2025年06月24日 夜のAIニュースまとめ
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ムラティ新会社の事業明確化とElevenLabs新アシスタント公開
AI業界で注目を集めるのは、元OpenAI CTOのMira Murati氏が設立した新会社「Thinking Machines Lab」の事業内容が「ビジネス向け強化学習」と判明したニュースです。
一方、音声合成AIのElevenLabsは超低遅延の音声アシスタント「11ai」を発表し、GoogleのAIエージェント連携プロトコル「A2A」はLinux Foundationへの寄贈で標準化が進みます。
開発環境Replitの驚異的成長や、SamsungによるTeslaの次世代AIチップ生産計画も大きな話題となっています。それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。
目次
- Mira Murati氏の新会社、事業はビジネス向け強化学習か【続報】
- ElevenLabs、超低遅延の音声アシスタント11aiを発表
- Google、AI連携プロトコルA2AをLinux Foundationに寄贈【続報】
- AI開発環境Replit、ARR1億ドルを突破
- Claude Code続報: 通知音機能にバグ報告相次ぐ
- Samsung、Teslaの次世代AIチップを2nmで生産か
- Google NotebookLM、Lenovo Chromebookに標準搭載
- Kaggle IMC2025振り返り会、7/14開催決定【続報】
- AIコードエディタCline、Azure MCP Serverを公開
Mira Murati氏の新会社、事業はビジネス向け強化学習か【続報】
- 元OpenAI CTO、Mira Murati氏が設立したAIスタートアップ「Thinking Machines Lab」に関する続報です。
- 同社の事業内容が「ビジネス向け強化学習(RL for businesses)」であると報じられました。
- 先日完了したと報じられた20億ドルの資金調達に続き、具体的な事業の方向性が示されたことで、より一層注目が集まります。
The Information: (翻訳) 独占記事:元OpenAI CTO、Murati氏のスタートアップはOpenAIや他社とどう競うのか
Stephanie Palazzolo: (翻訳) 元OpenAI CTOのミラ・ムラティ氏が設立したAIスタートアップ、Thinking Machines Labの使命がより明確になってきました。彼女と話した投資家たちは、それを「ビジネス向けRL」と表現しています。
Tetsuro Miyatake: 元OpenAI CTOのMira MuratiのAIスタートアップThinking Machines LabではB2B向けで事業のKPIを最適化するためのカスタムAIモデルを開発していると思われている。 C向けのプロダクトも今後開発するとのこと。 https://t.co/UnYILm5LNl
ElevenLabs、超低遅延の音声アシスタント11aiを発表
- 音声合成AIで知られるElevenLabsが、音声操作に特化したAIアシスタント「11ai」のアルファ版を公開しました。
- 超低遅延での音声対話が特徴で、タスク管理や情報収集などを音声のみで完結させることが可能です。
- 以前から対応が発表されていたAIエージェントの標準規格MCPを活用し、NotionやPerplexity、Linearといった外部ツールと連携します。
まつにぃ: ElevenLabsが音声ファーストのAIアシスタント「11ai」をα公開。 自社 Conversational AI で超低遅延の音声対話を実現し、MCP経由で音声を起点にした「会話→実行」が可能です。 例えばNotion/Linear/Slack/Perplexityと繋ぎ、日程作成・タスク登録・顧客調査を音声のみで完結する事ができます。
Kol Tregaskes: (翻訳) ElevenLabsは、Notion、Perplexity、Linearなどのツールと統合し、日常のタスク管理を変革する、音声第一のAIパーソナルアシスタント「11ai」を発表しました。11aiはModel Context Protocol(MCP)を使用してさまざまなアプリケーションに接続し、
Chubby♨️: (翻訳) 11aiの音は信じられないほど良い。映画「her/世界でひとつの彼女」が現実になったようなサウンドだ。これがAIコンパニオンとして普及するかどうか興味深い。
Google、AI連携プロトコルA2AをLinux Foundationに寄贈【続報】
- Google Cloudが、AIエージェント間の連携プロトコル「Agent2Agent (A2A)」をLinux Foundationに寄贈したとの続報です。
- これにより、A2Aは特定のベンダーに依存しない、コミュニティ主導のオープンな標準化プロジェクトとして推進されます。
- 異なるAIエージェント間の連携が加速し、より複雑なタスクの自動化が進むことが期待されます。
Google Cloud Tech: (翻訳) Agent2Agentプロトコルを@linuxfoundationに寄贈します! Linux Foundationの中立的なガバナンスの下でA2Aプロジェクトが形成されることにより、この重要なコンポーネントがベンダーに依存せず、コミュニティ主導であり続けることが保証されます。
Nori Shimoda: Google Cloud が A2A プロトコルを Linux Foundation へ寄贈。多くのプラットフォーマーとともにより広範に互換性のあるプロトコルを目指すプロジェクトの立ち上げへ https://t.co/0a7N15o2fF
Miles Brundage: (翻訳) Agent2Agentプロトコルについての意見が気になります。Googleは多くの支持を得ていると言っていますが、私はまだそれについてあまり聞いたことがありません。
AI開発環境Replit、ARR1億ドルを突破
- ブラウザ上で操作可能な統合開発環境(IDE)を提供するReplitが、ARR(年間経常収益)1億ドルを達成したと発表しました。
- 同社は2023年末時点でのARRが1000万ドルだったとしており、わずか半年で10倍という驚異的な成長を遂げたことになります。
- AI開発の需要拡大を背景に、多くの開発者や企業に支持されていることがうかがえます。
Harrison Chase: (翻訳) Replitは本当にすごい、素晴らしい実行力だ。この素晴らしいチームをサポートできることを光栄に思う🫡
Tetsuro Miyatake: ブラウザ上での操作が可能な統合開発環境(IDE)を提供するReplitが$100MのARRを達成した。 2016年に設立されて8年かけて$10MのARRまで成長し、そこから半年で10倍成長した。 しかもまだ調達した額の半分を持っている。 https://t.co/QlGB9RzvR5
Claude Code続報: 通知音機能にバグ報告相次ぐ
- AIコーディングツール「Claude Code」の続報です。タスク完了時に通知音を鳴らす新機能が公式に追加されたものの、実際には動作しないという報告が複数のユーザーから上がっています。
- この問題はバグと見られており、ユーザーは自作のMCP(Model Context Protocol)で代替機能を実装するなどの対応をしています。
- また、数時間にわたる長時間タスクの実行やレートリミットに関する議論も活発化しており、ツールの効果的な活用法が模索されています。
しば田 | Programming x AI: え、Claude Code公式の通知音機能あんのかいな!! 全然知らなくてMCPで鳴らしていた...。 https://t.co/pDIvmi4FIb
しば田 | Programming x AI: Claude Code公式の通知音の件、動かないらしいです・・・!!!(笑)
しば田 | Programming x AI: これ思ってたw 自分の使い方だと長くても10分なんだが... 3時間ぶっ続け!とか結構見るけど、リミット来ないの?成果物イマイチだったら3時間やり直し?その間何してるの?そもそもどんなタスク投げてるの?!など色々聞いてみたい誰か教えて
Samsung、Teslaの次世代AIチップを2nmで生産か
- SamsungがTeslaの次世代AIチップ「Dojo」を、米テキサス州テイラーの新工場で2nmプロセスを用いて生産する計画だと報じられています。
- この報道に対し、巨大なチップを最先端の2nmプロセスで製造するのは技術的な難易度が非常に高いとの指摘も出ています。
- 実現すればAIチップの性能向上に大きく貢献すると期待されますが、その実現性については懐疑的な見方も示されています。
パウロ: Samsung 米テイラー工場でテスラ Dojo を2nmプロセスで生産へ テイラーでしかも2nm、巨大なチップは難易度高すぎますね これは厳しいと思う
Google NotebookLM、Lenovo Chromebookに標準搭載
- GoogleのAI搭載ノートアプリ「NotebookLM」が、Lenovoの新しいChromebook Plus 14に標準搭載されることが発表されました。
- ユーザーはシェルフから直接NotebookLMにアクセスでき、AIを活用した情報整理やアイデア創出がより手軽になります。
- Web、モバイルに続き、デスクトップOSへの直接統合が実現したことで、今後のさらなる展開が期待されます。
NotebookLM: (翻訳) 本日より、新しい@Lenovo Chromebook Plus 14が発売され、シェルフから直接@NotebookLMにアクセスできるなど、新しいAI機能が満載です。Webからモバイル、そしてデスクトップへ。次はどこへ向かうべきでしょうか?🗺️
Kaggle IMC2025振り返り会、7/14開催決定【続報】
- 先日終了したKaggle「Image Matching Challenge 2025」の振り返り会が、7月14日(月)に開催されることが決定しました。
- 日本勢が上位を席巻した今年のコンペを振り返る本イベントには、1位のns64さんをはじめ多数の上位入賞者が登壇予定です。
- 現地参加とYouTube配信のハイブリッド形式で、トップランカーたちの解法や知見が共有される貴重な機会となります。
Yu Yamaguchi | チューリング CTO: IMC2025の振り返り会をやります! 日本勢が席巻した今年のIMCコンペ、非常に豪華な発表者に…! 1位 ns64さん 6位 Kzk Knmtさん 7位 Koheiさん 9位 ymg_aq 10位 suguuuuuさん 12位 YumeNekoさん 7/14月 18:30~ 現地とYouTube配信のハイブリッドです。懇親会もあります👇️ https://t.co/O8bFKWeG8b h...
Hidehisa Arai: IMC2025振り返り会やります!
ころんびあ: KaggleのIMC2025振り返り会を7/14(月)に開催します!📸 1位のns64さんをはじめ上位入賞者6チームの解法を聞ける会ですー! 現地参加とリモート両方で参加できるので、コンペ参加されていない方もよろしければご参加いただけると! Image Matching Challenge 2025振り返り会 https://t.co/KEPzWVr9d3
AIコードエディタCline、Azure MCP Serverを公開
- AIエージェント連携プロトコル「MCP」に関する続報です。AIコードエディタのClineが、自然言語でAzureサービスを操作できる「Azure MCP Server」をリリースしました。
- これにより、AIエージェント開発におけるMCPの具体的な活用事例がまた一つ増えました。
- 一方で、セキュリティや信頼性の観点から、公開サーバではなく自作のMCPサーバを利用したり、Denoの実行時パーミッションを活用したりするなど、安全な利用に向けた議論も引き続き活発です。
Cline: (翻訳) Clineから直接Azureを管理できます。新しいAzure MCP Serverを使用すると、ストレージ、Cosmos DB、Monitorなどのサービスを自然言語で制御できます。
しば田 | Programming x AI: 久々に記事を書きました! https://t.co/XqYY0jnrGt
mizchi: 同じ考えですが、コミュニティのMCPは使わないかわりに自作のMCPが大量にあります。外部MCPの活用、MCP自体をその場で作るのがよいというスタンスです。(あと Deno で実行時パーミッションつけてることが多いです)