2025年09月25日 夜のAIニュースまとめ

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OpenAIのCodex自己修正能力とMSへのClaude統合が進展

今週のAI業界では、OpenAI CodexがAI自律性の向上を示す自己修正能力で注目を集めています。また、Microsoft 365 CopilotにClaude Sonnet 4とOpus 4.1が選択可能になるニュースも話題です。

さらに、GoogleのGemini 3リリース前倒しの噂やMetaのコード生成モデルCWMの重み公開、Sakana AIのShinkaEvolveなど、コード生成やAI研究の分野で重要な進展がありました。

それでは各トピックについて詳細を見ていきましょう。

目次

  1. OpenAI Codex、エラーから自律的に問題を修正
  2. 【続報】Google Gemini 3、10月上旬に前倒しリリースか
  3. Microsoft 365 Copilot、Claude Sonnet 4とOpus 4.1が選択可能に【続報】
  4. Metaのコード生成モデルCWM、Hugging Faceで重み公開
  5. Sakana AI、科学的発見のためのプログラム進化フレームワーク公開
  6. Ollama、Web検索APIとMCPサーバー機能を追加
  7. AI需要が牽引、DRAM市場は4年間のスーパーサイクルへ
  8. Sakana AIの論文がスタンフォード大学のAIエージェント講座で採用
  9. Kaggle系外惑星コンペ続報、チューリングCTOが銀メダル
  10. Google Colab、ランタイムバージョンの固定機能を追加

OpenAI Codex、エラーから自律的に問題を修正

  • OpenAIのコード生成AI「Codex」が、その高度な自己修正能力で注目を集めています。
  • 間違ったリポジトリで実行されても、エラーメッセージから正しいリポジトリを特定し、自律的に問題を修正した事例が報告されました。
  • 多くの開発者がClaude CodeからCodexへの移行を表明するなど、その実用性の高さが話題となっています。
Greg Brockman: (翻訳) 間違ったリポジトリで実行されても成功するcodex:

Rohan Paul: (翻訳) OpenAIのcodexは、間違ったリポジトリ内で起動しても動作します。 スタックトレースやログを読み取り、パッケージ名、モジュールパス、さらにはエラーテキストに表示される組織/リポジトリのスラグなどの識別子を抽出し、ツールを使用して適切なリポジトリを見つけて続行できます。

Masahiro Tanaka: ふとCodexを試したら、会社のOpenAIアカウントで使えるようになっていた。Cursor+Gemini や Claude Code で前にうまくいかなかった仕事を、時間は結構かかったけど、最後までやってくれた。 コード補完的な動作はCursorが速いし、CursorにCodex入れて使えばいいのかな?(富豪的発想)

【続報】Google Gemini 3、10月上旬に前倒しリリースか

  • Googleの次世代LLM「Gemini 3」に関する続報です。リリースが当初の10月中旬から10月上旬に前倒しされるとの噂が広まっています。この情報が事実であれば、あと数週間で登場することになり、AI開発競争の激化を象徴する動きとして注目されます。
Kol Tregaskes: (翻訳) Gemini 3のリリースが間近に迫っており、10月上旬に前倒しされた

Chubby♨️: (翻訳) 噂が飛び交っています。どうやら、Gemini 3のリリースは10月上旬(来週から)に前倒しされるようです。 現在、競争圧力の激化と投資が前例のない高みに達しているのを目の当たりにしています。同時に、私たちはまだ待っています

Microsoft 365 Copilot、Claude Sonnet 4とOpus 4.1が選択可能に【続報】

  • 以前お伝えしたMicrosoft 365 CopilotへのClaudeモデル統合に関する続報です。
  • 今回、利用可能になるモデルがAnthropicの最新モデル「Claude Sonnet 4」および「Opus 4.1」であることが正式に発表されました。
  • これにより、ユーザーは従来のOpenAIモデルに加え、用途に応じてこれらの高性能なモデルを選択できるようになります。
daka | Microsoft | AI: Microsoft 365 Copilot でOpenAIの最新モデルに加え、Anthropicの Claude Sonnet 4 / Opus 4.1 が今後利用可能に! Researcher では複雑な調査や分析を好みのモデルで実行、Copilot Studio ではエンタープライズ向けエージェントを構築可能。 https://t.co/e1e5Iz1pn8

まつにぃ: まさかのMS CopilotにSonnet4とOpus4.1参戦。 これでCopilot単体でも結構色々な事できそうですね。 まあGPT5入った時点で相応に強力でしたが、バリエーション増える事が決まったのは良い事。

Oikon: Microsoft 365 CopilotでClaude Sonnet 4, Opus 4.1が使えるように。toB のシェアを広げるならMicrosoft と組むのは納得だけど、MicrosoftはOpenAIとガッチリ提携しているので、Anthropicの今回の動きはちょっと意外でした。

Metaのコード生成モデルCWM、Hugging Faceで重み公開

  • 先日発表されたMetaのコード生成モデル「Code World Model (CWM)」の続報です。
  • Hugging Faceにて、320億パラメータを持つモデルの重みが研究ライセンスで公開されました。
  • このモデルは、命令の実行結果を予測し計画を立ててコードを生成する、エージェント的なアプローチが特徴です。
  • 非商用ライセンスのためイノベーションを妨げる可能性も指摘されていますが、今後の研究の進展が期待されます。
Yann LeCun: (翻訳) コードワールドモデル:命令を実行した際の効果を想像し、望ましい効果を生み出す命令を計画することによってコードを生成する。

Nathan Lambert: (翻訳) これは非常にクールなリリースです。 同時に、Metaにはリリースに関する法務戦略において、もっと慎重さを欠いてもらいたいと思います。研究コミュニティと製品コミュニティの境界はかつてないほど小さくなっており、非商用ライセンスはイノベーションを本当に妨げます。

clem 🤗: (翻訳) 面白い!もちろんHFのウェイト: https://t.co/3AggnzTknA

Sakana AI、科学的発見のためのプログラム進化フレームワーク公開

  • Sakana AIが、科学的発見のためのプログラムを効率的に進化させるオープンソースフレームワーク「ShinkaEvolve」をリリースしました。LLMを活用してコードを自動で改善する仕組みで、AlphaEvolveに似ていますが、性能と使いやすさで多くの工夫が凝らされているとのことです。
hardmaru: (翻訳) 非常に優れたサンプル効率で科学的発見のためのプログラムを進化させるオープンソースフレームワーク、ShinkaEvolveをリリースできることを誇りに思います!🐙 論文:https://t.co/05rjMiSxOL ブログ:https://t.co/yjuvV0xpif プロジェクト:https://t.co/DpSEScrAws

Takuya Akiba: ShinkaEvolve出ました!LLMを使ったコード自動改善のフレームワークです。Sakana AI版AlphaEvolve……と言うと話は簡単ですが、性能も使いやすさも様々な工夫があり、凄く良く出来てます。自分も面白い利用を既に何度か試してまして、このソフトウェアの大ファンです。その話はまた後日……!

Ollama、Web検索APIとMCPサーバー機能を追加

  • ローカルでLLMを実行できるツール「Ollama」が、Web検索APIとMCPサーバー機能を新たに搭載しました。これにより、ローカルおよびクラウド上のモデルを最新の情報で補強し、精度を向上させることが可能になります。CodexやClineなどの既存のMCPクライアントにも直接接続できます。
ollama: (翻訳) OllamaにWeb検索APIとMCPサーバーが搭載されました! ⚡️ ローカルモデルとクラウドモデルを最新のコンテンツで拡張して精度を向上 🔧 独自の検索エージェントを構築 🔍 @OpenAI Codex、@cline、Goose (@jack) などの既存のMCPクライアントに直接プラグイン! さあ、行こう!!!! 🧵👇 https://t.co/6SUMMZ8Nv0

AI需要が牽引、DRAM市場は4年間のスーパーサイクルへ

  • データセンターとAIの計算需要の急増により、DRAM市場が2024年から2027年にかけて4年間の上昇サイクルに入ると予測されています。AI向けDRAMの市場規模は2027年までに全体の53%に拡大する見込みで、特にHBMやSOCAMMといった製品が成長を牽引すると見られています。
Jukan: (翻訳) 4年間のメモリスーパーサイクルに突入(JPM) 1. グローバルメモリサイクル • データセンターとAIのコンピューティング需要の急増に伴い、2024年から2027年にかけて4年間の上昇サイクルが予想されます。 • グローバルメモリのTAMは、以前の推定値と比較して6〜24%上方修正されました。 • Rubin UltraにHBM4Eを導入 https://t.co/IL9PiWxb...

Jukan: (翻訳) HBM、SOCAMM、およびエッジAIによるDRAM TAMシェアの変化 • 2023年、AI DRAM TAMは実質的に100%HBMでした。2025年までに、DRAM全体の33%を占めるようになり、2027年までには53%に拡大すると予想されています。 • 純粋なHBMへの依存から構造的な需要拡大が生まれるでしょう https://t.co/z7MKLJ9o0F

パウロ: エッジAI以外は本当に同意です DRAMのTAMはHBM, SOCAMMといったAIを中心に再構成され、成長する プリフィルのGDDR7もですね

Sakana AIの論文がスタンフォード大学のAIエージェント講座で採用

  • Sakana AIの研究チームが発表した自己改善AIエージェントに関する論文が、スタンフォード大学の新しいコンピューターサイエンス講座「CS329A」の参考文献として採用されました。日本のAI研究が世界トップクラスの教育機関で注目を集めています。
Takuya Akiba: (翻訳) スタンフォード大学CS329A「自己改善AIエージェント」の論文集に私たちの論文が掲載されたことを光栄に思います。コースチームに感謝します!https://t.co/qgqUphXJWM より広く、より深く?適応分岐木検索によるLLM推論時間計算のスケーリング https://t.co/kI2wVA3ThC NeurIPS'25スポットライト https://t.co/9CLXXLk...

Takuya Akiba: 僕のチームのNeurIPS'25採択論文がStanfordの授業で扱ってもらえる予定のようです。クラスの議論でどのような意見が出るか緊張もありますが、とてもありがたい!AI ScientistやDGM等のSakanaの他の論文も取り上げられてます。 https://t.co/qgqUphXJWM https://t.co/mxifEbS6lD

Kaggle系外惑星コンペ続報、チューリングCTOが銀メダル

  • 先日お伝えしたKaggleの系外惑星コンペ「Ariel Data Challenge 2025」の結果が発表されました。
  • チューリングCTOの山口裕氏が21位で銀メダルを獲得。
  • 機械学習を使わず、天体運動のシミュレーションとベイズ推定でアプローチしたとのことです。
Yu Yamaguchi | チューリング CTO: Ariel Data Challenge 2025、21位で銀メダルでした! こちらは系外惑星の大気スペクトルを予測するコンペで、私は天体運動と周辺減光をシミュレートし、その結果をベイズ推定で処理するアプローチでした。 例によって機械学習なしで、主に周辺減光モデルの精緻化と高速化を頑張っていました https://t.co/HoqIUboV3o

エチレン: ADCお疲れ様でした 爆死した、何も分からなかった

Google Colab、ランタイムバージョンの固定機能を追加

  • Google Colaboratoryで、ノートブックのランタイムバージョンを固定できる機能が追加されました。これにより、パッケージのバージョンアップによるコードの互換性問題を回避でき、研究や開発の再現性が向上します。過去のバージョンは1年間維持される予定です。
カレーちゃん: Colaboratoryが、ランタイムのバージョンを指定できるようになった。 パッケージのバージョンを固定できるので、バージョンが上がってしまって動かないというのを防げる。 過去バージョンは1年間は維持予定とのこと https://t.co/f19IOXMolw

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