2025年09月10日 朝のAIニュースまとめ

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Claudeのファイル生成機能とMicrosoftの新展開

AnthropicがClaudeに直接Excel・PowerPointを生成する新機能を追加。MicrosoftがOfficeへのClaude統合を検討し、AIパートナー多様化の動きが見られます。

一方、GoogleのGemini Canvasに「Select and Ask」機能が登場し、コード不要でUI編集が可能に。NVIDIAも次世代GPU「Rubin」を発表し、100万トークン規模の処理に対応します。

それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。

目次

  1. Claude、Excelやパワポを直接生成する新機能リリース
  2. Microsoft、OfficeにAnthropicのAI採用を検討
  3. Gemini Canvas、クリックと自然言語でUIを直接編集
  4. NVIDIA、次世代GPU「Rubin」詳細発表 100万トークン対応
  5. Oracle、AI関連受注が急増し株価が25%以上高騰
  6. Google動画AI Veo 3、機能向上と大幅値下げ【続報】
  7. Baidu、新LLM「ERNIE X1.1」発表 GPT-5に匹敵と主張
  8. 【続報】Qwen-3-Coder、MCPMarkでOSSモデル1位に
  9. LLM依存症候群が話題、単純タスクへの過度な利用に警鐘

Claude、Excelやパワポを直接生成する新機能リリース

  • AnthropicがClaudeにファイル生成機能を追加したと発表。ユーザーはプロンプトを通じてExcelシート、PowerPointプレゼンテーション、PDFなどのドキュメントを直接作成できるようになった。
  • この機能はClaudeがプライベートなコンピュータ環境でコードを書き、プログラムを実行することで実現されている。
  • 資料作成などの定型業務の自動化がさらに進むとして、多くのユーザーから期待の声が上がっている。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速い!🔥 ClaudeがExcelスプレッドシート、ドキュメント、PowerPointスライドデッキ、PDFを生成できるようになった。

ML_Bear: ついにClaudeにパワポやExcelやWord相当の文書を作る機能が来た! デモの動画はよく出来たものを選んでるはずなので笑、朝起きたら実際に自分の仕事の用途でどれくらいの品質のものが出来るかを試してみようと思います😇 https://t.co/SbQbXqraZh

まつにぃ: Claudeと一緒にpptxgenjsのテンプレート作って、それを再現するブループリントコードを作るっていう流れが良さそう。 試すか。

Microsoft、OfficeにAnthropicのAI採用を検討

  • Microsoftが、Office 365アプリにAnthropicのAIモデル「Claude」を統合する計画だと報じられた。
  • これまで主に提携先のOpenAI製モデルを利用してきたが、AIパートナーの多様化を図り、OpenAIへの依存を減らす動きとみられる。
  • 内部テストでは、ClaudeがExcelの関数処理やPowerPoint資料作成で優れた性能を示したとされている。
The Information: (翻訳) 独占:マイクロソフト、OpenAIからの転換でAnthropicからAIを購入へ。マイクロソフトはOffice 365アプリを強化するため、Anthropicの人工知能に料金を支払う。

Kol Tregaskes: (翻訳) The Informationによると、マイクロソフトはOpenAIへの依存を減らすため、AnthropicのClaudeをOffice 365 Copilotに統合する予定だ。内部テストでは、AnthropicがExcelの関数やPowerPointの資料作成に優れていることが判明した。GPT-5は最近発表されたが、Claude Sonnet 4は…

TechCrunch: (翻訳) OpenAIの最大のライバルの肩を叩くことでAIパートナーシップを多様化する動きは、AI企業が独自のAIインフラとLinkedInの潜在的な競合他社を擁してマイクロソフトからの独立を追求していることと同時に起こっている。

Gemini Canvas、クリックと自然言語でUIを直接編集

  • Googleが、AI StudioのGemini Canvasに新機能「Select and Ask」を追加した。
  • これにより、生成されたWebアプリのUI要素を直接クリックし、自然言語で変更を指示するだけでデザインを修正できるようになった。
  • コーディング不要で直感的なUI編集が可能になり、Web開発の生産性向上が期待される。
Google Gemini App: (翻訳) Gemini Canvasの新機能:Select and Ask。Webアプリの任意の部分を、要素をクリックして変更内容を記述するだけで視覚的に編集できるようになりました。コードは不要で、クリックして記述するだけで、プレビューモードで更新が即座に確認できます。

まつにぃ: GeminiのCanvas機能で作成したUIに対してパーツごとに選択⇨部分修正ができるようになりました。 徐々にCanvasやArtifactsもv0とかのUI作成機能がリッチになってきましたね。 あとはGeminiの能力そのものがもうちょいAgentictに強くなってくれれば..

Carlos E. Perez: (翻訳) これは、Google(Geminiと共に)が(ブラウザだけでなく)携帯電話のアプリ空間をどのように支配するかのほんのプレビューにすぎない。そのAPIキー(現在は不便)は、将来的には携帯電話のサブスクリプションの一部になる可能性が高い。

NVIDIA、次世代GPU「Rubin」詳細発表 100万トークン対応

  • 以前より噂されていた次世代GPUアーキテクチャ「Rubin」について、NVIDIAが詳細を正式に発表しました。
  • 新GPU「Rubin CPX」は、100万トークン規模のアプリケーションを高速かつ効率的に処理できるよう設計されています。
  • Vera CPUとRubin GPUを組み合わせた構成で、大規模なコーディングや動画生成に特化しているとのことです。
パウロ: Nvidia 唐突に Rubin CPX発表きたー Vera 1 Rubin 2の構成だね

パウロ: こんな構成 Rubin CPX is offered in multiple configurations, including the Vera Rubin NVL144 CPX, that can be combined with the NVIDIA Quantum‑X800 InfiniBand scale-out compute fabric or the NVIDIA Spectru...

パウロ: RubinはHBM4 8個 Vera IOかキャッシュダイあるっぽい CoWoS-R かな https://t.co/C24wxzQqP6

Oracle、AI関連受注が急増し株価が25%以上高騰

  • Oracleが、AIインフラの需要急増により、クラウド事業の予約が大幅に増加したと発表。
  • 特にOpenAIとの大型契約が貢献したとみられ、将来のAI関連収益見通しも好調。
  • この発表を受け、同社の株価は時間外取引で25%以上急騰し、AIインフラ市場の活況を裏付けた。
Financial Times: (翻訳) オラクル株、将来のAI収益急増で25%以上急騰

Bloomberg: (翻訳) オラクルは、OpenAIとの大型契約に続き、最新四半期に予約が大幅に増加したと発表した。株価は時間外取引で急騰した。

パウロ: オラクルもきたっ AI実需

Google動画AI Veo 3、機能向上と大幅値下げ【続報】

  • Googleの動画生成AI「Veo」のアップデートに関する続報です。
  • 新たに1080pの高解像度や9:16の縦型動画の生成に対応しました。
  • API利用料金もVeo 3で約47%、Veo 3 Fastで約62%と大幅に引き下げられ、より利用しやすくなりました。
Google DeepMind: (翻訳) 開発者向けの3つの大きなAIアップデート:1️⃣ Veo 3とVeo 3 FastがGemini APIでの大規模な本番使用に対応 2️⃣ 16:9の動画を1080p HDで作成し、さらに高品質に 3️⃣ 9:16の縦型クリップの生成を開始

Rohan Paul: (翻訳) GoogleはVeoをかなり安くしました。 - Veo 3は$0.75/秒から$0.40/秒に - Veo 3 Fastは$0.40/秒から$0.15/秒に @GeminiAppのユーザーも過去4日間で急増し、新規ユーザーが1300万人増加(合計2300万人以上)、画像が3億枚増加(合計5億枚以上)しました。

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) GoogleのFlowはVeo 3で複数のアスペクト比をサポートするようになり、ポートレート動画を作成できるようになりました!フィードに直接どうぞ👀

Baidu、新LLM「ERNIE X1.1」発表 GPT-5に匹敵と主張

  • 中国のBaiduが、最新の推論モデル「ERNIE X1.1」を発表した。
  • 前バージョンと比較して事実精度が34.8%、指示追従性が12.5%向上し、エージェント能力も強化されたとしている。
  • 一部の評価ではGPT-5やGemini 2.5 Proに匹敵する性能を持つと主張しており、中国のAI開発の進展を示している。
Chubby♨️: (翻訳) ERNIE X1.1がリリースされた。一見したところ、良いモデルだ。Gemini 2.5 ProやGPT-5のような西洋のモデルの推論能力には及ばないが、中国が依然として計算能力に欠けていることを考えると、それでも立派な成果であり、一考の価値がある。

Kol Tregaskes: (翻訳) BaiduがERNIE X1.1推論モデルをリリース。ERNIE 4.5をベースに、v1から事実精度が34.8%、指示追従性が12.5%、エージェント能力が9.6%向上。評価ではDeepSeek R1-0528を上回り、GPT-5やGemini 2.5 Proと同等の性能を発揮!

Vaibhav (VB) Srivastav: (翻訳) @Baidu_Incからかなりクールなリリースが登場🔥 > 合計21B、アクティブ3B > 推論タスクとコーディングのパフォーマンス向上 > より優れたツール使用能力 > 強化された128Kのロングコンテキスト transformers、vllm、sglang、llama.cpp、MLXなどですぐに動作します!

【続報】Qwen-3-Coder、MCPMarkでOSSモデル1位に

  • 以前からその高い性能をお伝えしているAlibabaのコーディング特化モデル「Qwen-3-Coder」の続報です。
  • 新たに、エージェントのコーディング能力を測るベンチマーク「MCPMark」で、オープンソースモデルの中で1位を獲得しました。
  • スコアはGPT-5に及ばないもののo3に匹敵するレベルで、エージェントとしての性能の高さを示しています。
Qwen: (翻訳) 🚀 Qwen-3-CoderがMCPMarkリーダーボードでオープンソースモデルの中で1位になったのを見て興奮しています!

まつにぃ: MCPうまく使えるかベンチマークでOSSトップにQwen3 Coderが君臨。 OSSを除くとGPT5が群を抜いてトップで、時点でGrok4とOpus4~4.1が並び、Qwen3 Coderはo3に並んでいます。 実質tool useに並ぶところもあるので、Agent力でいうと納得のランキングですね。(Geminiはこの辺が弱い..)

Junyang Lin: (翻訳) 素晴らしい!

LLM依存症候群が話題、単純タスクへの過度な利用に警鐘

  • 正規表現や単純な文字列操作で済むタスクにまでLLMを利用する風潮に対し、「LLM依存症候群」と名付けて警鐘を鳴らす投稿が話題です。
  • 数行のコードで済む処理をLLMに任せることは、コストや速度の面で非効率であると指摘されています。
  • この議論は、開発者が基本的なプログラミングスキルを見直し、ツールを適切に使い分ける重要性を再認識するきっかけとなっています。
Yuchen Jin: (翻訳) 新しい病気があります。私はそれを「LLM依存症候群」と呼んでいます。簡単なコードを書くことで、月1,200ドルを節約できます。>電話番号の抽出:正規表現 >不適切な表現のチェック:ブラックリスト >JSONの再フォーマット:jsonパーサー >テキストの大文字化:.upper() これらの数行のコードはより速く、コストはほぼ0ドルです。

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