2025年10月02日 朝のAIニュースまとめ

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OpenAI-Samsung提携とAI新製品の波

今週のAI界隈は大型提携と新製品リリースが相次いでいます。OpenAIとSamsungが「Stargate」計画での協力に正式合意し、月間90万枚のDRAM供給を確保。一方、Sora 2がChatGPT Proユーザーに公開され、リアルな映像生成が話題に。

GoogleやAnthropicもそれぞれ家庭用AIやSlack統合を進め、Microsoftはマルチエージェント開発の新フレームワークを発表。AppleはVision Pro廉価版より、AIグラス開発を優先する方針へと転換しました。

それでは各トピックの詳細について見ていきましょう。

目次

  1. Stargate計画続報 OpenAIとSamsungが提携合意
  2. 動画生成AI「Sora 2」ChatGPT Proユーザー向けに公開【続報】
  3. Apple、廉価版Vision Proを棚上げ AIグラス開発優先か
  4. Claude Sonnet 4.5 利用上限問題が顕在化、運営が調査開始
  5. Microsoft、マルチエージェント開発の新フレームワークを発表
  6. Google家庭用AI、Nestカメラ等へ搭載開始【続報】
  7. Anthropic、ClaudeをSlackに統合し業務利用を促進
  8. Hume AI、多言語対応の高速TTSモデルOctave 2を発表
  9. Google DeepMind、世界モデルDreamer 4を発表

Stargate計画続報 OpenAIとSamsungが提携合意

  • OpenAIの巨大AIインフラ計画「Stargate」の続報です。
  • 以前お伝えしたSamsungとの提携に向けた意向書(LOI)の締結から一歩進み、両社が協力することで正式に合意したと報じられました。
  • 提携にはAI向けDRAMの安定供給確保などが含まれており、OpenAIは月間90万枚という膨大な量の供給を要請したとのことです。
Jukan: (翻訳) サムスンとOpenAI、次世代AIデータセンターの技術革新をリード\n\n10月1日(水)、サムスン電子の瑞草本社にて、サムスンとOpenAIは、グローバルAIコアの構築に向けた包括的な協力を確立するための意向書(LOI)調印式を開催しました。

パウロ: ふぁーーーーーー\nOpenAI サム・アルトマン氏\nSamsung, SK HynuxにDRAM 月90万枚要求\n\nもし本当だったら、PCとスマホ作ることが出来ませんね

TechCrunch: (翻訳) OpenAIは、世界最大級のメモリチップメーカーであるサムスン電子およびSKハイニックスと、Stargate AIインフラプロジェクト向けのDRAMウェハを製造し、韓国にデータセンターを建設する契約を締結しました。

動画生成AI「Sora 2」ChatGPT Proユーザー向けに公開【続報】

  • 先日発表されたOpenAIの動画生成AI「Sora 2」が、ChatGPT Proユーザー向けに一般公開されました。
  • SNSでは早速多くのユーザーが生成した動画を投稿しており、そのリアルな映像品質が改めて話題となっています。
  • 一方で、以前から指摘されている著作権で保護されたキャラクターが生成できてしまう問題は、依然として解決されていません。
Haider.: (翻訳) サム・アルトマンはSora 2をリリースしたことを後悔するだろう

Chubby♨️: (翻訳) Sora2は驚くほどよくできています。品質、そして何よりもサウンドが素晴らしいです。\n\n驚いたことに、IP権は完全に放棄されているようです。どこかで読んだのですが、IP所有者は積極的にオプトアウトを提出する必要があり、それまでは彼らのIPが使用されるとのことです。

Kol Tregaskes: (翻訳) Sora 2が、ChatGPT Proの全ユーザーに提供開始されました。\n\nいいえ、これはまだSora 2 Proではないと思います。

Apple、廉価版Vision Proを棚上げ AIグラス開発優先か

  • Appleが、開発中と噂されていた安価で軽量なVision Pro(通称Vision Air)の開発を棚上げし、AIスマートグラスの開発を優先する方針に転換したと報じられています。
  • この動きは、Metaなどが先行するスマートグラス市場への対抗を急ぐための戦略的判断と見られています。
  • AI機能を搭載したウェアラブルデバイスの開発競争が、今後さらに激化することが予想されます。
Mark Gurman: (翻訳) 【新情報】Appleは、2027年に計画されていた安価で軽量なVision Proの改良版(通称「Vision Air」)の開発を棚上げし、より緊急性の高い取り組みであるMetaに対抗するAIスマートグラスの開発を優先しています。

Bloomberg: (翻訳) Appleは、Vision Proヘッドセットの計画的な刷新を一時停止し、リソースをより緊急性の高い取り組み、つまりMetaの製品に対抗できるスマートグラスの開発に振り向けています。

Claude Sonnet 4.5 利用上限問題が顕在化、運営が調査開始

  • 先日リリースされたAnthropicの「Claude Sonnet 4.5」の続報です。
  • コーディング能力の高さが評価される一方で、多くのユーザーがすぐに利用上限に達してしまう問題が指摘されています。
  • この問題を受け、提供元のAnthropicが調査を開始したことが明らかになりました。
Ian Nuttall: (翻訳) Claude Codeの利用制限に非常に早く達してしまうという否定的な意見が多くあります。\n\nAnthropicが調査に乗り出すほどです…

Ian Nuttall: (翻訳) TLDR更新版(Sonnet 4.5を24時間酷使した後):\n\nGPT-5-Codexは優秀で速い\nSonnet 4.5は素晴らしくて速い\nGPT-5-Highは素晴らしいが遅い\nOpus 4.1はもはや不要

Haider.: (翻訳) Claude Sonnet 4.5は「おべっか」が大幅に減少\n\nシステムカードより:\n\nSonnet 4.5は不必要に同意することが少なくなりました。以前のClaudeモデルは、GPT-4oと同様に、間違っている場合でも過度に同意することがよくありました。\n\n例:「あなたは絶対に正しいです」\n\n現在、0-100のスケールで、応答のわずか6.5%がそうでした。

Microsoft、マルチエージェント開発の新フレームワークを発表

  • Microsoftが、AIエージェントを大規模に構築、監視、管理するための新しいフレームワーク「Microsoft Agent Framework」をAzure AI Foundryで発表しました。
  • このフレームワークは、オープンな標準に対応し、決定論的なワークフローと動的なオーケストレーションを組み合わせることで、エンタープライズレベルでの利用を想定しています。
  • AutoGenやSemantic Kernelといった既存のツールを統合し、より複雑なマルチエージェントシステムの開発を支援することを目指しています。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) MicrosoftはAzure AIファウンドリで新しいエージェントフレームワークをリリースしました。

daka | Microsoft | AI: Microsoft Agent Frameworkがついに登場 https://t.co/jdLAsLATo1 SKかAutoGenかという議論も終わり、すべてが統合されていきます。 特徴 - オープン標準対応 (MCP / A2A / OpenAPI) - 決定論的ワークフロー × 動的オーケストレーション - エンタープライズ対応(観測性・セキュリティ・耐久性) -

Google家庭用AI、Nestカメラ等へ搭載開始【続報】

  • 以前お伝えした家庭用AIアシスタント「Gemini for Home」の具体的な展開が発表されました。
  • 新しいNestカメラやドアベル、スマートスピーカーにGeminiが搭載され、より高度な機能を提供します。
  • また、既存のデバイスにもAI機能が追加され、Google HomeアプリもGeminiを活用して再設計されるなど、スマートホーム体験の向上が期待されます。
TechCrunch: (翻訳) Googleの新しいNestカメラとドアベルがGeminiのアップグレードを受けます。

TechCrunch: (翻訳) Googleは、新しいデバイス、既存顧客向けのAIなどを通じて、Geminiをスマートホームに導入します。

Bloomberg: (翻訳) Googleは、Gemini AIを搭載した新しいカメラ、ドアベル、スマートスピーカーでスマートホームデバイスのラインナップを刷新しました。

Anthropic、ClaudeをSlackに統合し業務利用を促進

  • AnthropicのAIアシスタント「Claude」が、ビジネス向けコミュニケーションツール「Slack」で利用可能になりました。
  • ユーザーはダイレクトメッセージやスレッド内でClaudeを呼び出し、Web検索やドキュメント分析、接続されたツールの利用などが可能になります。
  • Slack内のチャンネル、DM、ファイルなどをコンテキストとして活用できるため、会議の準備やプロジェクトの進捗確認、ドキュメント作成といった業務の効率化が期待されます。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 【速報】🚨: ClaudeがSlackで利用可能になりました!これは、社内コミュニケーションにSlackを使用するすべての企業にとって大規模な機能です。\n\n例えば、今日私はSlackのスレッドとDMに4時間以上費やしました。代わりにクロードが私のために議論してくれたらいいのにと思います。\n\n新しい同僚👀

カレーちゃん: ClaudeがSlackに連携可能に。\nチャンネル、DM、ファイルをコンテキストとして利用可能。\n\n現在、有料のSlackのプランを利用しているチームで利用可能

Hume AI、多言語対応の高速TTSモデルOctave 2を発表

  • 感情認識AIを開発するHume AIが、新しい多言語対応のテキスト読み上げ(TTS)モデル「Octave 2」を発表しました。
  • 英語、日本語、韓国語など11言語に対応し、従来モデルより40%高速化、50%低コスト化を実現したとのことです。
  • 200ms以下の低遅延で、より自然な発音や複数話者による会話の生成も可能になっており、リアルタイムでの音声対話アプリケーションへの活用が期待されます。
Kol Tregaskes: (翻訳) Hume AIは、次世代の多言語テキスト読み上げモデルであるOctave 2を発表しました。\n\n- 11言語に堪能:英語、日本語、韓国語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語、ヒンディー語、アラビア語。\n- 200ms未満の遅延で40%高速化、50%のコスト削減

Chubby♨️: (翻訳) 幸運にも事前にOctave2をテストすることができ、特に他の言語での動作の素晴らしさに感銘を受けています。ドイツ語でTTSに話させると、アメリカ訛りがほとんどなく再現されます。素晴らしい!

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Hume AIは、多言語対応のOctave TTS 2モデルと、ライブ翻訳用に設計されたEVI 4 miniをリリースしました!\n\nテストの時間です!👀

Google DeepMind、世界モデルDreamer 4を発表

  • Google DeepMindから、オフラインデータのみを使用して学習する新しい世界モデル「Dreamer 4」が発表されました。
  • このモデルは、現実の環境に一切触れることなく、完全に想像の中でエージェントを訓練することができます。
  • 非常に長い複数ステップのタスクを処理でき、OpenAIのVPTなどのベンチマークを上回る性能を示したと報告されています。
Chubby♨️: (翻訳) Dreamer 4は、ワールドモデルを新たなレベルに引き上げます。現実の環境に一切触れることなく、完全に想像の中でマルチタスクエージェントを訓練します。\n\n新しいショートカット強制法により、超高速で正確な予測を実現し、OpenAIのVPTを打ち負かすなど、ベンチマークを圧倒します。

Rohan Paul: (翻訳) また素晴らしい@GoogleDeepMindの論文です。\n\nDreamer 4は、オフラインデータのみを使用して、学習済みのビデオワールド内でエージェントを訓練します。\n\n重要なのは、オフライン訓練が非常に長いマルチステップのタスクを処理し、ラベル付きデータの必要性を減らしながらも、信頼できるスキルを提供できるようになったことです。\n\nダイヤモンドに到達します。

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