2025年11月23日 朝のAIニュースまとめ
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Google画像AI首位獲得、米中チップ輸出規制に動き
Googleの画像生成AI「Nano Banana Pro」がリーダーボードで1位を獲得し、実写レベルの生成能力が注目を集めています。
一方、米政府がNVIDIA H200の対中輸出許可を検討中との報道があり、実現すれば大きな方針転換となります。OpenAIはFoxconnとの提携を正式発表し、製造業への応用が期待されています。
それでは、本日の主要トピックを順に確認していきましょう。
目次
- Google画像AI「Nano Banana Pro」、リーダーボードで1位獲得
- 【続報】米政府、NVIDIA H200の対中輸出許可を検討か
- OpenAI、Foxconnとの提携を正式発表
- Karpathy氏、低品質AI生成物「slop」の定義を問いかける
- 【続報】Waymo、カリフォルニア州のサービス提供地域を拡大
- AI開発ツール動向: Cursor 2.1リリース、Claude UI改善など
Google画像AI「Nano Banana Pro」、リーダーボードで1位獲得
- Googleの画像生成AI「Nano Banana Pro」の続報です。
- GoogleのJeff Dean氏より、Text-to-ImageおよびImage Editのリーダーボードで1位を獲得したことが発表されました。
- 論文の図解や複雑なポンチ絵、実写と見紛うほどの画像を生成できる能力が改めて注目されています。
- このモデルはNotebookLMのスライド生成機能にも活用されています。
Jeff Dean: (翻訳) 我々の新しいNano Banana Proモデルが、@arenaのText-to-ImageリーダーボードとImage Editingリーダーボードの両方で1位になったことを嬉しく思います。どちらのケースでも、我々自身のNano Bananaモデルを追い抜いています。この素晴らしい画像に取り組んだGeminiチームの全部門におめでとうございます。
Hidehisa Arai: 勉強会用のスライド作成をnano banana proにやらせてみているけど、論文→スライドの変換が一発でできそう
Jun Naito / 内藤 純: Nano Banana Proでデータ職種を一枚で作ってくれでポン出ししたけどそれっぽくなるな ChatGPTに比べて文字が崩れないしちゃんと製品アイコンも出ている いやはやこれが自動でシュッと出せる時代になったとは驚き https://t.co/sHdX47D8aw
【続報】米政府、NVIDIA H200の対中輸出許可を検討か
- NVIDIA製AIチップの対中輸出規制に関する続報です。米政府が、高性能AIチップ「H200」の中国への輸出許可について初期段階の議論を行っていると報じられました。
- これまでの規制では性能を抑えたチップのみが許可されていましたが、今回の動きは大きな方針転換となる可能性があります。
- 実現すれば中国のAI開発を大きく後押しすると見られており、感謝祭明けの動向が注目されています。
パウロ: おおっ この流れ良いですね トランプチーム、 NvidiaのH200チップを中国に売ることを検討 これは非常に良いですね Blackwellが出た今はこれで問題ない
Anton Leicht: (翻訳) もし政権がH200の輸出を決定した場合、それを読み解き、関与する方法の一つは、三角測量の結果として見ることです。つまり、(a) 中国が拒否できないほど十分に優れており、(b) 中国の垂直統合を破壊するのに十分に役立ち、しかし (c) 中国を不必要に追い詰めない程度に性能が低いチップは何か、ということです。
Rohan Paul: (翻訳) 🌏 NvidiaのH200が間もなく中国への輸出が許可される可能性があり、これにより中国のAIプレイヤーは計算能力を大幅に向上させるでしょう。以前の中国専用チップH20は、意図的に性能を落とした部品であったため、中国のバイヤーは性能が低いために見送ることに抵抗がありませんでした。
OpenAI、Foxconnとの提携を正式発表
- 以前報じられたFoxconnとの提携計画の続報です。OpenAIが、Apple製品の製造で知られるFoxconnとの提携を正式に発表しました。
- 提携の具体的な内容はまだ不明ですが、AI技術の製造業への応用が期待されます。
- また、OpenAIは中小企業経営者向けにAIツール構築を支援するイベント「AI Jam」も開催しており、AIの社会実装に向けた取り組みを加速させています。
Greg Brockman: (翻訳) OpenAI 🤝 Foxconn: https://t.co/DyXnBDBRFi
Greg Brockman: (翻訳) 最新のAI Jam:会計事務所や法律事務所などの専門サービスから、レストラン、ケータリング、フードトラック、衣料品店やコンビニエンスストアなどの小売店、クリエイティブまで、1,000人の中小企業経営者がそれぞれのニーズに合わせたAIツールを構築するための1日メンタリング。
Karpathy氏、低品質AI生成物「slop」の定義を問いかける
- AI研究者のAndrej Karpathy氏が、質の低いAI生成物を指す俗語「slop」の定量的な定義について問いかけ、大きな反響を呼んでいます。
- 多くの開発者が直感的にその品質を判断しているものの、明確な定義は存在しないのが現状です。
- この問いかけは、AIの品質評価の難しさと、その基準を設けることの重要性を改めて浮き彫りにしました。
Andrej Karpathy: (翻訳) 「slop」の良い定義に出会った人はいますか?定量的で測定可能な意味で。私の脳には直感的な「slop指数」があり、ほぼ確実に推定できますが、それをどう定義すればいいかわかりません。LLMのミニシリーズや思考トークンバジェットを使った悪いアイデアはいくつかあります。
K.Ishi@生成AIの産業応用: AIの学習方法に関するよくある誤解に、OpenAI研究者が答える:「生成AIについて私がよく耳にする最大の誤解は、"インターネットの平均"を出力するように訓練されているため、必然的に質の低いコンテンツを出力するというものです。しかし、これは単純に間違っています。AIは分布全体をモデル化するよう
Kol Tregaskes: (翻訳) ノーム・ブラウンは、生成AIがインターネットの平均として質の低いものを生成するという見解に反論し、AIは分布全体をモデル化し、強化学習を用いて人間レベルを超えることを明らかにしました。これは、AlphaGoの37手目やGPT-5の科学的補助によって証明されています。
【続報】Waymo、カリフォルニア州のサービス提供地域を拡大
- 以前お伝えしたサンフランシスコ・ベイエリアでのサービスに続き、Waymoがカリフォルニア州での提供地域をさらに拡大する認可を取得しました。
- これにより、ロサンゼルスの一部地域でもサービス展開が可能になります。
- 2026年半ばにはサンディエゴでのサービス開始も予定されており、自動運転技術の社会実装が着実に進んでいます。
TechCrunch: (翻訳) Waymoがベイエリアおよび南カリフォルニア全域への拡大に関する規制当局の承認を取得
Tanishq Mathew Abraham, Ph.D.: (翻訳) うおおおお、Waymoが私の地元に来る!あとはサクラメントからサンフランシスコまでWaymoで行けるか確認できれば、文字通り完璧だ!!
ぐちやま: サンフランシスコ出張から帰ってきた! Waymoが思ったよりすごかった
AI開発ツール動向: Cursor 2.1リリース、Claude UI改善など
- AI開発エディタ「Cursor」が、対話的なUIなどを追加したバージョン2.1をリリースしました。
- AnthropicのClaude Webアプリでは、会話の圧縮状況を示す通知などのUI改善が行われています。
- LLMと外部ツールを連携させるプロトコル「MCP」に関する書籍の第2版が発売されるなど、開発者向けのツールや情報もアップデートが続いています。
Ryo Lu: (翻訳) 質問を返してくれるエージェント、効率化されたコードレビュー、高速なgrep、そして数々の洗練された機能 – Cursor 2.1だけの機能です。
Tibor Blaho: (翻訳) 新しいClaudeウェブアプリの変更点 - 「圧縮ステータス」に関する新しい通知(「会話を圧縮してチャットを続けられるようにしています。これには約1〜2分かかります。」) - モデルセレクターのドロップダウンに新しい実験「blue velvet」を含む新しい「crimson lighthouse marble nux」バナーアナウンス
からあげ: 「PythonではじめるMCP開発入門」第2版が届きました! 引き続きよろしくお願いいたします! https://t.co/cHujVeYBve