2025年09月19日 夜のAIニュースまとめ
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開発効率化が加速:OpenAI Codexとその他コーディングツールの進化
今週のAI業界では、開発者向けツールの進化が目立ちました。OpenAIのCodex CLIに新たなコードレビュー機能が追加され、GPT-5-Codexを活用したバグ検出が可能になりました。同時に、ClineがJetBrains IDEに対応し、Java開発者も高度なAIコーディング支援を利用できるようになっています。
NotionのAIエージェントも進化を遂げ、長時間タスク実行や外部ツール連携が強化されました。国内では、PFNらによる国産生成AIエコシステム構築の動きも注目されています。
それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。
目次
- OpenAI Codex CLIにコードレビュー機能が追加
- Notion AI続報: エージェントが長時間タスク実行、MCP連携も拡大
- AIコーディングツールClineがJetBrains IDEにネイティブ対応
- PFNら3者、国産生成AIエコシステム構築で合意
- Gemini Gems共有機能、プロンプト閲覧の可能性に注意喚起
- Perplexity、AIブラウザCometにサーバー実行型エージェント導入か【続報】
- Grok、UI刷新とスプレッドシート機能追加か【続報】
OpenAI Codex CLIにコードレビュー機能が追加
- OpenAIのコーディング支援ツール「Codex CLI」の続報です。新たにコードレビューを行う「/review」コマンドが追加されました。
- この機能はGPT-5-Codexを利用し、ローカルのコード変更をレビューしてバグの検出を支援します。
- CEOのSam Altman氏は、Codexの利用が過去1週間で3倍に増加したと報告しており、開発現場でのAI活用が加速しています。
- 多くの開発者がこの新機能を歓迎しており、レビュー用のカスタムプロンプトを作成するなどの活用も始まっています。
Sam Altman: (翻訳) codexの利用が過去1週間で3倍になりました!
Alexander Embiricos: (翻訳) Codexの変更履歴:/review GPT-5-Codexのコードレビューを@openaiチームに提供するのは緊張しました。誰もボットの突然のコメントを好みません。しかし、それはすぐに大ヒットし、あらゆる種類のクレイジーなバグを捕まえました。今では、CLIで/reviewを使ってローカルで実行できます。
Romain Huet: (翻訳) ✨ Codex CLIの新機能:/review ローカルの変更に対してコードレビューを受けられるようになりました。GPT-5-Codexは問題を調査するために特別にトレーニングされています。🔍 あなたのプロジェクトで試してみてください!
Notion AI続報: エージェントが長時間タスク実行、MCP連携も拡大
- 以前お伝えしたNotionのAIエージェント機能が大幅にアップデートされ、20分以上の長時間タスク実行や、Slack、GitHubなど外部ツールとの連携が可能になりました。
- また、MCP(Model Context Protocol)連携も強化され、CursorやClaude、Perplexityなど多くのツールがNotionの文脈を読み書きできるようになり、エコシステムが拡大しています。
- Notionをハブとして様々なAIツールを連携させる、より高度なワークフローの構築が期待されます。
まつにぃ: お、NotionのAgentがかなり本格化。 文書作成・DB更新・外部連携と言った自律実行が可能で、20分以上の動作もするとか。 指定ページをコンテキストで保持し、Slack/Drive/GitHubも横断できます。 Business/EnterpriseでDBの権限設定も可能。 さらにCustom Agentsも来るそうで。 いよいよ触るか!
まつにぃ: NotionがMCP連携を大幅強化。 Cursor/Claude/Lovable/Perplexity/Mistral/Windsurf/HubSpotなどが、Notionと接続してアプリ等の文脈を読み取り、ページやDBにも書き戻しもスムーズに可能になります。 OAuthでの導入可能でセキュリティを担保しながらMCPを利用できます。 これは良さげ。
てつ / AI Man: お、NotionAI に GPT5 が来ている https://t.co/ABi8bmhBoD
AIコーディングツールClineがJetBrains IDEにネイティブ対応
- AIコーディングアシスタントのClineが、JetBrains製IDEにネイティブ対応したことを発表しました。
- これまではVS Code版が中心でしたが、gRPCを通じてJetBrainsのAPIと直接通信する新アーキテクチャにより、Javaなどを利用する多くの開発者が使い慣れたIDEでClineを利用できるようになります。
- 複数のIDEを併用していた開発チームにとっては、開発環境を一本化できる待望のアップデートとなりそうです。
Cline: (翻訳) 私たちは@jetbrainsのためにClineをゼロから再構築しました。cline-coreはヘッドレスプロセスとして実行され、gRPCを介して通信します。エミュレーションではなく、JetBrains APIとの真のネイティブ統合です。このアーキテクチャは、ClineをあらゆるIDEに導入するための基盤となります。
Cline: (翻訳) チームは、Clineにアクセスするためだけに、VS CodeのClineとメインIDEとしてJetBrainsという複数のIDEを使用していると述べていました。開発者の正気のために、彼らを単一のIDEに戻すことができて嬉しく思います。🤝
Cline: (翻訳) ヘイ、ライアン。JetBrainsはここから入手できます。
PFNら3者、国産生成AIエコシステム構築で合意
- Preferred Networks(PFN)、さくらインターネット、情報通信研究機構(NICT)の3者が、国産生成AIのエコシステム構築に向けた基本合意を締結しました。
- この取り組みでは、PFNが開発する大規模言語モデル「PLaMo」の後継モデル群をNICTと共同開発するとのことです。
- 日本のAI開発力強化に向けた重要な一歩として、多くの関係者から期待と応援の声が寄せられています。
福島良典 | LayerX: めちゃくちゃ意義のある取り組みで、ただただ応援!
Daisuke Okanohara / 岡野原 大輔: PLaMoの中の人ですが、以下のPLaMoがオープンにしていないという話については、PLaMo 2.0もモデルは公開しています。 https://t.co/q1WksUvOA3 PLaMo 1.0や2023年に作った最初のモデルから公開しています。 https://t.co/WtZOKhHi4X また、論文も出しています。例えば最近のplamo
Odashi: 順当な組合せだけど、開発諸元をほぼ公開しないNICTとPFNなので「信頼性の高い」は何を根拠にそう言うのかが気になっている。 https://t.co/XaikDXFGdE
Gemini Gems共有機能、プロンプト閲覧の可能性に注意喚起
- 先日追加されたGeminiのカスタムAI「Gems」の共有機能で、カスタム指示(プロンプト)などが閲覧可能になるケースが報告され、注意喚起がなされています。
- 閲覧者権限で共有しても、相手がコピーを作成するとプロンプトや知識ファイルの中身を見られてしまう仕様とみられます。
- 独自のノウハウや機密情報を含むGemを共有する際は、この点を理解した上で利用する必要があります。
限界助教|ChatGPT/Claude/Geminiで論文作成と科研費申請: Gemsの共有、こういった事もあるようなのでご注意下さい⚠️ まぁGPTsの時もプロンプトインジェクションでプロンプト大体分かっちゃうのはあったりしたので、ある程度想定はされているとは思いますが。
限界助教|ChatGPT/Claude/Geminiで論文作成と科研費申請: GeminiのGemsがシェア可能に! これでGPTsみたいな使い方できますね
カレーちゃん: GeminiでGemsが共有可能になりました! 特定の人に共有することも、一般公開も可能。
Perplexity、AIブラウザCometにサーバー実行型エージェント導入か【続報】
- 以前からお伝えしているAI検索エンジンPerplexityのAIブラウザ「Comet」の続報です。
- 同社がサーバーサイドで動作するエージェント機能「Comet Agent」を開発中であることが明らかになりました。
- これにより、ブラウザを閉じていてもバックグラウンドでタスクを実行し続ける、より高度な自律AIエージェントが実現する可能性があります。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: PerplexityがサーバーサイドのComet Agentを開発中です!これにより、ブラウザセッションをリモートで実行し、バックグラウンドでエージェントを操作できるようになります!ミッションコントロール🔥
Kol Tregaskes: (翻訳) Perplexityからリモート(サーバーサイド)エージェントが間もなく登場?これは絶対に欲しい。
Grok、UI刷新とスプレッドシート機能追加か【続報】
- xAIのAI「Grok」に関する続報です。
- iOSアプリでロゴデザインの刷新やUIボタンのモダン化など、デザインの変更が進められています。
- バックグラウンドで思考を続けながらチャットが可能になる新UIや、スプレッドシート機能の導入も予定されていることが報告されています。
Tech Dev Notes: (翻訳) xAIがiOSアプリのGrokロゴを更新しました。よりメタリックな見た目になっています。
Tech Dev Notes: (翻訳) Grokに新しいバックグラウンド思考UIが間もなく登場します。Grokが考えている間もチャットを続けることができます。
Tech Dev Notes: (翻訳) xAIは間もなくGrokにスプレッドシートを導入します。