2025年07月08日 朝のAIニュースまとめ
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次世代AI技術の発表と業界の人材獲得競争が加速
AIの最前線で重要な発表が相次いでいます。xAIがGrok 4を7月10日に正式発表へ。一方、MetaがAppleからAI責任者を引き抜くなど、大手テック企業間の人材獲得競争が激化しています。
インフラ面ではCoreWeaveがCore Scientificを約90億ドルで買収し、AI計算基盤の拡大に動く一方、GoogleのGemini APIにはコスト半減の「バッチモード」が登場。AIによる新卒採用への影響も明らかになってきました。
それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。
目次
- xAI、Grok 4のリリース発表を7/10にライブ配信【続報】
- Meta、今度はAppleからAI責任者引き抜き【続報】
- 【続報】Apple、新UI「Liquid Glass」の透明度を大幅に引き下げ
- CoreWeave、Core Scientificを約90億ドルで買収へ
- Gemini APIにバッチモード登場、非同期処理でコスト半減
- 【続報】AIで新卒採用5割減、テック業界で顕著に
- PythonはなぜAI開発の主流に?開発者らが背景を議論
- xAI、2026年末までにAAA級のAIゲーム開発を目指す
- OpenAIの株式報酬、売上高超え 人材獲得競争が影響
xAI、Grok 4のリリース発表を7/10にライブ配信【続報】
- リリースが待たれていたxAIの次期モデル「Grok 4」に関する続報です。
- イーロン・マスク氏が、日本時間7月10日(木)13時からのライブ配信で本モデルを正式に発表すると予告しました。
- これまで性能に関するリークやリリースの遅延などが報じられてきましたが、ついにその全貌が明らかになります。
Chubby♨️: (翻訳) Grok 4のリリースライブストリームは水曜日午後8時(太平洋時間)です。さあ行こう! https://t.co/KWzUKfqHlh
Tech Dev Notes: (翻訳) 👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀 GROK 4 ライブストリーム!
Tibor Blaho: (翻訳) イーロン・マスクは本日、新しいGrok 4モデルのリリースに関するライブストリームを水曜日(2025年7月9日)午後8時(太平洋標準時)/ 午後11時(東部標準時)/ 午前4時(英国夏時間、7月10日)/ 午前5時(中央ヨーロッパ夏時間、7月10日)/ 午前8時30分(インド標準時、7月10日)/ 午前11時(シンガポール標準時、7月10日)/ 午後12時(日本/韓国標準時、7月10日...
Meta、今度はAppleからAI責任者引き抜き【続報】
- MetaによるAI人材獲得の動きに関する続報です。
- 今回はAppleでAIモデル開発を率いていたRuoming Pang氏をMetaが引き抜いたと報じられました。
- Pang氏は、Metaが新設したAIスーパーインテリジェンス部門に参加するとのことです。
- OpenAIやScale AIに続く動きとなり、大手テック企業間でのAI人材獲得競争の激しさを示しています。
Mark Gurman: (翻訳) 速報:情報筋によると、AppleのAIモデル担当トップエグゼクティブ兼著名エンジニアであるRuoming Pang氏が、Metaの新しいAIスーパーインテリジェンス部門に引き抜かれました。
Bloomberg: (翻訳) AppleのAIモデル担当トップがMetaに移籍、苦戦するiPhoneメーカーのAIへの取り組みに新たな打撃
【続報】Apple、新UI「Liquid Glass」の透明度を大幅に引き下げ
- WWDC25で発表された新UI「Liquid Glass」の続報です。
- 開発者向けに公開されたiOS 26の最新ベータ版で、UIの透明度が大幅に引き下げられました。
- 先週のベータ版公開後、SNSなどで視認性に対する批判が相次いだことを受けた対応とみられます。
- ユーザーからのフィードバックが、わずか1週間でデザインの方向性に影響を与えたとして注目されています。
Mark Gurman: (翻訳) AppleはLiquid Glassを劇的にトーンダウンさせた。この変更は全く好きではない。
Mark Gurman: (翻訳) 大規模な再設計を発表したかと思えば、その多くを捨ててしまう。Appleは75%も元に戻すのではなく、ユーザーがどれくらいのガラス感が欲しいかを選べるようにすべきだ。せめてフロストガラスに改名してほしい(笑)。
Mark Gurman: (翻訳) 複数年にわたって開発されたAppleのデザイン決定が、1週間のTwitterやYouTubeのコメントに影響されるなんて信じられない。
CoreWeave、Core Scientificを約90億ドルで買収へ
- AIクラウドインフラを提供するCoreWeaveが、データセンター運営大手のCore Scientificを約90億ドル規模の株式交換で買収することに合意しました。
- この買収により、CoreWeaveはAI向けのデータセンター容量を大幅に拡大することになります。
- AIの計算需要が急増する中、それを支えるインフラ企業の再編が加速しています。
Bloomberg: (翻訳) CoreWeaveは、Core Scientificを約90億ドル相当の全株式交換で買収することに合意したと発表した。これにより、AIデータセンターの容量を拡大することが可能になる。
Bloomberg: (翻訳) CoreWeave、Core Scientificを90億ドルの株式交換で買収。最新のStock Moversレポートで今日の値上がり株と値下がり株をチェック。
TechCrunch: (翻訳) CoreWeave、データセンタープロバイダーのCore Scientificを90億ドルの株式取引で買収 | TechCrunch
Gemini APIにバッチモード登場、非同期処理でコスト半減
- GoogleがGemini APIに新たに「バッチモード」を追加したことを発表しました。
- この機能を使うと、大量のジョブを非同期で送信し、24時間以内に結果を受け取ることができます。
- 通常の同期APIと比較してコストが50%削減されるため、大規模なデータ処理や分析タスクでの活用が期待されます。
Patrick Loeber: (翻訳) Gemini APIにバッチモードを導入🚀 - 大規模なジョブを投入 - 24時間以内に結果を取得 - 同期APIと比較して50%割引
Kimihiko Kitase ♨️ 北瀬 公彦: 重いタスクを指示する時に便利。
【続報】AIで新卒採用5割減、テック業界で顕著に
- AIの雇用への影響に関する議論の続報です。テック業界において、2019年以降で新卒採用が50%以上も減少しているというデータが示され、AI導入に伴うエントリーレベルの求人減がより深刻な状況であることが明らかになりました。
- 経験者採用を好む傾向が強まっており、AIによる業務効率化が進む一方で、若手人材のキャリア形成への影響が改めて懸念されています。
Chubby♨️: (翻訳) 「エントリーレベルの仕事に関する失業データは、行動を促す呼びかけです。AIによる社会的混乱の最初の兆候はすでに現れています。」ポール・チューダー・ジョーンズ:AIに関する警告は、私たちの目の前でリアルタイムに展開されています。半世紀近くを過ごしてきた者として、
Rohan Paul: (翻訳) AIはすでにエントリーレベルの技術職を縮小させているかもしれない。時代は変わり、リーンが主流になっている。2019年以降、大手ハイテク企業の新卒採用は50%以上減少。2023年から2024年にかけて、大手ハイテク企業の新卒採用は25%減少。ハイテク企業は経験(2~10年)を好む。
PythonはなぜAI開発の主流に?開発者らが背景を議論
- AI開発で広く使われているプログラミング言語Pythonについて、その歴史や主流となった背景を巡る議論が交わされています。
- かつてはデータ分析分野でRが優勢だった時期もありましたが、NumpyやPandasといったライブラリの登場が転機になったとの意見が出ています。
- 開発者それぞれの経験に基づいた多様な視点が共有されています。
mizchi: Pythonを使っていたユーザーの当事者感覚としてハイプがあったかというと、なかったと断言していいと思います。ポールグレアムのいうPythonのハイプは狭いコミュニティの一時的な熱狂を指していて世界的なものではないです。 それをもってPythonが流行ってたというとを歴史を改竄されたように感じます
Jack: Pythonについて話題だけど、自分が機械学習に入門した2013, 14年ぐらいは、Pythonも選択肢にはあったものの、Rの方が当時は優勢に感じられたのか、Rを選択した経緯がある。(本格的にPythonに入門したのは、実はKaggle Grandmasterになった後。)
Takami Sato: PythonはNumeric Python(後のNumpy)が登場して、さらにIntel MKLでコンパイルしたやつが出回り初めてMatlabを置き換えるようになり、Pandasが出て毎回メモリコピーが発生するRはデータの巨大化に合わせて忌避される様になったイメージ。RはCSVの読み込みは爆速だったけど
xAI、2026年末までにAAA級のAIゲーム開発を目指す
- イーロン・マスク氏が、自身のAI企業xAIが2026年末までにAAA級(大規模で高品質な)ゲームを開発することを目指していると発言し、話題を呼んでいます。
- フォトリアルな3Dモデルや環境、アニメーションなどをAIで生成する必要があり、実現にはマルチモーダルAIやリアルタイムシステムにおける大幅な技術革新が求められます。
- 現在925億ドル規模とされるAAAゲーム市場へのAI企業の参入は、業界に大きな影響を与える可能性があります。
Tech Dev Notes: (翻訳) 来年末に登場します。
Rohan Paul: (翻訳) イーロンは、2026年末までにxAIにAAAクラスのゲームが登場すると述べました🔥 モデルは、AAA基準を満たすフォトリアリスティックな3Dモデル、テクスチャ、環境、アニメーションを生成する必要があります。そのため、xAIはマルチモーダル生成AI、リアルタイムシステム、およびゲーム固有の分野に大幅に拡大する必要があります。
Kol Tregaskes: (翻訳) イーロンは2026年末までにAAAのAIゲームが登場すると信じている。どう思う?確かに非常に野心的だ。
OpenAIの株式報酬、売上高超え 人材獲得競争が影響
- 過熱するAI人材獲得競争に関する続報です。The Informationの報道で、OpenAIの昨年の株式報酬コストが総収益を上回ったことが明らかになりました。
- これはMetaなどとの熾烈な人材獲得競争が背景にあり、トップ人材確保のコストの高騰を物語っています。
The Information: (翻訳) 独占記事:OpenAIの株式報酬は、人材獲得競争の急激なコストを反映している OpenAIは投資家に対し、昨年の株式報酬費用が総収益を上回り、AI人材獲得競争のコストを物語っていると伝えた。 詳細は@srimuppidiの記事で👇
The Information: (翻訳) 「OpenAIは、Meta Platformsによる人工知能研究者への引き抜きを受け、一部の従業員の給与を引き上げることを示唆した。」トップAI人材の競争は、主要企業の報酬コストを押し上げています。詳細はこちら:https://t.co/RTLByA06ra