2025年11月10日 夜のAIニュースまとめ

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半導体メモリ供給逼迫とAIインフラ拡大の最新動向

半導体メモリの供給不足が2026年まで続くとの見通しが強まり、NANDフラッシュメモリ市場に大きな影響を与えています。NVIDIAは次世代AIチップ「Rubin」の生産拡大に向け、TSMCへの3nmプロセス増産を要請したとの報道も。

一方、中国発の高性能LLM「Kimi K2 Thinking」が個人環境でも実行可能になったほか、ByteDanceは視覚情報でLLMの推論能力を向上させる新手法「MIRA」を発表。GoogleとKaggleの無料AI講座は100万人以上の登録者を集めて開講しました。

それでは各トピックの詳細について見ていきましょう。

目次

  1. 半導体メモリ市場の逼迫続く、2026年まで供給不足の観測【続報】
  2. 【続報】NVIDIA、TSMCにRubin向け3nmプロセス増産を要請 月5万枚規模か
  3. 高性能LLM「Kimi K2 Thinking」がローカル実行可能に
  4. AIエージェント開発、動的な動作と安定性の両立が課題に
  5. Apple、iPhone向けイメージセンサーを内製化か 2028年目標と報道
  6. xAI、12月に単独ハッカソン開催 Grokipedia更新も発表
  7. OpenAI、カザフスタンで教育向けChatGPT Eduを提供
  8. ByteDance、視覚情報でLLMの推論能力を向上させる研究を発表
  9. GoogleとKaggleの無料AI講座、登録者100万人超で開講【続報】

半導体メモリ市場の逼迫続く、2026年まで供給不足の観測【続報】

  • 既報の通り、AIインフラ拡大を背景とした半導体メモリ市場の需給逼迫が続いています。
  • 新たにNANDフラッシュメモリは2026年まで供給不足が続くとの観測が強まっており、これを受けGoldman SachsはSanDiskの目標株価を2倍に引き上げました。
  • DRAM価格も上昇傾向にあり、市場ではメモリスーパーサイクルの到来が予測されています。
パウロ: NAND売り切れ、Phisonに供給願い 大混乱継続っ GB200 NVL72 大幅増、Q4 1.5万ラックへ おはようございます!11/10 海外速報まとめ * 8299 群聯 (Phison): '26年NANDは完売 (引用ツイート: 早安!11/10 外電綜合整理 - 8299群聯: ‘26 NAND Sold out 美系大行指出明年NAND已全數售罄,各應用市場客戶都在向群...

パウロ: ゴールドマンサックス SanDiskの目標株価を直接倍増!NANDの供給不足が価格設定能力と利益率の成長を大幅に後押しする SanDiskの目標株価を引き上げ、NANDフラッシュメモリ市場の供給不足が2026年まで続き、製造業者に強力な価格決定権を与え、最終的に利益率の急上昇として現れると指摘。 (引用ツイート: 高盛直接將 SanDisk 目標價翻倍!NAND 供不應求將極大推動定價能...

Jukan: (翻訳) 251110_韓国テクノロジー:2025年10月のメモリ価格 - ゴールドマン・サックス (1) TrendForceは、2025年第4四半期のDRAM価格上昇の見通しを再び大幅に引き上げた。 (2) これは、10月中旬から下旬にかけてのアップグレードに続くもので、その際にはすでに2025年第4四半期のレガシーDRAM価格の上昇を引き上げていた。

【続報】NVIDIA、TSMCにRubin向け3nmプロセス増産を要請 月5万枚規模か

  • 以前から開発の前倒しなどが報じられているNVIDIAの次世代AIチップ「Rubin」に関する続報です。
  • 今回は、生産委託先であるTSMCに対し、3nmプロセスの生産能力を月間5万枚規模で増強するよう要請したと報じられました。
  • これが事実であれば、NVIDIAの四半期売上は100億ドルを超える規模に達する可能性があり、AIチップ市場における同社の支配的な地位がさらに強固になることが予想されます。
パウロ: これRubinの間違いですよね。Blackwellは4nm。また、元記事はCteeだったと思うんだけど、だいぶ雑だった (引用ツイート: $NVDA has asked TSMC to boost 3nm wafer output for Blackwell by up to 50%, pushing capacity from roughly 100k–110k wafers a mont...

パウロ: Rubinの需要はやっぱりヤバいのか 5万枚/月 3nm Vera CPU 1万枚/月 Rubin GPU 2万枚/月 CPX 1万枚/月 ネットワーキング 1.5万枚/月 みたいな感じ? まじで四半期100B行くのか

パウロ: さすがに5万枚でRubinシリーズ作ると、とんでもないことになると思うんだけどなぁ ネットワーキングがGPUと同じぐらい売れるならばあり得るけど、そうなると、四半期売上が100B超える

高性能LLM「Kimi K2 Thinking」がローカル実行可能に

  • 先日公開された中国発の高性能LLM「Kimi K2 Thinking」の続報です。
  • 新たに1bit量子化されたモデルが公開され、247GB程度のRAM+VRAM環境でのローカル実行が可能になりました。
  • 命令追従性が高く評価されており、高性能なモデルを個人環境で利用できる可能性が広がっています。
Lisan al Gaib: (翻訳) Kimi-K2 ThinkingはLiveBenchの総合ランキングで24位です。しかし、指示追従のサブカテゴリでは2位にランクインしています。総合カテゴリでのスコアが低いのは、推論サブカテゴリでのスコアが比較的弱いためです。ここでは特に「嘘のウェブ」と[編集]に苦戦しています。

webbigdata: 中国発のLLM、Kimi K2 thinkingの評判が良い 米国輸出規制で最新のGPUが学習時に使えなかった ↓ 最新のGPUでなくても効率的に動作する方向に進化 ↓ (予算の問題で)最新のGPUを利用できない欧米圏のユーザーも大喜び の流れ 247GB(RAM+VRAM)で1bit量子化版が動くとの事でご家庭内のGPT-4が現実に (引用ツイート: You can now run ...

AIエージェント開発、動的な動作と安定性の両立が課題に

  • AIエージェントの実用化が進む一方、その確率的な動作をいかに安定させるかが開発現場の大きな課題となっています。
  • 人間の柔軟な判断が求められる業務には動的なエージェントが、安定した出力が必須の業務にはワークフロー型の実装が適しているとされ、使い分けが議論されています。
  • 単純な自動化だけでなく、価値あるデザインのために不要なものを削ぎ落とす「引き算」の思考が、AIエージェント開発でも重要だと指摘されています。
Oikon: 良い記事。 > 実際のAgent開発では確率的動作の安定化との戦いになる 上記について体感することが最近何度かあったので、個人的にとても参考になった。昔よりAI Agentフレームワークが簡単に触れるようになったので、この話題は今後さらに重要になる。 https://t.co/6TwcJ413Mv

Kenn Ejima: これはAIエージェントで完全自動の世界がこない理由なんですけど、ものづくりの本質って「トレードオフ」の束なんですよね。 完全自動化を夢見てる人って、新しいものをどんどん作ればいいっていう「足し算」の世界観を持っているけど、本当に価値のあるデザインって「引き算」なんですよね。 (引用ツイート: 頑固ですよねぇ。 反発するというよりは、自分の吐いた推論トークン(=自分の理論武装)に埋もれてユ...

Hirosato Gamo | AI Cloud Solution Architect: これは開発してるうちに確かに思うんですけど、人間の業務ってフローに落とせない(or落として実装するのにエグイ時間が掛かる)ような柔軟なことをやってることが度々あって、Agentに目的だけ渡して動的に判断してよしなに動いてもらわざるを得ない場面に遭遇するんですよね。でもこれはコンテキスト肥 (引用ツイート: 安定した出力を出したいのであればAgentではなくワークフロー型にするべきではないのか...

Apple、iPhone向けイメージセンサーを内製化か 2028年目標と報道

  • AppleがiPhone向けのイメージセンサーを自社開発しており、2028年のリリースを目指しているとの噂が報じられています。
  • このセンサーにはLOFIC(Lateral Overflow Integration Capacitor)技術が採用される可能性があり、カメラ性能のさらなる向上が期待されます。
  • iPhoneにおけるイメージセンサーは部品コストが大きく、モデムチップ同様に内製化を進めることで、コスト削減と技術的な優位性の確保を狙っていると見られています。
Jukan: (翻訳) 噂:Appleは現在、独自のイメージセンサーを開発しており、LOFICを採用すると言われています。リリースは2028年の予定です。Appleは、自社製の高画素センサー、可変[編集]を組み合わせて、iPhoneのカメラ画質向上ペースを加速させているようです。

パウロ: あああああ ソニーのイメージセンサーが もしかしたらヤバいかも 噂:Apple Lateral Overflow Integration Capacitorによる独自のイメージセンサーを開発中 2028年にリリース予定 (引用ツイート: Rumor: Apple is currently developing its own image sensors and is said to ado...

パウロ: AppleのiPhoneの中でイメージセンサーの部品コストは非常に大きいから内製の動機は強いよね モデムと同等かそれ以上の規模

xAI、12月に単独ハッカソン開催 Grokipedia更新も発表

  • xAIが12月6日と7日に単独でハッカソンを開催することを発表しました。
  • 参加者には未公開のGrokモデルやXのAPIへの独占的なアクセスが提供されるとのことです。
  • また、Elon Musk氏はGrokipediaが今週中にアップデートされることや、Diffusionモデル(画像生成AIの基礎技術)に取り組んでいることにも言及しました。
  • APIドキュメントにMarkdown形式でコンテンツをコピーする機能が追加されるなど、開発者向けの改善も進められています。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) xAIは12月6日と7日にハッカソンを開催し、参加者には今後公開されるGrokモデルへの独占的なアクセス権が与えられます。12月は忙しくなりそうですね👀 Grok 4.X??? https://t.co/gI8tzSruAe (引用ツイート:xAIハッカソン – 最もハードコアなプロダクトビルダーのための究極のアリーナ。24時間&今後のGrokモデルとX APIへの独占アクセス。11/...

Tech Dev Notes: (翻訳) イーロン、今週Grokipediaがアップデートされると語る (引用ツイート:@DavidDeutschOxf @GadSaad @Grokipedia 取り組んでいます。今週、良い進展があるはずです。)

Kol Tregaskes: (翻訳) イーロンによると、xAIは拡散推論モデルに取り組んでいるとのこと。 https://t.co/YhHJ0M2vo3 (引用ツイート:@hyhieu226 我々はそれに取り組んでいます)

OpenAI、カザフスタンで教育向けChatGPT Eduを提供

  • OpenAIは、カザフスタン政府およびFreedom Holding Corp.と戦略的合意を締結し、同国の教育機関向けに「ChatGPT Edu」を提供することを発表しました。
  • この提携により、カザフスタン全土の16万5000人の教育者が、プライバシーとデータ保護を強化したChatGPTを利用できるようになります。
  • 教育分野におけるAI活用を推進し、デジタルリテラシーの向上を目指す取り組みとして注目されます。
Greg Brockman: (翻訳) カザフスタン向けChatGPT Edu: (引用ツイート:カザフスタン政府、@OpenAI、Freedom Holdin Corp.は、ChatGPT Eduを全国16万5000人の教育者に提供し、プライバシーとデータ保護を強化してデジタルリテラシーを向上させるための戦略的契約を締結しました。https://t.co/SktF3x9VBf)

ByteDance、視覚情報でLLMの推論能力を向上させる研究を発表

  • ByteDanceの研究チームが、LLMの推論能力を向上させる新たな手法「MIRA」を発表しました。
  • この手法は、テキストだけでは解決が難しい問題に対し、モデル自身に中間ステップとして視覚的な情報(スケッチなど)を生成させ、それを踏まえて最終的な回答を導き出させるというものです。
  • 実験では、この手法を用いることで多くのモデルで平均33.7%の正答率向上が見られ、マルチモーダルなアプローチが高度な推論タスクにおいて有効であることが示されました。
Rohan Paul: (翻訳) ByteDanceの新しい論文は、MIRA(推論評価のためのマルチモーダルイマジネーション)を提案しています。テキストだけでは失敗する問題において、視覚的なステップを追加することが推論を向上させることを証明しています。中間スケッチを使用すると、多くのモデルで平均精度が33.7%向上します。ベンチマークには546の[編集]があります。

GoogleとKaggleの無料AI講座、登録者100万人超で開講【続報】

  • 以前お伝えしたGoogle CloudとKaggle共催の5日間集中講座が、100万人以上の登録者を集めて開講しました。
  • この無料オンラインコースでは、本番環境で利用可能なAIエージェントの構築などを学べます。
  • コース修了者には、最終的な賞品を獲得する機会も用意されています。
Google Cloud Tech: (翻訳) Google Cloudと@kaggleによる5日間のジェネレーティブAI集中コースで、あなたのAIスキルをレベルアップさせましょう。本日より開始されるこの無料オンラインコースには、100万人以上の学習者が参加しています!今すぐ登録して、本番環境に対応したエージェントを構築し、キャップストーン賞を確保しましょう→ https://t.co/c1t0oyNxcH https://t.co...

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