2025年07月02日 朝のAIニュースまとめ

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Grok 4の新展開と米国AI規制の転換点

AIの最前線から新たな展開をお届けします。xAIの次期モデル「Grok 4」にはコード特化版が準備され、APIやCursorでの利用も示唆されています。

米国では上院が州によるAI規制禁止法案を否決し、カリフォルニア州などが独自規制を進める道が開かれました。

AnthropicとMetaの急成長も注目です。Anthropicの年間収益は40億ドルに到達する一方、Metaは大型報酬パッケージでAI人材獲得を加速させています。

それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。

目次

  1. Grok 4、API提供やCursor対応を示唆【続報】
  2. 米上院、州によるAI規制を禁じる法案を否決
  3. Anthropic続報: 年間収益$4B達成と主要開発者のCursor移籍
  4. Amazon、導入ロボット100万台到達と発表【続報】
  5. Meta、AI人材獲得を加速 Scale AIのCEOも参画【続報】
  6. Perplexity、上位プラン「Max」を一部提供開始【続報】
  7. Apple、Mixtralベースの対話モデルを公開 OSでのAI強化の一環
  8. 【続報】Unsloth、Gemma 3nの効率的なファインチューニングに対応

Grok 4、API提供やCursor対応を示唆【続報】

  • xAIの次期モデル「Grok 4」に関する続報です。コンソールのソースコードから、新たに「Grok 4 Code」というモデル名が発見されました。
  • あわせて、APIでの提供や、AIコーディングツール「Cursor」での利用も示唆されています。
  • 一方で、画像生成機能は初期リリースには含まれない可能性も指摘されています。
Tech Dev Notes: (翻訳) 我々は復活するかもしれない🔥 実際にそれが起きていて、すべてが順調に進んでいる! Grok 4 Big Run Specialized Codeモデルともう1つのモデルは準備が整ったようだ!

Tech Dev Notes: (翻訳) Grok 4は初日からCursorで利用可能になります

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: Grok 4 と Grok 4 Code のリファレンスが xAI コンソールに追加されました! 「Grok 4 の API アクセスを提供できることを誇りに思います。Grok 4 は現在テキストモダリティをサポートしており、ビジョン、画像生成、その他の機能は近日公開予定です。」 残りあと3日👀

米上院、州によるAI規制を禁じる法案を否決

  • 米国上院は、各州が独自のAI規制を導入することを10年間禁止する法案を否決しました。
  • これにより、連邦レベルでの包括的な規制がない中、カリフォルニア州やニューヨーク州などが先行してAI規制を策定する道が開かれました。
  • この決定は、今後の米国のAI政策の方向性に大きな影響を与える可能性があります。
Bloomberg: (翻訳) 上院は、米国の州がAIを規制するのを防ぐための物議を醸す取り組みを否決し、妥協案が崩壊した後、大手ハイテク企業を批判する人々に勝利をもたらしました。 https://t.co/NnWRofEtzq

TechCrunch: (翻訳) 米国上院、物議を醸した「AIモラトリアム」を予算法案から削除 | TechCrunch https://t.co/C3H6eNi9Ss

Financial Times: (翻訳) 米国上院、州によるAI規制を阻止する計画を否決 https://t.co/A0bGZu2Vna

Anthropic続報: 年間収益$4B達成と主要開発者のCursor移籍

  • Anthropicの年間収益に関する続報です。前回6月上旬に報じられた30億ドルからさらに増加し、40億ドルペースに達したと報じられています。
  • 一方で、同社のAIコーディングアシスタントの主要開発者2名が、競合のAIコーディングツール「Cursor」へ移籍したことも明らかになりました。
  • AI業界の急成長に伴う、企業間の激しい人材獲得競争が改めて浮き彫りになった形です。
The Information: (翻訳) 独占:AnysphereがAnthropicのコーディングリーダーを雇用、両社の収益が急増 Anthropicの収益は年間40億ドルペースに達しました。一方、新しいコーディングアシスタントに取り組んでいる2人のリーダーが顧客であるCursorに転職しました。 @nmasc_などによる詳細はこちら

Bindu Reddy: (翻訳) 気をつけろ、AnthropicはすぐにOpenAIを追い越すかもしれない。 すでに収益は40億ドルに達し、開発者の寵児となっている。 Anthropicで構築しよう!💪💪

Ian Nuttall: (翻訳) なんてことだ、Claude Codeを運営している中心人物の2人がCursorに参加するのか? 🍿

Amazon、導入ロボット100万台到達と発表【続報】

  • Amazonの倉庫などで稼働するロボットが100万台に達したとの続報です。
  • これは、6月上旬に報じられた75万台から大幅な増加となります。
  • アンディ・ジャシーCEOは、自動化の進展で「一部の仕事は人がやらなくなる」と改めて言及しており、AIとロボットが労働市場に与える影響が引き続き注目されます。
Chubby♨️: (翻訳) Amazonは現在、フロアに100万台のロボットを配置しており、その数は人間の労働者を上回る勢いです。 AmazonのCEOであるジャシー氏は、AIによって自動化される一部の仕事は「より少ない人数で済むようになる」と述べています。 まずホワイトカラー、次にブルーカラーの労働者。 すべて5年以内に。https://t.co/six0CmQc6J

TechCrunch: (翻訳) Amazonが100万台目のロボットを配備、生成AIモデルをリリース | TechCrunch https://t.co/AHTwrmOgD1

Rohan Paul: (翻訳) 内部メモは新しい基準を示しています:自動化第一。 経営幹部は今、単なるタスクの移行だけでなく、役割が消えることに備えてスタッフを準備させています。 Amazonのアンディ・ジャシーはエージェントの展開に伴い「より少ない人数」になると警告しています。Duolingoのルイス・フォン・アーンは、AIが実行できない仕事に新規採用を結びつけています。Shopifyのトビ

Meta、AI人材獲得を加速 Scale AIのCEOも参画【続報】

  • 先日お伝えしたMetaの動きに関する続報です。
  • Scale AIのCEOであるAlexandr Wang氏が、Metaが新設する超知能(ASI)開発チームへ参画することが正式に発表されました。
  • また、MetaはAI研究者の獲得をさらに加速させており、OpenAIなどから最大で3億ドル規模の報酬パッケージを提示して引き抜きを行っていると報じられています。
clem 🤗: (翻訳) 私の意見では、MetaはAIにおいて最も影響力のある大手ハイテク企業です。Llamaのオープンリリースのおかげで、この分野は変わり、記録的な速さでフロンティアに追いつくことができました! @alexandr_wang の加入により、彼らの影響力は100倍になると私は推測しています。

Stephanie Palazzolo: (翻訳) 今朝のAIアジェンダでは、@KalleyHuangと私が、マーク・ザッカーバーグのスーパーインテリジェンスチームへの14人の新規採用者について詳しく説明します。昨日彼が発表しなかった3人も含みます。 https://t.co/VgIx3StP8P

久保田 雅也@Coalis: Metaが4年間最大$300m(初年度$100m超) のパッケージでOpenAIの研究者を引き抜いてる件。しかも10人以上にこのオファーを出している。Meta幹部報酬と比較するとその凄さが • CFO: $23.5m • COO: $25.5m • CTO: $23.5m • CPO: $23.5m

Perplexity、上位プラン「Max」を一部提供開始【続報】

  • 以前噂として報じたAI検索エンジンPerplexityの上位プラン「Perplexity Max」が、一部ユーザー向けに提供開始された模様です。
  • このプランでは、Deep ResearchやLabs機能で利用するモデルを、OpenAIのo3やAnthropicのClaude 3 Opusなどから選択可能になります。
  • UIもゴールドを基調としたデザインに変更されるなど、高機能化が進んでいます。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Perplexity Maxが一部のユーザーに展開されており、拡張された制限と、Deep ResearchおよびLabs用のモデルを選択できる可能性が付属しています。 私はまだ持っていません👀

Kol Tregaskes: (翻訳) Perplexity Maxが展開されているようです。LabsとDeep Research用に、o3と2つのClaude 4モデルから選択できます。

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) PerplexityはMaxで黄金になる👀

Apple、Mixtralベースの対話モデルを公開 OSでのAI強化の一環

  • Appleが、Mixtral 8x7bをベースにファインチューニングした対話生成モデルをApache 2.0ライセンスで公開しました。
  • このモデルは、感情状態などを考慮して対話を生成する「State-Action Chains (SAC)」という技術を用いています。
  • WWDCで発表されたOS全体へのAI機能統合に向けた、具体的な動きの一つとして注目されます。
Vaibhav (VB) Srivastav: (翻訳) AppleがSage Mixtral 8x7bのファインチューニングをApacheライセンスでハブにリリースしました👀 感情状態や会話戦略の潜在変数を組み込むことで対話生成を強化するState-Action Chains(SAC)を使用しています。 主な比較: > SAC vs. 標準LM

Vaibhav (VB) Srivastav: (翻訳) AppleがOSのMLをやっているのは嬉しい。彼らはすでに素晴らしいフレームワークを持っていて、的確で専門的なモデルを使えば、フルスタックをコントロールできる!

【続報】Unsloth、Gemma 3nの効率的なファインチューニングに対応

  • LLMの高速化ツールを開発するUnslothが、Googleの最新マルチモーダルモデル「Gemma 3n」のファインチューニングに対応したという続報です。
  • これにより、学習速度が1.5倍向上し、使用VRAMを50%削減できるとしています。
  • Colabの無料GPUなど、リソースが限られた環境でも効率的な学習が可能になります。
Daniel Han: (翻訳) Gemma 3Nの奇妙な点! 1. float16でのVision NaN 2. Conv2Dの重みが大きく、FP16が無限大にオーバーフローする 3. Gemma 3と比較して大きな活性化が修正された 4. 6-7回のトレーニング損失:マルチモーダルでは正常か? 5. msfa_ffn_pw_projの大きな数値 6. @UnslothAIでNaNが修正された 詳細:https:...

webbigdata: UnslothがGemma 3nのfinetune対応 Colabの無料GPU(Tesla T4)のようなbfloatに対応していないfloat16 GPUでも微調整可能との事、凄い! 視覚用レイヤーやオーディオ用レイヤーも微調整可能ですが必要メモリが少し多くなるとの事。 オーディオ微調整にちょっと興味があります

Rohan Paul: (翻訳) Gemma 3n と @UnslothAI 1.5倍速く、VRAMは50%少なく、コンテキスト長は4倍長い。

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