2025年05月06日 朝のAIニュースまとめ
(ほぼ)毎日AIニュースが届きます。ぜひご登録ください。
(ほぼ)毎日AIニュースが届きます
ぜひご登録ください
非営利維持へ転換するOpenAIと急成長するGemini、進化するAIエージェントの最新動向
OpenAIが非営利団体による管理体制維持の方針転換を発表。背景にはイーロン・マスク氏の訴訟も影響か。一方、GoogleのGeminiは3月のGemini 2.5 Proリリース以降、ユーザー数が急増し、ChatGPTを追走中。
AIエージェント開発も活発化し、CiscoのJARVISは生産性10倍向上を報告。GeminiにPC操作機能追加の可能性も浮上。中国では人間の脳細胞を活用したロボット開発も進行中。
それでは各トピックの詳細についてご一緒に見ていきましょう。
目次
- OpenAI、非営利団体による管理体制を維持へ方針転換
- ChatGPTへの丁寧語利用、数百万ドルのコスト増か
- Gemini、利用者急増の観測 米国調査でも追撃
- OpenAI CPO、AIが年内に競技コーディングで人間超えと予測
- CiscoのJARVISや新VLAモデルπ0.5等 AI Agent開発進む
- Gemini、PC操作機能 Computer use 追加の可能性
- 中国、人間の脳細胞利用ロボットやヒューマノイド開発を推進
- Claudeアプリ新機能準備中: 調査/第5音声/コンテスト
OpenAI、非営利団体による管理体制を維持へ方針転換
- OpenAIは、当初計画していた営利企業への完全移行を取りやめ、非営利団体が引き続き組織全体を管理する体制を維持すると発表しました。
- この決定は、イーロン・マスク氏による訴訟なども背景にあると見られています。
- 組織構造の透明性と公益性の確保を目指す動きとして注目されます。
TechCrunch: (翻訳) OpenAIは、当初営利団体への転換計画を発表した後、非営利部門が営利組織の管理を維持することを決定しました。詳細はこちら: https://t.co/IMvLPqjvwA https://t.co/F0PzpJZ9Dy
The Information: (翻訳) OpenAI、非営利団体からの分離中止を決定、マスク氏に勝利を与える OpenAIは、司法長官との協議やイーロン・マスク氏からの法的異議申し立てを受け、営利部門を非営利理事会から分離しないことになりました。詳細はこちら👇 https://t.co/YPfp7agPl0
unusual_whales: (翻訳) CNBCによると、OpenAIは、営利団体への再編後も非営利団体によって管理され続けると述べました。
ChatGPTへの丁寧語利用、数百万ドルのコスト増か
- ChatGPTなどのLLMに対して「お願いします」や「ありがとう」といった丁寧な言葉遣いをすることが、余分なトークン消費につながる可能性が指摘されています。
- 結果的に、数百万ドル規模の計算コスト増加を引き起こしている可能性があるとのことです。
- LLM利用における効率性と、人間らしい丁寧な対話のバランスについて議論を呼んでいます。
unusual_whales: (翻訳) The Vergeによると、ChatGPTに「お願いします」や「ありがとう」と言うことは、数百万ドルのコストをかけています。
Gemini、利用者急増の観測 米国調査でも追撃
- GoogleのGeminiについて、3月後半のGemini 2.5 Proリリース以降、デイリーアクティブユーザー(DAU)が急増しているとの観測が出ています。
- 米国の消費者調査でも、ChatGPTに次ぐ利用率でGeminiが追い上げを見せているとの結果が報告されています。
- 性能面でも各種ベンチマークで高評価が続いています。
Kimihiko Kitase ♨️ 北瀬 公彦: Gemini の DAU 3月後半から激増中✨✨✨ Gemini 2.5 Pro のリリースタイミングだね。 (引用ツイート: Google Gemini is really stepping up its game 👇 https://t.co/bSjnPpbjfY)
まつにぃ: 現在様々なモデルが各々の強みのある領域を持っており、通常のベンチマークが段々思惑から逸れていってます。 現在は汎用知能、多言語コーディング、研究開発など知識クイズでは無い領域が増加し、MMLU等は最早飽和状態に。 その中でも全総合トップはやはりGemini2.5Proとo3という納得の結果に。 (引用ツイート: The Ultimate LLM Meta-Leaderboard averag...
Chubby♨️: (翻訳) ChatGPTは依然としてAI戦争をリードしているが、Google Geminiが勢力を増している 最近のCivicScienceの調査によると、米国の消費者の40%が過去1ヶ月間に生成AIツールを使用した。その中で、ChatGPTが46%の使用率でリードし、Google Geminiが37%で続き、Microsoft Copilotがそれに続く。https://t.co/5k9FFl...
OpenAI CPO、AIが年内に競技コーディングで人間超えと予測
- OpenAIのChief Product Officer、Kevin Weil氏がAIのコーディング能力について新たな予測を示しました【続報】
- 同氏はインタビューで、AIモデルが「今年中に競技コーディングで人間を恒常的に上回るだろう」と発言しました
- これは、AIによるソフトウェア開発の自動化や高度化がさらに加速することを示唆しています
Tibor Blaho: (翻訳) OpenAI CPO Kevin Weil氏(The Hill & Valley Forum - 2025年4月30日) - 「モデルが世界最高の競技プログラマーになる日はそう遠くないでしょう。そしてその時点以降、コンピュータは人間よりもコードを書くのが得意になるでしょう。」 - (引用ツイート: @OpenAI @kevinweil @AndrewCurran_ @btibor91 ...
まつにぃ: OpenAIのCPOはHill & Valley Forumで「最強モデルは民主主義価値に基づく米国製であるべき」と発言しました。 中国を警戒し先端モデルは公開を敢えて遅延させているそうで。 同インタビューで「今年AIが競技コーディングで人間を恒常的に上回る」とも予測。 今年中に米中の決着着くかもです。 (引用ツイート: @OpenAI @kevinweil @AndrewCurran_ ...
CiscoのJARVISや新VLAモデルπ0.5等 AI Agent開発進む
- CiscoではLangGraphを活用したAIプラットフォームエンジニア「JARVIS」により生産性を10倍向上させたと報告
- Web UI向けのHTML/Tailwind CSSコード生成に特化した「UIGEN-T2」が登場
- カリフォルニアの新興企業が汎用ロボット向け視覚言語行動(VLA)モデル「π0.5」を発表
LangChain: (翻訳) Cisco OutshiftがAgentic AI Engineerで生産性を10倍にした方法 @outshiftbycisco、Ciscoのイノベーションエンジンは、AI Platform EngineerであるJARVISを使用して、開発者のリクエストを自動化し、運用上のボトルネックを排除しています。LangGraphとLangSmithで構築されたJARVISは、https://...
Vaibhav (VB) Srivastav: (翻訳) UIGEN-T2は、Webインターフェース用のHTMLおよびTailwind CSSコードを生成するために特別に設計されています 👀 https://t.co/3CF2h9JlZM
Chubby♨️: (翻訳) カリフォルニアのスタートアップが、視覚言語行動モデルであるπ0.5 AIによる汎用ロボティクスのブレークスルーを発表。ロボットが見るものはすべて初めて見るものです。ロボットは周囲を認識するように訓練されていません。我々はそこに到達しつつあります!あと数年です https://t.co/a8lgmmXS3u
Gemini、PC操作機能 Computer use 追加の可能性
- GoogleのAI Studioに、Geminiが仮想デスクトップを操作できる「Computer use」というツールが追加される可能性が浮上しています。
- これが実現すれば、OpenAIの「Operator」のように、AIがユーザーのPCを直接操作してタスクを実行する機能がGeminiでも利用可能になるかもしれません。
- AIによるPC操作の自動化に向けた動きとして注目されます。
Kol Tregaskes: (翻訳) GoogleのAI StudioにGemini向けの「computer use」ツールが登場するようです。OpenAIのOperatorのように仮想デスクトップを制御します。https://t.co/mjU1PTWHp5 (引用ツイート: AI Studioに「Computer use」が追加される https://t.co/rQEhcnvUHl)
Tibor Blaho: (翻訳) Geminiの「Computer use」ツール? (引用ツイート: AI Studioに「Computer use」が追加される https://t.co/rQEhcnvUHl)
中国、人間の脳細胞利用ロボットやヒューマノイド開発を推進
- 中国でAIロボット開発に関する注目すべき動きが報じられています。
- 人間の脳細胞から作られたミニ脳(脳オルガノイド)をロボットに接続し、移動や障害物回避などを行わせる研究が報告されています。
- また、国営テレビがヒューマノイドロボットの普及を推進するなど、国家レベルでのロボット開発への注力がうかがえます。
Chubby♨️: (翻訳) https://t.co/4RCGZrcODk 中国が人間の脳を持つロボットを構築したことは、一つのことを非常に明確に示しています:中国は西洋よりも革新的であろうとし、新しいアプローチを試みようとしています。ハードウェアの面では制限があるかもしれませんが、高い創造性でこれを補っています。(引用ツイート: 🇨🇳 中国が人間の脳を持つロボットを構築 中国の科学者は、人間の幹細胞から作られた...
Chubby♨️: (翻訳) https://t.co/O1WsZxLtKQ 中国はロボットに全力を注いでおり、国営テレビでさえヒューマノイドロボットの未来を常態化させています。ロボティクスに注がれるエネルギーと力は息をのむほどです。ヨーロッパは彼らを見習うべきです。(引用ツイート: 中国中央電視台(CCTV)は、ヒューマノイドロボットの未来と、ロボットが人間と共生する姿を描写しました:朝食を作り、子供の世話をし、...
Chubby♨️: (翻訳) 中国のスタートアップが初めてCRISPR療法を脳に注入 中国での画期的な臨床試験で、初めてCRISPR遺伝子編集技術を子供の脳に直接注入し、希少な遺伝性疾患を治療しました。この大胆な一歩は https://t.co/51eQaTD2mI を示します。
Claudeアプリ新機能準備中: 調査/第5音声/コンテスト
- Claudeアプリに新機能追加の準備が進んでいる兆候が見られます【続報】。
- 既報の調査機能について、調査レベルを「Light」と「Advanced」に分ける詳細が確認されました。
- 新たに「コンテスト機能」のサポートに向けた準備も進められています。
- テスト中の音声モード向けに、5番目となる新しい声が追加される可能性も示唆されています。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) AnthropicはClaudeアプリに以下を準備中: - 新しいリサーチレベル - LightとAdvanced付き - 「Claude Max 4ヶ月分」コンテストサポート - 今後の音声モード用の新しい5番目の声 https://t.co/31RbnnSxuX