2025年06月16日 夜のAIニュースまとめ

ChatGPT検索強化とAI業界の最新動向

ChatGPTの検索機能が大幅に強化され、複数クエリの自動実行や画像検索が可能になりました。中国では汎用ロボットAI「RoboBrain 2.0」が公開され、ロボット開発が加速しています。

AppleのAIメガネ開発やSK HynixのHBM注力戦略、Waymoの無人タクシーサービスの高い顧客定着率など、ハードウェアとAIの融合も進んでいます。

それでは各トピックの詳細を一緒に見ていきましょう。

目次

1. ChatGPT検索機能が大幅強化、複数クエリ自動実行も
2. SK Hynix、HBM注力で汎用DRAM投資抑制か【続報】
3. Alibaba、Qwen3のMLX版に量子化モデル追加【続報】
4. Waymo、高い顧客定着率で無人タクシーの優位性示す
5. 【続報】AppleのAIメガネ、Siri内蔵で鴻海等が製造か
6. 中国、汎用ロボットAI「RoboBrain 2.0」を公開
7. Hugging Faceのロボットハッカソン、1万超のデータセットが集まり盛況【続報】
8. AIエージェントの信頼性向上へ、人間協調システム「LLM-HAS」研究【続報】
9. Kaggle勢、192GBメモリ搭載の新マシンを導入

ChatGPT検索機能が大幅強化、複数クエリ自動実行も

• ChatGPTの検索機能がアップデートされ、より包括的で最新の回答が可能になったと報告されています。複雑な質問に対して自動で複数の検索を実行する機能や、画像検索機能も追加された模様です。これにより、特にリサーチ用途での利便性向上が期待されています。

Chubby♨️: (翻訳) いいね！ChatGPTの検索がより最新で賢くなりました。これは特に研究に役立つはずです。 https://t.co/PgA9BD9cME

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) ChatGPTの検索機能がアップデートされました👀 興味深いことに、複数のクエリを内部で実行することを意味する、より複雑な検索を実行できるようになりました。これは、過去1か月間ユーザーが気づいていた4oの「思考」の背後にある変更点のリストです。 https://t.co/o7lBDzAw2K

Kol Tregaskes: (翻訳) ChatGPTの検索がより賢く、より直感的になりました。 - 強化された検索は、よりスマートで包括的な応答を提供します。 - コンテキスト保持を改善し、より長い会話を処理します。 - 複雑なクエリに対して自動的に複数の検索を実行します。 - 画像ベースのWebをサポートするようになりました https://t.co/WQT5jeA6Cx

SK Hynix、HBM注力で汎用DRAM投資抑制か【続報】

• AI向けHBM(広帯域幅メモリ)の需要急増を受け、SK Hynixが汎用DRAMへの投資を抑制し、HBM生産に注力する可能性が報じられました。
• これは、同社がHBM市場でシェアを拡大していることを受けた戦略的な動きと見られています。
• この投資シフトは、メモリ市場全体の勢力図に大きな影響を与える可能性があります。

パウロ: SK Hynix HBM3EとHBM4の需要が急増で対応のため、1c DRAMへの投資を抑制

パウロ: SK HynixのHBMキャパ 来年は20万枚/月になりそうね 中東で流れが変わった

パウロ: SK Hynixいいね 以下、引用 メリッツ証券は最近、レポートを通じて「SKハイニックスの主要顧客内の2026年のHBM3E 8段シェアは60％以上、12段は75％以上を優先確保すると予想される」とし「HBM4も最初の供給者として75％以上の供給優先権が確保されたと推定する」と見出した。 https://t.co/sJZkf4aWZN

Alibaba、Qwen3のMLX版に量子化モデル追加【続報】

• AlibabaのLLM「Qwen3」のApple MLXフレームワーク対応に関する続報です。
• 新たに4bit、6bit、8bit、BF16の4段階で量子化されたモデルが公開され、Mac上での開発がさらに容易になります。

Qwen: (翻訳) 🚀 本日、Qwen3モデルをMLX形式でリリースできることを嬉しく思います！ 4つの量子化レベル（4ビット、6ビット、8ビット、BF16）で利用可能になり、MLXフレームワーク向けに最適化されています。 👉 今すぐお試しください！ Huggingface：https://t.co/ONjw6Ao8SF ModelScope：https://t.co/zl9ykgJC1W https:/...

Junyang Lin: (翻訳) 小さなアップデートですが、モデルが非常に多く、テストにはMac Studioも必要なため、本当に長い時間がかかりました。MLXユーザーの皆様のお役に立てれば幸いです！

Waymo、高い顧客定着率で無人タクシーの優位性示す

• Google傘下のWaymoが提供する自動運転タクシーの顧客定着率が2年で約30%に達していることが報告されました。この数値はLyftなどを上回っており、多くのユーザーが運転手のいないタクシーを好んで利用していることを示唆しています。

久保田 雅也@Coalis: すごい。Waymoのリテンション率が2年で30%超えてる 明らかに人は運転手のいないタクシーを好んでる https://t.co/wjYJLAnWlE

Tetsuro Miyatake: Waymoの顧客リテンションがかなり高い(30%ぐらい)。 https://t.co/OFRzFt4LS4

【続報】AppleのAIメガネ、Siri内蔵で鴻海等が製造か

• 以前報じられたAppleのAIメガネ開発に関する続報です。
• このAIメガネにはSiriが内蔵され、設計はモジュール化されると報じられています。
• 製造は鴻海(Foxconn)とクアンタがOEM受注を獲得する見込みです。

パウロ: Apple Siri内蔵のAIメガネ発売へ これですよ、これ 以下、引用 AppleのAIグラス設計はモジュール化へ。鴻海とクアンタがOEM受注を獲得すると予想されている。 https://t.co/iqP0KX3cf6

中国、汎用ロボットAI「RoboBrain 2.0」を公開

• 中国がオープンソースの汎用ロボットAIモデル「RoboBrain 2.0」を公開しました。この開発ペースから、2027年までには高度なヒューマノイドロボットが大量生産される可能性があるとの見方も出ています。

Chubby♨️: (翻訳) 中国は、オープンソースの汎用AIモデルであるRoboBrain 2.0をリリースしました。このペースでいけば、2027年までに非常に高度なヒューマノイドロボットが大量生産されることは、現実的以上のことです。https://t.co/cUwPwfJtXz

Hugging Faceのロボットハッカソン、1万超のデータセットが集まり盛況【続報】

• 先日開催が告知されたHugging Face主催のロボット工学ハッカソン「LeRobot」が世界中で開催され、盛況のうちに終了しました。
• コミュニティのDiscordメンバーは1万人を超え、Hubには1万件以上のデータセットがアップロードされるなど、大きな盛り上がりを見せています。
• オープンソースでのロボット開発がさらに加速している様子がうかがえます。

Thomas Wolf: (翻訳) 今週末に開催された世界規模の@LeRobotHFハッカソン後のLerobotコミュニティの統計： - Discordメンバー1万人以上 - Github貢献者100人以上 - データセットダウンロード数200万回以上 - ハブにアップロードされたデータセット1万件以上、これは260日分の記録に相当します。このオープンソースがどれほどクレイジーか。

Itomaru | いとまる: LeRobot Worldwide Hackathon、🤖 https://t.co/pLy8G4nkZa

AIエージェントの信頼性向上へ、人間協調システム「LLM-HAS」研究【続報】

• AIエージェントの信頼性や透明性に関する課題の続報です。
• 解決策として、人間のガイダンスと制御をAIに統合する「LLMベースのヒューマンエージェントシステム(LLM-HAS)」という研究が新たに提案されています。
• これにより、AIエージェントが人間の意図をより深く理解し、協調して動作する、信頼性の高いシステムの実現が期待されます。

Rohan Paul: (翻訳) 完全に自律的なAIエージェントは、信頼性、透明性、人間のニーズの理解に関する問題に遭遇します。この論文では、AIと人間のガイダンスおよび制御を統合したLLMベースのヒューマンエージェントシステム（LLM-HAS）を提案します。このコラボレーションにより、信頼性と適応性が向上します https://t.co/jgXZnKnGnx

Rohan Paul: (翻訳) 何百万ものエージェントが人間のためにウェブをサーフィンするようになれば、これは確実に起こるでしょう。現在、ウェブエージェントは人間が設計したインターフェースに苦労しており、大きなドキュメントオブジェクトモデルツリーのような非効率なデータ構造を処理しています。この論文は、エージェントウェブインターフェースを提唱しています https://t.co/zRk065GSMT

Rohan Paul: (翻訳) この論文では、Agentic Neural Networks（ANN）を提案しています。ANNは、マルチエージェントのコラボレーションを階層型ニューラルネットワークとして扱います。データ駆動型の手法を用いて、エージェントチームとその相互作用を自動的に構築・改善します。手法🔧：→タスクは動的にレイヤーに分解されます。→https://t.co/7F3rmrpya5

Kaggle勢、192GBメモリ搭載の新マシンを導入

• Kaggle Grandmasterとしても知られるElithのCEOが、192GBのメモリを搭載した新しいマシンを「固定資産」として導入したことを報告しました。大規模なデータセットやモデルを扱うKaggle競技者やAI開発者にとって、高性能な計算環境の重要性を改めて示す投稿として注目されています。

Koki Inoue | Elith CEO&CTO: 固定資産きた！192GB！ https://t.co/VH6PSUqegZ

Koki Inoue | Elith CEO&CTO: Kaggleやりたい人、入社待ってます😊