2025年11月05日 朝のAIニュースまとめ

テック巨人の対立と新たなAIサービス展開

OpenAIのSoraがAndroid版の提供を開始し、さらなるユーザー層拡大へ。一方、AmazonとPerplexityの対立は法的紛争へと発展しています。

Anthropicは2028年に700億ドル売上を予測し成長に自信を見せる中、投資家マイケル・バーリー氏がNvidiaなどAI株の空売りに動き、市場に警鐘を鳴らしています。

ローカルLLM実行環境「llama.cpp」への新WebUI追加やAnthropicのClaude Code無料クレジット提供など、ユーザー体験向上の動きも加速しています。

それでは各トピックの詳細について一緒に見ていきましょう。

目次

1. SoraのAndroidアプリが提供開始【続報】
2. Amazon、Perplexityを提訴 AI代理購入停止を要求【続報】
3. Anthropic、2028年に700億ドルの売上予測と報道
4. 著名投資家がNvidiaとPalantirを空売り
5. llama.cppにChatGPT風のWebUIが新登場
6. Anthropic、Claude Codeの無料クレジットを提供開始
7. AIコードエディタCursorが品質向上アップデートをリリース
8. LLMトークン価格が急落、高性能モデルは年900倍ペース
9. 評価基盤での謎モデル、今度はDesignArenaに登場

SoraのAndroidアプリが提供開始【続報】

• 以前お伝えしたOpenAIの動画生成AI「Sora」について、Android版アプリが米国や日本を含む一部の国で提供開始されたことが報告されました。
• これにより、これまでiOS版のみだったSoraがAndroidユーザーも利用可能になります。

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Soraアプリが、カナダ、日本、韓国、台湾、タイ、米国、ベトナムの各国でAndroid向けに利用可能になりました。 APKPLZ 👀👀👀

Kol Tregaskes: (翻訳) Sora 2がAndroid向けにリリースされました。まだ地域制限があるようです。これは素晴らしい誕生日プレゼントになったかもしれませんね、@OpenAI 🥳

Bloomberg: (翻訳) OpenAIは、物議を醸した人気の動画アプリSoraをiPhoneでリリースしてから1か月後、Androidデバイスでもリリースします。

Amazon、Perplexityを提訴 AI代理購入停止を要求【続報】

• AmazonによるAIエージェントのブロック問題の続報です。
• AmazonがAI検索のPerplexityに対し、同社のAIエージェント「Comet」による代理購入を停止するよう求める書簡を送付しました。
• Perplexityは「ユーザーは好きなAIを選ぶ権利がある」と反論しており、両社の対立は法的なものに発展しています。
• 単なるアクセスブロックから、名指しでの提訴へと対立がエスカレートしています。

Bloomberg: (翻訳) Amazonは、AI検索スタートアップのPerplexityに対し、同社のAIブラウザエージェントであるCometがユーザーのためにオンラインで商品を購入することを許可するのをやめるよう求める停止命令書を送付しました。

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: Amazon vs Perplexity 🤖 「Amazonは、あなたが自分のAIアシスタントを使って彼らのプラットフォームで買い物をするのをブロックしたいと考えています。彼らが防ごうとしているのはこれです：あなたはCometアシスタントにAmazonで何かを見つけて購入するように頼みます。」 未来は遅延 👀

Anthropic、2028年に700億ドルの売上予測と報道

• The Informationの報じたところによると、Anthropicは2028年に700億ドルの収益と170億ドルのキャッシュフローを見込んでいるとのことです。
• この予測は、同社のビジネス向けAIモデルの急速な普及を背景にしており、今年の法人向けモデルの売上はOpenAIの2倍に達するとされています。

The Information: (翻訳) 独占記事：Anthropic、2028年に700億ドルの収益、170億ドルのキャッシュフローを予測。Anthropicは今年、AIモデルの法人向け販売でOpenAIの2倍の収益を見込んでいます。 詳細は@srimuppidiの記事で👇

TechCrunch: (翻訳) The Informationの報道によると、Anthropicは2028年に最大700億ドルの収益と170億ドルのキャッシュフローを生み出すと予想しています。この成長予測は、Anthropicのビジネス製品の急速な採用によって後押しされていると、同社の事情に詳しい人物は述べています...

著名投資家がNvidiaとPalantirを空売り

• 映画「マネー・ショート」で知られる投資家マイケル・バーリー氏が、NvidiaとPalantirのプットオプション（売る権利）を大量に取得し、AI関連株に対して弱気な賭けに出ていることが明らかになりました。
• AIが実用的な価値を生んでいるため、他のバブルとは異なるとの反論もありますが、市場の過熱感を指摘する声も上がっています。

Bloomberg: (翻訳) マイケル・バーリー氏のサイオン・アセット・マネジメントは、同ヘッジファンドマネージャーが市場の過熱について個人投資家に向けて謎めいた警告を投稿したわずか数日後に、NvidiaとPalantirに対する弱気の賭けを公表しました。

Chubby♨️: (翻訳) マイケル・バーリーはパランティアとNVIDIAを大規模に空売りした。彼は次の大暴落を予測している。しかし、他のバブルとは異なり、AIには実際に実用例があり、今日すでに収益と利益を生み出しているため、多くの人が彼に同意していない。バーリーは正しく予測した唯一の人物だった。

Chubby♨️: (翻訳) マイケル・バーリーがパランティアを空売りした直後、-14%を予測していたとは。驚きだ。

llama.cppにChatGPT風のWebUIが新登場

• ローカル環境でLLMを動作させるためのライブラリ「llama.cpp」に、ChatGPTのようなWebUIが新たに登場し、注目を集めています。
• このUIは完全にラップトップ上で動作し、外部APIにデータを送信することなく利用できるため、プライバシーや効率性の面で利点があります。
• 15万以上のGGUFモデルをサポートしているとのことです。

clem 🤗: (翻訳) デバイスでAIを実行すると、より効率的で、監視されることもなく、無料です！ ですから、新しいllama.cpp UIを見るのはとてもクールです。これはChatGPTのようなアプリで、Wi-Fiを必要とせず、外部のAPIにデータを送信することなく、完全にラップトップで動作します。 サポート内容： - 150,000以上のGGUFモデル

Caleb: (翻訳) ピューディパイはこれを気に入るだろう

Anthropic、Claude Codeの無料クレジットを提供開始

• Anthropicが、有料プランであるProおよびMaxの加入者に対し、期間限定でClaude Codeで利用できる無料クレジットを提供することを発表しました。
• Maxユーザーには1000ドル分、Proユーザーには250ドル分のクレジットが付与されるとのことです。

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Claude ProおよびMaxの加入者は、期間限定でウェブ上でClaude Codeを使用するための無料クレジットを取得できます。 ギフト🎁

AIコードエディタCursorが品質向上アップデートをリリース

• AIコードエディタのCursorが、よりシンプルで高速、かつ信頼性の高い動作を実現するための品質向上アップデートをリリースしました。
• メモリ使用量が削減され、より長時間の稼働が可能になったと報告されています。
• 開発チームは、今後もスムーズな動作を目指して改善を続けるとしています。

Ryo Lu: (翻訳) Cursor 2.0は、よりシンプルに、より速く、より信頼性が高く、メモリ使用量が少なく、より長く動作するようになりました。Cursorをバターのように滑らかにするために、まだやるべきことがあります。私たちはそれに取り組んでいます。

LLMトークン価格が急落、高性能モデルは年900倍ペース

• LLMのトークン価格が急速に下落しており、特に高性能なモデルでその傾向が顕著であるとの分析が話題になっています。
• 比較的性能の低いモデルが年間約9倍、中間層のモデルが約40倍安くなるのに対し、最も高性能なモデルは年間約900倍のペースで価格が下落していると指摘されています。

Rohan Paul: (翻訳) LLMのトークン価格は急速に崩壊しており、その崩壊は最高級品で最も急です。 最も「インテリジェント」でないモデルは年間約9倍安くなり、中間層のモデルは年間約40倍下落し、最も高性能なモデルは年間約900倍下落します。 「ムーアの法則、最高の」でも同じでした。

評価基盤での謎モデル、今度はDesignArenaに登場

• モデル評価プラットフォームで正体不明の高性能モデルがテストされる動きが続いています。今回はDesignArenaに「cicada」「caterpillar」「chrysalis」「firefly」という4つのモデルが登場しました。
• 一部ではGemini 3 Proを上回る性能を持つとも言われており、米国の主要なAIラボによるものではないかとの憶測が飛び交っています。

Chubby♨️: (翻訳) 4つの新しい謎のモデルが登場し、素晴らしい性能を発揮しているようです（一部ではGemini 3 proを上回るとも言われています）。米国の企業がリリースしました。近々GPT-5.1が登場するということでしょうか？ここ1週間ほど噂が流れていました。