2025年10月05日 朝のAIニュースまとめ

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OpenAIの著作権対応とデータセンターの宇宙展開

OpenAIがSoraの著作権保護と収益化機能の導入を検討し、クリエイターの権利保護に乗り出しています。同時にJeff Bezos氏はAI用データセンターの宇宙建設を提唱し、技術の未来像を示しました。

一方、AlibabaはGPT-5-Miniに匹敵する小型高性能VLM「Qwen3-VL」の新モデルを公開。AnthropicはAIエージェントの長時間タスク実行技術を共有しています。

競技プログラミング界では生成AI使用禁止の動きも見られ、AIの適切な活用と規制のバランスが問われています。それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。

目次

  1. OpenAI Sora、著作権保護と収益化の新機能導入へ【続報】
  2. Codexのコードレビュー機能が開発現場で高評価【続報】
  3. Jeff Bezos氏、AIデータセンターの宇宙建設を提唱
  4. Alibaba、小型で高性能なVLM「Qwen3-VL」新モデル公開
  5. Anthropic、AIエージェントの長時間タスク実行手法を公開
  6. Codexに早期アクセス機能「Codex Alpha」が登場
  7. AtCoder、競技プログラミングでの生成AI使用を禁止
  8. Microsoft、AIによる有害な毒素設計のリスクを報告
  9. a16z、スタートアップのAIプロダクト利用状況レポートを公開

OpenAI Sora、著作権保護と収益化の新機能導入へ【続報】

  • 先日来問題となっていた動画生成AI「Sora」の著作権問題について、OpenAIから新たな方針が示されました。
  • Sam Altman氏によると、IPホルダーがSoraでのキャラクター利用を制御できる機能や、利用された場合に収益を得られる仕組みの導入を検討しているとのことです。
  • この動きはクリエイターの権利を保護するためのもので、特に日本のアニメ業界からのフィードバックが反映された形です。
  • 具体的な収益分配の仕組みなどが今後の焦点となります。
Sam Altman: (翻訳) Soraアップデート #1: https://t.co/DC9ZpR7cSC

Rohan Paul: (翻訳) 🎬 ニュース:サム・アルトマン氏は、OpenAIが権利所有者に対し、Soraの動画でキャラクターがどのように表示されるかをより「きめ細かく」制御できるようにし、それらの使用から収益を分配する可能性があると述べました。新しいコントロールは、単純なオプトインまたはオプトアウトを超えます。権利所有者は、どの...のような特定のルールを設定できます。 https://t.co/VmnJRSYU...

まつにぃ: SoraのIPの件はやはり収益化に向かうのかな。 キャラクターが使われれば使われるほど収益化につながる。 これは日本にとって一つの大きなチャンスかもしれないですね。 そしてこの体制をきれいに整えたSoraはめちゃくちゃ強いSNSになりそう。 進展が早い。

Codexのコードレビュー機能が開発現場で高評価【続報】

  • 先日追加が報じられたOpenAI Codexのコードレビュー機能が、開発者から絶賛されています。
  • プルリクエストのマージ前にCodexによるレビューを必須にするチームも現れるなど、開発現場で不可欠なツールになりつつあるとの声が上がっています。
  • 人間では見つけにくいバグの発見にも貢献しており、コードの品質向上に繋がっているようです。
Greg Brockman: (翻訳) Codexのコードレビューは、一部のチームにとって不可欠なものになりつつあります。

Alexander Embiricos: (翻訳) > Codex のレビューは非常に価値があったため、マージする前に PR での会話の解決を必須にしました。> 私たちはエンジニアリングの人間工学に非常に熱心なので、ここで得ているフィードバックをいかに高く評価しているかがわかるはずです ^たった今の逐語的な引用

Justin Uberti: (翻訳) Codexは素晴らしいコーダーですが、さらに素晴らしい批評家でもあります。私たちのチームのために、すでに複数の深刻かつ微妙なバグを発見してくれました。

Jeff Bezos氏、AIデータセンターの宇宙建設を提唱

  • Amazon創業者のJeff Bezos氏が、将来的にAI学習用の巨大なデータセンターが宇宙に建設されるとの予測を立て、大きな注目を集めています。
  • 同氏はイタリアの技術イベントで、10年から20年以内にギガワット級のデータセンターが宇宙空間に設置され、24時間365日利用可能な太陽光発電を活用するとの見解を示しました。
  • これにより、宇宙は地球の産業および技術インフラの重要な一部になると予測しており、AIの発展が宇宙開発を加速させる可能性を示唆しています。
Haider.: (翻訳) Amazon CEO、ジェフ・ベゾス氏: 10~20年以内に、AIトレーニングクラスター用の巨大なギガワット規模のデータセンターが宇宙に建設されるでしょう。 これにより、24時間365日の太陽光発電が活用され、宇宙は地球の産業および技術インフラの重要な一部となるでしょう。https://t.co/6U052b4BeS

TechCrunch: (翻訳) Amazonの創設者であるジェフ・ベゾスは、金曜日にトリノで開催されたイタリアン・テック・ウィークに珍しく公の場に姿を現し、その機会を利用して、何百万人もの人々が https://t.co/SNjjabKuK9 と予測しました。

Alibaba、小型で高性能なVLM「Qwen3-VL」新モデル公開

  • 以前お伝えしたAlibabaのVLM「Qwen3-VL」シリーズから、新たに小型モデルがリリースされました。
  • 公開された「Qwen3-VL-30B-A3B-Instruct」は、アクティブパラメータが3Bと小型ながら、GPT-5-MiniやClaude4-Sonnetに匹敵する性能を持つと報告されています。
  • STEM、VQA、OCR、ビデオ理解、エージェント機能など、幅広い分野での高い能力が示されており、今後の活用が期待されます。
Junyang Lin: (翻訳) あなたが望む小型VLモデル!より小型のモデルも間もなく登場します!

Vaibhav (VB) Srivastav: (翻訳) Qwenがより小型の(競争力のある)VLMをリリース - GPT-5 Miniと競合 😍 > 30B A3B MoE > 推論および非推論 > 256Kコンテキスト(最大1Mまで可能) > 多言語(32言語) https://t.co/imlVoFbzvI

ぱぷりか炒め: うおおQwen3-VL-30B-A3Bきとる! https://t.co/7o0CGjoU5K

Anthropic、AIエージェントの長時間タスク実行手法を公開

  • Anthropicが、AIエージェントが長時間タスクを実行するためのコンテキストエンジニアリング手法に関する記事を公開しました。
  • AIエージェントの課題である有限なアテンション(コンテキストウィンドウ)を効率的に活用するため、「コンパクション(文脈要約)」「構造化メモリ(外部保存)」「エージェント構造の分離(計画と実行)」の3つのアプローチを提案しています。
  • これらの技術を組み合わせることで、AIエージェントがより複雑で長期間にわたるタスクを安定して実行できるようになるとしています。
Shinichi Takaŷanagi: AnthropicよりまたもAIエージェント開発話。有限Attensionに何を入れるか?が重要で、それを成すためにコンパクション(文脈要約)、構造化メモ(外部保存化)、エージェント構造(計画・統合とタスク実施分離)で長時間タスク可能と Effective context engineering for AI agents https://t.co/w2qrex87YI

Carlos E. Perez: (翻訳) 「Claude Sonnet 4.5のためのDevinの再構築」は、Anthropicのコンテキストエンジニアリングエッセイの主要な推奨事項と一致する豊富なケーススタディを提供します。以下に詳細な分析を示します。 1. コンテキストを有限なリソースとして扱う Devinからの証拠: Sonnet 4.5は、その...を認識しています https://t.co/U2PTSVwWcP

Codexに早期アクセス機能「Codex Alpha」が登場

  • OpenAIのコーディング支援ツール「Codex」に、新モデルや機能へ早期アクセスできる「Codex Alpha」のオプトインオプションが追加されたことが報告されています。
  • このオプションを有効にすることで、ユーザーは開発中の最新機能をいち早く試すことが可能になります。
  • 無料で早期アクセスが提供されるとのことで、開発者からの期待が高まっています。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) OpenAIはCodexの設定に新しいCodex Alphaオプトインオプションを追加しました。 「新しいCodexモデルと機能への早期アクセスを取得します。」 無料で早期アクセス!!! 👀 https://t.co/xkKSBBn9Jc

AtCoder、競技プログラミングでの生成AI使用を禁止

  • 競技プログラミングサイト「AtCoder」が、コンテストにおける生成AIの利用を全面的に禁止することを発表しました。
  • Copilotや検索エンジンのAI要約機能なども禁止の対象に含まれており、違反した場合はアカウント停止などの厳しい措置が取られる可能性があります。
  • 将棋や囲碁のオンライン対局における「ソフト指し」対策と同様に、コーディングコンテストにおいてもAIの不正利用を検知する仕組みの導入が進むか注目されます。
Yu Yamaguchi | チューリング CTO: AtCoder、Copilotや検索結果のAI要約も含めて生成AIの使用が全面的に禁止されたんですね。 将棋とか囲碁のオンライン対局サービスも、いわゆる「ソフト指し」を検知してバンする仕組みがあったりするのですが、コーディングコンテストもそうなっていくのでしょうか https://t.co/sI9k8oWFyX https://t.co/gYV8ThKYJT

Microsoft、AIによる有害な毒素設計のリスクを報告

  • Microsoftの研究チームが、AIを用いて既存の毒素を改変し、安全チェックを回避できる新たな有害物質を設計できる可能性を報告しました。
  • この研究では、AIモデルがリシンのような既知の毒素の構造をわずかに変更することで、スクリーニングツールを欺くことに成功したとされています。
  • AIが悪用されるリスクを示すものであり、バイオセキュリティ分野におけるAIの安全性確保が重要な課題であることを浮き彫りにしています。
Rohan Paul: (翻訳) 🧬 Microsoftの研究により、AIが、その生成を阻止するためのセキュリティ安全チェックをすり抜けることができる新しい有害な毒素を設計できることが明らかになりました。研究チームはAIモデルを使用して、リシンなどの既知の毒素を再設計し、スクリーニングを欺くのに十分なほど構造を変化させました https://t.co/1eKzi3dKAD

a16z、スタートアップのAIプロダクト利用状況レポートを公開

  • ベンチャーキャピタルのa16zが、スタートアップ企業20万社以上が利用しているAIプロダクトに関する分析レポートを公開しました。
  • レポートによると、ChatGPTのような汎用的なAIツールだけでなく、カスタマーサービス、営業、採用といった特定の業務領域(Vertical)に特化したAIプロダクトも成長していることが示されています。
  • また、消費者向け(ToC)サービスで成功したAI企業が、より短期間で法人向け(ToB)にスケールする傾向があるなど、AI市場のトレンドに関する示唆に富んだ内容となっています。
Shinichi Takaŷanagi: a16zよりMercuryの20万社以上の"スタートアップ利用中AIプロダクト"分析レポート。ChatGPT等のHorizontalに留まらず、カスタマーサービス・営業・採用などのVertical領域も成長。ToC→ToBのスケール化がより短期間で可能に等、示唆に富む The AI Application Spending Report https://t.co/oAaU7uCd55

久保田 雅也@Coalis: Software is eating the labor market...(by a16z) https://t.co/Qhm6vSqmfI

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