2025年11月13日 朝のAIニュースまとめ
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AnthropicとMicrosoftの巨額インフラ投資、自動運転技術の進展
Anthropicが500億ドルの自社データセンター建設を発表し、Microsoftも州をまたぐAIスーパーファクトリー構想を推進。AIインフラへの大規模投資が加速しています。
一方、Waymoが高速道路での無人自動運転タクシーを開始し、元Tesla AI責任者Karpathy氏も最新FSDを絶賛。自動運転分野でも大きな進展が見られました。
また、鴻海のAIサーバー売上がスマホを初めて超え、ハードウェア市場の構造変化も顕著です。
それでは、各トピックの詳細を見ていきましょう。
目次
- Anthropic、自社データセンター建設に500億ドル投資
- Microsoft、州を跨ぐ「AIスーパーファクトリー」構想を発表
- Waymo自動運転タクシーが高速道路での走行を開始
- 元Tesla AI責任者Karpathy氏、最新FSDを絶賛
- Google、Gemini 3 Proの情報をiOSアプリ内で発見か
- 鴻海(Foxconn)、AIサーバー売上がスマホを超える
- XPENG人型ロボット続報、2体が鏡のように同期
- 賞金10万ドル、Gemmaの思考を可視化するハッカソン【続報】
- AMDのROCm、PyTorchの統合テストで品質低下が判明
Anthropic、自社データセンター建設に500億ドル投資
- Anthropicが、自社のAIインフラを構築するために500億ドルという巨額の投資を行うと発表しました。
- テキサス州とニューヨーク州にデータセンターを建設し、数千人規模の雇用を創出する計画です。
- この動きは、OpenAIなどに対抗するための大規模なインフラ投資として、AI開発競争の激化を象徴しています。
Bloomberg: (翻訳) アンスロピックは、テキサスやニューヨークを含む米国内の数カ所に人工知能研究用のカスタムデータセンターを建設するために500億ドルを投じる計画だ。これはAIブームを支えるインフラへの最新の高額な投資となる。
Chubby♨️: (翻訳) 私たちがどれほど狂った時代に生きているかを常に思い出すことが重要だ。AI企業1社がデータセンターに500億ドルを投資している。500億ドルだ。Anthropicは特にB2B分野で猛烈なスピードで追い上げており、OpenAIの最大の競争相手となっている。
Alex Albert: (翻訳) 未来を築くのに、ここアメリカほど最適な場所はない🇺🇸
Microsoft、州を跨ぐ「AIスーパーファクトリー」構想を発表
- 以前報じたウィスコンシン州のAIデータセンター建設計画の続報です。
- Microsoftは、新たにアトランタにデータセンター「Fairwater 2」を開設し、ウィスコンシン州の施設と専用ネットワークで接続する「AIスーパーファクトリー」構想を発表しました。
- この州をまたいだ連携により、次世代AIモデルのトレーニングを大規模に行うことが可能になります。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) マイクロソフトが独自のAIスーパーファクトリーを発表 🤖 「そしてそれは、今四半期だけで推論用にオンラインになる10万台以上のGB300に加えてのことです。」
Dylan Patel: (翻訳) サティアに彼のAI戦略について質問できたのは、本当に素晴らしく、非現実的なことでした。彼はいくつかの非常に良い回答をしましたが、私たちが同意できない分野もありました。以下のインタビューと、今日私たちが作成して投稿したレポートをご覧ください!
パウロ: 無限のスケールきたーーー
Waymo自動運転タクシーが高速道路での走行を開始
- Google傘下のWaymoが、サンフランシスコ・ベイエリアでの自動運転タクシーサービスを拡大し、セーフティドライバーなしでの高速道路走行を開始しました。
- これにより、サンフランシスコからサンノゼまでの移動がサービスエリアに含まれ、より広範囲での利用が可能になります。
- これは自動運転技術の大きな進展であり、ライドヘイリングサービスとの本格的な競争に向けた重要な一歩と見られています。
Jeff Dean: (翻訳) エキサイティングな拡大! @Waymoは現在、サンフランシスコからサンノゼまでのサンフランシスコ・ベイエリア半島全体にサービスを提供し、高速道路で乗客を乗せています。
Bloomberg: (翻訳) Waymoは、米国で初めてセーフティドライバーなしで高速道路での有料乗車を提供するロボタクシープロバイダーとなり、ライドヘイリング企業や従来のタクシーサービスとより良く競争できる立場になる画期的な出来事です。
Tanishq Mathew Abraham, Ph.D.: (翻訳) やったー!Waymoは以前は高速道路を使わなかったので遅いことがあり、もちろん航続距離も限られていました。だからこれは大きなニュースで、興奮しています(笑)
元Tesla AI責任者Karpathy氏、最新FSDを絶賛
- OpenAIの元メンバーで、TeslaのAI部門を率いた経験を持つAndrej Karpathy氏が、最新のFSD(完全自動運転)ソフトウェアを高く評価しました。
- 新しいHW4ハードウェアを搭載したModel Xに試乗し、「驚くほど良く、スムーズで自信に満ちている」とその進化に感銘を受けた様子を投稿しています。
- 同氏の専門的な視点からの肯定的な評価は、Teslaの自動運転技術の進歩を示すものとして大きな注目を集めています。
Andrej Karpathy: (翻訳) 今日、ピカピカの新しいHW4テスラモデルXが納車されたので、早速FSDのテストドライブに出かけました。5年間ほぼ毎日やっていたような感じです。基本的に…驚きました。本当に、本当によく走ります。スムーズで、自信に満ちていて、私が慣れているものより著しく優れています。
morgan —: (翻訳) いつもKarpathyの投稿の最後の部分を最初に読む > 世界再構築機、世界シミュレーター、「夢見る」ダイナミクス、RL、これらすべてのコンポーネントは一般的で、基礎的で、ニューラルネットベースで、車がいかに単なる一種のロボットであるか...人々はまだこれを理解しているだろうか?
Google、Gemini 3 Proの情報をiOSアプリ内で発見か
- Googleの次期モデル「Gemini 3 Pro」に関する続報です。
- GeminiのiOSアプリの最新ビルドから、「Gemini 3 Pro」と新しい画像生成モデル「Nano Banana」のプロモーション用文言が発見されました。
- これまでもAPIドキュメントなどから憶測が広がっていましたが、今回の発見でリリースの可能性がより高まったと見られています。
- GPT-5.1のリリース直後ということもあり、大手AI企業間の競争がさらに激化することが予想されます。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨:GeminiアプリのiOS向け最新ビルドで、Gemini 3 Proと「より新しい」Nano Bananaへの言及が発見されました。これは、リリースされ次第表示されるプロモーション告知のようです。「3 Proを試して、より新しいバージョンのNano Bananaで画像を作成しよう」
leo 🐾: (翻訳) 俺たち、復活するかもしれないぜ
鴻海(Foxconn)、AIサーバー売上がスマホを超える
- iPhoneの組み立てで知られる鴻海(Foxconn)の決算で、AIサーバーの売上高が初めてスマートフォンを超えたことが明らかになりました。
- 特にAIラックの出荷は前四半期比で300%という驚異的な成長を達成しており、同社の目標を達成した形です。
- 世界のITインフラがスマートフォンからAIへと急速にシフトしていることを象徴する出来事として、大きな注目を集めています。
パウロ: 時代の転換点です 鴻海の売上、ついにAIサーバーがスマートフォンを超える
パウロ: うわっ やっぱり鴻海はAIラック四半期300%成長達成したっ すごすぎる 1) 8月の第2四半期決算説明会で、鴻海は第3四半期のAIラック出荷について前四半期比300%成長を見込んでいました(当時、多くの人にとってかなり印象的な数字でした)。$NVDA 今日、同社はその目標を達成したことを確認しました。
パウロ: これも重要だっ 鴻海ではGPUサーバーとAI ASICサーバーの比率は8:2 今四半期は強めの二けた成長 2) 第3四半期では、$NVDA AIサーバーの立ち上げだけでなく、ASIC AIサーバーも見込まれています(おおよそ8:2の割合)。
XPENG人型ロボット続報、2体が鏡のように同期
- 以前お伝えした中国XPENGの人型ロボット「IRON」の続報です。
- 2体のロボットが鏡のように完璧に同期して動く新たなデモ映像が公開されました。
- 1つの脳を共有しているかのような動きは同社の高い技術力を示すもので、その完成度に驚きの声が上がっています。
Chubby♨️: (翻訳) XPENGはどこからともなく現れ、市場を席巻している。2体のロボットが完璧に同期して動く!クレイジーだ!
Rohan Paul: (翻訳) デュアルプレシジョンは、ロボットの新しい創造的な基準となっています。XPENGは継続的にニュースになっています。ここでは、2体のXPENG IRONヒューマノイドロボットが、まるで1つの脳を共有しているかのように動いています。エンジニアリングの観点からは、本当に「見た目より難しい」のです。
賞金10万ドル、Gemmaの思考を可視化するハッカソン【続報】
- Google CloudとKaggleが開催するハッカソン「Google Tunix Hack」の続報です。
- このコンペはGemmaモデルを対象とし、モデルが結論に至る思考過程を説明できるようにトレーニングすることを目的としています。
- 賞金総額は10万ドルで、AIモデルの解釈性や透明性を向上させるための重要な取り組みとして注目されます。
Kaggle: (翻訳) 📣 ハッカソン開始アラート!Google Tunix Hack - @googlecloud主催の「モデルに作業内容を示させるトレーニング」 🎯 Tunixを使用してGemmaモデルに推論を示させるトレーニング 💰 賞金総額10万ドル ⏰ 最終提出期限:2026年1月12日
カレーちゃん: GoogleとKaggleの5日間のAIエージェント集中講座のはじめのNotebook。 世界中だとこんなにやっている人いるし、これからも増えるんだろうし。すごいなと思いました。 これからやります!
AMDのROCm、PyTorchの統合テストで品質低下が判明
- NVIDIAのCUDAに対抗するAMDのソフトウェアプラットフォーム「ROCm」が、品質面で課題を抱えていることが明らかになりました。
- 機械学習ライブラリPyTorchの統合テストにおいて品質が大幅に低下し、最終的にテスト自体が削除される事態に至ったと報告されています。
- ハードウェアの性能向上だけでなく、ソフトウェアエコシステムの成熟がAMDにとって急務であることを示唆しています。
パウロ: こういうところだよなAMDは AMDのROCm(Nvidiaで言うところのCUDA)のソフトウェア統合テストは大幅に悪化したっぽい
パウロ: AMDは(新ハードウェアでの)ROCmの自動化テストがNvidiaの10倍時間がかかって、テスト自体を削除した。ハードウェアを渋って十分活用しなかったから。
パウロ: PyTorchの基本的なライブラリがテストできないならば致命的ではないですかね。毎回これをやらかすなぁ。