2025年06月25日 朝のAIニュースまとめ
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大手テック企業のAI新機能とロボティクス展開が活発化
今週のAI業界では、Google、OpenAI、Anthropicなど大手企業の新機能発表が相次いでいます。
Googleはロボット向けオンデバイスAI「Gemini Robotics」を発表し、ロボティクス分野へ本格参入。OpenAIはGoogle対抗のコラボレーションツール開発を進め、Claudeには記憶機能追加の可能性が浮上しています。
また、Anthropicの書籍データ学習が「フェアユース」と判断される重要な司法判断や、AIエージェント開発に特化したWarp 2.0の発表など、テクノロジーと法整備の両面で進展が見られます。
それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。
目次
- Google、ロボット向けオンデバイスAI「Gemini Robotics」発表
- OpenAI、Google対抗のコラボツール開発か【続報】
- Claudeに記憶機能追加か、Artifacts Galleryも強化へ
- Anthropicの書籍データ学習は「フェアユース」との判決
- ターミナルWarp 2.0発表 AIエージェント開発環境へ
- xAI Grok 3.5、今週リリースとCEOが正式予告【続報】
- ChatGPTのiPhoneアプリ、直近28日間で3000万DLとCEO言及
- Google、画像生成AI「Imagen 4」APIを公開【続報】
- A2Aプロトコル、AWS・Google・MSら参加の標準化プロジェクトへ【続報】
- Kaggle登録者数2400万人超えが話題に
Google、ロボット向けオンデバイスAI「Gemini Robotics」発表
- Google DeepMindが、インターネット接続なしでロボット上で直接動作する新しいAIモデル「Gemini Robotics On-Device」を発表しました。
- これにより、ロボットの応答速度や効率が向上し、新しいタスクへの適応が容易になります。
- 開発者向けにSDKも提供され、物理シミュレーターでのテストも可能です。
Google DeepMind: (翻訳) Gemini Robotics On-Device を使用して、強力な AI をロボットに直接導入します。🤖 これは、ロボットをより高速、高効率にし、新しいタスクや環境に適応させるのに役立つ、当社初の視覚言語アクション モデルです。常時インターネット接続は必要ありません。🧵 https://t.co/1Y21D3cF5t
TechCrunch: (翻訳) Google、ロボット上でローカルに実行できる新しいGeminiモデルを展開 | TechCrunch https://t.co/cI4iw0BZGI
Chubby♨️: (翻訳) https://t.co/MdNDBy2AdU これはGemini Robotics On-Deviceです - ローカルで実行されます!Googleがやっていることは信じられないほどです。繰り返します:これはローカルで実行されています!お見事、Google!ローカルであることは、より低いレイテンシ、より小さなモデル、より高い効率を意味します
OpenAI、Google対抗のコラボツール開発か【続報】
- 以前から報じられているChatGPTのコネクタ機能やCanvas機能開発の続報です。
- これらの機能は、Google WorkspaceやMicrosoft Officeに対抗する、ドキュメント共同編集やマルチユーザーチャットを備えたビジネス向けコラボレーションプラットフォームを目指すものだと報じられています。
- この動きは、OpenAIが単なるチャットボットから、ビジネス向け統合プラットフォームへと進化しようとしていることを示唆しています。
The Information: (翻訳) 独占:OpenAIはGoogleとMicrosoftに対抗する業務コラボレーションツールを設計した OpenAIは、Google WorkspaceとMicrosoft Officeに対抗するChatGPTの機能を静かに設計しました。 @amirと@nmasc_の続きを読む👇 https://t.co/G7lq4TmWGr
Chubby♨️: (翻訳) OpenAIは「すべてが揃うアプリ」を開発中 OpenAIはChatGPTでGoogle WorkspaceやMicrosoft Officeの直接の競合相手を作る計画です。共同ドキュメント編集やマルチユーザーチャットなどの共同作業機能の草案は、すでに1年以上前から存在しています。 最初の https://t.co/4hTXkUH1Mx
Financial Times: (翻訳) OpenAIとジョニー・アイブ、ライバルの新興企業を「葬り去ろう」としたとして告発される https://t.co/GV5Ztcm3n8
Claudeに記憶機能追加か、Artifacts Galleryも強化へ
- AnthropicのAI「Claude」に、過去の会話を記憶する「Memory」機能が追加される可能性が浮上しました。モバイルアプリの解析から明らかになったもので、ユーザー毎の体験をパーソナライズする狙いがあるようです。
- また、以前お伝えした生成物を管理・共有する「Artifacts Gallery」機能の強化も進められており、Claudeが多機能なプラットフォームへと進化していることがうかがえます。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: AnthropicはClaudeのメモリ機能に取り組んでおり、以前の会話を参照できるようになります。https://t.co/buJ79Ty3dk
Tibor Blaho: (翻訳) Claudeのメモリ機能を開発中
Tibor Blaho: (翻訳) 新しいClaudeウェブアプリの変更点 - Artifacts Galleryの新しい「スポットライト」発表 「アーティファクトでさらに多くのことを」 - 「探索と作成の2つの新しい方法」 「ギャラリーを閲覧してカスタマイズ」 - 「インスピレーションを得て、独自のゲーム、ツール、テンプレート、アプリをカスタマイズして構築しましょう。」 - 「AI搭載の作成 https://...
Anthropicの書籍データ学習は「フェアユース」との判決
- 米国の連邦裁判所が、AnthropicがClaudeの学習に書籍データを使用したことは「フェアユース」にあたり、米国の著作権法の下で合法であるとの判断を下しました。
- この判決は、AIモデルの学習が「極めて変革的」であると認める一方で、ライセンスされた書籍のコピーを保管し続けた点については著作権侵害の可能性があるとしています。
- AIモデルの学習データに関する議論に大きな影響を与える画期的な判決として注目されています。
Chubby♨️: (翻訳) これは画期的な判決になる可能性があります。裁判所は、ライセンスされた書籍でトレーニングされたAnthropicモデルは「フェアユース」に該当し、使用が許可されるとの判決を下しました。 これはAIモデルのトレーニングにとって重要かつ重要な判決ですが、同時に、正直なところ、クリエイティブな作家にとっては挑戦でもあります。
Kol Tregaskes: (翻訳) 裁判官は、本から学ぶことは合法であると裁定しましたが、それらをため込むことは合法ではありません。 - 連邦裁判所は、Anthropicの書籍ベースのトレーニングは「非常に変革的」であり、フェアユースに該当すると述べています。 - 同社が中央図書館にコピーを保管し、著作権を侵害し、フェアユースではなかったという主張 https://t.co/gJYGJR2iSj
ターミナルWarp 2.0発表 AIエージェント開発環境へ
- 人気のターミナルエミュレータ「Warp」が、AIエージェント開発に特化した新バージョン「Warp 2.0: the Agentic Development Environment (ADE)」を発表しました。
- 複数のAIエージェントを並行して実行し、機能追加、デバッグ、リリースまでをAIに任せることが可能になります。
- Terminal-Benchで首位を獲得するなど高い性能を示しており、開発者のワークフローを大きく変える可能性を秘めています。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: WarpがWarp 2.0にアップグレードされ、ADEが導入されます! ADEは、ターミナルで直接実行されるAgentic Development Environmentです。MCPもサポートしています! テストの時間です👀 https://t.co/UjVp2vnvIG
まつにぃ: Warp 2.0というIDEでもターミナルでもない新しいAgentic開発環境のADE? Terminal-Bench首位、SWE-bench Verifiedで71%を達成した複数エージェントを並行実行し、実装からデバッグ、リリースまでをAgentに任せるというガチのAgent開発環境です。 新時代となるか。
Ian Nuttall: (翻訳) warpは、ターミナル内で直接コーディングするためのAIエージェントをリリースしました(IDEは不要) 私はファイルをチャットしたり、開発以外のことをしたりするためにwarpをよく使っており、早期リリースでエージェントを試しました 良いのですが、cursor + ccとは違うフローに感じます(200ドルの無制限プランとどう競合するのかわかりません)https://t.co/VzfR...
xAI Grok 3.5、今週リリースとCEOが正式予告【続報】
- 開発が待たれていたxAIの次期モデル「Grok 3.5」について、CEOのイーロン・マスク氏が今週中のリリースを正式に予告しました。
- あわせて、Webインターフェースではファイルセクションが折りたたみ可能になるUI改善や、翻訳機能の展開も報告されています。
- ユーザーからはJSONのハイライト機能など、さらなる機能改善を望む声も上がっています。
Tech Dev Notes: (翻訳) イーロンは今週Grok 3.5のアップデートがあると言った 見てみよう
Tech Dev Notes: (翻訳) xAIがGrokによる翻訳を展開中、たった今受信しました: https://t.co/uBTap7qBQ6
Tech Dev Notes: (翻訳) Grok Webのファイルセクションが折りたたみ可能になりました: https://t.co/qOwKzMOcIN
ChatGPTのiPhoneアプリ、直近28日間で3000万DLとCEO言及
- OpenAIのSam Altman CEOが、ChatGPTのiPhoneアプリが直近28日間で約3000万ダウンロードされたと述べました。
- この数字は、TikTok、Facebook、Instagram、Xといった主要SNSの合計ダウンロード数に匹敵する規模です。
- Altman氏は、この急激な需要に対応してきたエンジニアリングチームとコンピュートチームの2年半にわたる努力を称賛しています。
Sam Altman: (翻訳) 当社のエンジニアリングチームとコンピュートチームは、chatgptに対する顧客の需要に迅速に対応するために、信じられないほどの仕事をしています。 これには多くの血と汗と涙が費やされており、彼らはそれを比較的簡単にやってのけているように見せます。 私は、これほど優雅に2年半のスプリントをこなすチームを見たことがありません!
Rohan Paul: (翻訳) この統計はすごい😎 過去28日間の世界中のiPhone App Storeのダウンロード数 https://t.co/qBBK16VenA
Google、画像生成AI「Imagen 4」APIを公開【続報】
- 先日Gemini Appへの統合が報じられたGoogleの画像生成AI「Imagen 4」の続報です。
- 新たに「Imagen 4」および最上位モデル「Imagen 4 Ultra」が、Google AI StudioとGemini API経由で開発者向けに公開されました。
- AI Studioでは無料、APIでは有料プレビューとして利用でき、自身のアプリに組み込めます。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 速報🚨: Imagen 4とImagen 4 UltraがAI StudioとAPIで利用可能になりました! https://t.co/dDLHLUIZeF
A2Aプロトコル、AWS・Google・MSら参加の標準化プロジェクトへ【続報】
- Googleが発表しLinux Foundationに寄贈したAIエージェント連携プロトコル「A2A」の続報です。
- 新たにAWS、Google、Microsoftなどが参加し、Linux Foundation傘下で「Agent2Agentプロジェクト」として正式に発足しました。
- 異なるベンダーのAIエージェントが協調してタスクを実行するための標準プロトコル策定を目指し、業界全体での協力によりエコシステムの発展が期待されます。
Publickey: ブログ書きました: AWS、Google、マイクロソフトらがAIエージェント連携のため「Agent2Agentプロジェクト」設立。Linux Foundation傘下で https://t.co/nhuSKtp1kC
Kaggle登録者数2400万人超えが話題に
- AI開発者やデータサイエンティストに人気のプラットフォーム「Kaggle」の登録者数が2400万人に達したというツイートが話題になっています。
- この数字は、機械学習やAI分野への関心が世界的に非常に高まっていることを示しています。
- 多くの開発者が集まる巨大なコミュニティが形成されていることがわかります。
エチレン: Kaggleの登録者数どれくらいなんだろうと思って調べてみたら2400万人らしくてひっくりかえった