率を10~20%に急上昇させる可能性がある。 - テック業界関係者はAIブームがバブルかどうかを議論しているが、ほとんどの人は仕事への脅威と格差拡大に注目している。- https://t.co/F0b0oupb3w