2025年10月16日 夜のAIニュースまとめ
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TSMC、AI需要で業績好調 - Appleから人材流出が続くMeta
TSMCの第3四半期決算が市場予想を上回る結果となり、AI半導体需要の力強い成長が継続していることを示しました。同時にAppleからMetaへのAI人材流出も続いており、今回はSiriの検索機能担当幹部が移籍しています。
一方、ChatGPTはメモリ自動管理機能を正式リリースし、Sakana AIは進化的AIシステムを活用したチームが国際プログラミングコンテストで優勝。Karpathy氏の自作LLM「nanochat」もGPT-2を上回る性能を達成しました。
それでは各トピックの詳細について見ていきましょう。
目次
- TSMC第3四半期決算、AI需要で予想上回る【続報】
- AppleのSiri検索機能担当幹部がMetaへ移籍【続報】
- 【続報】ChatGPTメモリ自動管理機能が正式リリース、上限問題を解消
- Sakana AI、AIとの協業で国際プログラミングコンテスト優勝
- Kaggleコンペで「1サブ優勝」の快挙、コミュニティで話題に
- GoogleのAI創薬によるがん研究に著名人から称賛の声
- Karpathy氏の自作LLM「nanochat」、GPT-2超え性能達成【続報】
- AIコーディングツールの課題、過剰な例外処理などが話題に
- Google NotebookLM、数式を美しく表示するLaTeXに対応
TSMC第3四半期決算、AI需要で予想上回る【続報】
- 半導体受託製造最大手TSMCの第3四半期決算が発表され、売上高・利益ともに市場予想を上回りました。
- これまでの決算同様、AI半導体の旺盛な需要が業績を牽引しており、AI市場全体の力強い成長が継続していることを示しています。
- 同社CEOは「AIチップの需要が3ヶ月前の予想よりもはるかに強い」とコメントしています。
Jukan: (翻訳) TSMC (TW.2330) 2025年度第3四半期決算発表 ▶️ 2025年度第3四半期決算 ・売上高: 331億ドル (前四半期比+10%, 前年同期比+41%) — コンセンサスを5%上回る ・売上総利益率 (GPM): 59.5% (前四半期比+1ppt, 前年同期比+2ppt) — コンセンサス (58.9%) を上回る セグメント別売上高内訳: ・HPC (ハイパフォーマン...
Bloomberg: (翻訳) TSMCは、予想を上回る39%の四半期利益の急増を発表しました。これは、Nvidiaチップのようなコンポーネントの需要が高まっていることを示す最新の兆候です。https://t.co/qeraC7rmvD
Financial Times: (翻訳) TSMC、AIブームで過去最高益を記録 https://t.co/g80d4oT3vX
AppleのSiri検索機能担当幹部がMetaへ移籍【続報】
- AppleからMetaへのAI人材流出に関する続報です。
- 今回は、SiriにWeb検索機能を統合するチームを率いていたAI担当幹部が移籍したと報じられました。
- この幹部は数週間前に昇進したばかりであり、突然の退社はSiriの機能強化に影響を与える可能性があります。
Mark Gurman: (翻訳) 速報:SiriにChatGPTのようなウェブ検索を追加するAnswers, Knowledge and Informationチームを担当するAppleのAI担当幹部がMetaに移籍。彼は数週間前にAI責任者ジョン・ジャナンドレアの直属としてAppleの役職に昇進したばかりだった。 https://t.co/QfnIU006xj
Bloomberg: (翻訳) AI駆動のウェブ検索開発を主導していたAppleの幹部が辞任。同社の人工知能部門からの相次ぐ著名人の退社に新たな動きとなった。 https://t.co/9JMOUFTJe5
パウロ: AppleのAIエンジニア、逃げ出す
【続報】ChatGPTメモリ自動管理機能が正式リリース、上限問題を解消
- 以前お伝えしたChatGPTのメモリ自動管理機能が、PlusおよびProユーザー向けに正式リリースされました。
- この機能は、関連性の高い記憶を優先的に保存し、重要度の低いものは自動的に削除することで「メモリ上限」の問題を解消します。
- 新たにメモリの検索や並び替え機能も追加され、過去の対話履歴の管理がより効率的になりました。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) OpenAIは本日、ウェブ上のProおよびPlusユーザー向けに自動メモリ管理の展開を開始しました! https://t.co/xYnoVCd7LV
まつにぃ: ChatGPTに自動的なメモリマネジメント機能が追加。 より関連性の高い記憶を優先的に保存し、重要度の低いものを削除するという機能。 メモリ検索にフィルターが追加され、削除されたメモリを復元する機能も同時提供されます。
ChatGPT研究所: 【速報】ChatGPTのメモリー機能がアップデート ・「メモリー上限」の問題を解消する自動管理機能を追加 ・保存したメモリーの検索/並び替えに対応 ・重要な記憶を優先させる設定も可能に Web版のPlus/Proユーザー向けに本日より順次提供開始。 研究所のProアカウントではまだ確認できていません。 https://t.co/r2whGYXIoG
Sakana AI、AIとの協業で国際プログラミングコンテスト優勝
- 以前紹介した進化的AIシステム「ShinkaEvolve」を活用し、Sakana AIの研究者を含むチームが国際プログラミングコンテストで優勝しました。
- AIが生成したアイディアを基に人間が戦略を練り直すという、AIと人間のユニークな協調作業が勝利の鍵となりました。
- AIの新たな活用事例として注目されています。
Takuya Akiba: (翻訳) 最近のICFPプログラミングコンテスト2025での優勝の裏には、Sakana AIで開発中の進化的AIシステム「ShinkaEvolve」を活用したというちょっとした秘密があります!🧬単にスコアを自動で上げただけでなく、実際にそのアイディアから学びました。 全貌はこちら:https://t.co/hqDdOc47cb
Takuya Akiba: 先日優勝したICFP Programming Contest 2025にて、実はSakana AIのAIツール「ShinkaEvolve」を使い倒してました、という記事です!単に自動的にスコアアップしただけでなく、AIのアイディアから学べたことが印象的でした。 翻訳&推敲前の日本語版を個人ブログに置いてます:https://t.co/c2LqFUwi0F
Kosuke Nakago: 発表されたばかりの論文、ShinkaEvolveがICFP Programming Contestで活用されていたという話。 最先端の研究成果が著者とは別の人によってすぐに別の実問題に適用され、成果が出るという汎用性とスピード感は驚きでしたっ!
Kaggleコンペで「1サブ優勝」の快挙、コミュニティで話題に
- Kaggleで開催されていた「Matching Algorithm Prize (MAP)」コンペティションで、ある参加者が提出1回(1 sub)のみで優勝するという快挙を成し遂げました。
- この出来事はKaggleコミュニティで大きな話題となり、多くの参加者から驚きと称賛の声が上がっています。
- コンペティションにおける戦略や運の要素について、改めて議論を呼ぶきっかけにもなっています。
ざぶろう: tascj さんが MAP コンペ 1 sub 優勝してて草。強すぎる
Jun Koda: この目で伝説の 1 sub 優勝を見ることになるとは 🙀
onodera: MAP、また1sub優勝してる…
GoogleのAI創薬によるがん研究に著名人から称賛の声
- 先週報じたGoogleのAIによるがん治療仮説の実証について、Hugging FaceのCEOなどAIコミュニティの著名人から称賛の声が上がっています。
- AIによる科学的発見がオープンソースで共有され、研究が加速することへの期待が示されています。
clem 🤗: (翻訳) @sundarpichai @demishassabis とチームによる、Hugging Faceでのオープンウェイトに関する素晴らしい仕事です: https://t.co/Aqe7mVqoI9 生物学と化学へのAIの応用、特にこのようにオープンに誰もが恩恵を受けられることにとても興奮しています!
Thomas Wolf: (翻訳) 偏見かもしれませんが、私はもっとこういうものを見たいです。AI + がん研究 + オープンソース。長期的に考えると、科学研究は、コミュニティがアイデアを交換し育むことに関わったときに最も有益で成功してきました。ますます増加する世界の中で、私たちはこれを維持しなければなりません。
Haider.: (翻訳) ほとんどの人はこれがどれほど大きなことか気づいていません。「AIが新たながんの仮説を生成した」 Googleとイェール大学は、27BのGemmaベースのモデルを使用して、がん細胞の新しいメカニズムを提案しました。科学者がそれをテストし、そのアイデアを検証しました。これは、将来のがんのブレークスルーを加速させるのに役立つ可能性があります。https://t.co/KoZBloHLRJ
Karpathy氏の自作LLM「nanochat」、GPT-2超え性能達成【続報】
- 以前紹介したAI研究者Andrej Karpathy氏の自作LLMプロジェクト「nanochat」の続報です。
- 33時間の学習を完了し、性能はGPT-2を上回り、数学問題(GSM8K)の正解率も約8%から約20%へと大幅に向上したと報告されています。
- 小規模ながらも高性能なモデルをオープンに開発する氏の取り組みに、引き続き注目が集まっています。
Andrej Karpathy: (翻訳) nanochat d32、つまり私が100ドルから1000ドルにスペックアップした深さ32のバージョンが、約33時間のトレーニングを終えて、良さそうです。事前学習、SFT、RLのすべてのメトリクスがかなり向上しています。COREスコアは0.31で、GPT-2の約0.26を大きく上回りました。GSM8Kは約8%から約20%に向上しました。https://t.co/8UcpefaSJN
AIコーディングツールの課題、過剰な例外処理などが話題に
- 開発者の間で、AIコーディングツール(CodexやClaude Codeなど)の癖が話題になっています。
- 特に、些細な処理に対しても過剰な型チェックや例外処理を記述する傾向があり、コードが冗長になるという指摘がされています。
- 目を離すと不要なコードを延々と書き続けるため、「マイクロマネジメントが必要な部下のようだ」との声も上がっており、今後の改善が期待されます。
まつにぃ: codexはマジで埋め込みシステムプロンプトとかコーディングに特化しすぎてて、全くドキュメンテーションというかビジネス用途に合わなくなってきました。 自走力高い代わりにインタラクティブな会話はできず、やはりビジネス用途だとClaudeCodeが1番汎用性高いです。 汎用型Codex欲しいぃ。
ML_Bear: Codexは目を離すと余計なことやるのでマイクロマネージメント上司になってしまう https://t.co/ugLAzRoaXk
Yuta Kashino: (´-`).。oO( ↓そう,コーディングエージェント,codexもclaude codeも,余計な例外処理と余計な型チェックばかりやって,異常に冗長で肥大なコードを書くんだよな….その割にコアのロジックは脆弱な実装になりがちだから,何が重要でどこで手を抜くのか,理解してない感じだよな… )
Google NotebookLM、数式を美しく表示するLaTeXに対応
- GoogleのAI搭載ノートツール「NotebookLM」が、数式組版システム「LaTeX」に対応しました。
- これにより、ユーザーが入力したLaTeX形式の数式が、チャットや自動生成されるフラッシュカード、クイズなどで美しくレンダリングされるようになります。
- 数学や科学分野の学習・研究における利便性が向上し、より専門的な内容の整理や学習が効率的に行えるようになります。
NotebookLM: (翻訳) 数学のノートを勉強するのは、以前はこんな感じでした: \int_a^b f(t)dt.... 今はこうです: ∫𝑓(𝑡)𝑑𝑡 LaTeXが@NotebookLMに正式に登場しました!🎈 すべての数式がチャット、フラッシュカード、クイズで完璧にレンダリングされるようになりました。 これで、次の代数の期末試験はπのように簡単になるはずです。 https://t.co/Afj8LKj2Z...
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) NotebookLMがLaTeXの数式をサポートしました!🤖 https://t.co/JJn646s4n6