2025年09月15日 夜のAIニュースまとめ
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米中AI摩擦深刻化:NVIDIAへの調査と半導体業界の動向
中国がNVIDIAへの独占禁止法調査を開始し、米中間のAI関連の緊張が高まっています。一方、半導体業界ではTSMCの最先端1.6nmプロセスの最初の顧客としてNVIDIAが有力視されています。
GPT-5が長時間タスク性能で他モデルを圧倒し、GeminiアプリがiOSでChatGPTを追い抜くなど、大手AI企業間の競争も激化。AI需要増加による半導体やストレージ価格の高騰も続いています。
それでは各トピックの詳細について一緒に見ていきましょう。
目次
- 中国、NVIDIAに対し独占禁止法違反の疑いで調査開始
- Tesla、次世代AIチップ「AI5」でのHBM不採用を示唆【続報】
- GPT-5、長時間タスク性能で他モデルを2倍以上引き離す
- xAI、画像認識を改善した「Grok 4.1」を近日公開か【続報】
- Anthropic、AIエージェントイベント開催 Claude 4.5発表か
- Geminiアプリ、米iOSダウンロード数でついにChatGPT超え
- AI需要でメモリ・HDD価格も高騰、各社値上げ発表【続報】
- NVIDIA、TSMCの最先端1.6nmプロセス最初の顧客か
- 日本人Kaggle Grandmasterが多い理由が話題に
- OpenAI、9月17日に利用規約を更新予定
中国、NVIDIAに対し独占禁止法違反の疑いで調査開始
- 中国の市場監督管理総局が、NVIDIAに対して独占禁止法違反の疑いで調査を開始したと報じられています。
- この動きは、GPUだけでなくネットワーキング製品の抱き合わせ販売などが関連している可能性が指摘されています。
- 米中間の貿易摩擦が激化する中、今後の調査の行方が注目されます。
パウロ: 中国、Nvidiaを独占禁止法違反で操作へ\n\nきたー\nこれはっ
Financial Times: (翻訳) 中国、Nvidiaが独占禁止法に違反したと発表
Bloomberg: (翻訳) 中国は予備調査を終え、Nvidiaが独占禁止法に違反したとの判断を下し、微妙な貿易交渉の中でワシントンへの圧力を強めた
Tesla、次世代AIチップ「AI5」でのHBM不採用を示唆【続報】
- 以前報じられたTeslaのスパコン「Dojo」開発中止に続く続報です。開発に注力するとされた次世代AIチップ「AI5」について、イーロン・マスク氏がHBM(広帯域幅メモリ)の採用を一部否定するコメントをしました。
- 同氏はコストや実装面積を理由に挙げており、性能とコストのバランスを考慮し、HBMの採用は確定していない模様です。
Jukan: (翻訳) 私がテスラに強気になった理由 feat. HBM\n\n本日、サムスン証券はレポートで大きなスクープを明らかにしました。\n\nテスラのAI5がHBMを使用するとのことです。\n\nもともと、テスラのHWチップはGDDRに依存していました。\n\nもちろん、テスラが自動運転チップにHBMを採用するのは、業界初の試みではありません。
Jukan: (翻訳) イーロンは私の理論を破壊した。\n\n「有用な計算単位あたりのコストとワットあたりの計算量は、比較的従来のRAMを支持するかもしれない。」\n\nしかし、そうなると疑問に思うのは、HBMなしで、AI5はAI4の数十倍の性能向上をどのように実現できるのかということです。
パウロ: テスラの自動運転チップAI5にHBM採用だとっ\n推論だからそこまで帯域必要ないと思うけど、何か画像処理や生成でもするんですかね https://t.co/I0Hv0wwcd9
GPT-5、長時間タスク性能で他モデルを2倍以上引き離す
- 新たなベンチマークで、GPT-5がAIエージェントとしての長時間タスク実行能力において、他モデルを2倍以上引き離す性能を示したことが報告されました。
- これは単一の応答性能だけでなく、一連の指示をミスなく遂行する能力を評価するもので、自律型AIエージェント開発の進展を示す重要な指標と見られています。
- この結果は、OpenAIがAIエージェント開発に注力していることの証左とも考えられます。
K.Ishi@生成AIの産業応用: この図を見れば、現在OpenAIはエージェント利用に全振りしていることが分かる。\n\nこれはAIモデルの長時間タスク遂行能力を表したものだが、GPT-5は他と倍以上の差をつけての1位だ。\n\nこのレベルで差をつけるまで徹底的に訓練して特化させたということは、本気でそこを狙いにいくという証拠だろう。 https://t.co/XTRFmNXvuD
松本 勇気 (Yuki Matsumoto) | LayerX CTO: ミスをせず指示に従う能力はWorkflowを構築しているととても重要なのでGPT-5とても重宝している。単一のCallでうまく性能を引き出そうとするだけの用途だとあまり強みが見えなくて、結果GPT-5の評価が分かれがちな気がする。
Kol Tregaskes: (翻訳) GPT-5 HighはLiveBenchで驚くべきことにGPT-5 Proを打ち負かし、GPT-5の亜種がリーダーボードを独占しています。
xAI、画像認識を改善した「Grok 4.1」を近日公開か【続報】
- xAIのGrokに関する続報です。イーロン・マスク氏が、次期モデル「Grok 4.1」の登場が近いことを示唆しました。
- 現在のGrokによる画像の誤認識を指摘された際、Grok 4.1で修正されるとコメントしたことから、新モデルではマルチモーダル機能が強化されると期待されています。
Kol Tregaskes: (翻訳) Grok 4.1 (旧Grok 4.20?) 「近日公開」。イーロンはそれがマルチモーダルであることを示唆しているようです。
Chubby♨️: (翻訳) Grok 4.1が登場します(もうすぐ™️)
Tech Dev Notes: (翻訳) イーロンはGrok 4.1が間もなく登場すると述べました
Anthropic、AIエージェントイベント開催 Claude 4.5発表か
- AnthropicがAIエージェントをテーマにしたイベント「Futures Forum」の開催を告知しました。
- イベントではCEOのDario Amodei氏らが登壇し、最新の研究成果やデモが披露される予定で、新モデル「Claude 4.5」の発表が期待されています。
- AIエージェント技術が社会に与える変革について探る内容になる模様です。
Kol Tregaskes: (翻訳) 数時間後のAnthropicのイベントで、Claude 4.5やClaude Agentは発表されるでしょうか?\n\n「Anthropic Futures Forumでは、政策立案者、ビジネスリーダー、トップAI研究者が一堂に会し、エージェントAIが社会をどのように変革するかを探ります。\n\nAnthropicのリーダーシップから直接話を聞くことができます。」
まつにぃ: ほんまかClaude4.5
Geminiアプリ、米iOSダウンロード数でついにChatGPT超え
- 既報の通りユーザー数を伸ばしていたGoogleのGeminiアプリが、米国のiOS App Storeにおけるダウンロード数で、長らく首位を維持していたChatGPTを上回ったことが報告されました。
- このデータは、Googleの製品展開と実行力が結果に表れ始めていることを示唆しています。
- 今後のAIアシスタント市場の勢力図に変化があるか注目されます。
久保田 雅也@Coalis: GeminiがついにiOSのDL数で1位に。ChatGPTは2023年頃から1位を維持していた。Perplexityは28位、Grokは62位🔥
AI需要でメモリ・HDD価格も高騰、各社値上げ発表【続報】
- 既報の通りAI需要を背景としたメモリ価格の高騰が続いていますが、その影響がHDDなどストレージ製品全般に広がっています。
- MicronやWestern Digitalといった大手メーカーが、NAND、DRAM、HDD製品の値上げや見積もり停止を相次いで発表しました。
- 供給不足への懸念が広がっており、特にデータセンターで利用されるeSSDの需要が逼迫しているとの指摘もあります。
パウロ: Micron 見積り停止\n大幅値上げへ\n\nNANDは2026年 eSSD需要により供給不足\n30%以上値上げも
パウロ: ウェスタン・デジタル\nHDD値上げきたーーー\n生成AI実需、爆裂
Jukan: (翻訳) WDC\n\n- すべての容量に対する需要が過去最高に達したため、同社はすべてのHDD製品の価格を即時有効で段階的に引き上げます。
NVIDIA、TSMCの最先端1.6nmプロセス最初の顧客か
- NVIDIAが、TSMCの最先端プロセスであるA16(1.6nm)の最初の顧客になる可能性があると台湾メディアが報じています。
- AMDとの競争激化を背景に、NVIDIAが次世代AIチップで優位性を確保するための動きと見られています。
- このニュースは、半導体製造の主役がスマートフォンからAIへと移り変わっていることを示唆しています。
Jukan: (翻訳) これは本当ですか?(笑)台湾の現地報道によると、AMDからのプレッシャーを感じているNVIDIAが、TSMCのA16プロセスを最初に採用するようです。
パウロ: Nvidia ついにTSMCの最先端プロセスの最初の顧客へ\n時代がスマホからAIへ\n\n以下、引用\nTSMCはAI成長の黄金期を迎えています!2nmプロセスの量産開始に伴い、HPCがこの成長を牽引するでしょう。業界専門家は、2026年までに主要な携帯電話メーカーがTSMCの2nmプロセスを採用するだけでなく、AMDの2nm
日本人Kaggle Grandmasterが多い理由が話題に
- なぜ日本にはKaggle Grandmasterが多いのか、というテーマが再び議論を呼んでいます。
- 理由として、過去コンペの知見を共有する文化や勉強会の活発さ、企業による報酬制度(DeNA、Ristなど)が挙げられています。
- 一方で、海外に比べて高報酬の職が少なく、Kaggleが自己実現やスキル証明の場になりやすいという側面も指摘されています。
カレーちゃん: 日本人KaggleGMが多い理由の個人的な順位付け\n\n1位: 日本のKagglerは情報共有が盛ん\nKaggleって過去のコンペの知見が大事で、Japanは情報戦で勝っている。コンペのたびに反省ブログとか書いて、数ヶ月に1度100人ぐらいが集まって反省会している。良い本もたくさん出ている。
nadare: Kaggle スタートブック / Kaggleで勝つデータ分析の技術 という攻略本が早いうちから出る技術書出版の文化があった\n有志・企業で勉強会のオフ会を開催する文化があった\n比較的近い競プロ(アルゴ)が就活でも使えるようになっていた\n\n情報共有が盛んなのはそれまでのIT文化の積み重ねが大きそう
YujiAriyasu: DeNAとRistの存在も大きかったですよね。DeNAは2018年には既にKaggle社内ランク制度を導入していたし、2020年のRistの「Kaggle Masterなら1000万出します」も相当インパクトがあった。時期的にもあれで火がついた層がたくさんGMになっている気がします
OpenAI、9月17日に利用規約を更新予定
- OpenAIが、現地時間9月17日に利用規約(Usage Policies)を更新する予定であることがわかりました。
- 同社のウェブサイトで一時的に更新日が告知されており、どのような変更が加えられるか開発者の間で注目されています。
- ユーザーは、サービス利用への影響を確認するため、変更内容に注意を払う必要があります。
Tibor Blaho: (翻訳) 2025年9月17日にOpenAIの利用規約が更新されるようです。