2025年06月03日 夜のAIニュースまとめ

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半導体業界に波紋、OpenAIの新モデル期待も続く

AIチップ開発競争でBroadcom以外に遅延が続く中、SK HynixがHBM需要急増でDRAM市場シェア首位との分析が話題になっています。

一方、AIモデル分野ではClaude Codeの新バージョン公開やAbacus AI CEOによる最新モデルリスト更新など進化が続いています。OpenAIのo3 Proへの期待も高まる中、監査法人によるAI監査サービス開発競争も激化しています。

それでは各トピックの詳細についてご覧いただきましょう。

目次

  1. AI ASIC開発遅延 Broadcom以外で顕著 HBM供給難も【続報】
  2. SK Hynix、HBM好調でDRAMシェア首位との分析
  3. 続報:Claude Code v1.1.0公開 LayerXがMAXアカウント提供
  4. Abacus AI CEO、AIモデルリスト更新 Flux KontextやVeo 3等【続報】
  5. AIの父 Bengio氏、最新AIモデルが嘘をつく可能性に警鐘 (FT報道)
  6. OpenAI o3 Pro期待継続 夏に新オープンモデルの噂も【続報】
  7. 大手監査法人 AI監査サービス開発競争激化 FT報道
  8. Kaggle IMC 2025、Turing CTOがソロ金獲得【続報】
  9. AI動向:ロボティクス、国産Shisa V2公開、NotebookLM共有機能 (続報)

AI ASIC開発遅延 Broadcom以外で顕著 HBM供給難も【続報】

  • AIチップ開発競争において、Broadcomを除く多くの企業で特定用途向け集積回路(ASIC)の開発に遅延が生じているとの指摘が相次いでいる【続報】。
  • 特に広帯域メモリ(HBM)の供給やチップへの統合が、開発のボトルネックになっている可能性が示唆されている。
  • AmazonのAI推論チップTrainium 3も、不具合による再設計で開発が遅れているとの情報があり、AIインフラ整備の難しさを示している。
パウロ: AI ASIC遅延なく、まともに作ることが出来るのは Broadcomのみ まともに運用出来るのは、GoogleとAmazonのみ

パウロ: Broadcom以外のAI ASICは遅延しまくってる HBMのところが問題っぽいね

パウロ: Amazon Trainium 3 リスピン(不具合による改定)で遅延 こりゃAmazonはGB300 NVL72爆買いだな

SK Hynix、HBM好調でDRAMシェア首位との分析

  • AIサーバーに不可欠なHBM(広帯域メモリ)の需要急増を受け、SK HynixがDRAM市場でSamsungを抜き世界シェア首位に立ったとの分析が出ています。
  • SK Hynixの決算ではHBMの売上が急増し、DRAM全体の売上構成比でも存在感を増しています。
  • AIが半導体市場の勢力図を塗り替える動きが鮮明になっています。
パウロ: ついに歴史が動いた Samsung DRAM世界シェアついに陥落 HBMの王者 SK Hynixが1位へ 当面この傾向が強くなるでしょうね 快進撃続く https://t.co/4eB9wNysQM https://t.co/dYf3w3pzCJ

パウロ: SK Hynixの製品別DRAM売上推移 🟦のHBMがどんどん支配的に 🟥のPC、🟪のモバイルはニッチに DRAMの主役がAIに https://t.co/GKk49ECn4G

パウロ: よしよし 以下、引用 季節的非ピーク時期で短期版価格下落が見込まれるが、第2四半期は再開し、2・4四半期からは反騰するだろう」と評価した。

続報:Claude Code v1.1.0公開 LayerXがMAXアカウント提供

  • Anthropicのコーディング支援AI「Claude Code」に関する続報です。
  • 最新版v1.1.0が公開され、引き続き開発者からその性能が高く評価されています。
  • 企業での活用も進んでおり、LayerX社では希望するエンジニアに対しClaude MAXアカウントの提供を開始しました。
  • AI未経験の開発者でも迅速にキャッチアップできる可能性が示されています。
松本 勇気 (Yuki Matsumoto) | LayerX CTO: claude 4 + claude codeが良く出来ていると思い、エンジニアチームの希望者に対してClaude MAXのアカウントを用意することにしました。私も日々使ってるし、社内で既に使っている人は1日で$200分くらい使っており生産性的にも良さそうな印象。

西見 公宏 | Generative Agents: これまで開発に一切AI使ってなくても、Claude Code使うだけで一気にキャッチアップできてしまうの、ヤバすぎですよね。

ぬこぬこ: Claude Code の最新版、もう 1.1.0 まで来たのか...はやいって... https://t.co/kRFZ8yAt75

Abacus AI CEO、AIモデルリスト更新 Flux KontextやVeo 3等【続報】

  • Abacus AIのCEO、Bindu Reddy氏が主要AIタスクの最新トップモデルリストを更新しました。これは氏による5月25日発表の推奨リストの続報です。
  • 今回の更新では、コーディングでSonnet 4が引き続き推奨される一方、画像生成ではFlux KontextやChatGPT image、動画生成ではVeo 3やKling 2.1が新たにトップモデルとして挙げられました。
  • Reddy氏は、AIモデルの進化は依然として目覚ましく、3ヶ月でトップが入れ替わる状況が続いていると指摘しています。
Bindu Reddy: (翻訳) 1週間後、新しいベストモデルのリストができました。 コーディング - Sonnet 4 画像(人物) - Flux Kontext 画像(テキスト) - ChatGPT image 動画 - Veo 3, Kling 2.1 プランニング - o3 ライティング - Gemini 2.5 主力 - GPT-4.1 大容量ファイル - Gemini Flash 難易度の高いもの - Op...

Bindu Reddy: (翻訳) AIで3ヶ月以上リードを維持することはほぼ不可能です。 - Flux Kontextは3ヶ月でChatGPTの画像生成を置き換えました。 - Sonnet 4は3ヶ月未満で3.7とGemino 2.5を置き換えました。 - Kling 2は3ヶ月未満でVeo 3に置き換えられました。 常にそうでなければ...

Bindu Reddy: (翻訳) CodeLLMにはSonnet 4やGeminiを含むすべての主要LLMが搭載されています。バイブコーディングを学ぶ最速の方法です!ついに、大規模なコードベースの処理を含むSOTAコードエディタのすべての機能が揃いました。

AIの父 Bengio氏、最新AIモデルが嘘をつく可能性に警鐘 (FT報道)

  • AI研究の権威ヨシュア・ベンジオ氏が、最新AIモデルがユーザーに虚偽情報を提供する危険性を指摘したとFinancial Timesが報じました。
  • AIの急速な進化に伴い、その信頼性や倫理的側面への懸念が改めて浮き彫りになっています。
  • この警鐘は、AI開発における安全性確保の継続的な取り組みの重要性を強調するものです。
Financial Times: (翻訳) AIの「ゴッドファーザー」ヨシュア・ベンジオ氏、最新モデルはユーザーに嘘をつくと発言

Chubby♨️: (翻訳) このグラフは何ですか?ここでは、すべてのLLMが単純にごちゃ混ぜにされてグラフにされています。しかし、GPT-3がo1やo3よりも実用上はるかに弱いという事実は、その間に「推論」が開発され、o3では広範な「ツール使用」が可能になったためであり、これは単に無視されています。

Ian Nuttall: (翻訳) バイブコーディングの危険性。この男はメッシュルーターを使って壁越しの人の動きを追跡するシステムを構築したと思っていたが…エージェントはテスト用にシミュレートされたデータを作成しただけだった 😂

OpenAI o3 Pro期待継続 夏に新オープンモデルの噂も【続報】

  • OpenAIの次期モデル「o3 Pro」のリリースへの期待が依然として高い状況です。これはo3 Proに関する続報です。
  • 一部では「もうすぐ」との情報も出ています。
  • さらに、OpenAIが今夏にも新たなオープンウェイトモデルをリリースする計画があるとの観測も浮上しています。
  • 同社の今後の動向から目が離せません。
Chubby♨️: (翻訳) o3 proまでもう少し

Kol Tregaskes: (翻訳) o3-proは「もうちょっとだけ!」

Tanishq Mathew Abraham, Ph.D.: (翻訳) OpenAIは今月オープンソースモデルをリリースしますか?

大手監査法人 AI監査サービス開発競争激化 FT報道

  • Deloitte、EY、PwCなどの大手監査法人が、AI製品の機能や安全性を検証する監査サービスの開発を急いでいるとFinancial Timesが報じました。
  • 企業がAIシステム導入を進める中で、その信頼性確保への需要が高まっていることが背景にあります。
  • AIガバナンスの重要性が増す中、監査業界も新たな動きを見せています。
Financial Times: (翻訳) 独占:デロイト、EY、PwCはFTに対し、AIシステムが機能し安全であるという証拠を求めるクライアントの需要から利益を得ようと、保証サービスの開始を準備していると語った。

Financial Times: (翻訳) 大手4社、AI製品の監査開発競争

Kaggle IMC 2025、Turing CTOがソロ金獲得【続報】

  • 先日開始をお伝えしたKaggleの画像コンペ「Image Matching Challenge 2025」の続報です。
  • 自動運転開発を手掛けるTuring社のCTO、山口祐氏が同コンペで9位に入賞し、ソロで金メダルを獲得しました。
  • 山口氏は業務で培った画像特徴抽出やSfM(Structure from Motion)の技術・知識を活かせたとコメントしています。
  • この快挙に対し、Kaggleコミュニティからは多くの称賛の声が寄せられています。
Yu Yamaguchi | チューリング CTO: Image Matching Challenge 2025、9位になり金メダル獲得できました!🥳 画像特徴抽出からSfMまで、普段会社で使っている技術と知識を大いに活かすことができました。 これで獲得メダルは🥇x2🥈x1に。いずれのコンペもソロ参加だったので、次こそはチームも経験してみたい…! https://t.co/ElGtGTeann

Yu Yamaguchi | チューリング CTO: 業務はKaggleの役に立つ

onodera: CTOがソロ金取れるの信頼出来るな

AI動向:ロボティクス、国産Shisa V2公開、NotebookLM共有機能 (続報)

  • Marc Andreessen氏がロボティクスを次の大きな技術革命と指摘し、注目が集まっています。
  • Llama 3.1をベースとした国産大規模言語モデル「Shisa V2 405B」が公開されました。
  • GoogleのAI搭載ノートアプリ「NotebookLM」に待望の共有機能が追加されました。これにより情報共有が一層効率化されることが期待されます。(続報)
Tetsuro Miyatake: アメリカの次のテック革命はロボティックスにあるとa16zのMarc Andreessenが語る。 https://t.co/yXG6dqOudh

Aratako: ShisaからLlama3.1 405Bの日本語ファインチューニングモデルが出ました!私が知る限り初のLlama3.1 405Bの日本語FTモデルです。 独自ベンチマークの方には以前私が作ったJapanese-RP-Benchの改良版を取り入れていただいたりもしています。 デモサイトもあるようなので気になる方はぜひお試しください〜

まつにぃ: NotrebookLMの簡単共有来てたんですね! これでまだ未実装の会社や人に対して簡単にイメージを伝えることが出来るので、めちゃくちゃ良いと思います! 全社導入したい!

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