2025年11月09日 朝のAIニュースまとめ
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次世代AIモデル競争と企業評価急上昇
AIの次なる進化への兆しが次々と現れています。OpenAIの「GPT-5.1」リリース噂に新たな「Polaris Alpha」モデルの出現が憶測を加速。一方でAnthropicは追加資金調達により評価額が最大4000億ドルに達する可能性が浮上しています。
中国ではXpengが驚くほど人間らしい動きを実現した人型ロボット「IRON」を公開し、ハードウェアとAIの融合が加速。さらにGoogleは「破滅的忘却」問題に対する新手法「Nested Learning」を発表しました。
それでは各トピックを詳しく見ていきましょう。
目次
- GPT-5.1の噂に続報、謎のモデル「Polaris Alpha」出現か
- Anthropic評価額、4000億ドルに達する可能性【続報】
- Xpeng、人間のように滑らかに動く人型ロボット「IRON」公開
- Google、AIの「破滅的忘却」を防ぐ新手法を発表
- AI Agent開発、フレームワーク利用は「時期尚早」か
- OpenAI、生成AIビデオスタートアップのJamsを買収
- テスラ株主、xAIへの投資案を否決
GPT-5.1の噂に続報、謎のモデル「Polaris Alpha」出現か
- OpenAIの次期モデル「GPT-5.1」が2025年11月24日にリリースされるという噂の続報です。
- 新たに、OpenRouter上で「Polaris Alpha」という謎のモデルが確認され、これがGPT-5.1ではないかという憶測が噂をさらに加速させています。
- 通常版に加え、「Pro」や「Reasoning」といった高性能版の存在も引き続き示唆されています。
- GoogleのGemini 3.0のリリースも噂される中、次世代モデルを巡る開発競争が激化しています。
Chubby♨️: (翻訳) さらに大きなリークがいくつかあります: -GPT-5.1 -GPT-5.1 Pro -GPT-5.1 reasoning リリースはそう遠くないでしょう、おそらくGemini 3.0 proのリリースと競合するためです。 最初に見つけた@scaling01に感謝します! https://t.co/e0fo2kUxkP
Chubby♨️: (翻訳) さあ行こう:GPT-5.1のリリース日は2025年11月24日! https://t.co/ZXv86C4kr7
Cline: (翻訳) では、「Polaris Alpha」とは何だと思いますか? https://t.co/eCMBDlnp7J
Anthropic評価額、4000億ドルに達する可能性【続報】
- Anthropicの資金調達に関する続報です。
- Googleが追加投資を協議中と報じられ、実現した場合の評価額は最大4000億ドル(約60兆円)に達する見込みです。
- 9月時点での評価額1830億ドルからわずか数ヶ月で倍増する可能性があり、AI開発競争の激化を象徴しています。
ML_Bear: GoogleがAnthropicへの追加投資を協議中とのこと。新ラウンドではAnthropicの評価額が3,500億ドル(約53兆円)を超える可能性。AI覇権争いで巨大テック企業が陣営を固める動き。 https://t.co/cAyYmWr6jz ・GoogleがAnthropicへの追加投資を初期段階で協議中
The Information: (翻訳) Anthropicの将来の資金調達ラウンドは、9月のラウンドで新資本投入前に1700億ドルと評価された後、3000億ドルから4000億ドルの評価額を目標とする可能性があります。詳細はこちら:https://t.co/eMaLzem1dA
Lisan al Gaib: (翻訳) アンスロピックは垂直に上昇し続けている > 9月: 1700億ドル > 現在: 「アンスロピックは3000億ドルから4000億ドルの評価額を目標とする可能性がある」
Xpeng、人間のように滑らかに動く人型ロボット「IRON」公開
- 中国のEVメーカーXpengが、人間のように非常に滑らかな動きを実現した人型ロボット「IRON」を公開し、話題を呼んでいます。
- 柔軟な背骨や人工筋肉、柔らかな皮膚などを備え、自然な動作を可能にしています。あまりのリアルさに「中に人が入っているのでは」との疑惑が上がるほどでしたが、CEOがこれを否定しています。
- ロボット工学のハードウェアとAIソフトウェアの進化が、人間と見分けがたいレベルのロボットの登場を加速させています。
Rohan Paul: (翻訳) 🦿Xpengは、IRONと呼ばれるヒューマノイドロボットを披露しました。その動きは非常に人間らしく、チームは文字通りステージ上でそれを切り開き、機械であることを証明しました。IRONは、柔軟な背骨、合成筋肉、柔らかい皮膚を備えたバイオニックボディを使用しているため、関節と胴体が人のようにスムーズにねじれます。https://t.co/BS1KSbA3aW
Rohan Paul: (翻訳) うわー…不気味の谷が狭まってきた。🤯 中国のXpeng @XPengMotors 製ヒューマノイドロボット。5メートル離れると脳は「人間」だと思い、それからロボットだと気づく。体重移動、細かい修正、硬さがない。歩く美しさ🫡 https://t.co/l3z6FPM7ts
Rohan Paul: (翻訳) 私たちはもう不気味の谷の底にいます。https://t.co/iZ3SPNPqop
Google、AIの「破滅的忘却」を防ぐ新手法を発表
- 以前お伝えした、AIが新しい知識を学ぶ際に古い知識を忘れてしまう「破滅的忘却」問題に対し、Googleが新しい解決アプローチ「Nested Learning」を発表しました。
- 更新速度の異なる学習レベルを重ねることで、長期的な文脈処理能力を向上させるとしています。
- この研究は、ネットワーク設計とオプティマイザを異なる時間スケールで見た同一のものとして扱うという新しい視点を提示しており、Jeff Dean氏も期待を寄せています。
Rohan Paul: (翻訳) ⚙️ Google Researchは、更新速度の異なる学習レベルを重ねて壊滅的な忘却を削減するNested Learningを導入し、最初の例としてHopeというモデルを紹介します。ネットワーク設計とオプティマイザを異なる視点で同じものとして扱います。https://t.co/yiU0oh4KRj
Jeff Dean: (翻訳) 継続的な学習を行うためのエキサイティングな新しいアプローチ。ネストされた最適化を使用して、長いコンテキスト処理を強化します。
AI Agent開発、フレームワーク利用は「時期尚早」か
- AI Agent開発でLangChain等の高レベルなフレームワークを利用するか、低レベルなSDKを直接利用するかの議論が活発化しています。
- フレームワークは便利な一方、LLM等の進化が速い中で「早すぎる抽象化」となり、かえって開発の足枷になるとの指摘があります。
- 現状では低レベルのライブラリを活用し、柔軟に開発する方が良い結果に繋がるとの意見も出ています。
Iaiso: AI Agent開発におけるフレームワーク選定の考え方を整理した記事。コンテキスト制御の課題が具体的で良い https://t.co/LzaltqtVoO Agent Loopがほぼ1つのエンドポイントで構成されていて一般的な通信制御とデータ変換手続きがマルチプロバイダ対応の中心なのが分かると判断しやすい
松本 勇気 (Yuki Matsumoto) | LayerX CTO: めちゃくちゃいい記事。LLM自体もそのノウハウも進化する中で、フレームワークは早すぎる抽象化になることも多い。なるべく低レベルのライブラリを活用しながらチューニングしていく事が今は良いかもね、という。 AI Agentフレームワークを使うべきなのか?|kenta https://t.co/iihZRBSeJ4 #zenn
松本 勇気 (Yuki Matsumoto) | LayerX CTO: プロダクトづくりはなるべくAgentic AI系のフレームワークを使わないようにしているが、個人ツールはClaude Code / Claude Agent SDKで出来る範囲でざっと作ると幸せだったりする。fukkyyも以前書いていたけど、Sub AgentやSkillsも登場して、相当なものが簡単に作れるようになった。
OpenAI、生成AIビデオスタートアップのJamsを買収
- OpenAIが、生成AIを活用したビデオ関連のプロダクトを開発するスタートアップ「Jams」を買収したことが明らかになりました。
- Jamsは、生成AIを使用しながらも本物らしさを保つビデオ体験を構築していました。
- Jamsのチームメンバーの一部がOpenAIに参加し、同社のビジョンを追求していくとのことです。JamsとHubbleのサービスは年内に終了する予定です。
Tibor Blaho: (翻訳) 生成AIを使いながら本物らしさを追求したビデオ体験を構築したJams社がOpenAIに参加し、同社の製品JamsとHubbleは今年後半にサービスを終了する。一部のチームメンバーのみが移籍する。https://t.co/XSeoJLD8Xx
テスラ株主、xAIへの投資案を否決
- テスラの株主総会で提案されていた、Elon Musk氏率いるAIスタートアップ「xAI」への投資案が承認されなかったことが報じられました。
- これにより、テスラがxAIの株式を取得する可能性は低くなりました。
- 自動車メーカーとAI企業の連携のあり方が注目される中での一つの判断となります。
Bloomberg: (翻訳) テスラの株主から提出された、xAIへの投資を取締役会に承認させる提案は承認されず、イーロン・マスク氏率いる自動車メーカーが同氏のAIスタートアップに出資する見通しは不透明になった https://t.co/Lp4orEmn9p
Tech Dev Notes: (翻訳) テスラのxAIへの投資提案は通りませんでした... https://t.co/y6CE9gt2jY