2025年07月29日 朝のAIニュースまとめ

先端LLMの進化と新機能展開が加速

今週のAI業界は、各社のLLMモデル強化と新機能展開が目立ちました。AnthropicのClaude Codeが利用制限を導入する一方、ZhipuのGLM-4.5やNVIDIAのAudio Flamingo 3など新モデルが続々登場。

xAIのGrok画像生成「Imagine」やMicrosoft EdgeのCopilotモード、MCPのNotion/Linear対応など、AIの実用展開も進んでいます。

背景では、OpenAIの「GPT-8まで現行アーキテクチャで到達可能」という見通しも注目されています。

それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。

目次

1. Claude Code、利用制限を正式導入へ【続報】
2. xAI、Grokの画像生成「Imagine」と「Valentine」を順次展開【続報】
3. MS EdgeにCopilotモード搭載、AIエージェント化が本格化【続報】
4. MCP続報: Anthropic、NotionとLinearに公式対応
5. TeslaとSamsungの提携、狙いは半導体製造ノウハウ獲得か【続報】
6. Zhipu AI、新LLM「GLM-4.5」と動画モデル「Wan2.2」を発表
7. Kaggle、脳動脈瘤を検出する医療画像コンペを開始
8. NVIDIAの音声モデルAudio Flamingo 3が性能評価で1位
9. AIコーディングに新たな課題、誤修正の永続化とUI
10. OpenAI、現行アーキテクチャでGPT-8まで到達可能と予測

Claude Code、利用制限を正式導入へ【続報】

• 以前から利用制限強化が噂されていたAIコーディングアシスタント「Claude Code」に関する続報です。
• Anthropicは、需要急増と高負荷を受け、8月下旬からProおよびMaxプランに週ごとの利用制限を導入すると正式に発表しました。
• 一部ヘビーユーザーによる連続稼働が原因とみられ、多くのユーザーは理解を示しつつも、開発への影響を懸念する声も上がっています。

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Anthropicは、前例のない需要のため、8月にProおよびMaxユーザーに週ごとのレート制限を導入します。GPUが完全に溶けたとき👀 https://t.co/s2aIBq3GHv

TechCrunch: (翻訳) TechCrunch：Anthropic、Claude Codeのパワーユーザーを抑制するための新しいレート制限を発表。 https://t.co/InU5kugISk

Ian Nuttall: (翻訳) então, em 28 de agosto, limites semanais para o Claude Code...

xAI、Grokの画像生成「Imagine」と「Valentine」を順次展開【続報】

• xAIのGrokに関する続報です。
• 既報の画像・動画生成機能「Imagine」と、AIコンパニオン「Valentine」が順次展開されることが正式に発表されました。
• リーク情報によれば、スクロールしながらリアルタイムで画像が生成されるなど、高速な生成体験が特徴となるようです。
• この機能は早期アクセスとして提供され、Grokアプリからオプトインすることで利用可能になります。

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: xAIがGrokにImagine機能を通じて新しい画像・動画生成体験を導入しようとしています！最初は早期アクセスで利用可能になります。このオプトインオプションもまだ利用できません。https://t.co/SPVymRawaf

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: Grok Imagineは、ほぼ瞬時のリアルタイム画像生成を実現します！スクロールするだけで文字通り画像が生成されます。また、動画生成用の「スパイシー」なプリセットの例もあります。https://t.co/zRhyK0BxV9

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨：GrokアプリでImagineのオプトインとValentineコンパニオンが順次展開中！ https://t.co/gDpkzze2pH

MS EdgeにCopilotモード搭載、AIエージェント化が本格化【続報】

• 以前からお伝えしているMicrosoftのAIエージェント化構想に関する続報です。
• Edgeブラウザに「Copilotモード」が導入され、Copilotが閲覧履歴や開いているタブ情報を横断的に分析・要約できるようになりました。
• 将来的にはブラウザ操作を自動化する「アクション」機能の追加も示唆されており、Edgeが本格的なAIエージェントとして進化していくことが期待されます。

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨：MicrosoftがEdgeにCopilotモードをリリースし、エージェントブラウザに変身させました。Copilotはブラウザの履歴と開いているタブにアクセスできるようになります。アクションも近日公開予定👀 https://t.co/qFCIUsZfNB

Bloomberg: (翻訳) マイクロソフトは、Copilot AIアシスタントをブラウザにさらに深く組み込み、ユーザーが情報を整理したりウェブをナビゲートしたりする際にこのサービスが役立つと見込んでいます。https://t.co/MGapoGrCXm

Rohan Paul: (翻訳) 📑 MicrosoftはCopilotモードでEdgeをAIエージェントとAIナビゲーターに変えました。 - Copilotは開いているすべてのタブを見て、コンテキストを構築し、常にページをジャンプすることなく比較を表示します。 - 自然な音声コマンドでページを開いたり、スクロールしたり、製品を選択したりでき、キーボード作業を削減します。https://t.co/KPyyEsTgvT

MCP続報: Anthropic、NotionとLinearに公式対応

• AIエージェント連携プロトコル「MCP」に関する続報です。
• Anthropicは、MCPが新たにNotionとLinearに公式対応したことを発表しました。
• これにより、Claudeとの対話を通じて、Notionでのドキュメント更新やLinearでの課題追跡などを直接行えるようになります。

Anthropic: (翻訳) ClaudeはMCPを介して、@NotionHQページと@linearチケットを直接読み取り、更新できるようになりました。ワークスペースツールを接続すれば、Claudeがプロジェクトの管理、ドキュメントの更新、問題の追跡をすべて1つの会話で支援します。https://t.co/PcE82ORyEm

TeslaとSamsungの提携、狙いは半導体製造ノウハウ獲得か【続報】

• 先日報じられたTeslaとSamsungのAIチップ製造契約について、新たな分析が報じられました。【続報】
• この提携の真の目的は、単なる製造委託ではなく、TeslaがTSMCからは得られない先端半導体の製造ノウハウを吸収することにあると指摘されています。
• これにより、Teslaは将来的にチップの製造可能性まで考慮した設計能力を獲得する可能性があり、戦略的な一手として注目されています。

Forbes: (翻訳) マスク氏、テキサスで製造されるテスラAIチップについてサムスンとの契約を発表—「戦略的重要性」を強調 https://t.co/Cz2iYUxYGa

TechCrunch: (翻訳) テスラ、サムスンとAIチップ製造で165億ドルの契約を締結 | TechCrunch https://t.co/eEsMJ93OLr

パウロ: イーロン・マスクは今回のSamsungとの取引で先端プロセスの半導体の深い製造知識を得ることが出来る これはTSMCが決して許さないこと

Zhipu AI、新LLM「GLM-4.5」と動画モデル「Wan2.2」を発表

• 中国のZhipu AIが、Gemini 2.5 Proに匹敵するとされるオープンソースLLM「GLM-4.5」「GLM-4.5-Air」を公開
• 両モデルともMoEアーキテクチャを採用し、商用利用可能なMITライセンスで提供
• 世界初のオープンソースMoEビデオ生成モデル「Wan2.2」も同時リリース

Vaibhav (VB) Srivastav: (翻訳) ブーム！1時間も経たないうちに、@novita_labsはすでにモデルをデプロイし、バイブテストの準備ができました！🔥モデルページから直接チェックするか、OpenAI仕様互換API経由で使用してください https://t.co/uj8LlPS500

Chubby♨️: (翻訳) 失礼ながら、なぜVeo-3と比較しなかったのでしょうか？ https://t.co/vjuZk25Lcr

Chubby♨️: (翻訳) 今週は、新しいオープンソースのMITライセンスSOTAモデル（GLM-4.5）、Kling 2.0に匹敵するオープンソースビデオモデル（Wan-2.2）で始まりました。そして、今週は少なくともOpenAIのオープンソースモデルが登場することがわかっています。素晴らしい週になりそうです！

Kaggle、脳動脈瘤を検出する医療画像コンペを開始

• Kaggleで、RSNA（北米放射線学会）が主催する医療画像解析コンペが新たに開始されました。
• このコンペでは、医療画像から脳動脈瘤を検出するモデルの精度を競います。

Kaggle: (翻訳) 📣 コンペティション開始アラート！@mitsuiandco主催の商品予測チャレンジ 🎯 商品価格を正確かつ一貫して予測するモデルを構築します。💰 賞金総額10万ドル ⏰ 応募締切：2025年9月29日 🙏 @mitsuiandco よりスマートな取引戦略の実現にご協力ください。

Kagoole: (翻訳) 新しい#kaggleコンペティション「RSNA頭蓋内動脈瘤検出」が開始されました。メダル：真カーネルのみ：真締切：2025-10-14 23:59:00+00:00 https://t.co/Kj555vu2Gi

Takami Sato: Kaggle新コンペ CTA, MRA, MRIなどで造影された画像および性別年齢から脳動脈瘤の有無を予測する今年のRSNAコンペ。各13部位に動脈瘤があるかないか、全体にあるかないかの計14ラベルの重み付けAUC平均で評価 https://t.co/FPGFKIPE6A

NVIDIAの音声モデルAudio Flamingo 3が性能評価で1位

• NVIDIA Researchが開発した音声言語モデル「Audio Flamingo 3」が、音声・音楽・発話の理解能力を評価するMMAUリーダーボードで1位を獲得しました。
• このモデルは、音、発話、音楽のデータセットでトレーニングされたオープンなLALM（大規模音声言語モデル）です。
• また、同社はエージェントシステムの信頼性を高めるための暗号化モデル署名技術についても発表しており、AIの社会実装に向けた取り組みを進めています。

NVIDIA AI Developer: (翻訳) 🥇#NVIDIAResearch の Audio Flamingo 3 が、音、音楽、音声理解のスキルで超能力を発揮し、MMAU リーダーボードで現在 1 位です。🎶 🙌リーダーボード: https://t.co/ocbjQyf3yy 📗論文: https://t.co/hKg123LStA https://t.co/IvDbwoDsi3

NVIDIA AI Developer: (翻訳) 🔐 AIはもはや想定された信頼に頼ることはできません。NGCでの暗号化モデル署名が、推論、計画、行動を行うエージェントシステムにどのように信頼を構築するかを学びましょう。技術ブログ ➡️ https://t.co/rx9nqstUWK https://t.co/UOGyOQofeD

AIコーディングに新たな課題、誤修正の永続化とUI

• AIコーディングの課題に関する議論の続報です。
• 一度AIが誤った修正を「学習」してしまうと、その後の修正が非常に困難になるという問題が指摘されています。
• また、現状のIDEではAIが生成する大量のコード差分を効率的に管理できず、専用のUIが必要との意見も出ています。

mizchi: 今日全然上手くいかないのでAIコーディング幻滅期来てる

mizchi: テストを書けば上手くいくというわけではなく、一度うまくいかない状態をなんらかの形で正としてしまう機構が生まれたら直すの難しすぎるな。悪い意味で魂に刻んでしまうので、下部構造の欠陥で上位構造が上手くいくわけないんだけど、それを自力で発見する能力がない

mizchi: やっぱリアルタイムAIコーディングやるためには専用ツールが必要っぽい。コード全部見るのは無理だから、コードへの差分の要約を高速に閲覧するのに vscode の Filer や Git Staging じゃ足りなくて、グラフでノードがポンポン湧いてくるみたいなインターフェースがいるな

OpenAI、現行アーキテクチャでGPT-8まで到達可能と予測

• The Informationの報道によると、OpenAIの幹部は投資家に対し、現在のモデルアーキテクチャを大きく変更することなく「GPT-8」まで到達可能との見通しを伝えたようです。
• これは、計算資源を増やすことで性能が向上し続けるという「スケーリング則」が、今後も長期間にわたって有効であるというOpenAIの強い自信を示すものと見られています。

The Information: (翻訳) 未リリースのGPT-5モデルは、より困難なコーディングタスクの自動化において大幅な飛躍をもたらし、ソフトウェア開発者の状況を再構築する可能性があります。その影響を探る：https://t.co/mMYzuX219e #futureofcode

Rohan Paul: (翻訳) 「参考までに、ある投資家によると、OpenAIの幹部は投資家に対し、現在のモデルを動かしている構造を多かれ少なかれ利用することで、同社は『GPT-8』に到達できると考えていると語ったとのことです。」 The Informationの7月25日のGPT-5に関する記事からの引用 https://t.co/bEVyXuJvph

Kol Tregaskes: (翻訳) GPT-5が登場します。OpenAIモデル（およびシステム）にどのような新機能または改善された機能を期待しますか？