2025年12月07日 朝のAIニュースまとめ

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人材流出とチップ開発競争が激化

AppleのAIチップ開発責任者が退社を検討との報道が入りました。幹部流出が続く同社の動向が注目されています。

一方、技術面ではPoetiqがGemini 3を超える推論ベンチマーク記録を達成。Essential AIも8Bの小規模モデルでGPT-4o級の性能を実現するなど、効率的なAI開発の可能性が広がっています。

それでは、本日の各ニュースを詳しくご紹介します。

目次

  1. AppleのAI人材流出に続報、チップ開発責任者も退社検討か
  2. Poetiq、推論ベンチでGemini 3超えの新記録【続報】
  3. Essential AI、高性能な8Bオープンモデル「Rnj-1」を公開
  4. MS、AIチップのパートナーをMarvellからBroadcomに変更か【続報】
  5. xAI Grok 4.20、金融取引コンペでGPT-5.1を抑え優勝
  6. DRAM価格高騰、スマホのSDカードスロット復活や次期CPUへの影響も【続報】
  7. GoogleのゲームAI「SIMA 2」、性能が倍増と発表【続報】

AppleのAI人材流出に続報、チップ開発責任者も退社検討か

  • AppleのAI人材流出に関する続報です。今回は、同社のチップ開発責任者であるジョニー・スルージ氏が退社を検討していると報じられました。
  • 同社では幹部やエンジニアの流出が続いており、AI分野での人材獲得競争の激化を象徴する動きと言えます。
Mark Gurman: (翻訳) 速報:Appleのチップ責任者であるジョニー・スルージ氏がティム・クックCEOに対し、同社を退社することを真剣に検討しており、引退するのではなく他社でキャリアを続ける可能性が高いと伝えた。Appleは彼を引き留めるために緊急に動いている。彼は少なくとも今のところは留まっている。

Mark Gurman: (翻訳) もう一つの新しい動きとして、Appleのディスプレイ担当上級幹部であるチェン・チェン氏(Vision Proの光学系やその他のスクリーン技術を担当)が、OpenAIのハードウェア部門に採用された。

Bloomberg: (翻訳) シリコンバレーの安定のモデルであったAppleが、突然、ここ数十年で最大の人事異動に見舞われており、上級幹部と主要なエンジニアの両方が退社している。 続きを読む:https://t.co/ob600fyqzd 📷️: Brooks Kraft/Apple https://t.co/cfq2ZBePlJ

Poetiq、推論ベンチでGemini 3超えの新記録【続報】

  • 先日お伝えした、GoogleのGemini 3 Deep Thinkが抽象的推論能力を測る「ARC-AGI-2」ベンチマークで新記録を達成したニュースの続報です。
  • Poetiqが開発したシステムが同ベンチマークで54%のスコアを達成し、Gemini 3の記録を更新。計算コストは半分以下に抑えられたと報告されています。
  • この成果は、小規模なチームでも大規模モデルに匹敵する成果を出せる可能性を示唆しています。
Chubby♨️: (翻訳) 新しいARC-AGI-2の記録、「Poetiq」で54.4% - 54%の精度 – 50%の壁を初めて突破! - 問題あたり30.57ドル – 以前の最高記録の半額以下! ARC AGI 2は2026年には比較的早く飽和状態になると考えられますよね?それともどう思いますか?

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) PoetiqシステムはARC-AGI-2ベンチマークで54%のスコアを達成し、Gemini 3 Deep Thinkを2倍以上低い計算コストで上回りました。Poetiq (Mix) は、Gemini 3とGPT-5.1モデルを活用した複合自己学習システムです。SVGテストをやってみたいです👀

Haider.: (翻訳) すごい… Poetiqがarc-agi-2の新記録を樹立:問題あたりわずか30.57ドルで54%の精度。gemini 3 deepthinkよりも約47ドル安く、コストは約半分で、その方法をオープンソース化した。小さな会社がこのようにgoogleを打ち負かすとは予想していなかった。

Essential AI、高性能な8Bオープンモデル「Rnj-1」を公開

  • スタートアップのEssential AIが、80億パラメータのオープンソースモデル「Rnj-1」を公開しました。小規模ながら、ソフトウェア開発ベンチマークのSWE-benchでGPT-4oに匹敵するスコアを記録するなど、非常に高い性能を示しています。小規模で高性能なオープンモデルの登場として注目されています。
Chubby♨️: (翻訳) Rnj-1は、8Bでフロンティアレベルの品質を誇る初の真にオープンなモデルであり、完全に透明性を保ちながらSWE-benchでGPT-4oレベルのスコアを達成したため、大きな意味を持ちます。小さなモデルがこれほど速く改善されるのを見るのは本当に嬉しいです。

MS、AIチップのパートナーをMarvellからBroadcomに変更か【続報】

  • 以前報じたMicrosoftのAIチップ開発に関する続報です。パートナーをMarvellからBroadcomに変更することを協議中だと報じられました。
  • BroadcomはGoogleのTPU開発に関わったほか、OpenAIやMetaとも取引があり、AIチップ設計における豊富な実績があります。
  • この動きは、大手テック企業によるAIチップの内製化とサプライヤー多様化の流れを象徴しています。
パウロ: 言った通りでしょう。 The Information MicrosoftはAI ASICのパートナーシップをMarvellからBroadcomに変更することを協議中

Rohan Paul: (翻訳) 🔌 Microsoftは、Marvellが担当していたカスタムAzure AIチップの設計作業をBroadcomが引き継ぐ方向で協議中です。その論理的根拠は、サプライヤーの多様化と、ハードウェアとソフトウェアの連携設計の強化です。BroadcomのハイパースケールカスタムASIC部門は、OpenAIとのパートナーシップと並行して拡大しています。

xAI Grok 4.20、金融取引コンペでGPT-5.1を抑え優勝

  • 以前「ミステリーモデル」としてテスト中と報じられたxAIの次期モデル「Grok 4.20」に関する続報です。
  • 金融取引のコンペティション「Alpha Arena」で、GPT-5.1やGemini 3を抑えて優勝したことが報告されました。
Tech Dev Notes: (翻訳) ハイステークス、ハイバリュー、ハイIQが最も重要視されるトレーディングコンペティション、Alpha Arenaで... xAIのGrok 4.20ミステリーモデルが圧勝しました。私たちは勝ち続けることができません。

Lisan al Gaib: (翻訳) アルファアリーナは本当に役に立たない。短期的なノイズに過ぎない。

Tech Dev Notes: (翻訳) - テスラはGrokを使用 - ニューラリンクはGrokを使用 - XはGrokを使用 - スペースXはxAIに投資 Grokはどこにでもある

DRAM価格高騰、スマホのSDカードスロット復活や次期CPUへの影響も【続報】

  • AIサーバー向けHBM需要増を背景としたDRAM価格の高騰が続いています。
  • この影響で、スマートフォンにSDカードスロットが復活する可能性が報じられています。
  • Intelの次期CPU「Panther Lake」の普及にも影響を与える可能性が指摘されるなど、消費者向け製品への影響が拡大しています。
パウロ: ずっと前からこうやってポストしてたのに、当時は余るという意見が支配的でしたね

ざぶろう: メモリが高騰していると聞いて、今使っている 192GB (48GBx4) を今買うといくらになるのか調べてみたら40万するらしくて草。買ったときは 8 万円だったので得した気分

Jukan: (翻訳) これは面白い(笑)。どうやらスマートフォンメーカーは、メモリ価格の急騰により、SDカードスロットを復活させることを検討しているようです。

GoogleのゲームAI「SIMA 2」、性能が倍増と発表【続報】

  • Googleの汎用AIエージェント「SIMA 2」に関する続報です。
  • 前モデルのSIMA 1から成功率を倍増させ、熟練した人間のプレイヤーに近いスキルを達成したと発表されました。
  • SIMA 2は特定のゲームに特化せず、多様な3D環境で人間のようにタスクをこなす能力が特徴です。
Rohan Paul: (翻訳) SIMA 2の論文が@GoogleDeepMindから発表されました。多くの3Dワールド内で動き、話し、学習するゲームプレイAIです。多様なタスクにおいて、SIMA 1の成功率を約2倍にし、熟練した人間のプレイヤーに匹敵します。SIMA 2は、ゲームビデオを見る具現化されたエージェントです。

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