2025年05月19日 朝のAIニュースまとめ

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Grokの表現力向上とOpenAI GPT-5の新構造に注目

xAIのGrokにチャート生成機能が追加され、表現力がさらに向上しました。一方、OpenAIの次期モデルGPT-5は、全く新しいモデルコンポーネントで構築される可能性が報じられています。

Microsoft NadellaCEOは自作のAIエージェント10個を活用中で、「AIなしの開発は考えられない」と発言。AnthropicのClaudeは次期バージョンでコードの自動テスト・修正機能を搭載する見込みです。

21日にはGoogle Cloudがデータ分析とAIエージェントに関する新技術発表を予定しており、AI業界の大型イベントが続く週となります。それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。

目次

  1. Grok続報: チャート生成機能追加 Mermaid等に続き表現力向上
  2. OpenAI Codex続報: iOSアプリ対応や新ローカル環境登場
  3. (続報) GPT-5、全く新しいモデルコンポーネントで構築か
  4. MSナデラCEO、Copilot Studio製AIエージェント10個活用
  5. Anthropic次期Claude、コード自動テスト・修正機能搭載へ【続報】
  6. Google Cloud データ分析とAIエージェント新技術発表へ
  7. AIエージェント採用求人登場、LangChain新ツールも
  8. LLMプロンプト本「Beef本」話題に 開発者注目
  9. NVIDIA、TSMCの2nmプロセス高価格許容か TSMCは強気戦略の公算【続報】
  10. LLM研究: Reversal Curse解明や長文コンテキスト対応進む

Grok続報: チャート生成機能追加 Mermaid等に続き表現力向上

  • xAIのGrokに関する続報です。
  • 既報のMermaid形式の図生成機能、スケッチパッド機能に続き、新たにチャート(グラフ)を生成する機能が追加されたことが複数のユーザーによって報告されています。
  • これによりGrokの表現力がさらに向上しています。
  • 現在はウェブ版で利用可能で、今後他のプラットフォームにも展開される予定です。
Tech Dev Notes: (翻訳) Grok Webで美しいチャートが生成できるようになりました! https://t.co/QP2x6SjGcB

Tech Dev Notes: (翻訳) Grok Webで多くのチャートタイプがサポートされるようになりました: https://t.co/RaLMNeukM5

Chubby♨️: (翻訳) Grokがチャートを生成できるようになりました。見た目がとても良いです https://t.co/dRt8z6ZcjA

OpenAI Codex続報: iOSアプリ対応や新ローカル環境登場

  • OpenAIのコーディング支援AI「Codex」に関する続報です。
  • ChatGPTのiOSアプリでもCodexが利用可能になったと報告されています。
  • 新たにローカル実行環境「Codex Universal」が登場しました。
  • OpenAIのGreg Brockman氏がCodexの国際化対応事例を紹介するなど、開発者からの注目が続いています。
  • CLIとChatGPTの連携など、Codexの活用方法も多様化しています。
Greg Brockman: (翻訳) 国際化のためのCodex: (引用ツイート: 昨夜寝る前にCodexに我々のアプリを国際化し日本語にローカライズするよう依頼しました。今朝起きると完全な日本語サポートが完了していました🇯🇵 数日かかったであろう作業が一晩で終わりました。 https://t.co/jNDouHZkbh)

TestingCatalog News 🗞: (翻訳) ChatGPTのiOSアプリでCodexがサポートされるようになりました。 https://t.co/s0pqdOs1k0 (引用ツイート: ご存知ない方へ: ChatGPTの最新App StoreリリースでCodexのサポートが追加されました! https://t.co/4fnPSAOry7)

Ian Nuttall: (翻訳) codexがいい感じ。慣れているワークフローとは少し違うけど、これはバックグラウンドエージェントアプリの新しい波の始まりのように感じる。https://t.co/annM4FpOB8

(続報) GPT-5、全く新しいモデルコンポーネントで構築か

  • OpenAIの次期大型モデル「GPT-5」について、既存のGPT-4系統とは異なる全く新しいモデルコンポーネントから構築される可能性が報じられました。これは続報です。
  • この情報が事実であれば、GPT-5は現行モデルの延長線上ではない、AIの新たなフロンティアを切り開くものとして大きな期待が寄せられています。
Kol Tregaskes: (翻訳) GPT-5は完全に新しいモデルになるでしょう。次の真のフロンティアです。 https://t.co/p3CIT1GWLX (引用ツイート: 直接知っている人からフィードバックを得ました:GPT-5はまだリリースされていない全く新しいモデルから構築されます。つまり、GPT-4とそのすべての亜種を置き去りにして、現在利用可能なものの一部ではないコンポーネントから作られたシステムを手に...

Chubby♨️: (翻訳) GPT-5がさらに楽しみになりました (引用ツイート: 直接知っている人からフィードバックを得ました:GPT-5はまだリリースされていない全く新しいモデルから構築されます。つまり、GPT-4とそのすべての亜種を置き去りにして、現在利用可能なものの一部ではないコンポーネントから作られたシステムを手に入れることになります。)

MSナデラCEO、Copilot Studio製AIエージェント10個活用

  • MicrosoftのSatya Nadella CEOが、Copilot Studioで自ら開発した10個のカスタムAIエージェントを日常業務に活用していると報じられました。
  • ポッドキャストを聴く代わりに、Copilotに内容をアップロードして会話形式で情報を得るなど、具体的な活用例も紹介されています。
  • Nadella氏は「もはやAIなしにソフトウェア開発を考えることはできない」と述べ、AI活用の浸透を強調しています。
TechCrunch: (翻訳) マイクロソフトのサティア・ナデラ氏はポッドキャストよりチャットボットを選んでいる | TechCrunch https://t.co/zQRQcbCKBL

Tetsuro Miyatake: Microsoft CEOのSatya NadellaはCopilot Studioで開発した10個のカスタムAIエージェントを常に活用している。 そしてポッドキャストを聴くのではなく、それをCopilotにアップロードしてポッドキャストについて会話をするとのこと。 https://t.co/VhgsYReBnS

Chubby♨️: (翻訳) もはやAIなしにソフトウェア開発はできない - サティア・ナデラ そしてまだ2025年だ。 https://t.co/3ETT53FYCM (引用ツイート: サティア・ナデラ氏は、もはやAIなしにソフトウェア開発を考えることはできないと述べています。数ヶ月のうちに「冗談」から自律エージェントがコーディングを手伝うようになりました。 https://t.co/krqKeJSCb3)

Anthropic次期Claude、コード自動テスト・修正機能搭載へ【続報】

  • 以前お伝えしたAnthropicの次期Claudeモデルに関する続報です。
  • 新たに、生成されたコードを自動でテストし自己修正する機能が搭載される見込みであることが明らかになりました。
  • この機能により、開発プロセスのさらなる効率化が期待されます。
  • 同社は引き続き、モデルの推論能力向上にも注力しており、より少ない人間の介入で複雑なタスクを処理することを目指しています。
The Information: (翻訳) コーダー向け:Anthropicの次期モデルは、生成されたコードを自動的にテストおよび自己修正し、より効率的な開発を目指します。詳細はこちら:https://t.co/cfaYFCqNX7 #SoftwareEngineering

The Information: (翻訳) Anthropicは、新しいClaudeモデルの強化された推論能力に賭けており、より少ない人間の介入で複雑なタスクを処理することを目指しています。方法はこちら:https://t.co/cfaYFCqNX7 #ReasoningAI

Google Cloud データ分析とAIエージェント新技術発表へ

  • Google Cloudは、5月21日にデータ分析の最新イノベーションと2025年の製品ロードマップを発表する特別イベントを告知しました。
  • このイベントでは、AIエージェント、インテリジェント検索、AIを活用した分析など、データをAIに接続するためのGoogleのビジョンが紹介される予定です。
  • Google I/O (5月20-21日)やMicrosoft Build (5月19-22日)、Anthropicの開発者会議 (5月22日)など、AI関連の大型イベントが続く週となります。
Google Cloud: (翻訳) 5月21日に、最新のデータ分析イノベーションと2025年の製品ロードマップに関する特別講演にご参加ください。AIエージェント、インテリジェント検索、AI搭載アナリティクスを実現するために、データをAIに接続するというGoogleのビジョンをご覧ください。今すぐ登録 → https://t.co/PibQzOxrwJ https://t.co/Slcvh6yLAa

Tibor Blaho: (翻訳) 今週はイベントが目白押しです - Google I/O 2025 (5月20-21日)、Anthropic初の開発者会議 Code with Claude 2025 (5月22日)、そしてMicrosoft Build 2025 (5月19-22日)

AIエージェント採用求人登場、LangChain新ツールも

  • AIエージェントを従業員として採用する求人が登場するなど、AIエージェントの実用化に向けた動きが活発化しています。
  • LangChainからは、Webクロールを行う「Doctor」やローカル実行可能な「Deep Research Agent」といった新しいAIエージェント関連ツールが発表されました。
久保田 雅也@Coalis: ついに、、AIエージェント採用の求人が😱 (引用ツイート: I'm spending $1 million to hire AI agents for our startup @firecrawl_dev The future belongs to those who can build and control armies of AI agents. We're hiring hundr...

Kazunori Sato: MCPサーバーを使って請求書作成から送付まで自動化してみた話|k.shimatani https://t.co/tIETZIPTSU

LangChain: (翻訳) 🔍 ディープリサーチエージェント プライバシー重視のオープンソースAIエージェントで、あらゆるトピックをローカルで調査します。LangGraphを使用して反復的な調査ワークフローを強化します。この強力な調査ツールをチェックしてください🎯 https://t.co/KcIOJFnZiG https://t.co/nkKfKCor4d

LLMプロンプト本「Beef本」話題に 開発者注目

  • LLMのプロンプトエンジニアリングに関する書籍、通称「Beef本」が開発者の間で話題となっています。
  • 多くの技術者が購入し、内容について議論しており、プロンプトエンジニアリングへの関心の高さが伺えます。
  • 急速に進化するプロンプト技術の情報収集源として、こうした体系的な書籍や専門家の情報発信が重視されています。
カレーちゃん: LLMのプロンプトエンジニアリングを購入 今回は、PDFで買いました。 https://t.co/vo295boWXR

からあげ: 話題のLLMのプロンプトエンジニアリング本(通称Beef本)買ってみました。 久しぶりに気合いを入れて、1ページごとに入念に書き込みをしながら読み進めます https://t.co/TtbAeO9L0n

Iaiso: Prompt Engineering系の情報あっという間に状況変わるのでこの辺読むのが個人的に良いと思っている - https://t.co/66hjIUKKAI - https://t.co/3y1brJ6cMC - https://t.co/OALOYyXDJz

NVIDIA、TSMCの2nmプロセス高価格許容か TSMCは強気戦略の公算【続報】

  • NVIDIAのJensen Huang CEOが台湾を訪問し、TSMCの魏哲嘉会長ら台湾の主要テクノロジー企業のトップと会食したことが報じられました。
  • Huang氏はインタビューで、TSMCの2nmプロセスの製造難易度の高さを認めつつも、価格が公正であれば高価であっても受け入れる姿勢を示しました。
  • この発言を受け、TSMCが関税や台湾ドル高を背景にウェハ価格を10%値上げするとの観測も出ており、半導体業界の価格戦略に注目が集まっています。【続報】
パウロ: 革ジャン、17日に1兆ドルのビジネスとして、台湾の要人たちと宴会を開催、メンバーが相変わらずすごい 以下、引用 宴会には、TSMCの魏哲嘉会長、MediaTekの蔡立星副会長兼CEO、Quantaの林百里会長と梁慈真副会長、Pegatronの童子賢会長と鄭光志CEO、Siliconware Precision

パウロ: 革ジャン最新インタビュー TSMC 2nmのプロセスは信じられないぐらい困難だ その価格がフェアで一貫性があるならば、例えそれが高価でもそれが価格だ https://t.co/5mtP7mmiTO

パウロ: TSMC 関税と台湾ドル高の影響でウェハ価格の10%の値上げを通達予定 強気すぎ、ワロタ (引用ツイート: 轉 產業週報 1.、消費性電子在7月份的整體訂單狀況不明,如果關稅沒有解決,下半年情況會不好, 被動元件及電子零組件是收美金,但付給下遊供應商是用台幣,所以Q2開始會有匯損產生。 2.、MTK佔美國10%,下半年應該也不錯,關稅負面少,祥碩佔美國50%,影響關稅比較大。)

LLM研究: Reversal Curse解明や長文コンテキスト対応進む

  • LLMのファインチューニング時に「Bの母親はA」と学習させても「Aの子供は誰?」という逆の質問に答えられない「Reversal Curse(逆転の呪い)」問題について、プロンプト内情報(In-Context Learning)で対応可能との研究が注目されています。
  • また、タスク環境全体を長文コンテキスト対応LLM(LCLM)に入力することで、よりシンプルなエージェントで高い性能を達成できるという報告も出ています(Gemini-1.5-Pro/2.5-Proでの検証)。
  • 長文コンテキストでのコード生成ベンチマーク「YABLoCo」や、Mambaモデルの長文記憶を改善する研究など、LLMの能力向上に向けた取り組みが進んでいます。
webbigdata: LLMではfinetuneで「Bの母親はAである」という事実を学習させても「Aの子供は誰ですか?」と言う反転した質問に答えられない不思議な現象がある(reversal curse(逆転の呪い)) しかしin-context learning、つまりプロンプト内でこの情報を与えると何故か答えられる 微調整用のデータ拡張に工夫が必要 (引用ツイート: LLMs finetuned on sp...

Rohan Paul: (翻訳) この論文は、タスク環境全体を長文コンテキスト言語モデル(LCLM)のコンテキストに入れることで、よりシンプルで競争力のあるエージェントを実現できることを示しています。Gemini-1.5-Proは、足場なしでSWE-Bench-Verifiedで38%のpass@1を達成し、足場ありの32%と競合しました。Gemini-2.5-Proは https://t.co/NDLM3gUwQV ...

Rohan Paul: (翻訳) YABLoCo、長文コンテキストコード生成のための新たなベンチマーク。llvmやredisのような、最大200万行のコード(LoC)を持つC/C++リポジトリからの215個の関数を特徴としています。YABLoCoは、これらの要求の厳しい長文コンテキストにおけるLLMのパフォーマンスを評価するための評価パイプラインを提供します https://t.co/E4k12s3m2Q

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