2025年11月11日 朝のAIニュースまとめ
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XPENG人型ロボット量産計画と次世代AIモデルの進化
今週のAI業界では、物理世界とデジタル世界の両面で重要な進展がありました。中国XPENGは人型ロボット「IRON」の2026年量産開始を発表し、実世界でのAI革命が加速しています。
一方、AI基盤技術では、強力な調査能力を持つ「Kimi K2 Thinking」の詳細や、GPT-5 Proを上回る性能が期待されるGemini 3の情報が公開されました。インフラ面では、OpenAIが計算資源強化のための重要人材を獲得しています。
それでは、これらの革新的な展開について詳しく見ていきましょう。
目次
- XPENGの人型ロボットIRON、2026年量産開始を発表
- Kimi K2 Thinking続報、Deep Research能力や次期モデルK3の情報が公開
- NVIDIA GB200/300、25年Q4出荷大幅増との予測【続報】
- OpenAI、コンピュートインフラの責任者を採用
- 次期モデルGemini 3、GPT-5 Pro超えの性能に期待【続報】
- xAI API、ファイルアップロード機能に対応
- チューリング社、自動運転で都内30分の無介入走行を達成
- Chrome DevToolsにGemini搭載、AIコード補完が可能に【続報】
- 【続報】AIと雇用、ドイツでも人員削減の懸念高まる
XPENGの人型ロボットIRON、2026年量産開始を発表
- 以前お伝えした中国EVメーカーXPENGの人型ロボット「IRON」の続報です。
- 同社はこのロボットを2026年までに量産開始する計画を新たに発表しました。
- AI革命がソフトウェアから物理的な世界へと移行し、実世界での変化が加速することへの期待が高まっています。
Chubby♨️: (翻訳) 人型ロボットの量産が始まった。AI革命は必要な序曲であり、今、第二幕が始まる。ほとんどの人は、何が起ころうとしているのか全く分かっていない。
Chubby♨️: (翻訳) 正直なところ、バターのように滑らかに見える。中国のロボット企業XPENGはどこからともなく現れ、印象的な品質を提供している。
Rohan Paul: (翻訳) 🇨🇳 先週センセーションを巻き起こした中国のXPENG IRONヒューマノイドロボットが、2026年までの量産計画を発表しました。あまりにもスムーズに動くため、中に人が隠れていないことを証明するために切り開かなければならなかった、あの新しいヒューマノイドロボットです。ロボット市場は、およそ[編集]に達すると予測されています。
Kimi K2 Thinking続報、Deep Research能力や次期モデルK3の情報が公開
- 先日公開されたエージェント特化モデル「Kimi K2 Thinking」の続報です。
- 200〜300回のツールリクエストを実行できる強力なDeep Research能力を持つことが報告されています。
- 開発元によるAMA(Ask Me Anything)も開催され、次期モデルK3ではハイブリッドアテンション機構の採用、K2にVision機能が追加される可能性も示唆されました。
elvis: (翻訳) Kimi K2 Thinkingはディープリサーチにおいても強力であることが判明しました。200〜300のツールリクエストを実行し、印象的なマルチエージェント機能を実現できます。そのコード例を見たいですか?
Lisan al Gaib: (翻訳) Kimi AMAより: - K3はKDAまたは他のハイブリッドアテンションメカニズムを使用する可能性が高い - Kimi-K2はVision機能を取得する
Lisan al Gaib: (翻訳) Kimi-K2 ThinkingのLisanBenchの結果がもうすぐ発表されます。今のところ有望そうです :)
NVIDIA GB200/300、25年Q4出荷大幅増との予測【続報】
- NVIDIAの次世代AI半導体「GB200」「GB300」の出荷見通しに関する続報です。
- Morgan Stanleyは、2025年のGB200/300ラックの総出荷台数を28,000台と予測しており、特に第4四半期に大幅な増加を見込んでいます。
- AI推論タスクの増加に伴い、GB200 NVLに搭載されるSSDの容量が大幅に増えているとの指摘もあり、半導体メモリ市場への影響も注目されます。
Jukan: (翻訳) モルガン・スタンレー:GB200/300ラック出荷見通しを維持(28,000台) 業界サプライチェーンのチャネルチェックに基づき、2025年のGB200/300ラックの総出荷台数予測を28,000台に維持します。第4四半期の出荷台数は大幅に増加する見込みです。
パウロ: GB200/300 出荷 2025Q4絶好調へ 一時期は組み立てが詰まっていましたが順調ですね
パウロ: AI推論のGB200 NVLのSSD搭載量がめちゃくちゃ増えているみたいですね
OpenAI、コンピュートインフラの責任者を採用
- OpenAIが、コンピュートインフラの設計と構築を率いる人材として、Sandeep Skradol (@sk7037) 氏の入社を発表しました。
- 共同創業者であるGreg Brockman氏もこの発表を歓迎し、AGI研究を推進し、その応用を拡大するためのインフラ構築に共に取り組むことへの期待を表明しています。
- AGIの実現に向けて、計算資源の確保と効率的な運用がますます重要になる中、インフラ部門の強化はOpenAIの今後の研究開発を支える重要な一手となりそうです。
Greg Brockman: (翻訳) @sk7037さん、OpenAIへようこそ!私たちのAGI研究を支え、その応用を誰もが恩恵を受けられるようにスケールさせるためのコンピュートインフラの設計と構築で彼と一緒に働けることに、信じられないほど興奮しています。
次期モデルGemini 3、GPT-5 Pro超えの性能に期待【続報】
- Googleの次期モデル「Gemini 3」に関する続報です。
- 推論能力ではGPT-5 Proをわずかに上回り、より安価で、より長いコンテキストウィンドウを提供すると予想されています。
- エージェント能力においても、ChatGPTの「エージェントモード」から大きな飛躍を遂げると見られています。
- これらの進化が実現すれば、今後のAI開発の勢力図を塗り替える可能性を秘めています。
Haider.: (翻訳) Gemini 3は現在最も話題になっている次期AIリリースです。推論能力ではGPT-5 proをわずかに上回るものの、提供コストは大幅に安く、より長いコンテキストウィンドウを提供すると予想しています。エージェント機能の点では、chatGPTの「エージェントモード」から大きな飛躍を遂げるはずです。
Kol Tregaskes: (翻訳) 今週、これらすべてが手に入るかもしれない。🤔 Gemini 3 Pro プレビュー GPT-5.1 GPT-5.1 Pro Nano Banana 2 Genie 3 Claude Opus 4.5
xAI API、ファイルアップロード機能に対応
- xAIが提供するAPIで、新たにファイルアップロード機能がサポートされました。
- テキスト、Markdown、各種コードファイル、CSV、JSON、PDFなど、多くのテキストベースのフォーマットに対応しています。
- また、Elon Musk氏は拡散推論モデル(diffusion reasoning models)に取り組んでいることにも言及しており、今後の機能拡充が期待されます。
Tech Dev Notes: (翻訳) xAI APIがファイルに対応しました。 - プレーンテキストファイル (.txt) - Markdownファイル (.md) - コードファイル (.py, .js, .java など) - CSVファイル (.csv) - JSONファイル (.json) - PDFドキュメント (.pdf) - その他多くのテキストベースのフォーマット
Tech Dev Notes: (翻訳) イーロンによると、xAIは拡散推論モデルに取り組んでいる。
Tech Dev Notes: (翻訳) 12月に新しいモデルにアクセスできるxAIハッカソンが開催されます。ということは、その前にGrok 4.20は手に入らないということでしょうか...
チューリング社、自動運転で都内30分の無介入走行を達成
- 日本のスタートアップ、チューリング社が開発するエンドツーエンドの自動運転技術に進展が見られています。
- 同社のメンバーがSNSに投稿した動画では、東京の湾岸エリアを約30分間、人間の介入なしで走行する様子が公開されました。
- データ数を増やすことでモデルが賢くなってきているとのことで、完全自動運転の実現に向けた着実な進歩がうかがえます。
Miwa - azooKeyの開発者: 弊社の最近の進捗です。これ全部無介入です(大事)
Tanahashi: 東京の湾岸エリアを30分ほど未介入で走った時の倍速再生動画です。最近はデータ数を増やすと、どんどんモデルが賢くなってきました。(安全に配慮してハンドルには手を添えています)
ころんびあ: すごい、無介入らしい
Chrome DevToolsにGemini搭載、AIコード補完が可能に【続報】
- Googleによる開発者向けAIツールの強化に関する続報です。
- Chrome DevToolsに新たにGeminiが搭載され、コンソールやソースパネルでAIによるコード補完が利用可能になりました。
- これにより、デバッグやライブ編集のさらなる効率化が期待されます。
Kazunori Sato: GeminiにPDFやWord、Excel、テキストファイルなどの検索機能を組み込める「File Search in Gemini API」提供開始、フルマネージドなRAGシステムを提供 - Publickey https://t.co/wNDsuxOUEX
Addy Osmani: (翻訳) 新機能:@ChromeDevTools のコンソールとソースに Gemini を利用したオートコンプリートが搭載されました!DevTools のコンソールとソースパネルで、AI が生成した先行入力のコード候補を直接取得できます。デバッグとライブ編集の効率が向上します。
【続報】AIと雇用、ドイツでも人員削減の懸念高まる
- AIの雇用への影響に関する議論の続報です。新たにドイツでも、AIの影響で雇用が深刻な打撃を受けているとの報告が上がっています。
- 一方で、若手専門職の採用が減少しているという見方を否定するデータも存在し、情報が錯綜しています。
- また、大企業の4分の1以上がAI導入により1年以内に人員削減を計画しているとの調査結果もあり、特に若手・ジュニア層のキャリアへの影響が懸念されます。
Chubby♨️: (翻訳) ドイツでさえ、AIは雇用市場に深刻な影響を与えています。
The Economist: (翻訳) 一部の研究では、企業が若手専門家をあまり採用しなくなったのはAIのせいだという見方を裏付けているようですが、より広範な証拠は逆の方向を指し示しています。
Financial Times: (翻訳) 大企業の4分の1以上が、AIの影響により、今後1年以内に人員削減を見込んでおり、若手社員の職が最も削減される可能性が高い。