2025年11月25日 夜のAIニュースまとめ
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MetaがGoogle TPU採用を検討、AIチップ市場に波紋
MetaがGoogleのAIチップ「TPU」採用を協議中との報道が話題を集めています。数十億ドル規模の取引となる可能性があり、NVIDIA中心のAIチップ市場に変化をもたらすかもしれません。
また、11月は各社から新モデルが続々とリリースされ、OpenAIとJony Ive氏のAIデバイスはプロトタイプが完成しました。
それでは、本日の主要トピックを順に確認していきましょう。
目次
- MetaがGoogle製AIチップTPUの採用を協議か
- 11月のAI開発競争: GPT-5.1、Gemini 3など新モデル続々
- OpenAI、Jony Ive氏とのAIデバイス試作品が完成
- Google、インドでのAI支援や「AI Futures Fund」募集開始
- MicrosoftがPC操作に特化した7Bの小型モデルを公開
- SB Intuitionsが日本語に強い3Bの視覚言語モデルを公開
MetaがGoogle製AIチップTPUの採用を協議か
- MetaがデータセンターでGoogleのAIチップ「TPU」の採用を協議していると報じられました。実現すれば数十億ドル規模の取引になる可能性があり、NVIDIAの牙城であるAIチップ市場に大きな影響を与える可能性があります。
- このニュースは、AIインフラにおけるGoogleの競争力を示すものとして注目されており、報道を受けてGoogleの株価は時間外取引で上昇し、NVIDIAの株価は下落しました。
- MetaはPyTorchフレームワークとの連携など技術的な課題を乗り越える必要がありますが、TPUを補完的に採用することで、AI開発の選択肢を広げる狙いがあると見られています。
Evan: (翻訳) The Informationによると、Meta Platforms $METAはデータセンターでGoogle $GOOGLのTPUを使用することを検討していると報じられています。
The Information: (翻訳) 独占記事:GoogleはMetaや他のクラウド顧客と、データセンターでGoogleのAIチップを使用させることについて協議しており、Nvidiaとの競争を激化させている。 続きを読む @Amir, @ErinKWoo, @anissagardizy8 👇
パウロ: Meta GoogleのTPU採用を検討中 ほら、みんなGoogle + Broadcom のTPUに集まってくる
11月のAI開発競争: GPT-5.1、Gemini 3など新モデル続々
- 11月は主要なAI企業から新モデルの発表が相次ぎ、開発競争がさらに激化しました。
- OpenAIの「GPT-5.1」を皮切りに、xAIの「Grok 4.1」、Googleの「Gemini 3」、Anthropicの「Claude Opus 4.5」などが立て続けにリリースされています。
- 各社が性能とコストでしのぎを削る状況は、特定の企業が市場を独占することを難しくしており、ユーザーにとっては選択肢が広がる状況が続いています。
Haider.: (翻訳) それは速いサイクルでした:11月12日 — gpt-5.1、11月17日 — grok 4.1、11月18日 — gemini 3、11月24日 — opus 4.5。11月は基本的に、AIの世界がこれまでに経験した中で最も速いアップグレードサイクルの1つになりました。
Miles Brundage: (翻訳) どのAI企業もすぐには大きなリードを奪うことはない、という点はいくら強調してもしすぎることはない。
Miles Brundage: (翻訳) 先週、「Googleが今や明らかにリードしている」という見解を書くのに多くの時間を費やした人々に哀悼の意を表します。
OpenAI、Jony Ive氏とのAIデバイス試作品が完成
- 元Appleのデザイナー、Jony Ive氏とOpenAIが共同開発中のAIデバイスに関する続報です。
- OpenAIのSam Altman CEOが、このデバイスのプロトタイプが完成したと明かしました。
- 2年以内の発表を計画しており、iPhoneよりも「平和で穏やか」なデバイスを目指しているとのことです。
Evan: (翻訳) CNBCによると、OpenAIのCEOであるサム・アルトマンは最近、AIスタートアップがハードウェアデバイスの最初のプロトタイプをようやく完成させ、2年以内にデバイスを発表する計画であると述べた。
TechCrunch: (翻訳) アルトマン氏、OpenAIの次期AIデバイスはiPhoneよりも平和で穏やかだと説明
Google、インドでのAI支援や「AI Futures Fund」募集開始
- ベンチャーキャピタルAccelと提携し、インドの有望なAIスタートアップを発掘・支援するプログラムを開始しました。
- 以前お伝えした、スタートアップ支援プログラム「Google AI Futures Fund」の募集が開始されました。Google DeepMindのモデルへのアクセスや専門家によるサポートが提供されます。
- あわせて、Google DeepMindのチーフサイエンティストJeff Dean氏による、AIのトレンドに関する講演も公開されています。
Jeff Dean: (翻訳) Google AI Futures FundとAccel Atomsが、次のイノベーションの波を後押ししています。📷 Google DeepMindの最先端モデル(Gemini、Imagen、Veo)への早期アクセス、資金、専門家によるサポート、Cloudクレジットをご利用いただけます。現在、申し込み受付中です。今すぐご応募ください。📷
TechCrunch: (翻訳) GoogleがAccelと提携し、インドの次なるAIブレイクスルー企業を探す
Logan Kilpatrick: (翻訳) @koraykv(Google DeepMind CTO兼GoogleチーフAIアーキテクト)との対談。AGIの構築へのアプローチ、Gemini 3のローンチ、Nano Banana Pro、そして急速なAIの進歩の1年について。
MicrosoftがPC操作に特化した7Bの小型モデルを公開
- Microsoftが、コンピュータの操作(Computer Use)タスクに特化した70億パラメータの小型モデルを公開しました。
- このモデルはQwen2.5-vlをベースにしており、商用利用が可能なMITライセンスで提供されます。
- Microsoftは自社でPhiシリーズのVisionモデルも開発していますが、今回はQwenベースのモデルを公開した点が注目されます。
はち: MicrosoftからComputer Use用の7Bモデルが公開 商用可能なMITライセンスで、Qwen2.5-vlをベース。Microsoft もPhiのvisionモデルとか作ってたのにQwenベースなのか。 https://t.co/8xwqaIJWLB
SB Intuitionsが日本語に強い3Bの視覚言語モデルを公開
- ソフトバンク傘下のSB Intuitionsが、30億パラメータの視覚言語モデル(VLM)「Sarashina2.2-Vision-3B」を公開しました。
- 日本の文化や地理、文書に強く、コンパクトなサイズながら、同規模のモデルや一部の大規模モデルを上回る日本語ベンチマークスコアを達成したと報告されています。
- 国内企業による日本語に特化したモデル開発の活発化が期待されます。
toshi_456: 新しいVLMとVLMの開発に関するテックブログを公開しました!
Odashi: HeronBenchみたいなニッチなタスク以外はやはり英語向けの最強モデル作るのが最適解なんじゃ… https://t.co/QfuNqYuaiV