2025年05月29日 朝のAIニュースまとめ
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DeepSeekの大幅強化、Grok×Telegram提携交渉、Opera次世代ブラウザ
今週のAI業界は中国発のDeepSeek R1が大幅アップデートし、「実質R2レベル」との評価も出ています。xAIのGrokはTelegramとの大型提携交渉が報じられ、多数の新機能も予告されました。
OperaはAIエージェントを搭載した次世代コンセプトブラウザ「Opera Neon」を発表。NetflixのHastings氏がAnthropicの取締役に就任し、Claude Opus 4がWeb開発ベンチマークでも首位を獲得しました。
それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。
目次
- DeepSeek R1更新、R2級の性能との声 HFで公開
- xAI Grok、Telegramと提携交渉報道 新機能多数予告
- NVIDIA決算、AI需要でネットワーキング事業急成長【続報】
- Claude Opus 4、WebDev Arenaでも首位獲得【続報】
- Tesla AI 6月12日FSDロボタクシーをAustinで開始へ
- 開発自動化AI Factory Droid登場 Vibe Codingの新課題も
- Google Photos10周年 AI編集強化 WhiskとAnimate無料化【続報】
- Netflix共同創業者 Hastings氏 Anthropic取締役に
- Operaブラウザ、AIエージェント搭載の「Opera Neon」を発表
- AI開発支援ツール進化: Gemini Code Assist, NVIDIA NeMo他
DeepSeek R1更新、R2級の性能との声 HFで公開
- 中国発のAIモデルDeepSeek R1がアップデートされ、Hugging Faceで公開されました。
- この更新により推論能力やコーディング性能が向上し、一部では「実質R2レベル」との声も上がっています。
- また、Chain-of-Thoughtの挙動にも変化が見られ、より直接的な回答を生成する傾向が報告されています。
Vaibhav (VB) Srivastav: (翻訳) DeepSeek R1のウェイトのアップデートが間近のようです👀 [お知らせ] DeepSeek R1モデルは正常にアップグレードされました。公式サイト、アプリ、またはミニプログラムで購入してください(Thinkingを開く)。APIインターフェースと使用方法は変更ありません。 https://t.co/aXc3vpuBsP
Chubby♨️: (翻訳) DeepSeek r1がアップデートされましたが、残念ながらマイナーアップデートです。まだDeepSeek r2を待っています。
Kai INUI: DeepSeek R1がバージョンアップした 主にreasoning能力を強化 粘り強さをかなりチューニング(というか振り切った)ようで、難問に対しては何十分でもreasoningし続けることが特徴
xAI Grok、Telegramと提携交渉報道 新機能多数予告
- Elon Musk氏率いるxAIのAIチャットボット「Grok」が、メッセージングアプリTelegramとの大型提携を交渉中と報じられています。
- この提携により、GrokはTelegramユーザーに提供され、xAIは3億ドルの資金調達とGrokサブスクリプション収益の50%を得る可能性があるとされています。
- タスク実行機能、Web版音声機能、新しいサイドバー、Mermaid図サポート、iOS画面共有、動画生成など、多数の新機能も予告されています。
- ただし、提携については一部不確定な情報も流れています。
TechCrunch: (翻訳) xAI、Telegramに3億ドルを投資し、Grokをアプリに統合 | TechCrunch https://t.co/eCRa6Q3XLo
Bloomberg: (翻訳) CEOのPavel Durov氏によると、TelegramはElon Musk氏のxAIと1年契約を結び、Grokチャットボットを10億人以上のユーザーを抱えるメッセージングプラットフォームに配布することに合意した。 https://t.co/k478nanUVC
Tech Dev Notes: (翻訳) 今後のGrokの機能の一部: - タスク - ウェブでの音声機能 - 最近のチャットとピン留めされたチャット、画像とファイルビューアを備えたウェブ上の新しいサイドバー - Grok 3.5 - Mermaid図 - iOSでの音声による画面共有 - 動画生成(詳細は不明) - Grokが生成した画像の潜在的なエクスプローラー(未確認)
NVIDIA決算、AI需要でネットワーキング事業急成長【続報】
- NVIDIAが最新決算を発表し、市場予想を上回る好調な結果となりました。AI関連事業の力強さを示す続報です。
- 特にAIデータセンター向けのネットワーキング事業が前年同期比で大幅に成長しており、AI需要の継続的な拡大を裏付けています。
- 既報のBlackwellアーキテクチャに基づくGB200 NVL72などの最新製品についても、導入が順調に進み、ハイパースケーラーによる大規模導入が報告されています。
Financial Times: (翻訳) Nvidiaの四半期収益、AIブームで70%近く急増 https://t.co/A9bQW5O5nK
パウロ: ネットワーキングめちゃくちゃ上がってるな 良いね GB200 NVL72 順調そう https://t.co/FN1ivK360a
パウロ: $NVDA すごく良いですね もっと悪いと思ってました
Claude Opus 4、WebDev Arenaでも首位獲得【続報】
- Anthropicの大規模言語モデルClaude Opus 4が、Web開発能力を評価するベンチマーク「WebDev Arena」で首位を獲得したことが明らかになりました。これは、同モデルの高いコーディング能力を示す新たな結果です。
- 同じくAnthropicのClaude Sonnet 4も同ベンチマークで上位にランクインしており、Anthropic製モデルが開発者の生産性向上に貢献していることが改めて示されました。
Pliny the Liberator 🐉󠅫󠄼󠄿󠅆󠄵󠄐󠅀󠄼󠄹󠄾󠅉󠅭: 😯
Alex Albert: (翻訳) Claude 4のローンチ以来、ソフトウェアエンジニアの友人は初めてバックログを解消したと言い、別の友人は過去5日間で1ヶ月分のサイドプロジェクトの仕事を片付けました。私のDMにも同様の話がたくさん寄せられています。開発者が異なるスピードで動いていることは議論の余地がないと思います。
Rohan Paul: (翻訳) Claude Opus 4がWebDev Arenaのリーダーボードで1位になりました。
Tesla AI 6月12日FSDロボタクシーをAustinで開始へ
- Teslaが、完全自動運転(FSD)技術を活用したロボタクシーサービスを、6月12日に米国テキサス州オースティンで開始する予定であると報じられています。
- これは同社の自動運転技術における重要なマイルストーンとなる可能性があり、今後の展開が注目されます。
- 一方で、Cybertruckの未販売在庫が積み上がっているとの報道もあり、FSDの成功がより重要性を増しています。
Bloomberg: (翻訳) テスラは、6月12日にオースティンで待望のロボタクシーサービスを開始する準備ができており、これはイーロン・マスク氏が同社を自動運転車と人工知能を中心に再構築する計画のマイルストーンとなる https://t.co/Xf6nvqJPMw
Tech Dev Notes: (翻訳) Tesla AIのFSD教師なし学習版が6月12日にローンチ!さあ行こう!
TechCrunch: (翻訳) 数十台の売れ残りテスラサイバートラックがデトロイトの駐車場に山積み | TechCrunch https://t.co/S9dZNWqMvz
開発自動化AI Factory Droid登場 Vibe Codingの新課題も
- AIエージェントによるソフトウェア開発の自動化が注目されています。
- 新たに「Factory Droid」が登場し、リポジトリ理解からインシデント修正、PR作成、理由説明まで開発ワークフロー全体を処理する能力が期待されています。
- また、AIと対話しながら開発を進める「Vibe Coding」スタイル【続報】では、Rick Rubin氏が「コーディングのパンクロック」と表現するなど期待される一方、「Vibe Coding Hell Cycle」と呼ばれるAIの誤りによる手戻りや意図しない挙動といった新たな課題も指摘されています。
Charly Wargnier: (翻訳) 顎が外れそう。Devinのサブスクリプションをキャンセルしたくなったよ、ごめんね@cognition_labs!! 🤯 FactoryがDroid AIエージェントをリリースしたんだけど、開発ワークフロー全体を処理してくれるんだ!リポジトリを理解して、インシデントを修正して、PRを書いて、その理由も説明してくれる。本当にエンドツーエンドだ!
Thomas Wolf: (翻訳) 12歳のゲーマーの息子が、今本気でvibeコーディングにハマっている。LLMへのプロンプト入力が、どうやらブロスタを打ち負かしたようだ。今こそ、より良いマルチプレイヤーvibeコーディングアクションが必要だ。
Charly Wargnier: (翻訳) バイブコーディング地獄サイクル!👹 1. 修正を依頼する 2. エージェントが修正したと言う(ネタバレ:修正されていない) 3. 再度依頼する 4. エージェントが「ああ、今わかった!!!」と言う 5. 新しいバグが出現する 6. 古いバグが再発する 7. 何を構築していたか忘れる
Google Photos10周年 AI編集強化 WhiskとAnimate無料化【続報】
- Google Photosがサービス開始10周年を記念し、AI機能を大幅に強化したことを発表しました。【続報】
- AIによる写真・動画検索機能は、9兆件以上のコンテンツから月間3.7億回利用されるまでに進化しています。
- AIツールを搭載した新しい写真・動画編集エディタも提供開始されました。
- テキストプロンプトと画像を組み合わせてアイデアを視覚化する「Whisk」が無料ユーザー向けに提供開始されました。
- Veo 2とImagen 4を活用し、8秒間の動画を生成する「Whisk Animate」も無料ユーザー向けに利用可能になりました。
Sundar Pichai: (翻訳) @GooglePhotos、10歳の誕生日おめでとう!これは、AI研究が現実のものとなった初期の例であり、ディープニューラルネットワークを使用してまったく新しい方法で検索を行いました。現在、月間15億人のユーザーが9兆枚(!)の写真と動画を毎月3億7000万回検索しています。信じられないほどの進歩です! https://t.co/4sCDeIv4D0
Google DeepMind: (翻訳) Whisk Animate(@GoogleLabs の実験)で画像を8秒のアニメーション動画に変換しましょう。🪄 Veo 2とImagen 4の力で、あなたなら何を作りますか?現在、70か国以上で無料ユーザーにご利用いただけます。→ https://t.co/SSF8HFnNGY https://t.co/FbkXbP4y67
TechCrunch: (翻訳) Google Photos、新しいAIツールを備えた再設計エディタを発表 | TechCrunch https://t.co/mPzecJxv7t
Netflix共同創業者 Hastings氏 Anthropic取締役に
- Netflixの共同創業者であり会長を務めるReed Hastings氏が、AIスタートアップAnthropicの取締役に就任したことが発表されました。
- AnthropicはClaudeシリーズなどの大規模言語モデル開発で知られており、今回のHastings氏の参画は同社の経営戦略やAI業界全体に影響を与える可能性があります。
- 大手テック企業の著名な経営者がAI分野の有力企業に参画する動きとして注目されます。
TechCrunch: (翻訳) Netflixの共同創業者リード・ヘイスティングス氏がAnthropicの取締役に就任 | TechCrunch https://t.co/U1AkyJHndu
Bloomberg: (翻訳) Netflix Inc.の共同創業者兼会長であるリード・ヘイスティングス氏が、615億ドル規模のAIスタートアップAnthropicの取締役に就任します。https://t.co/v9eK0JmCsK
Shakeel: (翻訳) 興味深い!ヘイスティングス氏はもちろん、メタ社の取締役会に在籍中、トランプ氏を巡ってピーター・ティール氏と対立したことで知られています。
Operaブラウザ、AIエージェント搭載の「Opera Neon」を発表
- Operaが、AIエージェントを搭載した新しいコンセプトブラウザ「Opera Neon」を発表しました
- このAIエージェントは「Browser Operator AI agent」と名付けられ、ウェブサイトやゲームのコーディング支援のほか、フォーム入力、旅行予約、ショッピングカートへの商品追加などを自動で行う能力を持つとされています
- ブラウザ自体が能動的にユーザーをアシストする「Agentic Web (Web 4o)」というコンセプトも提唱されており、今後のブラウザ体験の変化を示唆しています
TechCrunch: (翻訳) Operaの新しいブラウザは、あなたのためにウェブサイトやゲームをコーディングできます | TechCrunch https://t.co/lS5SjzMOSa
まつにぃ: OperaからブラウザAIエージェント搭載のOpera Neon登場。 所謂Brouser useを行いサイト内容を解析したフォーム入力・旅程予約・買い物を自動化。 サブスクプランも導入予定で、Braveなど含めたブラウザ勢もこぞってLLMを搭載していってます。
morgan —: (翻訳) 「それを私たちはWeb 4oと呼んでいます」…
AI開発支援ツール進化: Gemini Code Assist, NVIDIA NeMo他
- AI開発を支援するツールやフレームワークの進化が続いています。
- Googleの「Gemini Code Assist」ではコンテキスト管理機能が強化されました。
- NVIDIAからは「AI Workbench 2025.05」やAIエージェントの安全性を高める「NeMo Guardrails」、開発を効率化する「NeMoマイクロサービス」のウェビナーなどが発表されています。
- GitHub CopilotにはJava/.NETコードの自動モダナイズ機能がプレビュー公開。
- LangChainやVertex AIを活用したAIエージェント構築事例も活発に共有され、Andrew Ng氏も実践的アプローチについて言及しています。
Kimihiko Kitase ♨️ 北瀬 公彦: コードアシスタント「Gemini Code Assist」も着実に進化。コンテキストにフォルダやファイルを明示的に追加できるように。
NVIDIA AI Developer: (翻訳) NVIDIA AI Workbench 2025.05が正式に公開されました!👏 リモート開発ロケーションの作成がさらに簡単になり、AIワークフローがかつてないほど簡素化されます。シームレスなセットアップと強力な機能でプロジェクトを強化する準備をしましょう➡️ https://t.co/LvIak8E5rB
Publickey: ブログ書きました: マイクロソフト、GitHub CopilotでJavaと.NETのコードを自動的にモダナイズする機能をパブリックプレビュー公開 https://t.co/B7YOMqrq65