2025年12月26日 夜のAIニュースまとめ
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半導体逼迫とAI基盤整備の最前線
AIサーバー需要の急増により半導体メモリ不足が深刻化し、PC価格が最大30%上昇する可能性が報じられています。
一方、日本では鴻海と経産省が連携してAIサーバーの国産化を推進する動きが加速。国内のAI規制案についてはパブリックコメントが募集され、個人開発者への影響が議論されています。
技術面では、Liquid AIが小型ながら高性能なモデルを正式公開し、効率的なAI開発の可能性を示しました。
それでは、本日の各ニュースを詳しくご紹介していきます。
目次
- 【続報】半導体メモリ不足、PC価格30%値上げの可能性
- OpenAI、サンタ風のGPT-5.2-Codexを限定公開
- 日本の生成AI規制案に続報、個人開発への影響を懸念
- 【続報】鴻海と経産省が連携、AIサーバー国産化を推進か
- 【続報】Liquid AI、高性能小型モデルLFM2-2.6B-Expを正式公開
- Google、Vertex AI Vector Search 2.0を発表
- 清華大学のAI特許出願数、米主要大学の合計を上回る
【続報】半導体メモリ不足、PC価格30%値上げの可能性
- AIサーバー需要の急増を背景とした、半導体メモリの需給が逼迫している問題の続報です。
- 来年にはプレミアムノートPCが最大30%値上がりする可能性が報じられ、消費者への影響が懸念されます。
- 供給不足を受け、Samsungは次世代メモリHBM4の量産を2026年2月に前倒しすると伝えられています。
- 銅価格の高騰なども重なり、サプライチェーン全体への影響が広がっています。
Jukan: (翻訳) もしあなたがノートパソコンの購入を計画しているなら、今すぐ買うべきです! CPUとメモリ価格の急騰により、OEMはプレミアムノートパソコンの価格を最大30%引き上げることを検討していると報じられています。 https://t.co/rdaq0kJ7Gh
パウロ: まじかっ Samsung HBM4 11.7Gbps確保 来年2月に量産へ
パウロ: 来年PC 20-30%値上がりじゃないかな
OpenAI、サンタ風のGPT-5.2-Codexを限定公開
- 先日公開されたコーディングモデル「GPT-5.2-Codex」のクリスマス限定版が公開されました。
- 性能は既存モデルと同じですが、サンタクロースのような口調で応答する遊び心のある試みとして話題になっています。
- モデル名は「GPT-5.2-Codex-XMas」で、特に指示をしなくても個性的な応答を返すようです。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: OpenAIはGPT-5.2-Codexと全く同じ性能を持つGPT-5.2-Codex-XMasモデルをリリースしました。 サンタベンチで圧倒的な性能を発揮するはずです🎅 https://t.co/S7Cn8cQ16G
Greg Brockman: (翻訳) Codexのサンタモード:
Haider.: (翻訳) gpt 5.2(codexの有無にかかわらず)は本当に素晴らしいです。 指示に従い、ハルシネーションが少なく、人間の言葉での要求をはるかに少ない不確実性で理解します。 確かに少し遅いですが、間違いがはるかに少なく、私が投げるほとんどすべてのものを通常ワンショットで処理できます。
日本の生成AI規制案に続報、個人開発への影響を懸念
- 以前お伝えした日本のAI開発ガイドライン案の続報です。政府が新たに公開した「プリンシプル・コード(案)」に対し、パブリックコメントが募集されています。
- この内容が個人開発者や小規模事業者にとって過度な負担となり、国内のモデル開発を停滞させるのではないかと、改めて懸念の声が上がっています。
- 特に、海外事業者への適用を目指す点の実効性や、具体的な技術的措置の実現可能性について疑問が呈されています。
Aratako: これこのままだと個人でモデル作ったりデータセット公開してるような個人開発者にもこの原則被せられるのか 想像より面倒くさそう
pao: プリンシプルコード今のままだと、個人開発者でのモデル公開のデメリットが基本大きすぎるので、国内の個人/小さい会社でモデル公開するケースは激減しそう(大きい会社も減ると思うけど)
pao: MNISTよりプリンシプルコードの話をしようよ、調べようよ、みんな! 個人がどうこうじゃなくて、国内のモデル開発・生成AI事業全体に影響あるわけで...
【続報】鴻海と経産省が連携、AIサーバー国産化を推進か
- 過去に報じた鴻海の国内AIサーバー生産計画に続報です。
- 新たに経済産業省との連携が報じられ、NVIDIA製チップを搭載したAIサーバーをシャープの工場で生産する構想です。
- この計画にはRapidusが合流する可能性も示唆されています。
- 日本のAI開発基盤強化に向けた動きですが、補助金の使途などには疑問の声も上がっています。
パウロ: 鴻海と経産省でNvidiaのチップ確保、AIサーバー国産化きたーーー 【独自】鴻海シャープ「AIサーバー国産化」計画が判明!補助金を投入しラピダスも合流へ、日本AIの起死回生なるか…裏で鴻海が経産省と握った「覚悟の密約」 https://t.co/SQ42ug67lV
パウロ: ちゅーか、これ補助金でFoxconnとNvidiaが儲かると ラピダスは何を作るんだ
【続報】Liquid AI、高性能小型モデルLFM2-2.6B-Expを正式公開
- 以前、博士レベルの知識を問うベンチマークGPQAで高スコアを記録したと報じたLiquid AIの小型モデル「LFM2-2.6B-Exp」が、この度正式にリリースされました。
- このモデルは2.6Bパラメータと小型ながら、強化学習を用いることで命令追従性や数学・知識ベンチマークで他の3Bモデルを上回る性能を達成したと報告されています。
- 巨大モデルだけでなく、トレーニング手法の工夫によっても性能向上が可能であることを示す好例であり、あらゆるデバイス上でのAI活用への期待が高まります。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Liquid AIは、IFBenchなどの特定のベンチマークでDeepSeek R1-0528を上回る、小規模なオープン3BモデルであるLFM2-2.6B-Expをリリースしました。 AGIの後には、同じ性能を持つ3Bのオープンソースモデルが登場し、どのデバイスでも実行できるようになると信じています。 小さな知性👀 https://t.co/0b1KiW0gDj
Google、Vertex AI Vector Search 2.0を発表
- Google Cloudが、ベクトル検索サービスの新バージョン「Vertex AI Vector Search 2.0」を発表しました。
- エンべディングの自動生成、全文検索とのハイブリッド検索、高度なフィルタリング機能などが追加されています。
- これにより、よりスケーラブルで使いやすいRAG(Retrieval-Augmented Generation)システムの構築が可能になるとしています。
Kazunori Sato: 新しいVertex AI Vector Search 2.0の紹介記事を書いた(英語)。エンべディング自動生成、統合ストレージ、自動チューニング、全文検索とハイブリッド検索、高度なフィルタ機能、その全てを5分で試せる使いやすさ。Googleの虎の子、ScaNNのスケーラビリティもそのまま。https://t.co/GuIpNkgLu0 https://t.co/kZvOev9mAZ
清華大学のAI特許出願数、米主要大学の合計を上回る
- 中国の清華大学がAIおよび機械学習分野で出願する特許数が、米国の主要な研究大学(MIT、スタンフォード、プリンストン、ハーバード)の合計を上回っていることが報告されました。
- 特許の量で中国が米国を圧倒している一方で、技術的な影響力(引用数など)では米国の大学が依然として優位性を持っているとの分析もなされています。
- AI分野における米中間の技術競争の激化を示すデータとして注目されています。
Bloomberg: (翻訳) 清華大学は何十年にもわたり、中国のトップクラスの科学技術系の学生を教育してきました。現在、同大学はAI革命の最前線にあり、毎年MIT、スタンフォード大学、プリンストン大学、ハーバード大学を合計したよりも多くの特許を取得しています。(アーカイブより)https://t.co/NDd7hp0dpf
Rohan Paul: (翻訳) 🇨🇳 中国の清華大学は、2009年頃から米国のトップ大学群全体を上回るペースでAIと機械学習の特許を出願しており、2020年代にはその差は非常に大きくなっています。 これは単に「良い大学が健闘している」というだけではありません。それはまるで https://t.co/vw5wIM2keH
Rohan Paul: (翻訳) 🇨🇳 中国の清華大学は量で勝っていますが、米国のトップスクールは依然として「他の人々があなたの研究をどれだけ基にしているか」という点で勝っています。 下のグラフでは、縦軸は技術関連性スコアであり、これは「後発の https://t.co/Bj5dVMBqf8 がどれくらいの頻度で引用されるか」を洒落た言い方で表したものです。