2025年10月08日 夜のAIニュースまとめ
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xAIの200億ドル調達計画とNVIDIAの投資、技術革新が続く業界の最新動向
イーロン・マスク率いるxAIが200億ドル規模の資金調達を交渉中、NVIDIAも20億ドル投資の見込みです。GoogleのPC操作AI「GCU」が無料トライアルを開始し、開発者の注目を集めています。
一方、Samsungは700万パラメータの小型モデル「TRM」で巨大LLMを凌駕する成果を発表。半導体基板材料の供給不足やAIの電力需要増加など、業界の課題も浮き彫りになっています。
それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。
目次
- xAI、200億ドル調達でNVIDIAも出資か【続報】
- GoogleのPC操作AI「GCU」、無料トライアル開始
- Anthropicがインド進出、モバイル版Claude Codeも準備中
- Samsung、7Mパラメータの小型モデルが巨大LLMの推論能力を凌駕
- ガラスクロス供給不足が深刻化、GSは二桁%不足を予測【続報】
- AMD、OpenAIのチップ購入に最大1000億ドル融資か
- KaggleのTPUがv5e-8にアップグレード、並列処理が大幅に高速化
- AIの電力需要が10年で4倍に増加するとの予測
xAI、200億ドル調達でNVIDIAも出資か【続報】
- イーロン・マスク氏率いるxAIの資金調達に関する続報です。
- 進行中の資金調達ラウンドを当初計画より拡大し、200億ドル規模で交渉中と報じられました。
- この資金調達にはNVIDIAも最大20億ドルの株式投資で参加する見込みです。
- 調達資金は、テネシー州メンフィスに建設予定の巨大データセンター「Colossus 2」に充てられると見られています。
Bloomberg: (翻訳) マスク氏のxAIは計画よりも多くの資金を調達しており、Nvidiaからの株式投資により資金調達ラウンドは200億ドルに達する https://t.co/HOBlNfaRt7 📷: Andrey Rudakov/Bloomberg https://t.co/Nzbju2AKJS
Bloomberg: (翻訳) イーロン・マスク氏が支援する人工知能スタートアップxAIは、当初の計画よりも多くの資金を調達し、進行中の資金調達ラウンドを200億ドルにする https://t.co/Bj1IZy7PzZ
パウロ: またきたか xAIにNvidia出資へ 最大20億ドル https://t.co/4a9sHiFTF5
GoogleのPC操作AI「GCU」、無料トライアル開始
- 先日お伝えした、GoogleのPC操作に特化したAIモデル「Gemini 2.5 Computer Use (GCU)」の続報です。
- Browserbase上で無料トライアルが公開され、多くの開発者がその性能を試し始めています。
- 本モデルは、オフィスワーカーの単純作業の自動化を大きく進める可能性が指摘されており、その性能に大きな注目が集まっています。
まつにぃ: GoogleからComputer Use特化のモデル「Gemini 2.5 Computer Use」というそのまんまのモデルが登場、GeminiAPIとVertexで利用可能に。 OpenAIのComputer Useモデルを上回る能力を持っており、Opalと合わせて良い感じに悪さ出来そうな面白いやつです。 Opalと合わせて触ってみよう! https://t.co/6UW8dZy2Bs
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Gemini 2.5 Browser UseモデルがBrowserbaseで誰でも無料で試せるようになりました。テストの時間です 👀 https://t.co/GtPp15zPm1
K.Ishi@生成AIの産業応用: AIがコンピュータを自律的に利用可能になることのインパクトは、驚くほど過小評価されている。 オフィスワーカーが毎日何時間パソコンの前に座っているか、そのうちどれだけが単純作業か。 これらが全て自動化された時、莫大な量の仕事が必要なくなることは明白だ。 それはすぐ目の前の未来だ。
Anthropicがインド進出、モバイル版Claude Codeも準備中
- Anthropicが2026年初頭にインドのベンガルールに新オフィスを開設することを発表しました。
- インドの開発者コミュニティとの連携や、社会的利益のためのAI活用、企業とのパートナーシップ構築を目指します。
- また、コーディング支援機能「Claude Code」をモバイルアプリ向けに準備中であることも明らかにしました。
- ユーザーはClaudeアプリをGitHubに接続し、外出先からコーディングプロンプトを実行できるようになる見込みです。
Anthropic: (翻訳) 2026年初頭にインドのベンガルールにオフィスを開設します。インドの開発者コミュニティと共に構築し、社会貢献のためにAIを展開し、企業と提携することを楽しみにしています。 詳しくはこちら: https://t.co/x5otepbqs8
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: AnthropicはClaude Codeをモバイルアプリでリリースする準備を進めています!ユーザーはClaudeアプリをGitHubに接続し、外出先でコーディングプロンプトを実行できるようになります。 Claude Codex 👀 https://t.co/sMAi14qljw
まつにぃ: ClaudeCodeがモバイルアプリに🙄 CodexのようにPRタイプというよりは普通のCLIタイプのAgent仕草に見えますね。 年末に向けて一気に色々なアプリ出てくるなぁ。
Samsung、7Mパラメータの小型モデルが巨大LLMの推論能力を凌駕
- Samsungの研究チームが、わずか700万パラメータの小型モデル「Tiny Recursive Model (TRM)」を発表し、大きな注目を集めています。
- このモデルは、再帰的な思考プロセスを用いることで、パラメータ数が1万分の1でありながら、推論ベンチマーク「ARC-AGI」でGemini 2.5 Proなどの巨大モデルを上回るスコアを記録しました。
- 巨大な計算資源を必要としないこのアプローチは、今後のAI開発の方向性に一石を投じる可能性があり、多くの研究者から驚きの声が上がっています。
Kenn Ejima: HRMの次はTRM、Samsungの研究所から、最先端のLLMを1/10,000のサイズで倒したと。ARC-AGIというベンチマーク限定ではあるけれど、このアプローチが勝ち筋になる可能性はある。巨大計算資源への投資はバブルで終わり、バブル期に調達した資金は全てディストリビューションに回る、は全然ありうる。
Thomas Wolf: (翻訳) 偉大なAI研究者による単著論文はいつも本当に楽しみだ
Chubby♨️: (翻訳) 論文に目を通しました。この研究は信じられないほど素晴らしいものですが、多くの人はこれをSLMが非常に高いパフォーマンスを達成できることの証拠と見ています。しかし、この比較は非常に偏っています。なぜでしょうか? Tiny Recursive Model (TRM) は、非常に小さな再帰的計算モデルです。
ガラスクロス供給不足が深刻化、GSは二桁%不足を予測【続報】
- AIサーバーに不可欠な半導体基板材料「ガラスクロス」の供給不足が、より深刻な状況になっていると報じられました。
- 特に日本の日東紡績社製の特殊ガラスクロスは代替が難しく需要が殺到。8月末に同社の増産計画が報じられましたが、状況は改善していない模様です。
- ゴールドマン・サックスは、今後数四半期にわたり供給が二桁%不足する可能性を指摘しており、AI関連のサプライチェーンにおける新たなボトルネックとして懸念が強まっています。
パウロ: ガラスクロス足りないってずっと言われてるけど、実際に買えなくなって騒ぎ出すまで時間かかるんですよね 既に困っている人たちは日本国内にちらほら
パウロ: なぜ日東紡のガラスクロスを求めるのか なぜ彼らのものではないと駄目か、このnoteに全て書いています 特殊なガラスクロスが必要なんです 是非、読んでみてくださいっ 拡散もよろしくお願いいたします🙇
パウロ: 日東紡さん、ガラスクロスを100%即日値上げしましょう 値上げを断る企業は出入り禁止です 安く買い叩く企業は貧乏神なため、相手にする必要はありません
AMD、OpenAIのチップ購入に最大1000億ドル融資か
- AMDがOpenAIのチップ購入を支援するため、最大1000億ドル(約15兆円)の融資を行う異例の取引が報じられています。
- この取引は、OpenAIが巨額の資金を確保し、大規模なAIモデル開発を加速させることを可能にします。
- ゴールドマン・サックスは、この戦略的パートナーシップがAMDのGPUビジネスにとって強力な長期的カタリストになると評価し、目標株価を引き上げています。
TechCrunch: (翻訳) アナリストの推定によると、AMDがOpenAIのチップ購入資金を融通するという異例の取引により、AIモデルメーカーは最大1000億ドルを得る可能性がある。 https://t.co/N5Q0MOlZi7
Jukan: (翻訳) ゴールドマン・サックス) AMD: OpenAIとの戦略的パートナーシップは、AMDのGPU事業の勢いにとって強力な長期的カタリストであり、収益予測と目標株価を引き上げた。当社の見解と潜在的な業界への影響 我々はこの発表をAMDにとって重要な前向きな進展と見ている。 https://t.co/IrzzvhVZ1z
Jukan: (翻訳) 1兆ドル規模の大型案件:OpenAIの資金源はどこから? 「循環収益」と「株式対購入」:1兆ドル規模の受注の裏にある金融工学 OpenAIの金融マジックは、AMDとの取引など、2つの明確でありながら論理的に関連したモデルを通じて実現されている。 https://t.co/EUGVuOZD3T
KaggleのTPUがv5e-8にアップグレード、並列処理が大幅に高速化
- Kaggleユーザーに朗報です。ノートブック環境で利用できるTPU(テンソル・プロセッシング・ユニット)のバージョンが、従来のv3-8からv5e-8にアップグレードされました。
- これにより、利用できるTPUコア数が8から96へと大幅に増加し、並列処理性能が向上します。
- 大規模なデータセットを扱うコンペティションなどにおいて、これまで以上に高速なモデル学習や実験が期待されます。
u++: Kaggle の TPU のバージョンが v5e-8 になって、並列処理が今まで以上に捗りそう (v3-8 では 96 だった) https://t.co/QXealMV0Ud https://t.co/6SDlzwnI99
AIの電力需要が10年で4倍に増加するとの予測
- Bloombergの予測によると、AIデータセンターによる電力需要は今後10年間で4倍に増加する見込みです。
- 特に中国の需要の伸びが著しく、米国を含む他の国々全体の需要を上回ると予測されています。
- AIの普及に伴う電力消費の急増は、電力料金の値上げなどを通じて一般家庭にも影響を及ぼす可能性があり、社会的な課題となることが懸念されています。
Bindu Reddy: (翻訳) AIによる電力需要は10年で400%増加するだろう。もし一般人の電気代が上がれば、AIに対する全面的な反乱が起こるだろう。 https://t.co/v19GD11dlW
Chubby♨️: (翻訳) これは、ブルームバーグによる将来のAIの電力需要の発展予測です。特筆すべきは、ブルームバーグの想定によると、中国が米国を含む他のすべての国を合わせた需要を上回るということです。 https://t.co/0qzw4w9STk
Bloomberg: (翻訳) トランプ氏は石炭と再生可能エネルギーの対立を個人的なものにしている、と@johnauthersは書いている。AIの電力を大量に消費するデータセンターにとっては、それはビジネスだ(@opinionより) https://t.co/Ld0nE8PQ6v