2025年05月30日 朝のAIニュースまとめ
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DeepSeek R1躍進とAIロボティクスの新展開
中国発LLM「DeepSeek R1」が大幅性能向上し、Gemini Pro級の評価を獲得。Hugging Faceは買収したPollen社と共に低価格ロボット2種を発表し、AIロボティクス研究の敷居を下げる動きが加速しています。
一方、AnthropicはClaude 4の改善に向けてユーザーフィードバック募集を開始。PerplexityはProユーザー向け新機能「Labs」をローンチし、コーディングや複雑なタスク処理機能を強化しました。
Meta AIの利用者が10億人に到達するなど、AIの普及は着実に進んでいます。それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。
目次
- DeepSeek R1続報: Gemini Pro級評価、新軽量モデルも
- Anthropic、Claude 4改善へフィードバック募集
- AI開発ツール進化続報 Devin・Cursor活用やMCP新機能
- Hugging Face、買収したPollen社と共同で低価格ロボット2種を発表【続報】
- Perplexity、Pro向け新機能Labs提供開始
- Google、日本学生にAI Pro無料化、Gemini新展開も【続報】
- NVIDIA、GTC ParisでLLMワークショップ開催へ
- A.Ng氏、米AI研究資金削減に警鐘 倫理的課題も指摘
- Black Forest Labs、新画像AI FLUX.1 Kontext発表
- Meta AI利用者10億人、NYT Amazon契約、Kling AI新版他
DeepSeek R1続報: Gemini Pro級評価、新軽量モデルも
- 中国発の大規模言語モデルDeepSeek R1の0528バージョンアップデートに関する続報です。
- コーディング、数学、推論能力が大幅に向上し、ベンチマークではOpenAIのo3モデルやGoogleのGemini 2.5 Proに匹敵するとの評価が相次いでいます。
- 新たにQwen3-8Bをベースとした蒸留モデルも公開され、高性能かつ軽量な選択肢として注目されています。
- 一方で、一部からは検閲が強化された可能性も指摘されています。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) DeepSeek-R1-0528の評価が公開されました。また、このアップグレードがDeepSeekチャットとAPIを強化していることも確認されました。
webbigdata: deepseek-ai/DeepSeek-R1-0528 ・公式ベンチマーク発表、Open AI o3、gemini 2.5 proに迫る実力 ・蒸留モデル DeepSeek-R1-0528-Qwen3-8Bの存在を示唆(現時点では未公開) ・unsloth/DeepSeek-R1-0528-GGUFも暫定版がアップロード完了 ・試すだけなら https://t.co/LeT47ke15z で ...
Bloomberg: (翻訳) 中国のスタートアップDeepSeekは木曜日、アップグレードされた人工知能モデルが、以前のバージョンよりも数学、プログラミング、および一般的な論理をより適切に実行でき、幻覚も少ないと述べた。
Anthropic、Claude 4改善へフィードバック募集
- AnthropicのClaude 4モデル群がローンチから1週間を迎え、同社はユーザーからのフィードバック募集を開始しました。
- 開発者の間では、特にレートリミットが緩やかなClaude Code with Claude Maxや、Cursorエディタとの連携による開発効率向上が報告されています。
- AnthropicのAlex Albert氏が広く意見を求めており、今後のモデル改善に繋がることが期待されます。
まつにぃ: Claude Code with Claude Maxは全然レートリミット来ないんだけど、これ100ドルで本当に充分すぎる気がします。 これで200ドルレートリミット行く人やばいくらい並列じゃないと行かないですよね..
Kazunori Sato: Claude Code、つい頼ってたっぷり機能追加やリファクタしたくなるから、まずガッチリとテストを書かないとな。。
Alex Albert: (翻訳) Claude 4のローンチから1週間が経ちました。新しいモデルについて好きなところ、嫌いなところをすべて教えてください。将来的に改善したり修正したりできるように!
AI開発ツール進化続報 Devin・Cursor活用やMCP新機能
- AIによるソフトウェア開発支援ツールに関する続報です。
- 開発者からは、AI開発エージェントDevinを用いた初期プルリクエスト作成や、AIコーディングエディタCursorでの細部修正といった具体的な活用事例が報告されています。
- また、エージェントとツール間の連携プロトコルMCPにはElicitationが追加され、エージェント間通信への応用が期待されています。
てつ / AI Man: Devin に本格実装してもらうというよりは「0 → 1」の PR 作っておいてもらうだけで着手ハードルめっちゃ下がる そのあと Cursor で細かいところ修正していく ようするに自分自身のモチベーション管理のためだけに最近は ACU を溶かしている...
azukiazusa: ここちょっと直したいねーって会話が発生した瞬間に Slack から Devin にタスク投げてる
Harrison Chase: (翻訳) Elicitationは興味深い追加機能で、MCPをエージェント間のコミュニケーションにより適したものにします。ほとんどの人はMCPをエージェントとツールのプロトコルだと考えており、別のエージェント間プロトコル(a2aなど)を作ろうとしてきました。しかし...MCPは今や両方をカバーし始めています!
Hugging Face、買収したPollen社と共同で低価格ロボット2種を発表【続報】
- Hugging FaceがPollen Roboticsと共同で、新しいオープンソースAIロボット「HopeJr」(3000ドル未満)と「Reachy Mini」(300ドル)を発表しました。
- 両ロボットは歩行や物体操作が可能で、低価格帯ながら研究開発用途に実用的な性能を備えています。
- これは先月のPollen Robotics買収に続く展開で、AIロボティクスの研究開発ハードルを下げるというHugging Faceのオープンソース戦略の一環です。
Thomas Wolf: (翻訳) 3000ドル以下のオープンソースヒューマノイド。オープンソースがハードウェアにも進出し、これはほんの始まりに過ぎない。
clem 🤗: (翻訳) 本日、2つの新しいオープンソースAIロボットを発表します!HopeJRが3,000ドル、Reachy Miniが300ドルです。ウェイトリストに追加したい場合はDMください🤖🤖🤖 オープンソースAIロボティクスを進めましょう!
TechCrunch: (翻訳) Hugging Faceが2つの新しいヒューマノイドロボットを発表 | TechCrunch
Perplexity、Pro向け新機能Labs提供開始
- AI検索エンジンPerplexityが、Proユーザー向けの新機能「Perplexity Labs」の提供を開始しました。
- このツールは、コーディング、ヘッドレスブラウジング、デザインツールなどを活用し、複雑なタスクに対応します。
- 分析レポート、プレゼンテーション、動的ダッシュボード、インタラクティブなミニアプリなどをプラットフォーム上で直接生成できるとされています。
Tibor Blaho: (翻訳) Perplexity Labsが本日、すべてのProユーザー向けに、複雑なタスクのためのツールとしてローンチされました。コーディング、ヘッドレスブラウジング、デザインツールを使用して、分析レポート、プレゼンテーション、動的ダッシュボード、インタラクティブなミニアプリをプラットフォーム上で直接構築します。
TechCrunch: (翻訳) Perplexityの新ツールはスプレッドシートやダッシュボードなどを生成可能 | TechCrunch
Google、日本学生にAI Pro無料化、Gemini新展開も【続報】
- 日本の大学生・大学院生向けに、Gemini Advancedを含むAIサービス「Google AI Pro」の無料アップグレード提供が開始されました。
- 開発者向けには、Gemini APIとJavaScript Gen AI SDKを活用したインタラクティブ体験プロジェクトが公開されました。
- Dataflowでのエンベディング生成対応や、AIアプリのCloud Runへのデプロイ簡素化も発表されています。
- また、GeminiをSAPのエンタープライズ向けAIアシスタント「Joule」に統合する計画が明らかになりました。
- 最新モデルGemini 2.5が、ゲーム環境でのAIエージェント性能を測るVideoGameBenchでトップスコアを記録したことも報告されています。
Kimihiko Kitase ♨️ 北瀬 公彦: 日本の大学生全員が Google AI Pro 無料で利用できます!学生の皆さん、ぜひ登録してね🧑🎓👩🎓 #gemini
Google Cloud: (翻訳) SAPとのパートナーシップを深化させ、GeminiをSAP Jouleに導入し、Agent2Agentの相互運用性を実現し、AgentspaceでSAPデータにアクセスできるようにするなどして、より迅速な価値とよりスマートなイノベーションを提供します! Google Cloud x SAPについて読む ↓
Oriol Vinyals: (翻訳) 素晴らしいベンチマークですね!Gemini 2.5がまた別のリーダーボードでトップになったのを見るのは良いことですが、頂上にはまだかなり遠いです😅🪜🏔️
NVIDIA、GTC ParisでLLMワークショップ開催へ
- NVIDIAがAI開発者向けに新たな取り組みを展開しています。GTC Parisでは、LLMへの知識追加やOmniverseデジタルツイン構築などのワークショップを開催予定です。
- 同社はLLMの事前学習用データセットを効率的にキュレーションする「NVIDIA NeMo Curator」のチュートリアル動画も公開。
- また、Grace Hopper Superchip上でのLLMトレーニングにおけるボトルネック特定・解決方法に関するブログシリーズも開始し、AI開発者支援を強化しています。
NVIDIA AI Developer: (翻訳) 価値ある技術認定を取得し、2時間のトレーニングラボ、6つの終日インストラクター主導ワークショップでコーディング知識を深めましょう。#GTCParisで提供される3つの新しいワークショップ:🌟LLMへの新しい知識の追加 🌟NVIDIA Omniverseによる物理AI向けデジタルツインの構築 🌟
NVIDIA AI Developer: (翻訳) このステップバイステップのチュートリアルで、#NVIDIANeMo CuratorのGPUアクセラレーションモジュールを使用して、#LLM の事前トレーニング用に大規模で高品質なデータセットを効率的にキュレートする方法を学びましょう。📹 ➡️ このビデオでは、TinyStoriesデータセットをダウンロードして処理する方法を示します。
NVIDIA AI Developer: (翻訳) LLMトレーニングのボトルネックを特定し解決する方法に興味がありますか?Grace HopperでのLLMトレーニングに関するブログシリーズをご覧ください👇 パート1では、NVIDIA Nsight Systemsを使用してワークフローをプロファイリングし、CPU/GPUタイムラインを解釈し、Grace Hopper Superchipを活用する方法を解説します。
A.Ng氏、米AI研究資金削減に警鐘 倫理的課題も指摘
- 著名なAI研究者Andrew Ng氏は、米国のAI基礎研究への資金削減が国際競争力低下に繋がるとして警鐘を鳴らしました。
- AIによる自動化が進む中での雇用不安や、AIが生成する情報の信頼性も引き続き重要な課題です。
- DifyのようなAIツールの利用拡大に伴い、その倫理的な側面についても議論が求められています。
Andrew Ng: (翻訳) 米国の基礎研究への資金提供削減案と、これが米国のAIやその他の分野での競争力に与える影響に懸念を抱いています。オープンに共有される研究への資金提供は全世界に利益をもたらしますが、最も利益を得るのは研究が行われる国です。
西見 公宏 | Generative Agents: これ、さすがに倫理観なさすぎでは。
Chubby♨️: (翻訳) もう後戻りはできない。今や本当に皆に届いた。AIは自分たちの仕事への脅威と見なされている。
Black Forest Labs、新画像AI FLUX.1 Kontext発表
- Black Forest Labsが、新たな画像生成・編集モデルスイート「FLUX.1 Kontext」を発表しました。
- このモデルは、従来のテキストからの画像生成だけでなく、画像を入力として理解し、文脈に沿った画像生成や編集が可能です。
- FalやFreepikで既に利用可能となっており、無料のFLUX Playgroundも公開され、最新のKontext ProおよびMaxモデルを試すことができます。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Black Forest LabsがFLUX.1 Kontextをリリース🔥 「Kontextはテキストと画像の両方を入力として理解します」 FalとFreepikで既に利用可能です!
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) BFLがFLUX Playgroundをローンチ!そこでは無料で画像を生成・編集できます。新しくリリースされたKontext ProとMaxモデルも利用可能です!
TechCrunch: (翻訳) Black Forest LabsのKontext AIモデルは画像を生成するだけでなく編集も可能 | TechCrunch
Meta AI利用者10億人、NYT Amazon契約、Kling AI新版他
- Meta AIの月間アクティブユーザー数が10億人に達したと報じられました。
- New York TimesとAmazonがAI学習のためのコンテンツライセンス契約を締結しました。
- 【続報】動画生成AIのKling AIは新版「KLING 2.1」をWeb公開し、1080pに対応しました。
- Hume AIが音声合成モードv3を発表しました。
- ollamaで利用可能な構造化データ変換モデルOsmosis-Structure-0.6Bが登場しました。
- Kaggleでは過去15年間の活動記録を分析する「Meta Kaggle Hackathon」が開始されました。
TechCrunch: (翻訳) Meta AIの月間アクティブユーザー数が10億人に到達 | TechCrunch
Financial Times: (翻訳) New York TimesがAmazonと初のAI契約に合意
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) Kling AIがKLING 2.1とKLING 2.1 Masterをリリースしました。これらの新しい画像から動画へのモデルは、現在ウェブ上で公開されています。キューイング中 👀