2025年09月24日 夜のAIニュースまとめ
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Stargateプロジェクト加速とAIインフラ新戦略
OpenAIのStargateプロジェクトが新たな展開を見せています。米国内に5つのデータセンターを建設する計画が発表され、Oracle、ソフトバンクとの提携により総額4000億ドル規模の投資が予定されています。
同時に、OpenAIはNVIDIAからのチップをリース契約で調達する新戦略も検討中。Alibaba CloudとNVIDIAの「物理AI」協業、AnthropicのCZIとの教育分野での提携など、AIインフラとその応用分野での重要な動きが続いています。
それでは、これらの注目トピックについて詳細をご紹介していきましょう。
目次
- Stargate計画続報 OpenAI、米国に5つの新DC建設へ
- OpenAI、NVIDIAからのチップリースを検討か
- Alibaba Cloud、NVIDIAと物理AIで協業
- Micron、次世代メモリHBM4は価格大幅増と発表【続報】
- Anthropic、教育分野でCZIと提携
- Perplexity、Maxプラン向けにAIメールアシスタント提供開始
- AIが生む低品質な成果物「Workslop」が生産性を阻害
Stargate計画続報 OpenAI、米国に5つの新DC建設へ
- OpenAIの巨大AIインフラ計画「Stargate」の続報です。
- 新たにOracle、ソフトバンクと提携し、米国内に5つのAIデータセンターを建設すると発表しました。
- これにより10ギガワットの電力供給目標を前倒しで進め、総額4000億ドル以上が投じられる見込みです。
Greg Brockman: (翻訳) オラクルとソフトバンクと共に5つの新しいスターゲイトサイトを建設中です:
パウロ: OpenAIはオラクル、ソフトバンクと共同で5個のAIデータセンター追加きたーー ついにStargete始まる https://t.co/8FAS1STNJ7
Financial Times: (翻訳) OpenAI、Stargate AIプロジェクトを米国の5拠点で拡大
OpenAI、NVIDIAからのチップリースを検討か
- OpenAIがNVIDIA製チップを購入する代わりにリースする契約を協議していると報じられています。
- この方式により、サーバーチップを直接購入する場合と比較して10〜15%のコスト削減が見込まれるとされています。
- AI開発の根幹をなす計算資源の確保において、コストを抑えつつ安定供給を目指す新たな動きとして注目されます。
The Information: (翻訳) 独占:Nvidia、OpenAIとの大型契約に向けた新しいビジネスモデルを協議:チップのリース。 詳細は@AnissaGardizy8と@SriMuppidiから👇
Jukan: (翻訳) OpenAIはNVIDIAのチップをリースするための交渉中です。(The Information) - これにより、サーバーチップを直接購入する場合と比較して、コストを10〜15%削減できる可能性があります。 - 5年間のリース契約に合意する見込みです。
Bloomberg: (翻訳) OpenAIとNvidiaが世界的なAIブームの火付け役となってから数年、両社は提携し、AIバブルの懸念を再燃させる取引で、よりコストのかかる開発段階への道を開いています。
Alibaba Cloud、NVIDIAと物理AIで協業
- Alibaba CloudがNVIDIAと「物理AI」の分野で協業することを発表しました。
- この提携は、データ合成、モデル学習、シミュレーション強化学習、モデル検証などを包括的にカバーします。
- 物理世界で動作するロボットや自動運転などのAI開発を加速させることを目的としており、両社の技術連携が注目されます。
パウロ: はっ? アリババクラウドは物理AIの合成データを網羅するためにNvidiaと協業することを発表
Bloomberg: (翻訳) Alibabaのクラウドインテリジェンス部門は、物理世界向けのAI構築において、顧客にNvidiaのツールを利用するオプションを提供する予定です。
パウロ: 合成データにはGPU必要だけど、何これ H20買うってこと? それともNvidiaのAIサービスで生成するということ?
Micron、次世代メモリHBM4は価格大幅増と発表【続報】
- 先日報じたTSMCとの共同開発に続く、Micronの次世代メモリHBM4に関する続報です。
- 決算発表会にて、HBM4は現行のHBM3Eより販売価格が「著しく高くなる」との強気な見通しを公表しました。
- 2026年の供給分についても主要顧客との協議が進んでいるとしており、市場での競争力に自信を見せています。
パウロ: Micron カンファレンスコール HBM4はHBM3E比べて売価は著しく高くなる HBMではないDRAMの利益率は同等レベルもしくはそれを超えるレベルで高くなる うひょー
Jukan: (翻訳) サンジェイ・メロートラ氏:「当社はHBM4の仕様と数量について顧客と積極的に協議しており、今後数か月以内に2026年暦年のHBM総供給量の残りを完売する契約を締結する見込みです。」 以前のHBMに関するコメントと比較して
パウロ: Micron $MU HBM4E ベースダイはTSMCと共同開発で、TSMC製造へ https://t.co/Qs0yDB3d7d
Anthropic、教育分野でCZIと提携
- Anthropicは、Chan Zuckerberg Initiative(CZI)が運営するLearning Commonsと提携し、教育現場におけるAIの課題に取り組むことを発表しました。
- このパートナーシップは、K-12(幼稚園から高校まで)の教師が直面するAI活用の課題を特定し、その解決を目指すものです。
- 教育分野における責任あるAIの普及に向けた重要な一歩として注目されます。
Anthropic: (翻訳) 私たちはチャン・ザッカーバーグ・イニシアチブのラーニング・コモンズと提携し、教室でのAIについてK-12の教師から聞く最大の課題のいくつかに取り組んでいます。
Perplexity、Maxプラン向けにAIメールアシスタント提供開始
- AI検索エンジンPerplexityが、上位プラン「Max」の登録者向けに、GmailとOutlookで利用できる「Email Assistant」をリリースしました。
- この機能は、メールの下書き作成、会議のスケジュール調整、受信トレイの優先順位付けなどを自動化します。
- ユーザーの文章のトーンに合わせて返信を作成するなど、個人のアシスタントのように機能し、メール処理の大幅な効率化が期待されます。
Kol Tregaskes: (翻訳) Perplexityは、GmailおよびOutlook向けのEメールアシスタントをリリースし、Maxサブスクライバー向けに会議のスケジュール設定、返信の下書き、メールの優先順位付けを自動化します。空き状況の確認、招待状の送信、ユーザーのトーンに合わせた対応、受信トレイの整理を行い、アクセスは有料プランに限定されます。
AIが生む低品質な成果物「Workslop」が生産性を阻害
- 一見すると整っているものの、内容が乏しいAI生成物は「Workslop(ワークスロップ)」と呼ばれ、新たな問題として注目されています。
- 生産性向上のためにAIを導入したにもかかわらず、その生成物の品質を検証・修正するために多くの時間が費やされ、かえって生産性が低下するという本末転倒な事態が指摘されています。
- AIの出力を鵜呑みにせず、人間の専門知識による確認が不可欠であることが改めて浮き彫りになりました。
Yuta Kashino: AI-Generated “Workslop” Is Destroying Productivity https://t.co/qg9CGSQq72 LLMによる見かけはきちんとしてるが内容がゴミの出力,「ワークスロップ」と言うそう,これが現場に投入されるとビジネスがおかしくなると.効率のためにAIを導入したはずが,逆にその出力の検証に時間がかかりすぎると.