2025年11月14日 朝のAIニュースまとめ
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OpenAI GPT-5.1 APIリリースとCursor大型調達
OpenAIがGPT-5.1のAPIを正式リリースし、コーディング特化版も同時公開されました。API価格は据え置きながら実用性が向上しています。
一方、AIコーディングツールCursorは評価額4.5兆円で3500億円を調達。NvidiaやGoogleも参加する大型ラウンドとなりました。
その他、中国の国家支援型AIハッキングの発覚や、Google NotebookLMの新機能など、セキュリティから開発ツールまで幅広い動きがありました。
では、各ニュースの詳細をご覧ください。
目次
- OpenAI、GPT-5.1のAPIを正式リリース【続報】
- Cursor、評価額4.5兆円で3500億円調達【続報】
- Gemini 3 Pro先行実装の噂、モデル切替ルーターの存在が浮上
- 中国の国家支援型AIハッキングキャンペーンが発覚
- Kaggle、新コンペ「Vesuvius Challenge」を開始
- Kaggle発の大規模言語モデル入門書、出版され話題に
- Google NotebookLMに「Deep Research」機能が追加
- Qwen DeepResearch、アドバンスモードとファイルアップロード機能追加【続報】
- Google ColabがVS Codeに正式統合、開発環境が向上
- Baidu最新モデルErnie 5.0、ツール使用に課題との指摘【続報】
OpenAI、GPT-5.1のAPIを正式リリース【続報】
- 先日発表されたOpenAIの最新モデル「GPT-5.1」の続報です。
- APIでの正式提供が開始され、同時にコーディングに特化した「gpt-5.1-codex」と「gpt-5.1-codex-mini」も公開されました。
- ソフトウェア開発能力を測るSWE-benchでスコアが向上するなど、特にコーディング性能の向上が報告されています。
- API価格はGPT-5から据え置きで、プロンプトのキャッシュ保持時間が最大24時間に延長されるなど、開発者向けの実用的な改善も含まれています。
Sam Altman: (翻訳) GPT-5.1がAPIで利用可能になりました。価格はGPT-5と同じです。 また、長時間のコーディングタスクに特化したgpt-5.1-codexとgpt-5.1-codex-miniもAPIでリリースします。 プロンプトのキャッシュが最大24時間持続するようになりました! ブログ記事で評価を更新しました。
leo 🐾: (翻訳) GPT-5.1のベンチマークが公開されました。 SWE-bench VerifiedとGPQA Diamondで大きな改善が見られ、AIME25とTau2ではわずかに後退しました。
Haider.: (翻訳) GPT-5.1がAPIとCodexで利用可能になりました。 ベンチマークスコア: > SWE-bench Verified: GPT-5.1 = 76.3 % vs GPT-5 = 72.8 % > GPQA Diamond (ツールなし): GPT-5.1 = 88.1 % vs GPT-5 = 85.7 % > MMMU = 85.4 % vs GPT-5 = 84.2 % 新...
Cursor、評価額4.5兆円で3500億円調達【続報】
- AIコーディング支援ツール「Cursor」の資金調達に関する続報です。シリーズDラウンドで23億ドル(約3500億円)を調達したことが報じられました。
- 評価額は約293億ドル(約4.5兆円)に達し、このラウンドにはNvidiaやGoogleも新たに参加しています。
- 年間経常収益(ARR)は10億ドルを超え、AI開発者ツール市場の急成長を象徴する大型調達となりました。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨:Cursorが今年3回目の資金調達ラウンドで23億ドルを調達しました! Cursorは現在、世界のどのAI SWEエージェントよりも多くのコードを生成しています。
石川陽太 Yota Ishikawa: Cursorが評価額約4.5兆円で3500億円調達...!NvidiaとGoogleも投資ラウンドに新規で参加。
まつにぃ: CursorがシリーズD資金調達で23億ドルを調達。 これがあの人数で繰り出されるんだからすごい。 AIの可能性を示してくれてる。
Gemini 3 Pro先行実装の噂、モデル切替ルーターの存在が浮上
- Gemini 3 Proがモバイル版Canvasで先行実装されているという噂の続報です。
- Web版とのSVG生成品質の差が指摘される中、新たにユーザーのプロンプトに応じて「Gemini 3 Flash」と「Gemini 3 Pro」を切り替えるルーターが背後で動作している可能性が浮上しています。
- 多くのユーザーが比較画像を投稿しており、噂の信憑性が高まっています。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨:コミュニティからの多くの報告によると、Gemini 3がGeminiモバイルアプリのCanvasモードを通じて脱出しようとしています。 ユーザーは、ウェブとアプリで生成されたSVG画像の出力に大きな違いがあることを発見しました。 クラーケンを解き放て🤖
Chubby♨️: (翻訳) Gemini 3.0 ProがCanvasのモバイル向けに秘密裏に展開されているようです。
leo 🐾: (翻訳) Canvasが現在、プロンプトを3 Flashまたは3 Proのいずれかにディスパッチするルーターによって動作しているという、かなり有力な証拠を舞台裏で見てきました。 だから、これは突飛な意見ではありません!
中国の国家支援型AIハッキングキャンペーンが発覚
- 中国の国家が支援する脅威アクターによる、高度なAI主導のスパイキャンペーンが発覚し、無力化されたと報告されています。
- この攻撃は、大手テクノロジー企業、金融機関、化学製造会社、政府機関などを標的としていました。
- AIエージェントが悪用され、自律的に組織に侵入する手口が用いられたとみられ、AIの安全性やセキュリティに関する懸念が改めて浮き彫りになっています。
Pliny the Liberator 🐉󠅫󠄼󠄿󠅆󠄵󠄐󠅀󠄼󠄹󠄾󠅉󠅭: 👀
Miles Brundage: (翻訳) おやおや、時間を見てください。
Chubby♨️: (翻訳) AI戦争は始まった – そして予想より早く。 2025年9月中旬、Anthropicは、中国の国家支援を受けた攻撃者が、同社のAIエージェントプラットフォーム(Claude Code)を使用して、テクノロジー企業、銀行、化学薬品会社など約30の大規模組織に自律的に侵入したことを発見しました。
Kaggle、新コンペ「Vesuvius Challenge」を開始
- Kaggleで新たなコンペティション「Vesuvius Challenge - Surface Detection」が開始されました。
- このコンペは、過去に噴火で炭化した巻物を解読するプロジェクト「Vesuvius Challenge」の一環で、今回はCTスキャンデータから巻物の表面をセグメンテーションするモデルを構築することが目標です。
- 賞金総額は10万ドルで、締め切りは2026年2月と長期にわたる開催となります。コミュニティでは、前回のコンペの続編として注目が集まっています。
Kaggle: (翻訳) 📣 コンペティション開始アラート! @scrollprize 主催の Vesuvius Challenge - Surface Detection 🎯 CTスキャンから巻物の表面をセグメント化するモデルを構築 💰 賞金総額:100,000ドル ⏰ 参加締切:2026年2月6日 https://t.co/CehLQb1lR4
Kagoole: (翻訳) 新しい#kaggleコンペティション「Vesuvius Challenge - Surface Detection」が開始されました。 メダル:あり カーネルのみ:あり 締め切り:2026-02-13 23:59:00+00:00 https://t.co/Mb2taWJ1Lk
chumajin: あれ?火山コンペ再び?
Kaggle発の大規模言語モデル入門書、出版され話題に
- Kaggleコミュニティで著名な複数のコントリビューターが共同で執筆した書籍『Kaggle ではじめる大規模言語モデル入門』が出版されることが発表され、大きな反響を呼んでいます。
- 本書は、LLMを含む自然言語処理の基礎知識から、Kaggleコンペでの実践的な活用法までを網羅した内容となっているようです。
- 多くのKagglerが寄稿やレビューに参加しており、コミュニティの知見が結集した一冊として期待されています。
u++: ご縁があり、講談社から共著で『Kaggle ではじめる大規模言語モデル入門 〜自然言語処理〈実践〉プログラミング〜』を出版します。機械学習コンペでの事例を通じ、LLM を含む自然言語処理の実践的な知識やプログラミングを学ぶ内容です。詳細はブログに綴りました📚 https://t.co/EOpP93YA4H https://t.co/KHEFL60Ezk
しんちろ: こちらの書籍はメイン著者のお二人はもちろんのこと、非常に多くのKagglerの方に寄稿、レビュー、推薦文執筆をしていただき実現しました。心の底から感謝しております🙏 (アイコンはKaggleのプロフィールからお借りしました。) https://t.co/YDCyHkpDdz
s-miyawaki | Algomatic Works: 良書の予感 👀
Google NotebookLMに「Deep Research」機能が追加
- GoogleのAI搭載ノートツール「NotebookLM」に、新たに「Deep Research」機能が追加されたことが発表されました。
- この機能は、ユーザーがリサーチしたいトピックについて、数百のウェブサイトを横断的に調査し、整理されたレポートを生成するものです。
- 調査結果とともに注釈付きのソースリストも提供され、ノートブックに直接追加できるため、リサーチ作業の大幅な効率化が期待されます。
NotebookLM: (翻訳) 皆さんが本当に待ち望んでいた瞬間... Deep Researchの登場です! 現在展開中のDeep Researchは、何百ものサイトを閲覧して整理されたレポートを作成し、さらに深く調査するための注釈付きソースリストを提供します。これらはすべてノートブックに直接追加できます。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Deep Researchが@NotebookLMで利用可能になりました。 ユーザーはDeep Researchの発見結果に基づいて、ノートブックのソースを強化できるようになります。
TechCrunch: (翻訳) GoogleのNotebookLMに「Deep Research」ツールが追加され、より多くのファイルタイプに対応
Qwen DeepResearch、アドバンスモードとファイルアップロード機能追加【続報】
- 以前お伝えしたAlibabaのAIリサーチ機能「Qwen DeepResearch」の続報です。
- 今回のアップデートでは、通常の「ノーマルモード」に加え、より深い調査が可能な「アドバンスモード」が選択できるようになりました。
- さらに、ファイルアップロードにも対応し、ユーザーが持つドキュメントに基づいたリサーチも可能になるなど、機能性が大幅に向上しています。
Qwen: (翻訳) 🚀 Qwen DeepResearch 2511が公開されました! 🚀 大規模なアップグレードを実施し、あなたのリサーチをより深く、速く、スマートにします! 🔗: https://t.co/wESb7vfAnD アプリ: https://t.co/uYQIIGQAJo ✨ デュアルモード選択: ノーマルモード:ほとんどのニーズに対応する効率的で多用途なモード! アドバンスモード:さ...
Junyang Lin: (翻訳) はい、これは小さなリリースですが、実際には私たちのディープリサーチチームから多くの努力が払われています。 現在、2つのモードがあり、リサーチの深さを制御できます。さらに、ファイルのアップロードもサポートしており、作業を容易にします。 詳細については、以下のブログをお読みください。 ブログ:
Google ColabがVS Codeに正式統合、開発環境が向上
- 開発者にとって待望の機能として、Google ColabがVisual Studio Code(VS Code)に正式に統合されたことが発表されました。
- これにより、VS Codeの使い慣れたエディタ環境から、Colabが提供するGPUやTPUといった強力な計算リソースに直接接続してノートブックを実行できるようになります。
- ローカル環境とクラウドの計算リソースをシームレスに連携させることで、AI開発やデータ分析の生産性が大きく向上すると期待されています。
Colaboratory: (翻訳) 今すぐVS Code (@code) でColabを試してみてください!
Baidu最新モデルErnie 5.0、ツール使用に課題との指摘【続報】
- 先日発表されたBaiduの最新オムニモーダルモデル「Ernie 5.0」の続報です。
- ベンチマークスコアは高いものの、実際に試したユーザーから、指示に従わずツールを使い続けてしまう問題が指摘されています。
- この挙動から、強化学習の調整やシステムプロンプトに課題がある可能性が示唆されています。
Lisan al Gaib: (翻訳) ERNIE 5.0のベンチマークは、私がテストするまでは非常識に見えましたが、残念ながらRLが脳に損傷を与えているか、チャットプラットフォーム/システムプロンプトに深刻な問題があります。 SVGを作成するように頼みましたが、ツールを使用しないように指示されても、ツールの使用をやめることができません。 本当に
Chubby♨️: (翻訳) ERNIE 5.0は、統合されたオムニモーダルモデルと高効率な2.4TパラメータのMoEアーキテクチャを組み合わせることで、40以上のベンチマークでフロンティアレベルのパフォーマンスを実現し、コンピューティングを著しく低く抑えている点で際立っています。 そしてこれは、中国が直面しているすべての課題にもかかわらずです。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) BaiduはERNIE 5.0 Previewオムニモーダル基盤モデルをリリースしました。現在、Ernie Chatでテスト利用が可能です。