2025年11月24日 夜のAIニュースまとめ

(ほぼ)毎日AIニュースが届きます。ぜひご登録ください。

(ほぼ)毎日AIニュースが届きます
ぜひご登録ください

Gemini 3の推論能力とストレージ供給の課題

GoogleのGemini 3が人間を超える論理推論能力を獲得した一方で、AI需要によるインフラ課題も深刻化しています。

HDDは2026年に200EB不足すると予測され、TSMC供給不足への対応も急務に。一方でChatGPTのパーソナルショッパー機能やNano Banana Proの実用例など、AIの応用領域は着実に広がっています。

では、各トピックの詳細を見ていきましょう。

目次

  1. Gemini 3の詳細判明、論理推論能力やエコ連携が鍵
  2. TSMCの供給不足を受け、Intelの代替技術に注目集まる【半導体続報】
  3. HDD、2026年に200EB不足との予測【続報】
  4. Nano Banana Pro、Karpathy氏のデモを機に実用例広がる
  5. xAIのGrok Code、XのUIに新アイコンが登場【続報】
  6. ChatGPT、パーソナルショッパー機能を開発中か
  7. Sakana AIの次世代アーキテクチャ、NeurIPS 2025で発表
  8. KaggleコンペatmaCup#21が開幕、Elith社とのコラボに注目

Gemini 3の詳細判明、論理推論能力やエコ連携が鍵

  • Googleの次世代モデル「Gemini 3」に関する続報です。
  • 人間を超える論理的推論能力を持つ一方で、3D空間の理解には課題が残ることが指摘されています。
  • 性能向上は事前学習の改善によるもので、モデルのスケールアップだけが性能向上の道ではないことを示唆しています。
  • Googleエコシステムとの深い連携が、今後のAI競争の鍵を握ると見られています。
Bindu Reddy: (翻訳) LLMは今日、すでに超人的な論理的推論能力を備えています。次のフロンティアは空間理解です。LLMはまだ3次元空間での理解と推論に苦労しています。Gemini 3.0はこのカテゴリーをリードしていますが、改善の余地はたくさんあります…。

The Information: (翻訳) 共同リーダーのOriol Vinyals氏によると、Gemini 3が前モデルのGemini 2.5から飛躍的に向上したのは、事前学習の改善だけによるものだという。これは、事前学習の規模拡大による利益が減少するという最近の説に反するものです。詳しくはこちら: https://t.co/jpnfaDsMse

Haider.: (翻訳) Gemini 3は間違いなく基準を引き上げました。マルチモーダルな推論だけでなく、Googleエコシステムとの連携の深さにおいてもです。この種の組み込みワークフロー自動化がアプリ全体で標準になれば、来年のAI競争は「モデル対モデル」から「エコシステム対エコシステム」へとシフトするでしょう。

TSMCの供給不足を受け、Intelの代替技術に注目集まる【半導体続報】

  • AI半導体を支えるTSMCの先端パッケージング技術「CoWoS」の供給不足が続く中、新たな動きが報じられました。
  • MarvellとMediaTekが、Intelの代替技術「EMIB」の採用を検討していると噂されています。
  • また、Nvidiaはメモリの複雑化に対応するため、データ配置を半自動化する「CuTe Layouts」といった新技術で先行しており、ハードウェアとソフトウェア両面での進化が加速しています。
Jukan: (翻訳) 噂:MarvellとMediaTekがIntelのEMIBパッケージングを検討中 – Digitimes $INTC

パウロ: Nvidiaきちんとメモリの複雑化とデータ配置の煩雑さの課題に先行的に取り組んでいるのは良いね 異なる演算機を異なるメモリでプログラマーがアドレス叩いて管理するのは現実的に不可能なため、抽象化して配置は半自動ぐらいにしないと機能しない

パウロ: TSMCとOSATで2026年末にCoWoS生産能力が13万/月越えですね。これでも足りない。 高度なパッケージングは​​、台湾のブロックチェーン業界にとっての転換点となります。 https://t.co/fhxixmWEeS

HDD、2026年に200EB不足との予測【続報】

  • AI需要を背景としたストレージの供給不足が続いていますが、GFHKの新たなレポートによると、2026年にはHDDが約200EB(エクサバイト)不足すると予測されています。
  • この供給不足を補う形でeSSD(エンタープライズSSD)の需要が急増しており、2026年の生産能力はすでに予約で埋まり、2027年に向けた長期契約の交渉が進んでいると報じられています。
Jukan: (翻訳) GFHKのレポートより… 「当社のサプライチェーン調査によると、HDDは2026年に約200EBの供給不足に陥る可能性が高く、eSSDはこの不足から恩恵を受けています。2026年のeSSD生産能力はすでに完全に予約されており、2027年に向けての交渉が進んでいると考えています。」

パウロ: GFHKのレポート HDDは2026年に200EB足りない 2026年のeSSD生産能力はすでに完全に予約済みであり、2027年の長期契約が進行中であると見ています。

パウロ: ハードディスクの枯渇は凄まじいな Seagate単体で供給できる能力が600EB弱なのに、200EB足りないとは QLC NAND SSDがどこまで埋めることが出来るか

Nano Banana Pro、Karpathy氏のデモを機に実用例広がる

  • Googleの画像生成AI「Nano Banana Pro」の続報です。
  • Andrej Karpathy氏が、個人のワークアウトプランとリマインド用ポスターを生成するデモを公開し、その実用性を示しました。
  • このデモを受け、コミュニティではゲームのアセットやLINEスタンプ作成など、クリエイティブな活用事例が次々と生まれています。
  • 単なる画像生成に留まらない、多様な応用可能性が探求されています。
Andrej Karpathy: (翻訳) パーソナライズされた週間ワークアウトプランの作成を依頼し、毎日どのエクササイズをするか思い出せるように壁に貼るポスターも作成してもらいました。火曜日は「テストステロンを多めに」と頼んだので、よりハードに見えます :D。(すみません、これ以上nano banana proの投稿はしません)

Itomaru: レトロ2Dアセットはこれでいいね 🧙‍♀️

カレーちゃん: Nano Banana ProでLINEスタンプを一瞬で作る。 驚き屋、Kaggle, YouTuberのパターン https://t.co/DwzmE4mGCd

xAIのGrok Code、XのUIに新アイコンが登場【続報】

  • 以前からお伝えしているxAIのコーディング特化モデル「Grok Code」に関する続報です。
  • Xのナビゲーションバーに、Grok Codeのものと思われる新しいアイコンが追加されたことが報告されました。
  • ウェブから直接タスクを実行できる仮想環境の準備も進められていると見られており、近々のリリースが期待されています。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Grok Codeが近づいています👀 新しいアイコンがナビゲーションバーに追加されました。

Tech Dev Notes: (翻訳) 頼むから何かしてくれ @xAI この週末は何も出荷されなかった…

ChatGPT、パーソナルショッパー機能を開発中か

  • ChatGPTのショッピング関連機能に新たな動きです。Androidアプリのベータ版から「パーソナルショッパー」機能に関する記述が発見されました。
  • この機能は、商品の発見やアイデアの提供、高額商品のリサーチ、お得な情報の検索などをAIが支援するものと見られています。
  • 過去に報じられた検索結果へのショッピング機能追加や決済機能の計画に続き、AIが個人の買い物を支援するエージェントへと進化する可能性を示しています。
Tibor Blaho: (翻訳) ChatGPT Androidアプリのバージョン1.2025.322ベータ版に、新しい「パーソナルショッパー」(ショッピングエージェント)に関する記述があります。「商品の発見、アイデアの入手、またはパーソナルショッパーを使って高額な買い物を調査し、お得な情報を見つけるお手伝いができます。」

Sakana AIの次世代アーキテクチャ、NeurIPS 2025で発表

  • Transformerの共著者らが設立したSakana AIが5月に発表した、次世代アーキテクチャ「Continuous Thought Machines」に関する続報です。
  • この研究が、トップカンファレンスであるNeurIPS 2025のスポットライト論文として発表されました。
  • 現在のLLMの基礎となっているTransformerからの脱却を目指すものであり、今後のAIアーキテクチャの進化を示す重要な研究として期待されています。
Rohan Paul: (翻訳) GoogleでTransformerを発明した8人のうちの1人であるLlion Jones氏が共同設立したSakana AI Labsは、今こそTransformerを超える時だと主張しています。彼らのNeurIPS 2025スポットライト論文「Continuous Thought Machines」は、次の一歩の可能性を概説しています。

KaggleコンペatmaCup#21が開幕、Elith社とのコラボに注目

  • データ分析コンペティションプラットフォームatmaCupにて、Elith株式会社とのコラボコンペ「#21 atmaCup」が開催され、多くのKaggle参加者が参加を表明しています。
  • タスク自体はシンプルながら、スコアを伸ばすのが難しいとの声もあり、参加者たちの間では活発な議論が交わされているようです。
  • Kaggleコミュニティにとって注目のイベントとなっています。
すぐーさん: #21 atmaCup in collaboration with Elith に参加を申し込みました! https://t.co/Lkc9GsJ7f7 #atmaCup

ころんびあ: #21 atmaCup in collaboration with Elith に参加を申し込みました! https://t.co/a9Yz4qgWN3 #atmaCup

ktr: #21 atmaCup in collaboration with Elith に参加を申し込みました! https://t.co/OJxkNfdBMM #atmaCup

Subscribe to ML_Bear Times

(ほぼ)毎日AIニュースが届きます。ぜひご登録ください。
(ほぼ)毎日AIニュースが届きます
ぜひご登録ください