26 5月 2025

2025年05月26日朝のAIニュースまとめ

(ほぼ)毎日AIニュースが届きます。ぜひご登録ください。

(ほぼ)毎日AIニュースが届きます
ぜひご登録ください

最新AI技術動向: Grok 3.5 API対応、OpenAI国際展開計画、AIエージェントの課題

AI業界では現在、次世代サービスの開発が加速しています。xAIのGrok 3.5はAPI提供や可変長入力対応の兆候が見られ、ChatGPTのDeep ResearchはBox連携で分析機能を強化。一方でOpenAIは「Project Stargate」として国際展開を進め、UAEでのデータセンター建設計画も浮上しています。

同時に、AIエージェント技術の課題や悪用問題の深刻化も報告され、技術進化と社会的責任のバランスが問われています。さらに二足歩行を実現したヒューマノイドロボットFigure.03の進化も注目されています。

それでは各トピックの詳細について見ていきましょう。

Grok 3.5 API対応と可変長入力機能が近日実装か【続報】
【続報】ChatGPT Deep Research、Box連携で分析対象拡大
Claude Code続報: GitHub Action登場、プロンプト術とCursor Tips
ソフトバンク孫氏、日米AI技術投資へ政府系ファンド構想
OpenAI Stargate計画続報 UAE展開と鴻海へのサーバー発注
LangChain、幻覚検出UQLMと哲学者AIエージェントOSS公開
AIエージェント最新調査、精度・セキュリティ課題と研究活発化【続報】
ヒューマノイドロボットFigure.03が歩行開始、進化に注目
Google: Hugging Face活動活発化、Pixel新SoCはTSMC 3nm製か
AI悪用問題深刻化、免責表示の限界も露呈【続報】

Grok 3.5 API対応と可変長入力機能が近日実装か【続報】

Grokに関する続報です。
xAIが開発中の「Grok 3.5」について、API提供や可変長入力（flexible input）対応の可能性を示唆するコードがWebビルドファイル内から発見されました。
Web版では新たにSuperGrokロゴが表示されるUI変更も確認され、以前から予告されていたワークスペース共有機能も近日中に実装される見通しです。
一方で、一部ユーザーからはGrok Webの検索候補で画像表示エラーが発生するとの報告も上がっています。

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) xAIはGrok 3.5の次期リリースに向けて準備を続けています。最新のWebビルドで、新しいモデル参照「grok-3-5-api-2k-p2」と「grok 3.5 flexible input」の言及が見つかりました。APIもリリースされるかどうか注目です 👀

Tech Dev Notes: (翻訳) Grok Webの中央にSuperGrokまたはGrokのロゴが表示されるようになりました。

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) xAIはワークスペース共有機能に取り組んでいます。ユーザーは公開または非公開で共有できるようになります。

【続報】ChatGPT Deep Research、Box連携で分析対象拡大

ChatGPTの高度な調査機能「Deep Research」に、新たにBox上のファイルとの連携機能が追加されました。
これにより、ユーザーは自身のBox内に保存されたドキュメントを直接Deep Researchの分析対象とすることができます。
先日対応が発表されたDropboxと合わせて、クラウドストレージからのデータ分析機能が強化されています。
OpenAIのGreg Brockman氏もこの機能を紹介しており、企業内データなど、より専門的な情報源を活用したAI分析の可能性が広がります。

Greg Brockman: (翻訳) あなたのBoxデータのためのディープリサーチ:

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 見逃した方へ: ChatGPTのDeep ResearchにBoxとDropboxのアカウントを接続できるようになりました。

Claude Code続報: GitHub Action登場、プロンプト術とCursor Tips

コーディング支援AI「Claude Code」の続報です。GitHub上でタスクを依頼できる「Claude Code Action」が新たに登場しました。
プロンプトに特定のフレーズ（例：「think hard」）を含めることで、AIの思考量を制御できる可能性が報告されています。
また、Cursorエディタ経由でAPIを利用しコストを抑えつつClaude 4 Opusモデルの高度な機能を使う方法や、その際の利用上限（Usage）消費に関する注意点も共有されています。

azukiazusa: GitHub 上で Claude Code にタスク依頼できるの便利じゃん https://t.co/HaIv6dLMHO

カレーちゃん: 今日のYouTubeLiveの配信では、Google AI Ultraに申し込めたので、使いつつできることを整理したいと思います。今日のAIニュース、Googleの音声生成、Google AI Ultra (5月24日AM8:30から） https://t.co/Kx6MLpqjuO @YouTubeより

こへっち: Claude 4 Opus、これまでのモデルだとAgentでエラーループにハマっていたようなアプリ開発が解決できて最高なのだけど、CursorのPremiumのUsageが4-5時間で250/500溶けてしまって流石にサステナブルじゃない…。

ソフトバンク孫氏、日米AI技術投資へ政府系ファンド構想

ソフトバンクグループの創業者である孫正義氏が、米国と日本が共同で大規模な政府系ファンドを設立し、AIや最先端技術、インフラ分野へ投資する構想を提言したと報じられています。
この構想は、両国の技術革新を加速させ、国際競争力を高めることを目的としているとみられます。
AI分野への巨額投資が世界的に加速する中、国家レベルでの戦略的な取り組みの重要性が改めて浮き彫りになっています。

Bloomberg: (翻訳) ソフトバンク創業者の孫正義氏が、テクノロジーとインフラへの大規模投資を目的とした日米共同の政府系ファンド設立を提案したとフィナンシャル・タイムズが報じた。

Financial Times: (翻訳) ソフトバンクの孫正義氏、日米ソブリンウェルスファンド構想を提唱

パウロ: ほえーまじかスケール大きい以下、引用ソフトバンク創業者の孫正義氏は、米国全土のテクノロジーとインフラに大規模な投資を行うために日米共同の政府系ファンドを設立する構想を打ち出した https://t.co/mDpI2JS5Qm

OpenAI Stargate計画続報 UAE展開と鴻海へのサーバー発注

OpenAIが進める大規模AIインフラ計画「Project Stargate」の続報です
米国内のデータセンターに加え、アラブ首長国連邦（UAE）にもSoftBankとの連携により新たなAIデータセンターを建設する計画が報じられました
このプロジェクトに関連し、ソフトバンクとOracleが台湾の鴻海（Foxconn）に対し、AIサーバーを大量に発注するとの情報も出ています

Kol Tregaskes: (翻訳) プロジェクト・スターゲイトは成長しており、米国データセンターに続き、UAEデータセンターも計画中です！スターゲイトUS（テキサス州アビリーン）データセンター：OpenAI-Oracle-SoftBankの5000億ドル規模のスターゲイト計画の一環として2025年1月21日に初めて発表された1.2GWのAIキャンパスがアビリーンで現在建設中です。タイムライン：

パウロ: ソフトバンクとオラクル、スターゲートプロジェクトで鴻海にAIサーバーを大量発注へ https://t.co/YO2ia1rxKC

LangChain、幻覚検出UQLMと哲学者AIエージェントOSS公開

AI開発フレームワークLangChainから、LLMのハルシネーション（誤情報生成）検出に特化したライブラリ「UQLM」が発表されました。
UQLMは、LLMの出力における不確実性を定量化する複数のスコアリング手法を提供し、より信頼性の高いAIアプリケーション開発を支援します。LangChainとのネイティブ統合も特徴です。
また、哲学者を模倣するAIエージェントを構築できるオープンソースリポジトリ「PhiloAgents」も公開され、LangGraphを活用した高度なエージェント開発事例として注目されています。

LangChain: (翻訳) 🔍🤖 UQLM: ハルシネーション検出ライブラリ UQLMは、複数のスコアリング方法を使用してハルシネーションを検出するためにLLMの不確実性を定量化します。ネイティブのLangChain統合により、開発者はより信頼性の高いAIアプリケーションを構築できます。チェックしてみてください 🚀

LangChain: (翻訳) 🤖🎓 PhiloAgents このOSSリポジトリでLangGraphを使用して哲学者を模倣するAIエージェントを構築しましょう。RAG実装、リアルタイム会話、FastAPIとMongoDB統合によるシステムアーキテクチャをカバーしています。哲学的なエージェントの構築を始めましょう！🚀

AIエージェント最新調査、精度・セキュリティ課題と研究活発化【続報】

AIエージェント技術の進化に関する続報です。
The Informationの最新調査によると、AIエージェントの普及が進む一方で、その精度や使いやすさに対する懸念が依然として存在することが明らかになりました。
また、モバイル環境で動作するLLMエージェントにおいて、複数のセキュリティ脆弱性が存在するという分析結果も報告されています。
LLMエージェント技術全般に関する包括的なサーベイ論文も公開されており、技術の進展と課題解決に向けた研究開発が活発化しています。

Rohan Paul: (翻訳) 今はすべてがエージェントです。もうAIにプロンプトを入力する必要はありません。タスクを与えて放っておけばいいのです。

The Information: (翻訳) 独占調査結果：AIエージェントは人気だが、精度の懸念は残る。調査対象ユーザーの間では、全体的な熱意にもかかわらず、AIエージェントの精度と使いやすさに関する懸念が根強く残っています。詳細はこちら：

逆瀬川: このサーベイ論文、ちょうど昨日読んでてめっちゃよかったです https://t.co/z5c73e4sXb

ヒューマノイドロボットFigure.03が歩行開始、進化に注目

ヒューマノイドロボット開発企業Figure AIの「Figure.03」が、新たに歩行する様子を捉えた動画が公開され、注目を集めています。
同社CEOは「今まで見た中で最も先進的なハードウェアだ」とコメントしており、ロボット技術の急速な進歩を印象付けています。
人間のように二足歩行するロボットの実用化に向けた開発競争が激化しており、今後の展開から目が離せません。

Kol Tregaskes: (翻訳) Figure.03が歩いています！FigureのCEOが今まで見た中で「最も先進的なハードウェア」とのことです！🤯

Chubby♨️: (翻訳) いよいよですね！Figure03はもうすぐです。

Google: Hugging Face活動活発化、Pixel新SoCはTSMC 3nm製か

GoogleはHugging Face上での活動を活発化させており、多数のモデルやデータセットを公開することでオープンなエコシステムへの貢献姿勢を示しています。
また、2025年後半に発売が噂される次期スマートフォン「Pixel 10」に搭載される独自SoC「Tensor G5」は、TSMCの3nmプロセスで製造されるとの観測があり、AI処理能力の向上が期待されています。

Vaibhav (VB) Srivastav: (翻訳) 今日のHugging FaceはGoogleだらけだ！❤️

パウロ: Google 数年にわたり、スマートフォンのSoCにTSMCを採用以下、引用ハードウェア製品に関しては、Googleは2025年後半にPixel 10スマートフォンを発売すると噂されています。Tensor G5は、業界では以前から噂されていたTSMC製の3nmチップを採用します。 https://t.co/WKyd7s41LX

AI悪用問題深刻化、免責表示の限界も露呈【続報】

AIによる不適切な情報提供や悪用の問題が深刻化している【続報】。
Abacus AIのCEO、Bindu Reddy氏は、AIによる訴訟スパムの増加、学生の不正行為、インターネット上の低品質なAI生成コンテンツ（AIスロップ）の蔓延などを指摘しています。
また、LLMが出力する情報に対する免責表示（「間違いを犯す可能性がある」等）の有効性についても疑問の声が上がっており、弁護士がAIの誤情報を引用して問題となるケースが後を絶ちません。
AIの恩恵を最大限に享受するためには、こうした負の側面への対策と、技術に対する正しい理解とリテラシーの向上が不可欠です。

Bindu Reddy: (翻訳) AIは概ね素晴らしいものでしたが、いくつかの悪しき行動を助長しています。 - 弁護士はAIを使って企業にくだらない訴訟を乱発している - 学生はAIを使って不正行為をし、教師は仕事全体をAIに丸投げしている - ウェブの30%はAIの駄文 - コードベースが汚染されている

Miles Brundage: (翻訳) 注目すべきは、すべての最先端AI企業がここで同じように効果がないと思われるUX介入（システムが間違いを犯す可能性があるという小さなテキストで、人々はおそらく無視する）を行っていることです。

Kenn Ejima: AIの最終形って何だろう、とよく考える。かつて人類は鳥のように空を飛びたいと夢想した。でも最後に手に入れたのは、鳥とは似ても似つかないアルミニウムの翼にエンジンを積んだ飛行機だった。鳥のように羽ばたけないけど、鳥よりもはるかに巨大な機械だ。 https://t.co/Cqjk4hIkcH