25 5月 2025

2025年05月25日朝のAIニュースまとめ

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Sam Altman氏の宇宙船構想とAIインフラ投資の加速

今週のAI業界では、OpenAIのSam Altman氏がAGIの実現時期よりも自己複製型宇宙船の実現について議論すべきだと提言し、未来への大胆なビジョンを示しました。

一方で実用面では、GoogleのVeo 3がProプラン向けに提供開始、ClaudeがJetBrains IDE対応を発表するなど、AIツールの普及が加速。JPMorganによるOpenAIへの70億ドル規模のデータセンター融資計画も明らかになりました。

さらに、Google関連と思われる新モデル「Redsword」「Goldmane」がGemini 2.5 Proを上回る性能を示したとの報告も。では、各トピックの詳細を見ていきましょう。

Sam Altman氏、AGI到来時期より宇宙船実現時期の議論を提唱
Google Veo 3続報: Proプラン提供開始 71カ国に展開
Karpathy氏、LLMを「chmod a+w」アーティファクトと表現
Claude Code続報：JetBrains IDE対応とリファクタリング事例
Grok続報: Web版に会話復元機能追加、3.5遅延か
AIコーディングツール続報: Codex Ask評価、CursorカスタムLint
LangChain活用続報: Devin講演、Cisco自動化、新ツールも
Google関連か新モデルRedsword/Goldmane コーディングでGemini 2.5 Pro超え
Abacus AI CEO、LLM推奨更新 o3, Sonnet 4, Grok等
OpenAIのDC計画続報 JPMorgan融資報道とAI投資新戦略

Sam Altman氏、AGI到来時期より宇宙船実現時期の議論を提唱

OpenAIのSam Altman氏が、AGI（汎用人工知能）がいつ実現するかという議論よりも、最初の自己複製型宇宙船がいつ打ち上げられるかについて議論すべきだと提言し、AIの将来に対する壮大なビジョンを示唆しました。
この発言はAIコミュニティ内外で大きな注目を集め、AI技術の進展とその先の未来について活発な議論を呼んでいます。
AGIの定義や到達時期に関する議論が白熱する中で、より長期的かつ野心的な目標に目を向けるべきという氏の考えが示されています。

Sam Altman: (翻訳) AGIが何年に到来するかを議論するのはやめて、最初の自己複製型宇宙船が何年に打ち上げられるかを議論し始めるべきだと思う

Google Veo 3続報: Proプラン提供開始 71カ国に展開

Googleの動画生成AI「Veo 3」に関する続報です。
Gemini Proプランの加入者にも提供が開始され、利用可能な国も新たに71カ国に拡大されました。
Proプランでは月10回まで、Ultraプランでは月125回まで利用できるとの情報があり、UltraプランではVeo 3の生成上限が増加し、より多くの動画生成が可能になります。
日本語音声出力の実験やアニメ調動画生成など、ユーザーによる様々な試用例が報告されており、その表現力の高さが注目されています。
日本でのGoogle AI Ultraプランは月額36,400円で提供されていますが、一部機能は未実装です。

Google Gemini App: (翻訳) 本日より、Veo 3へのアクセスを新たに71カ国で展開し、Proサブスクライバー向けにお試しいただけるようにします。皆さんが何を創造するか、見て（そして聞いて）待ちきれません。 https://t.co/382WL5xkFE にサインインし、Proにアップグレードして始めましょう。

Google Labs: (翻訳) 🚨 当社のAI映画製作ツールであるFlowが、Google AI ProおよびUltraサブスクリプションを通じて、さらに71カ国で利用可能になりました 🌍。また、Veo 3がProサブスクライバー向けにお試しいただけるようになり（音声付きビデオを作成できます！）、Ultraサブスクライバー向けには容量をさらに増やしました。✨

まつにぃ: Google AI Ultraは月額36,400円（初回3 か月18,000円）で日本国内でも契約可能に。 Deep Think付Gemini2.5 ProとVeo 3等を備える最上位プランですが、日本ではDeep Think、Marinerなど未実装機能が多いです。 Veo3を常用しないなら現状はProで十分、まだ導入は慎重で良いでしょう。 https://t.co/yEAbzm800j

Karpathy氏、LLMを「chmod a+w」アーティファクトと表現

著名なAI研究者であるAndrej Karpathy氏が、大規模言語モデル（LLM）を「chmod a+w」（誰でも読み書き実行可能）なアーティファクトであると表現しました。
この比喩は、LLMのオープン性、アクセスしやすさ、そして容易に改変可能であるという性質を示唆しています。
開発者の間では、この表現がLLMの持つ可能性と、同時にセキュリティや制御に関する課題を的確に捉えているとして議論を呼んでいます。

Andrej Karpathy: (翻訳) LLMはchmod a+wアーティファクトだやったー

Claude Code続報：JetBrains IDE対応とリファクタリング事例

Anthropicのコーディング支援AI「Claude Code」が、新たにJetBrains IDEに対応しました。
これにより、より多くの開発者がClaude Codeの機能を活用しやすくなります。
Claude 4 Opusモデルを用いた大規模リファクタリング（84ファイル、約4時間で完了）の事例も共有され、実用性が示されています。
AnthropicはClaude 4のプロンプトエンジニアリングのベストプラクティスを更新し、並列処理の強化などを紹介しています。

cat: (翻訳) Shopifyの@obieがClaude CodeのOpus 4を使って、オープンソースのRoastフレームワークで84ファイルのリファクタリングを実行した様子をご覧ください！

ぬこぬこ: 先日の Claude Code の正式リリースに合わせて、JetBrains IDE で Claude Code が使えるようになりました https://t.co/xZ6XJXYStC

Yuta Kashino: Claude 4 プロンプトエンジニアリングのベストプラクティス - Anthropic https://t.co/9G76FfOxih 並列処理が強化されて、並列呼び出しを明示すれば良くなったそう。

Grok続報: Web版に会話復元機能追加、3.5遅延か

xAIのAIモデル「Grok」に関する続報です。
Web版には削除された会話を復元できる機能が新たに追加されました。また、ワークスペース共有機能も近日中に実装される予定です。
一方、次期モデル「Grok 3.5」のリリースは当初の予想よりも遅れているとの見方が広がっており、ユーザーからは早期リリースを望む声が上がっています。
xAIはGrok 3.5以外にも新たなプロジェクトを進めているとの情報もあり、今後の発表に注目が集まっています。

Tech Dev Notes: (翻訳) Grok Webで削除済み会話の復元がサポートされました！ https://t.co/HMT8cIveWe

Tech Dev Notes: (翻訳) xAIは（grok 3.5以外に）何かを準備中です。兆候からはつまらないものかもしれませんが、おそらくそうではないでしょう。まだ見せるUIはありませんが、近いうちに期待しています。

Chubby♨️: (翻訳) 理解できない。なぜGrok-3.5のリリースを発表しておきながら、まあ、リリースしないんだ？

AIコーディングツール続報: Codex Ask評価、CursorカスタムLint

AIコーディングツールの活用方法について開発者の模索が続いており、特にCursorやOpenAIのCodexに関する新たな動きが注目されています。【続報】
OpenAIのGreg Brockman氏は、Codexのコード読解支援機能「Ask」がコード記述支援と同等以上に価値があるにも関わらず過小評価されていると指摘しました。
Cursorについては、コンテキスト編集の容易さに加え、AIにカスタムLintルールを実装させるなど、より高度な活用事例も報告されています。

Greg Brockman: (翻訳) Codexの「Ask」機能を使って、コードベース全体での設定の使用状況を理解しました。コード記述と比較して、AIによるコード読解の価値は非常に過小評価されやすいです https://t.co/4m0OaYAWv3

松本勇気 (Yuki Matsumoto) | LayerX CTO: 今のところ、自分でなるべくContextをいじりやすいCoding toolが望ましいなぁという気持ちで、そうなると色々試す中でCursorに戻ってきてしまうな。小さいバグを並列で、みたいなのはCodexもいいのだけど。

mizchi: tskaigiで発表した「TS特化CLINEプログラミング」のテキスト版を用意しました。主に検索してプロンプトコピペするようです https://t.co/9mV2m4ph2u

LangChain活用続報: Devin講演、Cisco自動化、新ツールも

AI開発フレームワークLangChainの活用事例に関する続報です。
自律型AIソフトウェアエンジニアDevinを開発したCognition Labsが、LangChainの活用法について講演し注目されました。
CiscoはLangChainを利用し、180万件のサポートケースの60%を自動化した事例を公開しました。
検索とウェブスクレイピングを組み合わせたリサーチアシスタントII-Researcherや、自然言語でWeb開発を行うLlamaBotといった新ツールも登場しています。

LangChain: (翻訳) 👀 @cognition_labs がどのようにして完全自律型ソフトウェアエンジニアチームメイトであるDevinを構築したかをご覧ください！🔥 Cognitionの社長であるRussell Kaplan氏がLangChain Interruptトークで、Devinをどのように実現したか、そして強力で本番環境に対応したエージェントを構築するために何が必要かを語ります。https://t....

LangChain: (翻訳) 🔥 @Cisco がLangGraph、LangSmith、LangGraph Platformを使用して180万件のサポートケースの60%を自動化した方法をご覧ください🔥 Ciscoのフェロー兼チーフアーキテクトであるCarlos Pereira氏がLangChain Interruptトークで、AIエージェントによる顧客体験変革のためのCiscoのブループリントを共有します。htt...

LangChain: (翻訳) 🔍🤖 II-Researcher 検索プロバイダーとウェブスクレイピングをLangChainのテキスト処理機能と組み合わせ、複雑な問題に取り組むリサーチアシスタント。柔軟なLLMサポートと包括的なデータ収集機能を備えています。 GitHubで探検しましょう！📚 https://t.co/jUs1p7V5QX

Google関連か新モデルRedsword/Goldmane コーディングでGemini 2.5 Pro超え

LLM評価基盤Chatbot Arenaに、Google関連とされる新匿名モデル「Redsword」「Goldmane」が登場し注目されています。
これらのモデルは特にコーディングタスクで、Gemini 2.5 Proを上回る結果を示したとのユーザー報告が複数あります。
これがGeminiの未発表版か、Flashモデルの改良技術をProモデルに応用したものかなど、様々な憶測が飛び交っています。

Kol Tregaskes: (翻訳) 新たなコーディングの王様？ LM ArenaのredswordとgoldmaneというGeminiモデルが、Gemini 2.5 Proよりも良い結果を出しています。

Kai INUI: Chatbot Arenaに新たに追加された、GoogleのRedsword / Goldmaneなる2つの匿名モデルが2.5 Proよりも良いコーディング性能っぽいらしい。 Deep Think版のAPIか、もしくはFlashを改善したテクニックをProにも持ち込んだバージョンかな？

Abacus AI CEO、LLM推奨更新 o3, Sonnet 4, Grok等

Abacus AIのCEOであるBindu Reddy氏が、用途別の最新おすすめLLMリストを更新し、注目を集めています。
氏によると、プランニングにはOpenAIのo3、コーディングにはAnthropicのSonnet 4、リアルタイム処理にはxAIのGrokが推奨されています。
汎用的な主力モデルとしてはGPT 4.1、大規模処理にはGemini Flash 2.5などが推奨されています。
また、高価なモデルが必ずしも広く使われるわけではなく、特定のタスクに最適化されたモデルが選択される傾向にあるとの見解も示しています。

Bindu Reddy: (翻訳) 新しいベストモデルは1週間で変わりました。プランニング - o3 コード - Sonnet 4 ライブ/リアルタイム - Grok 主力 - GPT 4.1 大規模 - Gemini Flash 2.5 ビジュアル - GPT画像生成（ただしImagen 4も非常に良い）ビデオ - Veo-3 オープンソース - Qwen-235b 音楽 - lyria Googleのものが多...

Bindu Reddy: (翻訳) 最初の熱狂の後、高価なモデルはほとんど、あるいはまったく使用されなくなります。 GPT 4.5 - 廃止される前にほとんど使用されませんでした o1 - 遅すぎて高価で実用的ではありませんでした Veo-2 - 放棄され、人々に衝撃を与えました o3 - フォールバックまたはプランニングにのみ使用されます Veo-3そして

Chubby♨️: (翻訳) o3は今でも魔法のように感じます。o3が推論し、様々なツールを呼び出すのを見るのが大好きです。日々の仕事では、Claude 4、Gemini 2.5 Pro、稀にGrok 3、そしてもちろんChatGPTと、ほぼ全ての一般的なAIモデルを使用しています。しかし、医療などのほとんどの質問に対しては、

OpenAIのDC計画続報 JPMorgan融資報道とAI投資新戦略

OpenAIのデータセンター建設計画に関する続報と、AI分野における新たな投資戦略が報じられました。
JPMorganがOpenAIのデータセンター建設に対し、70億ドル以上の融資を計画していると伝えられています。この施設はNvidia製チップ40万個を搭載する大規模なものになる見込みです。
また、Khosla Venturesなどのベンチャーキャピタルは、既存企業を買収しAI技術で価値向上を目指す「AIロールアップ」という新戦略を実験しているとのことです。

The Information: (翻訳) JPモルガン、OpenAIデータセンターに70億ドル以上を融資 Crusoeが建設しOracleがリースするアビリーンデータセンターは、OpenAIのAIモデルトレーニング用に40万個のNvidiaチップを収容します。このプロジェクトの規模について詳しくはこちら: https://t.co/IO7KHK6VEP #AItraining

TechCrunch: (翻訳) Khosla Venturesなど、成熟企業にAIを注入するロールアップを実験するVCが登場 | TechCrunch https://t.co/Y6eAdtWXA2

Tetsuro Miyatake: General CatalystやThrive Capitalに続きKhosla Venturesもロールアップ型の投資ファンドを検討している。カスタマーサポートや弁護士事務所など特定のカテゴリーを選び、そこに積極的にAIを導入しながら買収を通して大きくなる戦略。 https://t.co/lfvDde1UZI