2025年09月01日 夜のAIニュースまとめ

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OpenAIのインド進出計画とAIインフラの世界的拡大

OpenAIがインドに1GW超の大規模データセンター建設を計画、アジアにおけるAIインフラの主要拠点となる可能性が高まっています。

一方、半導体業界では変動の兆し。NVIDIAはソフトウェア改善によりGB200の性能をH100比1.52倍に向上させる一方、TSMCの先端プロセス値上げ計画や米国による韓国半導体メーカーの中国工場への規制強化など、サプライチェーンに影響を与える動きも見られます。

それでは各トピックの詳細について見ていきましょう。

目次

  1. Stargate計画続報 OpenAI、インドに新DC建設か
  2. アリババAI事業は好調も、新型チップはHBM非搭載で性能に懸念か
  3. NVIDIA GB200、ソフトウェア改善で学習性能がH100比1.52倍に
  4. TSMC、2026年に先端プロセスを5-10%値上げと報道
  5. 米国、サムスン・SKハイニックスの中国工場への規制強化
  6. 松尾研究所、AIエージェントUI規格「MCP」のPython入門書を出版
  7. Anthropic、Claude Codeのプロダクトマネージャーを募集
  8. Huawei、AI向けに245TBの大容量SSDを発表
  9. AIを活用したランサムウェア「PromptLock」が登場
  10. 新Kaggleコンペ「楽曲のBPM予測」が開始

Stargate計画続報 OpenAI、インドに新DC建設か

  • OpenAIの巨大データセンター計画「Stargate」の続報です。
  • 新たにインドに1GWを超える大規模データセンターの建設を計画していると報じられました。
  • アジアにおけるAIインフラの主要拠点となる可能性があり、現在パートナーの選定が進められている模様です。
Bloomberg: (翻訳) OpenAIは、Stargateブランドの人工知知能インフラストラクチャ推進においてアジアで大きな一歩となる可能性のある、インドでの大規模な新しいデータセンターの建設を目指しています https://t.co/yEKHH2296y

Rohan Paul: (翻訳) ニュース:OpenAIはインドに1GWのデータセンターを建設し、Stargateの増設を拡大しています。米国以外では、この計画にはすでに5GWのキャンパスにある1GWのアブダビクラスターと、230MW近くから始まり520MWへの道筋を持つノルウェーのサイトが含まれています。インドはローカルホスティングに適しています https://t.co/498N4sIx86

Kol Tregaskes: (翻訳) OpenAIはStargate推進の一環として、インドに1GW以上のデータセンターを検討しており、パートナーを探しており、場所や時期などの詳細はまだ決まっていません。 https://t.co/9AZEUCe6wY

アリババAI事業は好調も、新型チップはHBM非搭載で性能に懸念か

  • アリババのAI事業が収益を大幅に伸ばし、株価が急騰しました。
  • 一方で、同社が発表した新型AIチップは、NVIDIAやGoogleの製品に及ばない可能性が指摘されています。
  • 特に、HBM(広帯域メモリ)を搭載していない推論チップの性能や、複数アーキテクチャの乱立によるソフトウェア開発の複雑化を懸念する声が上がっています。
Bloomberg: (翻訳) アリババの株価は、AIによる収益の急増を報告した後、15%近く急騰し、DeepSeek後の中国の開発熱狂の中でライバルに対して着実に進歩していることを示しています https://t.co/7ptqnzVeWo

パウロ: 新型AIチップのTCOが判明していないのになんでここまで断言出来るんだろう アリババのチップがどんな魔法を持っているか楽しみですね

パウロ: 私のアリババのAIチップの予想 柔軟性 Nvidia Blackwell >>>> アリババAIチップ 推論性能 Google TPU v7 >>>>> アリババAIチップ 謎の有識者 アリババがNvidiaにもGoogleにも勝つるっ 利益率大幅減少

NVIDIA GB200、ソフトウェア改善で学習性能がH100比1.52倍に

  • NVIDIAのGPUシステム「GB200 NVL72」が、ソフトウェアの改善によりTCO(総所有コスト)あたりの学習性能を大幅に向上させました。
  • 2025年5月時点のソフトウェアではH100に対し9%劣っていましたが、7月版では1.52倍の性能を達成しています。
  • この改善は、ハードウェアだけでなくソフトウェア開発におけるNVIDIAの技術力の高さを示すものとなります。
パウロ: 7月のソフトウェアでGB200 NVL72のトークン生成が大幅改善

Rohan Paul: (翻訳) Nvidiaはソフトウェア面で驚異的な進歩を遂げています。ラック規模のGPUシステムGB200 NVL72は、2025年5月のTCO(総所有コスト)あたりのパフォーマンスがH100 GPUに比べて9%悪かったのが、2025年7月には1.52倍に向上し、2025年12月には2.8倍になると予測されています。そして、それは2.18倍以上です https://t.co/4MAjUN2c6f

TSMC、2026年に先端プロセスを5-10%値上げと報道

  • 以前から観測されていたTSMCの先端プロセス値上げの続報です。2026年に5〜10%の価格引き上げが計画されていると報じられました。
  • 背景には米国の関税、為替レートの変動、サプライチェーンからの価格圧力などがあると見られています。
  • N3プロセスのウェハ単価は既に3.6万ドルに達しており、さらなる値上げはAIチップのコストに直接影響を与えそうです。
Jukan: (翻訳) TSMC、米国の関税により先端プロセス価格を5〜10%引き上げ。 $TSM https://t.co/moBUj0UT6O

パウロ: TSMC 2026年、先端プロセスさらに値上げへ うひょーー 以下、引用 TSMCのファウンドリ価格は2026年に5~10%上昇すると噂されています。成熟プロセスの注文には割引が適用されます。 https://t.co/9eAHptfoOr

パウロ: N3は3.6万USD/ウェハですね 大口価格でこれなので、数が少なかったら4.0万USDと選ばれし者しか使えなさそう

米国、サムスン・SKハイニックスの中国工場への規制強化

  • 米国政府が、サムスン電子やSKハイニックスなどの中国にある半導体工場に対し、ライセンスなしで製造装置を輸入できるプログラムを終了したと報じられています。
  • この措置は、米国の半導体製造装置の中国への流出を規制する動きの一環とみられています。
  • これにより両社の中国事業への影響が懸念され、株価も下落しています。
Jukan: (翻訳) 250901_BISが国際的な中国工場を取り消すことの意味 - CITI (1) 米国商務省産業安全保障局[BIS]は、インテル、サムスン電子、SKハイニックスの中国子会社を検証済みエンドユーザー承認リストから削除する見込みです。

Jukan: (翻訳) 最も理解しがたいのは、韓国のメモリ企業向けのプログラムは終了したのに、TSMCの中国工場では何の問題もなく継続していることです… なぜでしょうか?

Bloomberg: (翻訳) トランプ政権が世界最大のメモリチップメーカーが巨大な中国事業に重要な機器を出荷するのを困難にすることを決定した後、サムスンとSKハイニックスの株価は月曜日に下落しました https://t.co/tjJVN4WgNJ

松尾研究所、AIエージェントUI規格「MCP」のPython入門書を出版

  • 以前から注目されているAIエージェント向けのUI規格「MCP」について、Pythonでの開発を解説する入門書が出版されます。
  • 松尾研究所のメンバーが執筆し、MCPサーバー・ホストの仕組みの理解から実装までを解説するエンジニア向けの書籍です。
  • APIとの違いや、Slackなどでの実践的な活用法も解説されており、MCPの普及をさらに加速させる一冊として注目されています。
からあげ: 松尾研究所メンバー3名で執筆した「PythonではじめるMCP開発入門」が講談社から出版されます。 エンジニア向けの入門書で、ただ使うだけでなくMCPサーバー・ホストの仕組みを理解して実際に作るところまでを解説した書籍です。よろしければ是非!10/10発売予定です! https://t.co/iLaw0fftH8 https://t.co/HtDg9yzBI2

からあげ: はてなブログに投稿しました #はてなブログ 『PythonではじめるMCP開発入門』出版のお知らせ - karaage. [からあげ] https://t.co/xIynxVaZxq

daka | Microsoft | AI: APIとMCPの違い - 人間向けUI vs モデル向けUI 実践ガイド 2025 https://t.co/MpiOmrbzT8 💡 API vs MCP 簡潔まとめ APIは 人間開発者のための制御IF MCPは モデル/エージェントが自力で発見・利用できるUI規格 -API:網羅性・自由度・細かな制御が前提 -MCP:Resources+Tools+Prompt の標準化

Anthropic、Claude Codeのプロダクトマネージャーを募集

  • Anthropicが、コーディング支援AI「Claude Code」のプロダクトマネージャーチームを拡大するため、人材を募集していることが分かりました。
  • 募集要項では、パワーユーザーであること、PMまたは創業者としての経験、開発者ツールへの情熱などが挙げられています。
  • サンフランシスコまたはシアトル在住が条件となっており、今後の機能拡充に向けた動きが注目されます。
cat: (翻訳) Claude CodeのPMチームを拡大しています! 募集要項: 1/ パワーユーザー 2/ PMまたは創業者として数年の経験 3/ 開発ツールへの情熱 4/ サンフランシスコまたはシアトル在住であること メール、LinkedIn、そして一番の機能リクエストをDMで送ってください。もし適任だと思われる場合はご連絡します!

Huawei、AI向けに245TBの大容量SSDを発表

  • Huaweiが、AIの学習と推論におけるストレージのボトルネックを解消するため、1ドライブあたり245TBという大容量のSSDを発表しました。
  • これはAI業界で利用可能な単一ディスク容量としては最大級となります。
  • GPUの処理能力向上に対し、ストレージがボトルネックとなるケースが増えており、この製品はAIインフラの性能向上に貢献する可能性があります。
Rohan Paul: (翻訳) 🇨🇳 すごい。中国のファーウェイは、1ドライブあたり245テラバイトという大容量のSSD(ソリッドステートドライブ)を発売しました。これは、AI業界で利用可能な最大の単一ディスク容量であり、ストレージのボトルネックを解消することでAIのトレーニングと推論を高速化します。GPUは容量に達しました https://t.co/TtoFmQ7ccG

AIを活用したランサムウェア「PromptLock」が登場

  • ローカルのAIモデルを利用して悪意のあるスクリプトを生成・実行する、新しいランサムウェアのプロトタイプ「PromptLock」が報告されました。
  • ESET Researchによると、これは初のAI搭載ランサムウェアである可能性があり、現在はまだ概念実証(PoC)の段階と見られています。
  • AIが悪用される新たな脅威として、今後の動向が注視されます。
Rohan Paul: (翻訳) 🚨 PromptLockは、ローカルAIモデルを使用して被害者のマシン上で悪意のあるスクリプトを生成および実行する、新しいランサムウェアのプロトタイプです。ESET Researchは、これを既知の初のAI搭載ランサムウェアと呼んでおり、現在のサンプルはアクティブなキャンペーンというよりも概念実証のように見えると述べています。https://t.co/Dbx1gpmd5O

新Kaggleコンペ「楽曲のBPM予測」が開始

  • 新たなKaggleコンペティションとして「Predicting the Beats-per-Minute of Songs」が開始されました。
  • このコンペティションは、楽曲データからBPM(Beats Per Minute)を予測するタスクです。
  • 多くのデータサイエンティストの参加が見込まれ、様々なアプローチによる高精度なモデル開発が期待されます。
Kagoole: (翻訳) 新しい#kaggleコンペティション「Predicting the Beats-per-Minute of Songs」が開始されました。メダル:False カーネルのみ:False 締め切り:2025-09-30 23:59:00+00:00 https://t.co/GM6UtFOjml

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