2025年06月03日 朝のAIニュースまとめ
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Googleの動画AI「Veo 3」が注目集める中、OpenAIとxAIの大型資金調達に期待
AI業界では今週、Googleの動画生成AI「Veo 3」に著名研究者のKarpathy氏が高評価を示し注目を集めています。一方、OpenAIの新モデル「o3 Pro」の発表期待が高まり、GPT-5が7月にリリースされるという新たな噂も広がっています。
また、xAIとNeuralinkの大型資金調達やSamsungとPerplexity AIの提携交渉など、業界の動きが活発化。Microsoft、Amazon、Hugging Faceなど各社のAI関連の取り組みも進展しています。
それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。
目次
- Karpathy氏、Google動画AI Veo 3を絶賛
- OpenAI o3 Pro発表期待続く GPT-5は7月との噂も【続報】
- xAI、$5.3B規模の資金調達報道 XChatも全ユーザー展開【続報】
- Neuralink $650M資金調達 2週間内公開デモ予告
- Samsung、Perplexity AIをGalaxyスマホ搭載交渉と報道
- 【続報】MS、AI投資強化と追加人員削減 BingにSora動画
- AIエージェント開発続報 LangGraph.jsとCursorに新機能
- Amazon 注文処理75%に75万台ロボット導入報道
- その他AI動向:HFロボ,IBM買収,ChatGPT新機能,BCGモデル
Karpathy氏、Google動画AI Veo 3を絶賛
- 著名なAI研究者Andrej Karpathy氏が、Googleの動画生成AI「Veo 3」を高く評価しました。
- 同氏は特に、Veo 3の音声と映像を同時に生成する能力や、動画が脳にとって最高帯域幅の入力である点を指摘し、その将来性への期待を示しています。
- 多くの開発者もVeo 3で生成された動画の事例を共有し、その品質の高さに注目が集まっています。
Andrej Karpathy: (翻訳) Veo 3とr/aivideoなどで人々が見つけているすべてのものに非常に感銘を受けています。音声を追加すると質的に大きな違いが生まれます。動画生成には、完全には評価されていないかもしれないいくつかのマクロな側面があります。1. 動画は脳への最高帯域幅の入力です。そうではありません
Hashem Al-Ghaili: (翻訳) iPrompt — AI映画制作の未来(Veo 3で制作) AI動画生成がその可能性を最大限に発揮したとき、未来はどのようになるでしょうか?これはその一端を示すものです。動画生成にはVeo 3、プロンプト最適化にはChatGPT、音楽にはSuno AIを使用しました。
OpenAI o3 Pro発表期待続く GPT-5は7月との噂も【続報】
- OpenAIの次期モデル「o3 Pro」について、一部顧客への通知情報(既報)に続き、発表への期待が継続しています。
- さらに、次期フラッグシップモデルとされるGPT-5が7月にリリースされるという新たな情報筋の噂も広まっています。
- 関連して、著名AI研究者Andrej Karpathy氏は現行ChatGPTモデル群(o3, 4o, 4.1)の特性と最適な使い分けを解説し、特にChatGPT o3モデルの推論能力の高さを強調しています。
- 過去のOpenAIによる「Pro版を数週間以内にリリースする」との投稿も再び注目を集めています。
Chubby♨️: (翻訳) 7週間前
Chubby♨️: (翻訳) Tiborは最も信頼できる情報源の1つです。7月にGPT-5が登場することが確認されたようです。
Kol Tregaskes: (翻訳) Andrej Karpathy氏によるChatGPTモデルガイド:o3は複雑なタスクに優れ、4oは日常使用に適しています: - o3:困難/重要なクエリ(例:税務問題)に最適で、4oよりも強力な推論能力を備えています。 - 4o:単純なクエリ(例:食物繊維が豊富な食品)に最適で、日常的なドライバーとして適しています。 - 4.1:カジュアルなコーディングに使用されます。
xAI、$5.3B規模の資金調達報道 XChatも全ユーザー展開【続報】
- Elon Musk氏率いるxAIが、評価額$113Bで$300Mの株式売却および$5Bの負債による大型資金調達を目指していると複数のメディアが報じました。これは以前報じられた資金調達交渉の続報です。
- 同社のチャットボットGrokはiOSアプリで90万評価を超えるなど注目を集めています。
- X (旧Twitter) では暗号化やファイル送信に対応した新しいDMシステム「XChat」の全ユーザーへの展開が始まっています。
Financial Times: (翻訳) イーロン・マスク氏のxAI、3億ドルの株式売却で1130億ドルの評価額目指す
Bloomberg: (翻訳) 事情に詳しい関係者によると、モルガン・スタンレーはイーロン・マスク氏の人工知能企業xAIのために50億ドルの負債パッケージを検討している。
Kol Tregaskes: (翻訳) 新しいDMシステムであるXChatが、すべてのXユーザーに展開されています。これには、暗号化、消えるメッセージ、ファイルのアップロード、音声/ビデオ通話が含まれます。
Neuralink $650M資金調達 2週間内公開デモ予告
- Elon Musk氏の脳インプラント企業Neuralinkが、シリーズEラウンドで$650Mの資金調達を実施したと発表しました。
- 同社は2週間以内に公開デモを行い、投資家や社内チームと共有した内容を一般にも公開する予定です。
- 競合のParadromicsも初のヒト臨床試験を実施したと報じられるなど、ブレイン・マシン・インターフェース分野の動きが活発化しています。
TechCrunch: (翻訳) イーロン・マスク氏のNeuralinkが6億5000万ドルのシリーズEを完了 | TechCrunch
Tech Dev Notes: (翻訳) Neuralinkのストーリーは2週間後: (引用ツイート:投資家や社内チームと私たちのストーリーを共有する中で、同じストーリーを世界中の人々と共有しない理由はないことに気づきました。そこで2週間後、ボーナスコンテンツ付きのプレゼンテーションを公開デモで共有します。ご期待ください。)
Bloomberg: (翻訳) イーロン・マスク氏のNeuralinkのライバルである脳インプラント企業Paradromicsは、先月、最初のヒト患者で自社デバイスをテストしました。
Samsung、Perplexity AIをGalaxyスマホ搭載交渉と報道
- Samsungが、AI検索エンジン開発企業Perplexity AIと、同社のAI技術をGalaxy S26以降のスマートフォンに搭載するため交渉中と報じられました。
- 報道によれば、BixbyアシスタントやSamsungブラウザへの統合も検討されており、実現すればデバイスでのAI活用が大きく進展する可能性があります。
- AppleもPerplexityとの協業に関心を示しているとの情報もあり、AI検索技術を巡る大手テック企業の競争激化が予想されます。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Perplexityは、Galaxy S26からSamsungデバイスにPerplexityをプリインストールすることについてSamsungと協議中です。これに加えて、PerplexityはBixbyやSamsungブラウザに統合される可能性があります。PerplexityがSamsungデバイスをCometブラウザのように動作させることができれば、それは大きな飛躍となるでしょう。
TechCrunch: (翻訳) サムスン、PerplexityのAI技術を携帯電話に搭載する可能性 | TechCrunch
【続報】MS、AI投資強化と追加人員削減 BingにSora動画
- MicrosoftがAI分野への投資を強化する一方で、既報の大規模解雇に続き、さらに数百人規模の人員削減を行ったと報じられました。これはコスト削減とAIへのリソース集中の一環と見られます。
- 同社のデータセンターの急成長が、持続可能性目標の達成に課題をもたらしているとの指摘も出ています。
- また、Microsoft Bingアプリに、OpenAIの動画生成AI「Sora」を搭載した無料のAI動画生成機能が新たに追加されたことが明らかになりました。
Bloomberg: (翻訳) マイクロソフトは、人工知能に数十億ドルを投じながらもコスト削減に努めるハイテク業界の動きを浮き彫りにするように、ここ数年で最大規模のレイオフからわずか数週間後にさらに数百人の雇用を削減した。
TechCrunch: (翻訳) Microsoft Bingが無料のSora搭載AI動画ジェネレーターを取得 | TechCrunch
TechCrunch: (翻訳) データセンターの急成長がマイクロソフトの持続可能性目標に課題 | TechCrunch
AIエージェント開発続報 LangGraph.jsとCursorに新機能
- AIエージェント開発に関する続報です。
- LangChainのLangGraph.jsに、ネットワーク切断やページ再読み込みに強い「再開可能なストリーム」機能がリリースされました。
- AI搭載コードエディタCursorでは、新たにClaude Code拡張機能や組み込みTODO機能が追加されるなど、開発環境の進化が見られます。
- また、開発者からは複数のClaude Codeエージェントを並列実行する試みや、AIエージェントの定義に関する議論も活発化しています。
LangChain: (翻訳) LangGraph.jsリリースウィーク1日目:⏩ LangGraphプラットフォームで再開可能なストリームが利用可能になりました (引用ツイート:⏩ LangGraphの再開可能なストリーム LangGraph.jsリリースウィークを華々しく始めましょう:reconnectOnMountでアプリをネットワーク損失やページ再読み込みに強くしましょう。ストリームは自動的に再開され、トーク...
Ian Nuttall: (翻訳) CursorのClaude Code拡張機能はかなりクールです。また、ルールや外部アプリを必要としない組み込みのToDoもあります!
Kai INUI: コードエディタ…? もうこれVSCodeフォークじゃなくてよいのでは? (引用ツイート: ついに、私のCursorもソースコードを見るタブがなくなりました。 https://t.co/VgIMso2sFo)
Amazon 注文処理75%に75万台ロボット導入報道
- Amazonが注文処理の75%において、75万台以上のロボットを導入していると報じられました。
- AIを活用したフルフィルメントセンター、配送ボット、ドローンなどが活用されており、これにより小売部門の利益率が長期的に11%に向かう可能性があると分析されています。
- 物流現場におけるAIとロボティクスの活用が加速しており、将来的な労働力不足への対応としても注目されます。
パウロ: アマゾン、75%の注文に75万台のロボットを展開中 ロボティクスの時代ですなぁ (引用ツイート: $AMZN NOW DEPLOYS 750K+ ROBOTS ACROSS 75% OF ORDERS AI-powered fulfillment centers, delivery bots & drones could push retail margins toward 11% long-...
パウロ: 人海戦術の配送センターや工場は20年後は1学年70万人というの理解してなさそう その時に来る外国人のレベルが想像できてなさそうですね
その他AI動向:HFロボ,IBM買収,ChatGPT新機能,BCGモデル
- Hugging Faceがオープンソースの人型ロボット「HopeJR」を発表しました。
- IBMはデータ分析スタートアップSeek AIを買収し、NYCにAIアクセラレーターを開設しました。
- OpenAIがChatGPT向けにDropboxなど外部アプリとの連携を強化する新コネクタを準備中との情報があります。
- BCGが気象用基盤モデルをオープンソースで公開しました。
TechCrunch: (翻訳) Hugging Faceの新しいオープンソースロボットHopeJRをご紹介します。このフルサイズの人型ロボットは歩いたり、物を拾ったりすることができ、年末までに出荷される可能性があります 🤖
TechCrunch: (翻訳) IBMがデータ分析スタートアップSeek AIを買収、NYCにAIアクセラレーターを開設 | TechCrunch
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) OpenAIはChatGPT向けの新しい統合機能をリリースする準備を進めています。 Dropboxなど 👀 情報提供:@legit_api