2025年10月10日 朝のAIニュースまとめ

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Gemini Enterpriseの登場とGPT-5 Proの性能向上

GoogleがGemini Enterpriseを発表し、法人向けAI市場に本格参入。一方OpenAIのGPT-5 ProはARC-AGIベンチマークで最高スコアを記録し、AIモデルの性能競争が激化しています。

コーディング分野ではOpenAI CodexがClaude Codeを承認率で上回り、処理速度も向上。AnthropicもClaude Codeにプラグインシステムを導入し、開発者向けツールの拡張性を高めています。

半導体市場では中国のレアアース規制強化やCoWoSパッケージングの長期的供給不足が懸念されています。それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。

目次

  1. Google、法人向けAI基盤「Gemini Enterprise」を発表【続報】
  2. GPT-5 Pro、ARC-AGIベンチマークで最高スコアを記録
  3. OpenAI Codex、DevDay後に大幅高速化との声
  4. OpenAI Codex、コード承認率でClaude Codeを上回る
  5. Claude Code 2.0.12公開、プラグインシステムを正式導入
  6. 中国、レアアースの輸出規制を強化、半導体供給網に懸念
  7. 【続報】NVIDIA向けCoWoS、2027年上半期まで供給不足との観測
  8. デジタル庁、法務AI向けデータセットを公開

Google、法人向けAI基盤「Gemini Enterprise」を発表【続報】

  • 先日お伝えしたイベント「Gemini At Work」にて、Googleが法人向けの新プラットフォーム「Gemini Enterprise」を発表しました。
  • チャットインターフェースを通じて、各種業務アプリとの連携、コーディング支援、AIエージェント開発などを包括的に提供します。
  • これにより、GoogleのAI技術を全従業員が活用できるようになることを目指しています。
Bloomberg: (翻訳) Googleのクラウド部門は、日常業務を行う従業員にリーチすることを期待してGemini Enterpriseと呼ばれるAIプラットフォームを立ち上げ、MicrosoftやOpenAIとの競争を激化させている https://t.co/hj1hMXVmDB

Publickey: ブログ書きました: Google、「Gemini Enterprise」発表。OfficeやSalesforce、SAP、Jiraなど業務アプリとの連携、コーディング支援、エージェント開発まで包括的に提供 https://t.co/Ya2hccGrdX

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: Googleは、Agent、Connector、Agent Builderを備えたGemini Enterpriseを発表しました。\n\n「これにより、会社のドキュメント、データ、アプリとチャットしたり、AIエージェントを構築して展開したりすることができ、すべてがあなたの情報とコンテキストに基づいています。」 https://t.co/tRZr3JxHH9

GPT-5 Pro、ARC-AGIベンチマークで最高スコアを記録

  • OpenAIのGPT-5 Proが、高度な推論能力を測るARC-AGIベンチマークで、現在検証済みのフロンティアLLMの中で最高スコアを達成したことが報告された。
  • ARC-AGI-1で70.2%、ARC-AGI-2で18.3%のスコアを記録した。
  • これにより、GPT-5 Proの優れた性能が改めて示された形となる。
Chubby♨️: (翻訳) GPT-5 proは現在、ARC-AGI-2のSOTAモデルです https://t.co/hQIK3lLhdm

Rohan Paul: (翻訳) GPT-5 Proが、ARC-AGIのセミプライベートベンチマークで、検証済みのフロンティアLLMとして最高のスコアを記録しました👏\n\nそれでも、OpenAIが昨年12月に発表したオリジナルのo3-previewモデルには及ばない。そちらはGPT-5 Proの50倍近く高価だった。彼らがどんなモデルを持っているのか気になりますね https://t.co/4Mzt6d1mwL

OpenAI Codex、DevDay後に大幅高速化との声

  • OpenAIのDevDay以降、コーディング支援モデルCodexの処理速度が大幅に向上したとの報告が開発者から相次いでいます。
  • これまで5〜10分かかっていたタスクが2〜3分で完了するなど、実用性が大きく改善されたとの声が上がっています。
  • 一方で、エラーが頻発したり、動作が不安定になったりするケースも報告されており、今後の動向が注目されます。
Haider.: (翻訳) 誰か気づいたかわからないけど、DevDayの後、Codexがすごく速くなった。\n\n突然、5~10分かかっていたタスクが2~3分で終わるようになったんだ。これには「コードベースを調べて何が起こっているか突き止める」も含まれる。\n\nそれに、大きなプロジェクトディレクトリを素早く整理して、遅いスクリプトをいくつか最適化してくれた。

erukiti: Codexの遅さとエラー頻発改善してんないかなー

erukiti: なんかCodexもClaude Codeみたいなnerf感じるときがあるな\nやめてほしいわほんと

OpenAI Codex、コード承認率でClaude Codeを上回る

  • スタートアップModuが収集した30万件以上のプルリクエストのデータによると、開発者によるコードの承認率において、OpenAIのCodexが74.3%となり、AnthropicのClaude Codeの73.7%を僅かに上回ったことが報じられた。
  • 開発者の間での人気もCodexが追い上げており、AIコーディングアシスタント市場での競争が激化していることを示している。
  • なお、SourcegraphのAmpエージェントが76.8%で最も高い承認率を記録した。
Stephanie Palazzolo: (翻訳) Anthropicのコード記述AIに追いつこうとするOpenAIの努力は功を奏しているようだ。スタートアップModuの新しいデータによると、OpenAIのCodexはいくつかの指標でAnthropicのClaude Codeアシスタントを上回り、開発者の間での人気も追いついてきている。 https://t.co/i5ZPXDQc98

Tibor Blaho: (翻訳) スタートアップModuが収集した30万件以上のプルリクエストのデータによると、開発者はCodexで書かれたコードの74.3%を承認したのに対し、Claude Codeでは73.7%だった。\n\nSourcegraphのAmpエージェントの承認率は76.8%で最も高かった。

Claude Code 2.0.12公開、プラグインシステムを正式導入

  • Anthropicのコーディングアシスタント「Claude Code」の続報です。
  • バージョン2.0.12がリリースされ、これまで個別に追加されてきたコマンドやエージェント、フックなどをマーケットプレイスからインストールできる「プラグインシステム」が正式に導入されました。
  • これにより拡張性が大幅に向上し、開発者はより柔軟に開発環境をカスタマイズできるようになります。
Ian Nuttall: (翻訳) claude code 2.0.12 に、まったく新しいプラグイン システムが搭載されました 🔥\n\nマーケットプレイスからコマンド、エージェント、フック、mcp サーバーをインストールできます! https://t.co/bS945OxuJV

cat: (翻訳) CCのオフィスアワーに参加して、プラグインやその他のCCのトピックについて質問してください!

中国、レアアースの輸出規制を強化、半導体供給網に懸念

  • 中国がレアアースの輸出規制をさらに強化し、関連する採掘・精製技術も対象に含めた。
  • これは米中間の貿易戦争における対抗措置と見られており、AIチップを含む先端半導体のサプライチェーンへの影響が懸念されている。
  • 特に、HuaweiのAIチップの内部構造を暴露したカナダの調査会社TechInsightsを「信頼できないエンティティ」リストに追加するなど、具体的な動きも出ている。
Bloomberg: (翻訳) 中国はレアアースの輸出規制を強化し、今月行われるドナルド・トランプと習近平のハイステークスな会談を前に、貿易戦争のレバレッジを強化している。イブニングブリーフィングはこちら。https://t.co/WupowFlgiZ

TechCrunch: (翻訳) 半導体の高速化競争が激化する中、中国は再びレアアース鉱物および関連する採掘・精製技術の輸出規制を強化した。 https://t.co/mQPMI7Ee5l

パウロ: 中国 Huaweiの910CがTSMC製だとレポートしたTechInsightsのスペシャリストをブラックリストに 😂

【続報】NVIDIA向けCoWoS、2027年上半期まで供給不足との観測

  • AI半導体の生産に不可欠なCoWoSパッケージングの供給不足に関する続報です。
  • 最新の観測によると、この供給不足は2027年上半期まで続く可能性が報じられています。
  • 台湾の南電社のABF基板工場はNVIDIAによって生産能力がすべて予約されており、他社が利用できる余地はないとされています。
パウロ: 南電 ABF基板工場はNvidiaによって全部予約されている 値上げは一気に 2027年上半期まで供給不足

パウロ: 重要なポストですね CoWoS増産しないと足りないね おはよう!10/9 外電総合整理 - AI供給チェーン追跡レポート: 米系の大手銀行は、顧客の需要が本物であれば、来年台積電のCoWoS产能が供給不足の状態になると考えている。

パウロ: 革ジャン Rubin CPXをCoWoS-Sで生産ですって たぶんGDDR7ベアチップをRubin CPX GPUとインターポーザで接続するんだろうね これやられるとAMD AI ASIC勢は非常に辛いね KVキャッシュ分離計算に太刀打ち出来ない

デジタル庁、法務AI向けデータセットを公開

  • デジタル庁が、「法務でAIがどこまで使えるか」を測定するためのデータセットを公開した。
  • 日本の法令データなどが含まれており、リーガルテック分野でのAI開発を促進することが期待される。
  • データはGitHubで公開されており、その有益性が注目されている。
まつにぃ: まさかのGitにデータソース上がっててびっくり。 めっちゃちゃんと法令データ入ってるし、めちゃくちゃ有益ではないでしょうか。 すげぇ。勉強になる。

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