2025年12月12日 朝のAIニュースまとめ
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OpenAI新モデルGPT-5.2登場、Disney提携でAI活用本格化
OpenAIが新モデルGPT-5.2をサプライズ公開し、主要ベンチマークで競合を上回る性能を示しました。同時にDisneyとの10億ドル規模の提携により、Soraで200以上のキャラクターが利用可能になります。
一方、GoogleもInteractions APIとDeep Research Agentを発表し、OpenAIへの対抗姿勢を鮮明にしています。開発ツール分野ではCursorがビジュアルエディタを搭載し、新たな開発体験を提案しました。
では、本日の主要トピックを順に見ていきましょう。
目次
- 【続報】OpenAI、新モデルGPT-5.2をサプライズ公開
- Disney、OpenAIに10億ドル出資 Soraでキャラクター利用へ【続報】
- Cursor、コードを直接操作できるビジュアルエディタ搭載
- Google、新エージェントAPIとDeep Research Agentを公開【続報】
- Rivian、NVIDIAに代わる自社製AIチップ開発
- TIME誌「今年の人」にAIの設計者らを選出
- Google、タブからWebアプリを生成する新ツール「Disco」発表
- AI受注で高騰したOracle株が急落、収益化に懸念
- Google研究: AIエージェントは多いほど良いわけではない
【続報】OpenAI、新モデルGPT-5.2をサプライズ公開
- 先日リリースが噂されていたOpenAIの新モデル「GPT-5.2」が、API経由でサプライズ公開されました。
- 多くのベンチマークでGemini 3 ProやClaude 4.5 Opusを上回る性能を示し、特に知識集約型のタスクで高いスコアを記録しています。
- 400Kのコンテキスト長やネイティブな画像出力に対応し、価格はGPT-5.1より高価に設定されています。
- Sam Altman氏も「GPT-5.1から大きく進歩した非常にスマートなモデル」とコメントしており、CursorやNotion、Perplexityなどの各種サービスで利用可能です。
Sam Altman: (翻訳) これは非常にスマートなモデルで、GPT-5.1から大きな進歩を遂げました。
Greg Brockman: (翻訳) GPT-5.2 ProはARC-AGIでSOTA(最高水準)を達成し、過去1年間で2桁の効率改善を実現しました。
OpenAI Developers: (翻訳) GPT-5.2の評価
Disney、OpenAIに10億ドル出資 Soraでキャラクター利用へ【続報】
- 以前お伝えしたSoraの著作権保護機能の続報です。DisneyがOpenAIに10億ドルを出資し、映像生成AI「Sora」の初の主要コンテンツライセンスパートナーとなることを発表しました。
- この提携により、SoraやChatGPT Imagesでディズニー、マーベル、ピクサーなど200以上のキャラクターを使ったコンテンツ生成が可能になります。
- 生成された動画の一部はDisney+で公開される予定で、AIとハリウッドのIP活用における画期的な出来事として注目されています。
Evan: (翻訳) ディズニーとOpenAIが提携\n\nディズニー$DISは、OpenAIとの契約を発表し、Soraの初の主要コンテンツライセンスパートナーとなりました。\n\nディズニーはOpenAIに10億ドルの株式投資を行い、追加株式を購入するワラントを受け取ります。
The New York Times: (翻訳) 速報:ディズニーは、ハリウッドと生成AIにとって画期的な出来事として、同社のキャラクターをOpenAIの短編動画プラットフォームであるSoraにライセンス供与します。
TechCrunch: (翻訳) ディズニーがOpenAIと契約、SoraがディズニーキャラクターをフィーチャーしたAIビデオを生成可能に
Cursor、コードを直接操作できるビジュアルエディタ搭載
- AI搭載エディタのCursorが、UI要素をドラッグ&ドロップで直接編集できるビジュアルエディタ機能を発表しました。
- デザインの変更がリアルタイムでコードに反映されるため、デザイナーとエンジニアの間の手渡し作業をなくし、開発プロセスを効率化することが期待されています。
- これにより、デザイナーがより直接的に最終的な製品のコーディングに関与できるようになり、AIを活用した開発の新たな形として注目を集めています。
Lee Robinson: (翻訳) AIを使えばデザイナーは止められません。\n\n彼らはすでに素晴らしいセンスと品質へのこだわりを持っていましたが、今では最終製品の形成により簡単に貢献できるようになりました。\n\nデザインファイルではなく、本物のコードベースで!
Ryo Lu: (翻訳) 私たちはソフトウェアを「デザイン」と「エンジニアリング」に分け、フレームと仕様に閉じ込めてしまいました。\n\nCursorの新しいビジュアルエディタを使えば、アイデアやデザインをコードでライブに試すことができます。\n\nもう引き継ぎは不要です。クリックし、チャットし、実際にリリースするもので細部を微調整するだけです。
てつ / AI: Cursor がドラッグドロップで UI を直接編集できるようになっている\n\n動画 20 秒あたりから
Google、新エージェントAPIとDeep Research Agentを公開【続報】
- Googleが、自律型エージェント構築の基盤となる新技術「Interactions API」を発表しました。これは以前お伝えしたOSS実装などの続報です。
- このAPIを利用した初の組み込みエージェントとして「Gemini Deep Research」も公開され、長期間にわたる複雑な調査タスクを自律的に実行できます。
- 人間による最終試験(HLE)などのベンチマークで最高性能を達成しており、OpenAIのGPT-5.2への対抗馬として注目されています。
Google AI Studio: (翻訳) 自律エージェントを構築するための全く新しい基盤であるInteractions APIをご紹介します:\n\n• ネイティブな状態管理\n• 長時間タスクのバックグラウンド実行\n• モデルとエージェントのための統一されたAPI\n\n最初の組み込みエージェントであるGemini Deep Researchで今すぐお試しください。これは長期間の利用を想定して設計されています。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: GoogleがGemini 3 ProをコアとするGemini Deep Research AgentをAPIでリリース!\n\nGemini Deep Researchは、Humanity’s Last Exam (HLE)のフルセットで46.4%、DeepSearchQAで66.1%、BrowseCompで59.2%という最先端のスコアを達成。
na0: Interactions API×Google ADK を使えば、カスタムツール付き Deep Research を、たった 10 行のソースコードでつくれる https://t.co/EpcEpyQ4M8
Rivian、NVIDIAに代わる自社製AIチップ開発
- 電気自動車メーカーのRivianが、自動運転機能のためにNVIDIA製に代わる独自のAIチップを開発していることを発表しました。
- このカスタムシリコンと新しいLIDAR技術を組み合わせ、2026年初頭にはハンズフリーのポイント・ツー・ポイント走行が可能な「Autonomy+」の提供を目指します。
- 大手テック企業がAIチップを内製化するトレンドにRivianも続く形となり、自動車業界におけるAI開発競争の激化を示しています。
Evan: (翻訳) リビアン $RIVN がAIチップを開発\n\nリビアンのシステムはハンズフリーでのポイント・ツー・ポイント運転が可能に
TechCrunch: (翻訳) Rivian、カスタムシリコン、LIDAR、そしてロボタクシーのヒントで自律性に大きく賭ける
Bloomberg: (翻訳) リビアンは、より広範な自動運転推進の一環として、Nvidiaの技術を自社の人工知能チップに置き換える予定です。
TIME誌「今年の人」にAIの設計者らを選出
- TIME誌が2025年の「今年の人」として、「AIの設計者たち(The Architects of AI)」を選出しました。
- 選ばれたのはElon Musk氏、NVIDIAのJensen Huang氏、MetaのMark Zuckerberg氏、AMDのLisa Su氏、OpenAIのSam Altman氏など、現代のAI革命を牽引する主要人物たちです。
- この選出は、AI技術が社会に与える影響の大きさを象徴しています。
Evan: (翻訳) TIME誌が2025年の「今年の人」を公式に発表しました...「AIの設計者たち」\n\nイーロン・マスク\nジェンスン・フアン\nマーク・ザッカーバーグ\nリサ・スー\nサム・アルトマン\nデミス・ハサビス\nダリオ・アモデイ\nフェイフェイ・リ
TechCrunch: (翻訳) TIME誌、「AIの設計者たち」を今年の人に選出
Google、タブからWebアプリを生成する新ツール「Disco」発表
- Google Labsが、新しい実験的ツール「Disco」を発表しました。
- 最初の機能「GenTabs」は、Geminiモデルを利用して開いているブラウザのタブをリミックスし、カスタムWebアプリケーションを生成します。
- これにより、ユーザーは自分のニーズに合わせたツールを簡単に作成でき、Webの活用方法を広げる新しい試みとして注目されています。
Google Labs: (翻訳) 🚨新しいラボの実験🚨\n\nウェブ上で新しい生成AI機能を発見するための実験的な方法、Discoをご紹介します。最初の機能であるGenTabsは、Gemini 3を使用して開いているタブをリミックスし、ウェブをさらに活用するための完全にカスタムされたアプリを作成します。\n\n詳細を確認して、ウェイティングリストに参加してください→ https://t.co/q0IYimQhyK
TechCrunch: (翻訳) Google、ブラウザタブからウェブアプリを作成するGemini搭載ツール「Disco」を発表
AI受注で高騰したOracle株が急落、収益化に懸念
- 以前、AI関連の大型受注により株価が急騰したOracleですが、決算発表後に株価が急落しました。
- 巨額のAI投資が収益に結びつくかについて投資家の懸念が広がっており、特にAI需要がOpenAIなど一部企業に集中しているリスクが指摘されています。
- この出来事は、AI分野への期待先行の投資に対する市場の警戒感を示唆しています。
Evan: (翻訳) オラクル$ORCLは、市場前取引でNASDAQ先物を下落させています。
Forbes: (翻訳) ラリー・エリクソン、310億ドルを失い、オラクル株の急落で富豪ランキング3位に転落
Bloomberg: (翻訳) オラクルの決算に対する米国株のセンチメントの急激な反転は、AIバブルへの懸念が投資家の心にどれほど根強く残っているかを浮き彫りにしている。
Google研究: AIエージェントは多いほど良いわけではない
- Google DeepMindとMITの研究により、AIエージェントシステムにおいて「エージェントの数が多いほど良い」という通説に疑問が呈されました。
- 金融、コーディング、計画など様々なタスクで180もの構成をテストした結果、必ずしもマルチエージェントシステムが優れた性能を発揮するわけではないことが示されています。
- この研究は、エージェントシステムの設計におけるスケーリングの原則を導き出すことを目的としており、今後のエージェント開発に影響を与えそうです。
elvis: (翻訳) GoogleとMITによる大規模な新研究。\n\n「より多くのエージェントこそが必要なすべて」はAI開発者の合言葉になっています。私たちはマルチエージェントシステムが効果的であることを知っていますが、これは主にヒューリスティクスに基づいています。\n\n今日、複雑なAIシステムを構築するためのデフォルトのアプローチは、依然としてエージェントを追加することです。
Chubby♨️: (翻訳) Google DeepMindと@SRSchmidgallによる非常に興味深い研究:マルチエージェントシステムが常に優れているとは限らない\n\nこの「スケーリングエージェントシステム」に関する研究では、金融、コーディング、計画、Webタスクにおいて、5つのアーキテクチャと3つのLLMファミリーにわたる180の構成をテストし、その結果を示しています。