2025年12月22日 夜のAIニュースまとめ

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NVIDIA、TSMC最先端プロセス全量確保と中国の猛追

NVIDIAがTSMCの1.6nmプロセス「A16」を次世代GPU向けに全量確保し、圧倒的な市場優位性を強化しています。一方、中国では超高速アナログチップの発表やデータセンター電力供給の急増により、AGI開発競争での存在感を高めています。

GoogleはAgent Designerのプレビュー版を公開し、GUI操作でのAIエージェント開発を可能にしました。また、次世代TPUにはSamsungの2nmプロセス採用が検討されているとの報道もあります。

それでは本日の主要トピックを詳しくご紹介します。

目次

  1. 【続報】NVIDIA、TSMCの1.6nm「A16」プロセス全量確保か
  2. 中国AI開発続報、超高速アナログチップや電力供給で猛追
  3. 【続報】GPT-5.2公開、性能評価はまたも賛否両論
  4. LayerX、新キャリアパスFDEの詳細を公開 CTOへの道筋示す
  5. Google、GUIでAIエージェントを開発できる「Agent Designer」を発表【続報】
  6. Google、次世代TPU製造にSamsung 2nm採用か

【続報】NVIDIA、TSMCの1.6nm「A16」プロセス全量確保か

  • 以前、NVIDIAがTSMCの最先端1.6nmプロセス「A16」の最初の顧客になる可能性を報じましたが、その続報です。
  • 次世代GPU「Feynman」向けに、A16プロセスの生産能力を全量確保したと新たに報じられました。
  • HBM5メモリも買い占める勢いと見られており、市場での圧倒的な優位性をさらに強固にする動きとして注目されています。
  • NVIDIAは8四半期連続で100億ドル超のフリーキャッシュフローを記録するなど、業績も絶好調です。
パウロ: この先行確保力こそNvidiaの大きな強み 革ジャン、TSMCのHPC用最先端プロセス 裏面電源プロセスのTSMC SPR A16プロセスを当面全量確保 Ruhin Ultraの次のFeynman GPUに適用へ うおおおおおおおお (引用ツイート: From my recent checks, it appears $NVDA has secured ALL of $TSM's A16...

パウロ: そしてHBM5もほぼ買い占めでしょう 強すぎるんよ この先行手配力

Evan: (翻訳) Nvidia $NVDAは、過去8四半期連続で100億ドル以上のフリーキャッシュフローを達成しました。

中国AI開発続報、超高速アナログチップや電力供給で猛追

  • 中国のAI開発に関する続報です。中国の科学者が、NVIDIAのGPUを上回る性能を持つとされる超高速アナログチップを発表したと報じられました。
  • また、データセンターに投入できる電力供給量が急増していることも明らかになり、計算資源の観点から中国がAGI開発競争を制する可能性が指摘されています。
Chubby♨️: (翻訳) 中国の科学者が、トップクラスのデジタルプロセッサより1000倍高速な超高速アナログチップを発表。AIや科学向けの複雑な数学を解き、テストではNVIDIAのGPUさえも上回る性能を示した。最高のコンピューティングパワーをめぐる競争は、次の段階に入りつつある。

Rohan Paul: (翻訳) 🇨🇳 中国がAIレースに勝つ可能性は非常に高い。明日、中国が新しいデータセンターに注ぎ込める電力の量にほとんど制限はないように見える。中国は非常に速いペースで新しい発電所を追加しており、その差は広がり続けている。

K.Ishi@生成AIの産業応用: 中国の電力供給能力が急激に上昇していて、最初のAGI到達は中国になる可能性が出てきた。 推論スケール則は、「AIの性能はかけられる電力の量に依存する」ことを示す。 今はまだアルゴリズム効率などの影響が大きいが、それが成熟してくると純粋に電力だけが差になる。 そうなると勝つのは中国だ。 https://t.co/640gq9yOhU (引用ツイート: 🇨🇳 China has a ver...

【続報】GPT-5.2公開、性能評価はまたも賛否両論

  • GPT-5シリーズの性能をめぐる議論の続報です。最新のGPT-5.2でも開発者の間で評価が分かれています。
  • 一部のユーザーからは「以前より話が通じない」「度を超えて賢くない」といった性能低下を指摘する声が上がっています。
  • 一方で、大規模なファイルでも文脈を深く理解してタスクを遂行できる点を評価する声もあり、モデルの挙動に変化があった可能性が示唆されています。
erukiti: あれ?gpt-5.2 が度を超えて馬鹿になってない?気のせい? なんかこれまでと同じプロンプトを投げて、これまでとは比較にならないくらい、馬鹿なんだけど、なんで?

erukiti: やっぱりgpt-5.2とけんかしまくるなぁ。なんか Claude 3.7とか4.0時代を彷彿とさせる。明らかに、5.0 よりも話が通じない

Haider.: (翻訳) 私がgpt-5.2 codexを使い続けている理由は、コンテキストをより深く掘り下げ、プロンプトに忠実に従うからです。8万行以上のJSONファイルでテストしていますが、計画を立てる前に私が要求したコンテキストを処理してくれます。これは大きな一歩です。ファイルが大きすぎると言う代わりに

LayerX、新キャリアパスFDEの詳細を公開 CTOへの道筋示す

  • 以前紹介した、顧客の課題解決を支援する新職種「FDE」について、LayerXがエンジニアの新たなキャリアパスとしての詳細を公開しました。
  • 同社におけるFDEは、エンジニアが事業や経営の意思決定に直接関与し、コードで価値創出や仮説検証を実践する職種と定義されています。
  • 経営に貢献できるCTOへの現実的なキャリアパスの一つとしても期待されています。
松本 勇気 (Yuki Matsumoto) | LayerX CTO: FDEは、エンジニアが事業・経営に直接貢献する意思決定を行う場としての面白さがあります。そんなAi WorkforceのFDEのあり方について書きました。 FDEというあり方── エンジニアキャリアと経営・CTOをつなぐ新たな一歩として|Matsumoto Yuki @y_matsuwitter https://t.co/WVByROq01C

福島良典 | LayerX: FDEについてです。チーム設計や報酬設計などかなり根本に切り込んで、新しい職種を作っていきます。興味がある方はぜひ松本か私と面談してみてください! FDEというあり方── エンジニアキャリアと経営・CTOをつなぐ新たな一歩として|Matsumoto Yuki @y_matsuwitter https://t.co/89bLmnboeS

小賀昌法 KOGA Masanori: 事業インパクトの深掘りや、コードによる価値創出・仮説検証、プラットフォーム開発までを実践的に経験できる環境は多くありません。 そうした文脈で、FDE(Forward Deployed Engineer)というあり方とそこで積める経験は、"経営に貢献できるCTO"への現実的なキャリアパスの1つだと思います。 (引用ツイート: FDEは、エンジニアが事業・経営に直接貢献する意思決定を行う場として...

Google、GUIでAIエージェントを開発できる「Agent Designer」を発表【続報】

  • 以前お伝えした、Google CloudのAIエージェント開発基盤「Vertex AI Agent Builder」の続報です。
  • GUI操作でAIエージェントを開発できる新機能「Agent Designer」がプレビュー版として登場しました。
  • 専門知識がなくてもエージェントを構築でき、作成したエージェントはコードとしてエクスポートも可能です。
  • また、Gemini Enterpriseではエージェントのスケジュール実行も可能になるなど、開発・運用の機能強化が進んでいます。
Shohei Okada @ Google Cloud: Google Cloud の Vertex AI に Agent Designer が登場 (Preview 機能) Console から GUI で Agent を作成することができ、それを ADK ベースのコードに Export できる。これを Agent Engine などにホストすれば Gemini Enterprise や独自アプリなどからも呼び出すことができる。 https://t.c...

Kazunori Sato: ADK入門:Vertex AI RAG Engineを用いたAIエージェントの構築チュートリアル https://t.co/K2pdhv1MMU

Shohei Okada @ Google Cloud: Gemini Enterprise でエージェントのスケジュール実行が可能に (Preview) 設定したプロンプトを特定の時刻に渡し、自動で処理を実行することができる。結果はチャット履歴に保存される。ただし現状、他人が関わる処理 (メール送信など) は承認を手動で行うまで待機する仕様。 https://t.co/NXUbflRvs9

Google、次世代TPU製造にSamsung 2nm採用か

  • Googleが次世代TPUの製造において、Samsungの2nmプロセス「SF2P」の採用を検討していると報じられています。
  • 半導体業界ではNVIDIAとTSMCの連携が強固になる一方、他の大手テック企業もサプライチェーンの多様化を模索しています。
  • この動きは、AIチップ開発競争における今後の勢力図に影響を与える可能性があります。
Jukan: (翻訳) 本当です。Google TPUはSamsungのSF2Pを検討しています。 (引用ツイート:速報:$GOOGと$AVGOもSamsungとSF2Pの生産能力について協議中です。)

Jukan: (翻訳) UBS:AVGO / Google COT討論会 決算発表直後のAVGO CEO/CFOとのミーティングに続き、この1週間、AVGOのGoogleとの関係に対するリスク(現実のものと認識されているもの)について質問を受けています。議論の中心は、長期的に移行したいという潜在的な願望です。

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