2025年06月30日 夜のAIニュースまとめ

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AI業界の新動向:Claude Codeが注目集め、研究倫理問題も浮上

Anthropicの「Claude Code」イベントが大盛況を博し、開発者コミュニティから高い関心を集めています。一方で、AI自動査読を欺くプロンプトインジェクションを論文に埋め込む不正行為が発覚し、研究倫理への懸念が広がっています。

OpenAIは来月に高性能オープンソースモデルを公開する可能性があり、NVIDIAは中国人AI専門家を獲得、Anthropicはモデル開発サイクルを大幅短縮するなど、AI開発競争も加速しています。

それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。

目次

  1. Claude Codeのイベント盛況、開発者の知見集まる
  2. 論文へのプロンプトインジェクションが波紋、研究倫理問われる
  3. OpenAI、新オープンソースモデルを来月公開か【続報】
  4. NVIDIA、著名な中国人AI専門家2名を採用
  5. Anthropic、AI開発が加速 開発サイクルが2ヶ月に短縮【続報】
  6. OpenAIのGoogle TPU利用、大規模採用と判明【続報】
  7. 北京で人型ロボットのサッカー大会が開催
  8. TSMCアリゾナ工場、N3プロセス生産を2027年初頭に前倒し【続報】

Claude Codeのイベント盛況、開発者の知見集まる

  • Anthropic社の開発者向けツール「Claude Code」のオンラインイベント「Claude Code Deep Dive」が開催され、同時接続者数が2500人を超えるなど大きな注目を集めています。
  • イベントでは、内部構造の解説や効果的な使い方、自作コマンドの作成方法などが共有されました。また、SNS上では「Cloudflare AI Gatewayを挟むと生ログを観察できる」といったTipsや、生成されたコードのレビュー方法、テストの冗長性といった課題についても活発な議論が交わされています。
  • 多くの開発者がClaude Codeの強力な機能を評価する一方で、その活用方法や課題について模索を続けており、AIコーディング支援ツールの進化と普及を象徴する出来事となっています。
カレーちゃん: 今日のお昼はこれ。 #claude_code_deep_dive Claude Code Deep Dive - connpass https://t.co/4aLKkb8hVD

ML_Bear: 拝聴しております。登録5000人越えで同接2500人超えてるっぽい。えぐいw #claude_code_deep_dive

Kai INUI: Claude Codeは、実はBASE URLを設定することができるので、Cloudflare AI Gateway(無料)を噛ませると生ログをつぶさに観察することができる ANTHROPIC_BASE_URL=https://gateway.ai.cloudflare.com/v1/{ACCOUNT_ID}/{GATEWAY}/anthropic claude https://t.co/PYb...

論文へのプロンプトインジェクションが波紋、研究倫理問われる

  • 日本経済新聞が、日韓米など有力14大学の研究者が、AIによる自動査読で高評価を得るために論文内に特殊な命令文(プロンプトインジェクション)を埋め込んでいたと報じ、大きな波紋を呼んでいます。
  • この報道に対し、SNS上では「科学倫理としてアウト」「不正行為だ」といった批判的な意見が多数上がっています。
  • AIが研究プロセスに深く関わる中で、その公平性や信頼性をいかに担保するかが問われる事態となっており、今後の研究倫理のあり方についての議論が活発化しています。
今井翔太 / Shota Imai@えるエル: この件の是非はともかく、普及したAIをいろんなところでハックする、いろいろとSFチックな新時代が来てる気がします 論文内に秘密の命令文、AIに「高評価せよ」 日韓米など有力14大学で - 日本経済新聞 https://t.co/99qeb0s7Uu

Odashi: 流石に論文にinjectionは駄目。本当にやっているなら最低でも不正行為認定でいいと思う https://t.co/ozjDY4j45W

Odashi: 著者「この論文中身読まなくていいので、適当に高評価しといてください」 これがアウトじゃなかったら何なのか

OpenAI、新オープンソースモデルを来月公開か【続報】

  • 以前からお伝えしているOpenAIのオープンソースモデルに関する続報です。
  • リーク情報によると、来月にも非常に高性能なモデルがリリースされる可能性があるとのことです。
  • このモデルは現在のChatGPTのモデルを上回る性能を持つとされ、特に「推論能力」に特化していると見られています。
Rohan Paul: (翻訳) 来月、OpenAIの巨大なオープンソースモデルが登場します。 もし期待通りにリリースされれば、ローカルのファインチューニングショップは一夜にしてベースモデルを転換するでしょう。

Chubby♨️: (翻訳) さあ行こうぜ。OpenAIの新しいオープンソースモデルは 1) OSSの競合より著しく優れている 2) GPT-5が結局予想以上に良くなることを意味する(OpenAIはオープンソースモデルがSOTAにはならないと常に言ってきた) 3) 次に来る、ということらしい。

Chubby♨️: (翻訳) OpenAIのオープンソースモデルは推論モデルになるだろう。 どうだ、メタ(お前の推論モデルはどこだ?)。

NVIDIA、著名な中国人AI専門家2名を採用

  • NVIDIAの創業者兼CEOであるジェンスン・フアン氏が、中国本土の著名なAI専門家2名を採用したことが明らかになりました。
  • フアン氏自らがソーシャルメディアで2人との写真を投稿し、NVIDIAへの入社を正式に発表しました。
  • CEO自らが有能な人材をスカウトする積極的な姿勢は、NVIDIAの強さの源泉の一つとして注目されており、同社のAI分野におけるリーダーシップをさらに強固にする動きと見られています。
パウロ: 革ジャン、中国のAI専門家2人を雇用 以下、引用 中国本土のAI専門家、朱邦華氏と焦建涛氏は28日、Nvidia創業者兼CEOの黄仁訓氏との写真をソーシャルメディアに投稿し、Nvidiaへの入社を正式に発表した。朱邦華氏はNvidiaのチーフサイエンティストに就任し、焦建涛氏はNvidiaのStar

パウロ: CEO自ら有能な人材をスカウト そりゃ強いよね https://t.co/tvdiBRD0uK https://t.co/PeaCqHGH7l

Anthropic、AI開発が加速 開発サイクルが2ヶ月に短縮【続報】

  • 以前お伝えしたAnthropic社のAI開発に関する続報です。
  • 同社のモデル「Claude」の開発サイクルが、当初の6ヶ月から最新版ではわずか2ヶ月に短縮されたことが明らかになりました。
  • コーディング能力も飛躍的に向上しており、関数全体の記述や7時間に及ぶタスク処理が可能になっています。
  • この開発ペースの加速は、CEOが予測する2026〜2027年の超知能(Superintelligence)登場が現実味を帯びてきていることを示唆しています。
Chubby♨️: (翻訳) https://t.co/uwSxze0F46 Anthropic: 私たちはどんどん速くなっており、加速しています。 覚えておいてください:アモデイは2026年から2027年にスーパーインテリジェンスが登場するとかなり確信しています。 順調に進んでいるようです。

OpenAIのGoogle TPU利用、大規模採用と判明【続報】

  • 先日報じられたOpenAIのGoogle TPU利用に関する続報です。
  • The Informationによると、その利用は大規模なもので、2500万人以上の有料会員と数億人の無料ユーザーを支えるコスト削減が目的とされています。
  • NVIDIA製GPUへの依存を避ける狙いもありますが、一方でGoogleのデータセンター容量を圧迫しているとの指摘も出ています。
Kol Tregaskes: (翻訳) OpenAIはChatGPTをGoogleのTPUに接続し、Nvidiaの優位性を切り崩しました。 - ChatGPTの推論にGoogle Cloud TPUを大規模に初採用 - 目的:有料会員2500万人、無料会員数億人を突破し、利用量が増加する中でのコスト削減 - 2025年の計算費用は40億ドルに達し、予測は上昇

北京で人型ロボットのサッカー大会が開催

  • 中国・北京で、3対3の人型ロボットによるサッカー大会が開催されました。
  • 参加したロボットたちは、バランスを取りながら俊敏に動き、AIによる自律的な意思決定能力を披露しました。
  • このイベントは、ロボット工学とAI技術の融合による身体性と知能の進化を示す象徴的な出来事として、多くのメディアで報じられています。
Tetsuro Miyatake: 中国で3対3の人型ロボットのサッカー大会を開催した。 https://t.co/MZb4RNzOOc https://t.co/V8Big6XhNM

Bloomberg: (翻訳) 人型ロボットが北京でサッカーの試合を行い、バランス、敏捷性、AIによる意思決定を披露した。

TSMCアリゾナ工場、N3プロセス生産を2027年初頭に前倒し【続報】

  • 以前報じられたTSMCアリゾナ工場の稼働前倒し計画の続報です。
  • 第2工場にて、最先端のN3(3ナノメートル)プロセスによる生産が2027年初頭に開始される見込みと報じられました。
  • これにより、AIサーバー向けの高性能半導体の供給能力がさらに強化されると期待されています。
  • 第1工場の知見を活かし、米国内での先端半導体生産を加速させる狙いです。
パウロ: TSMC 米国工場は値上げに成功、第一工場の学習曲線も完了し、電力や労働力の面でリスク分散も https://t.co/0i3EZaQOkZ

パウロ: TSMC アリゾナ第二工場 N3プロセスで前倒し生産へ、2027年初めに最初のウェハ生産開始 うおおおおおお、AIサーバーブーストっ https://t.co/22cvFM34NE

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