2025年09月17日 朝のAIニュースまとめ

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YouTubeがVeo 3統合、OpenAIとMicrosoftの新展開

YouTubeがGoogleの動画生成AI「Veo 3」をShortsに統合し、テキストから動画生成が可能になります。OpenAIは年齢推定技術を活用した未成年保護対策を強化。

一方、大型投資の動きも活発で、Microsoftは英国AIインフラに300億ドルを投じ、Figure AIは人型ロボット開発に10億ドル以上を調達しました。

AIエージェント技術も進化し、GoogleがAP2決済プロトコルを発表、OpenAIとAnthropicはAI「同僚」の開発を進めています。

それではこれらの最新動向について詳細を見ていきましょう。

目次

  1. YouTube、動画生成AI「Veo 3」をShortsに統合
  2. OpenAI、年齢推定によるティーン保護策を導入【続報】
  3. Microsoft、英国AIインフラに300億ドルの大型投資
  4. 人型ロボット開発のFigure AIが10億ドル以上を調達
  5. Google、AIエージェント決済プロトコルAP2を発表 A2Aの拡張【続報】
  6. KaggleでS&P 500の市場予測コンペが開始
  7. 【続報】Anthropic、開発者コンソールをClaudeブランドに統一へ
  8. OpenAIとAnthropic、AI「同僚」を開発中と報道

YouTube、動画生成AI「Veo 3」をShortsに統合

  • YouTubeが年次イベント「Made on YouTube」で、クリエイター向けの複数のAI新機能を発表しました。
  • 目玉機能として、Googleの動画生成AI「Veo 3」が短尺動画プラットフォーム「Shorts」に統合され、テキストから動画を生成できるようになります。
  • その他、AIによる動画編集の提案機能や、多言語吹き替え時に口の動きを自動で合わせるリップシンク機能なども発表されています。
Google AI: (翻訳) 私たちは、クリエイティブプロセス全体でクリエイターをサポートし、@Youtubeで可能なことの限界を再定義するためのAIツールを構築しています。\n\n今年の#MadeonYoutubeで発表されたお気に入りのAI機能をいくつかご紹介します。\n\n — Veo 3がYouTube Shortsに登場し、短い動画の作成が可能になります

TechCrunch: (翻訳) YouTubeは、Googleのテキストから動画を生成するAIモデル「Veo 3」のカスタムバージョンをShortsに導入し、新しいリミックスツールや「AIで編集」機能などを追加します。

TechCrunch: (翻訳) YouTubeは、吹き替え動画のリップシンク機能、肖像検出、コラボレーション、AIチャットボットなど、クリエイター向けの多数のアップデートを開始します。

OpenAI、年齢推定によるティーン保護策を導入【続報】

  • 先日お伝えした保護者管理機能の導入計画に続き、OpenAIがティーンエイジャーを保護するための具体的な新安全対策を発表しました。
  • 利用状況から年齢を推定するシステムを導入し、18歳未満と判断されたユーザーには恋愛や自傷行為に関する会話を制限します。
  • AIの安全性と倫理に関する社会的な要請に応える動きとなります。
TechCrunch: (翻訳) 新しいポリシーの下で、ChatGPTは未成年ユーザーとの「いちゃつくような会話」をしないようにトレーニングされ、自殺に関する議論には追加のガードレールが設けられます。

morgan —: (翻訳) chatgptは「あなたがこれまで持っていた中で最も個人的に機密性の高いアカウントの1つになる可能性がある」ため、「私たちはあなたのデータがopenaiの従業員からさえもプライベートであることを保証するための高度なセキュリティ機能を開発しています」

ML_Bear: OpenAIのこの記事、サムアルトマンが著者だし何で?って思ったけど米国でChatGPTが原因で自殺した少年の問題に対するアンサーなんかな。\n\nざっくり言うと未成年利用と判断した場合は色恋的な会話や自殺自傷の議論に応じないような挙動にするとのこと。記事の要旨はスレに。\n\n https://t.co/torFCWs7li

Microsoft、英国AIインフラに300億ドルの大型投資

  • Microsoftが、英国のAIインフラストラクチャを強化するため、300億ドル規模の大型投資を行うことを発表しました。
  • この投資により、英国最大のスーパーコンピューターの建設やデータセンターの拡充が計画されています。
  • 先日のGoogleによる50億ポンドの投資発表に続くものであり、米テック大手が英国のAIエコシステムに大きな期待を寄せていることがうかがえます。
Bloomberg: (翻訳) マイクロソフトは、AIインフラを拡大し、国内最大のスーパーコンピューターを構築する取り組みの一環として、英国に300億ドルを投資します。

Bloomberg: (翻訳) マイクロソフト、OpenAI、その他のアメリカ企業は、今週のドナルド・トランプ大統領の英国訪問に合わせて行われる一連のビジネス取引の一環として、英国の技術インフラに数百億ドルを費やす計画を発表しました。

Financial Times: (翻訳) 米国のハイテク大手、ドナルド・トランプ大統領の訪問中に英国のAIインフラに数十億ドルを約束

人型ロボット開発のFigure AIが10億ドル以上を調達

  • 人型ロボットを開発するAIスタートアップのFigure AIが、シリーズCラウンドで10億ドル以上を調達し、評価額が390億ドルに達したと報じられています。
  • 同社は、人々の日常生活や仕事を支援する汎用人型ロボットの開発を目指しており、今回の大型調達は、その実現に向けた大きな一歩となります。
  • AIロボティクス分野への期待の高さがうかがえるニュースとして、注目を集めています。
Bloomberg: (翻訳) Figure AIが10億ドルを調達、評価額は390億ドルとなり、スタートアップの評価額トップクラスに躍り出た

TechCrunch: (翻訳) Figureは、Parkway Venture Capitalが主導し、その他多数の投資家が参加したシリーズCラウンドで10億ドル以上を調達しました。

Google、AIエージェント決済プロトコルAP2を発表 A2Aの拡張【続報】

  • Googleが提唱するAIエージェント間連携プロトコル「A2A」に関する続報です。
  • 新たに、AIエージェントと事業者(マーチャント)間の安全な取引を実現する決済プロトコル「Agent Payments Protocol (AP2)」が発表されました。
  • このプロトコルは既存のA2AやMCPの拡張として機能し、AIエージェントがユーザーに代わって商品購入などを行う際の決済プロセスを標準化し、安全性を高めることを目的としています。
Google Cloud Tech: (翻訳) エージェントとマーチャント間の安全でコンプライアンスに準拠したトランザクションのための共通言語を提供する、オープンで共有されたプロトコルであるエージェント ペイメント プロトコル (AP2) を発表します。\n\nAP2 は、A2A プロトコルと MCP の拡張機能として使用できます。仕組みについては、こちらをご覧ください ↓

TechCrunch: (翻訳) エージェント決済プロトコル(AP2)と呼ばれるこのシステムは、AIプラットフォーム、決済システム、ベンダー間で相互運用可能になることを目的としています。

Tech Dev Notes: (翻訳) GoogleがAgent Payments Protocol (AP2) を発表

KaggleでS&P 500の市場予測コンペが開始

  • Kaggleで新たなコンペティション「Hull Tactical - Market Prediction」が開始されました。
  • このコンペでは、S&P 500のリターンを予測し、最適な取引戦略を構築することが目的とされています。
  • 評価指標にはシャープレシオをベースにしたものが採用されており、高いボラティリティを持つ戦略にはペナルティが課されるなど、実践的な内容となっています。
Kagoole: (翻訳) 新しい#kaggleコンペティション「Hull Tactical - Market Prediction」が開始されました。\n\nメダル:あり\nカーネルのみ:あり\n締め切り:2025-12-15 23:59:00+00:00

Takami Sato: Kaggle新コンペ\nS&P 500のリターン予測及び取引戦略策定コンペ。各取引日においてS&P500の保有量を決定する。レバレッジは2倍まで。シャープレシオ系の評価指標で高いボラティリティを負う戦略にはペナルティがある

【続報】Anthropic、開発者コンソールをClaudeブランドに統一へ

  • 先日お伝えした、コードネーム「Konmari」で進められているAnthropicの開発者向けコンソール刷新に関する続報です。
  • この刷新は開発者向けサービスを「Claude」ブランドに統一するもので、現在の「Anthropic Console」は「Claude Console」に名称変更される見込みです。
  • ブランドイメージを統一し、ユーザーにとっての分かりやすさを向上させる狙いがあるとみられます。
Tibor Blaho: (翻訳) 「こんまり」機能ゲートと編集された文字列は、Anthropic のすべての開発者向けサービスを Claude ブランドの下に統合することに関するものです。

OpenAIとAnthropic、AI「同僚」を開発中と報道

  • The Informationの報道によると、OpenAIとAnthropicは、AI「Co-worker(同僚)」と呼ばれるエージェントを開発中です。
  • 企業の業務用アプリケーションを模倣した環境でLLMを訓練することで、AIが実際の業務プロセスを学習し、自律的にタスクを実行できるようにすることを目指しています。
  • これは、以前OpenAIが発表した「AIエージェントチーム」構想などを、より具体化する動きと見られます。
The Information: (翻訳) 独占記事:AnthropicとOpenAIはどのようにAI「同僚」を開発しているのか\n\nAnthropicとOpenAIは、エンタープライズアプリのクローン内でAI「同僚」を自由に活動させることで開発を進めている。\n\n詳細はStephanie Palazzoloの記事で👇

The Information: (翻訳) OpenAIとAnthropicは、シミュレートされたエンタープライズアプリでLLMをトレーニングすることにより、AIの「同僚」を開発しています。この新しいアプローチは、企業が従来のトレーニング手法の限界を克服するのに役立つ可能性があります。全文はこちら:

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