2025年10月02日 夜のAIニュースまとめ

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OpenAIが5000億ドル評価で世界最大のスタートアップに

OpenAIの株式売却が評価額5000億ドルで完了し、世界最大のスタートアップの座を確立しました。一方、Appleは廉価版Vision Proの開発を棚上げし、AIスマートグラス開発にリソースを集中させる方針への転換が報じられています。

また、GoogleがGemini-TTSの一般提供を開始し、プロンプト制御による多様なスタイルの音声生成が可能になりました。OpenAIとサムスン・SK Hynixの提携も進展し、AIインフラへの大規模投資の流れが加速しています。

それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。

目次

  1. OpenAI、評価額5000億ドルでの株式売却を完了【続報】
  2. Apple、廉価版Vision Proを棚上げ AIグラス開発を優先か【続報】
  3. OpenAI、Sora 2の失敗動画集「Bloopers」を公開
  4. OpenAIとの提携報道でSamsung・SK Hynixの株価が急騰【続報】
  5. Google、高性能音声合成「Gemini-TTS」を一般提供開始
  6. MCP採用拡大、SalesforceやGemini CLIも対応
  7. 【続報】Thinking Machines、ファインチューニングAPI「Tinker」を発表
  8. xAI、法人向けプランを「Grok Business」に改称

OpenAI、評価額5000億ドルでの株式売却を完了【続報】

  • 以前、評価額5000億ドルで協議中と報じられていたOpenAIの従業員向け株式売却が完了しました。
  • これにより、同社は世界で最も価値のあるスタートアップになったとされています。
  • この取引は、AI業界への依然として高い投資熱を象徴する出来事として注目されています。
Financial Times: (翻訳) ChatGPTメーカーは、イーロン・マスク氏のSpaceXを抜いて、世界で最も価値のあるスタートアップになりました。

Bloomberg: (翻訳) 関係者によると、OpenAIは現在および元の従業員が会社の株式約66億ドル相当を5000億ドルの評価額で売却できる取引を完了した。

Kol Tregaskes: (翻訳) OpenAIは株式売却後、評価額5000億ドルで世界で最も価値のあるスタートアップになりました!

Apple、廉価版Vision Proを棚上げ AIグラス開発を優先か【続報】

  • Appleが、2027年に発売が計画されていた安価で軽量なVision Pro(通称Vision Air)の開発を棚上げしたと報じられました。
  • リソースを再配分し、Metaのスマートグラスに対抗するためのAIスマートグラス開発を優先する方針に転換したと見られています。
  • なお、現行モデルのチップを改良した新Vision Proの発売計画には影響はないとのことです。
Mark Gurman: (翻訳) 【新情報】Appleは、2027年に計画されていた安価で軽量なVision Proの改良版(通称「Vision Air」)の開発を棚上げし、より緊急性の高い取り組みであるMetaに対抗するAIスマートグラスの開発を優先しています。

Bloomberg: (翻訳) Appleは、Vision Proヘッドセットの計画的な刷新を一時停止し、リソースをより緊急性の高い取り組み、つまりMetaの製品に対抗できるスマートグラスの開発に振り向けています。

Mark Gurman: (翻訳) 明確にしておくと、これは新しいVision Proの近日中の発売には影響しません。これは、より優れたチップを除いて現行モデルと同一です。

OpenAI、Sora 2の失敗動画集「Bloopers」を公開

  • OpenAIが、動画生成AI「Sora 2」で生成された失敗作を集めた「Bloopers」動画をXで公開しました。
  • 動画には、物理法則を無視した奇妙な動きをする人物や、不自然に変形するオブジェクトなどが含まれています。
  • この投稿は、現在の生成AIの技術的な限界と、そのユーモラスな側面を示すものとして大きな反響を呼んでいます。
OpenAI: (翻訳) Sora 2によるNG集。

Kenn Ejima: bloopersのほうがリアルに感じるの面白いね

morgan —: (翻訳) soraが純粋に面白いこと、そしてreel/realの遊びはさておき、彼らがこれを低解像度のクリップとして投稿し、完全にネタに徹しているのが好きです。

OpenAIとの提携報道でSamsung・SK Hynixの株価が急騰【続報】

  • 先日お伝えしたOpenAIとSamsungの提携交渉の続報です。
  • 新たにSK Hynixもこの提携に参加すると報じられ、報道を受けて両社の株価が急騰しました。
  • OpenAIは月間90万枚という巨大なDRAM供給を要請しているとされ、AI開発が半導体市場に与える影響の大きさを改めて示しています。
Financial Times: (翻訳) OpenAIとの契約後、SK HynixとSamsungの株価が急騰

パウロ: OpenAI 90万/月のDRAMウェハの衝撃 OpenAI–Samsung/SK Hynix DRAM パートナーシップがメモリ需要の新時代を開く (JPM)需要見通し • OpenAIは、2029年までSamsung ElectronicsとSK HynixからDRAMの月間900kウェハー(wspm)を調達する計画を発表。これは2025年の業界総容量の半分に相当する。 •

Jukan: (翻訳) OpenAIとサムスン/SKハイニックスのDRAMパートナーシップがメモリ需要の新時代を切り開く(JPM) 1. 需要見通し - OpenAIは、2029年までにサムスン電子とSKハイニックスから毎月90万枚(wspm)のDRAMを調達する計画を発表しました。これは業界全体の生産能力の半分に相当します。

Google、高性能音声合成「Gemini-TTS」を一般提供開始

  • Google Cloudが、新しいテキスト読み上げモデル「Gemini-TTS」の一般提供(GA)を開始しました。これは以前お伝えしたGeminiの音声機能に関する続報です。
  • プロンプトを通じて「フレンドリーに」「皮肉を込めて」といった多様なスタイルで音声を生成できるのが特徴です。
  • コスト効率の良い「flash」と高品質な「pro」の2つのモデルが提供され、複数話者の会話生成にも対応しており、本番環境での利用が可能になります。
Shohei Okada @ Google Cloud: Gemini-TTS が一般提供になった。 新しい文章読み上げモデルで、プロンプトで「フレンドリーに」「皮肉を込めて」「関西の漫才風に」など読み上げるスタイルを指定できる。複数スピーカーの会話にも対応。コスト効率の良い flash とクオリティ重視の pro のモデルがある。 https://t.co/O6bzW2AQch

Kimihiko Kitase ♨️ 北瀬 公彦: ついに、Gemini-TTS が GA に!これで本番環境でも安心して使えますね👍

MCP採用拡大、SalesforceやGemini CLIも対応

  • AIエージェントの連携規格「MCP」に関する続報です。
  • Salesforceが自社AIエージェント「Agentforce Vibes」でMCPを採用し、エコシステムとの連携を実現したと報告しました。
  • また、GoogleのGemini CLIがPythonのMCPライブラリ「FastMCP」と統合されるなど、MCPの採用がさらに広がっています。
Cline: (翻訳) SalesforceがAgentforce Vibesの提供に@clineを使用し、顧客に自律的なコーディングを提供し、MCPを使用してエコシステム全体(Heroku、MuleSoft、DXなど)とシームレスに連携できるようになったのは素晴らしいことです。

Google Cloud Tech: (翻訳) Gemini CLIが、MCPサーバーを構築するためのPythonの主要ライブラリであるFastMCPと統合されました!カスタムMCPツールとプロンプトをGemini CLIに直接簡単に接続できます!お知らせを読む→

shu421: MCPの恩恵感じるな〜エージェントが静的解析実行してくれるだけで完成度かなり変わる

【続報】Thinking Machines、ファインチューニングAPI「Tinker」を発表

  • 先日、LoRAによるファインチューニングがフルファインチューニングに匹敵するとの研究結果を公開したThinking Machinesの続報です。
  • 同社は、言語モデルをファインチューニングするための柔軟なAPI「Tinker」を新たに発表しました。
  • このAPIを利用することで、開発者は自身のPC上でPythonを使ってトレーニングループを記述し、分散GPU環境で実行させることが可能になります。
  • Hugging FaceのCEOなど、多くの開発者からオープンモデルの活用を促進する動きとして期待が寄せられています。
clem 🤗: (翻訳) ブラックボックスのクローズドソースモデルに頼るのではなく、独自のモデルをファインチューニングする時が来ました!これをしないのは、ソフトウェア会社を設立して独自のソフトウェアを作成しないのと同じです。強化学習の時代になり、以前よりもはるかに簡単かつ安価になりました。

Sasha Rush: (翻訳) Thinking Machinesは今月素晴らしいものを発表しています

Qwen: (翻訳) Qwenがサポート対象モデルの第一弾に選ばれたことを誇りに思うと同時に、研究者や開発者に柔軟でアクセスしやすいファインチューニングツールを提供できることを嬉しく思います。私たちは今後も、コミュニティ全体の研究、イノベーション、コラボレーションをサポートするために、強力なオープンモデルをリリースしていきます。💡🤝

xAI、法人向けプランを「Grok Business」に改称

  • Elon Musk氏率いるxAIが、法人向けプラン「Grok Teams」の名称を「Grok Business」に変更したことが明らかになりました。
  • この変更は、より広くビジネス全般での利用を想定したブランディング戦略の一環と考えられます。
  • xAIは先日、チーム向けのライセンス購入が可能になったことを発表したばかりでした。
Tech Dev Notes: (翻訳) xAIはGrok Teamsの名前をGrok Businessに変更しました

カレーちゃん: grokの画面が変わっていますね https://t.co/92u1i6iMM3

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