2025年09月28日 朝のAIニュースまとめ

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GPT-5の省エネ学習とAIツール進化の最新動向

GPT-5の省エネ学習技術と人間らしい対話能力が注目を集めています。ChatGPTは特定条件下で自動的に高性能モデルを使用する実験を行っているようです。

音楽制作ではSuno StudioのMIDI出力対応が作曲ワークフローを変え、AlibabaのQwen3 Maxはツール使用能力が大幅向上しました。OpenAIはAARPと提携し高齢者のAI活用を支援します。

それでは、これらの最新展開について詳しく見ていきましょう。

目次

  1. GPT-5、省エネ学習と人間らしさが新たな論点に
  2. ChatGPTのモデル自動選択、特定条件下で高性能モデルへ切り替えか
  3. Suno Studio、MIDI出力対応でDAWとの連携強化
  4. AlibabaのQwen3 Max、ツール使用能力が大幅向上【続報】
  5. OpenAI、高齢者のAI活用支援でAARPと提携
  6. ChatGPT新機能Pulseの続報、パーソナライズ精度に賛否
  7. AI ASIC市場の急成長予測、金融大手で見解が一致
  8. Meta、広告事業にもGoogleのGeminiモデル利用を検討か
  9. Bun、AIエージェント向けにドキュメントを最適化
  10. Perplexity、新推論モデル「Sonar Testing」をテスト中

GPT-5、省エネ学習と人間らしさが新たな論点に

  • GPT-5が前モデルより少ない計算資源で訓練された可能性が浮上しています。
  • タスクを調整・実行するオーケストレーターとしての能力に優れている点も話題です。
  • 一方で、より人間らしい対話が可能になった結果、ユーザーがAIに過度な愛着を抱く問題も指摘されています。
Kenn Ejima: GPT-5は初めて前モデル(GPT-4.5)よりも少ない計算資源で訓練されたモデルですが、その理由についてEpoch AIが解説しています。 これは主に推論モデルの台頭によるパラダイムシフトが原因。推論モデルの進化はTransformerの発明に匹敵するアルゴリズム的進歩だったということです。

elvis: (翻訳) GPT-5がどれほど優れたオーケストレーターであるかは驚くべきことです。あらゆるドメインでClaude Codeのようなエージェントシステムを構築しているなら、GPT-5はトップモデルの1つになるはずです。コーディング以外のドメインでオーケストレーターとワーカーからなるマルチエージェントシステムを構築しているなら、GPT-5は必須です!GPT-5は機能します https://t.co/...

Haider.: (翻訳) OpenAIはGPT-5を「フレンドリー」でなく、「ナイス」でもなくしたのは正解だった。今彼らがすべきことは: - GPT-4oを早急に廃止する - ベースモデルはロボット的/中立的に保つ - 明確なガードレールを備えた別個のコンパニオン/セラピーモデルを提供する 人々は4oに感情移入しすぎている。

ChatGPTのモデル自動選択、特定条件下で高性能モデルへ切り替えか

  • 以前お伝えしたChatGPTのモデル自動選択機能に関する続報です。
  • ユーザーが特定のモデル(例: GPT-4o)を選択しても、実際には別のモデルが応答を生成している場合があるとの報告が相次いでいます。
  • 特に、安全性が求められるデリケートな話題などに対し、より高性能なモデルへ自動的にルーティングする内部テストが行われている可能性が指摘されています。
Tibor Blaho: (翻訳) はい、本当です - ChatGPTは、一部のGPT-4oの会話を、あなたが選択したものとは異なるモデルにルーティングします。最近この件に関する投稿をよく見かけるようになり、多くの方から実際に起こっているのかと尋ねられたので、調べてみることにしました。GPT-4oやGPT-5を選択しても、もし

Kol Tregaskes: (翻訳) OpenAIが最近発表した追加の安全対策がChatGPTで有効になりました。GPT-4o、GPT-4、GPT-5などにおける機密性の高い、または違法なコンテンツを含むチャットは、自動的にGPT-5にルーティングされます。これは、そのようなトピックをより適切に処理できる可能性のあるGPT-5に会話を移行させるための設計なのでしょうか?🤔

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) OpenAIは、デリケートで感情的なトピックに関する4oの応答について、GPT-5へのセーフティルーティングのテストを開始しました。多くのユーザーがそれに不満を抱いています。ガードレールとしてのGPT-5 🤖

Suno Studio、MIDI出力対応でDAWとの連携強化

  • AI作曲ツールSunoの「Suno Studio」がMIDIファイルの出力をサポートしました。
  • これにより、生成された楽曲のメロディやコードをDAW(音楽制作ソフト)に直接インポートし、編集や楽器の変更が容易になります。
  • 耳コピの手間を省き、音楽制作の効率を大幅に向上させる機能として注目されています。
Kenn Ejima: SunoがDAW化して耳コピまで代行してくれるようになった。今の時代から音楽始める人ズルい…

AlibabaのQwen3 Max、ツール使用能力が大幅向上【続報】

  • 以前からお伝えしているAlibabaの「Qwen3 Max」に関する続報です。
  • AIモデルの能力を測るベンチマーク「Artificial Analysis Intelligence Index」にて、推論機能を持たないモデルとしては最もインテリジェントであると評価されました。
  • 特にエージェントのツール使用能力が33%から74%へと大幅に向上したと報告されています。
Rohan Paul: (翻訳) 📈 AlibabaのQwen3 MaxがArtificial Analysis Intelligence Indexで55に急上昇し、+6の向上を遂げ、最もインテリジェントな非推論モデルとして一般提供を開始しました。50のKimi K2 0905を上回り、トップの座はAlibabaに移りました。エージェントのツール使用率は33%から74%に上昇しました。https://t.co/ufY...

OpenAI、高齢者のAI活用支援でAARPと提携

  • OpenAIが、米国の退職者協会であるAARPとの提携を発表しました。
  • このパートナーシップを通じて、高齢者がAI技術を安全かつ効果的に活用できるよう支援することを目指しています。
  • AIの普及が社会のあらゆる層に進む中、デジタルデバイド解消に向けた取り組みとして注目されます。
Greg Brockman: (翻訳) AARPとの提携により、高齢者のAI活用を支援します: https://t.co/n4RIAgpfiT

ChatGPT新機能Pulseの続報、パーソナライズ精度に賛否

  • 先日プレビューが開始されたChatGPTの新機能「Pulse」の続報です。
  • ユーザーからは、過去の対話履歴から興味を広げるレポートを生成する点を評価する声がある一方、興味やスキルレベルの理解が浅くノイズが多いという指摘もあがっています。
  • 今後の改善による、パーソナライズ精度の向上が期待されます。
松本 勇気 (Yuki Matsumoto) | LayerX CTO: ChatGPT Pulseめっちゃいいな。直近調べていたことなど私の興味をさらに広げる方向で複数レポート作って送ってきてくれる。普通に勉強になってしまったし、最新情報も持ってきてくれる。

ML_Bear: Pulse使ったけど僕にはちょっと刺さらなかったな。GPT-5を普段使いで多様な質問をしてるからか僕が何に興味持ってて、どんなスキルを持ってるのかの理解が浅そう。例えばLLMの初心者向けの記事とか入ってきててノイズが多い。GrokがTwitterのTLの要約を毎朝送ってきてくれるとそれがベストかも😇

限界助教|ChatGPT/Claude/Geminiで論文作成と科研費申請: ユーザーの好みを深く理解したPulseをリリースしたChatGPTの次の動きは明らかです そうです。広告です😇

AI ASIC市場の急成長予測、金融大手で見解が一致

  • 金融大手Goldman Sachsが、AIサーバー市場でASIC(特定用途向け集積回路)の採用が急拡大するとの予測を発表しました。
  • これは先日報じられたJPモルガンの予測に続くもので、AIのワークロード多様化に伴いGPU以外の選択肢の重要性が高まっているという見方が金融大手で強まっています。
Jukan: (翻訳) ゴールドマン・サックス)グローバルサーバー:2027年の新予測。ASICの普及率上昇に伴うベースボードベースのAIサーバー予測の上方修正 1. グローバルTAM予測の更新 以下のセグメントについて、当社のTAM(Total Addressable Market)見通しを更新します:(1)ASIC AIサーバーTAM、(2)AI https://t.co/ow9zIT9YuN

Jukan: (翻訳) ゴールドマン・サックスは、ASICが非常に速いペースで成長すると予測しています。

Meta、広告事業にもGoogleのGeminiモデル利用を検討か

  • AIチャットボットに続き、Metaが広告事業の改善にもGoogleのAIモデル「Gemini」の利用を検討していると報じられました。
  • Metaの広告データをGeminiでファインチューニングし、広告の要約生成などに活用する案が協議されている模様です。
  • 自社モデルLlamaの開発と並行し、分野ごとに競合のモデル活用も模索する動きが注目されます。
The Information: (翻訳) Metaは、広告事業を改善するために、GoogleのGeminiおよびオープンソースのGemma AIモデルの使用についてGoogle Cloudと協議中です。協議は初期段階にあります。詳細はこちら:https://t.co/7gpPQSUjNP

The Information: (翻訳) Metaの従業員は、広告の要約などのタスクを支援するために、Metaの広告データでGoogleのGeminiモデルをファインチューニングすることを提案しました。これは、広告推薦システムの重要な入力となります。続きを読む:https://t.co/7gpPQSUjNP

Bun、AIエージェント向けにドキュメントを最適化

  • JavaScriptランタイムのBunが、Claude CodeのようなAIエージェントからのリクエストに対し、HTMLの代わりにMarkdown形式でドキュメントを提供するように変更したことが話題です。
  • この対応により、AIがドキュメントを読み込む際のトークン使用量を約10分の1に削減できると報告されています。
  • 開発者向けツールがAIエージェントの利用を前提とした最適化を進める動きとして注目されます。
Ian Nuttall: (翻訳) これは素晴らしい。みんなこれをして、マークダウンを返すようにすべきだ(@github、君のことだよ)

Perplexity、新推論モデル「Sonar Testing」をテスト中

  • AI検索エンジンのPerplexityが、社内で「Sonar Testing」という新しい推論モデルをテストしていることが明らかになりました。
  • 既存のSonarモデルの推論能力をアップグレードするものと見られており、今後の正式リリースが期待されます。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: Perplexityは、新しい「Sonar Testing」推論モデルを社内でテストしています。潜在的に、既存のSonarモデルの推論アップグレードとして提供される可能性があります。個人的には、「Sonar Testing」は史上最高の名前だと思います👀 https://t.co/a1ChGPDGLh

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