2025年04月25日 夜のAIニュースまとめ
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Google決算好調とAI技術統合の加速
今週のAI業界は、大手企業の好調な業績とAI技術の本格的な統合が注目を集めています。
GoogleはAI技術の社内浸透が進み、生成コード比率が30%を超える中で好決算を発表。ChatGPTはDeep Research軽量版を無料ユーザーにも提供開始。一方でxAIは100万GPU搭載の巨大スパコン計画と250億ドル調達の報道も。
AI解釈可能性研究の重要性も高まる中、各社の技術革新と戦略的投資が続いています。それでは各トピックの詳細を見ていきましょう。
目次
- ChatGPT Deep Research軽量版、無料月5回・有料枠増
- Google決算好調 AI投資継続 AI生成コード3割超え【続報】
- Anthropic 解釈可能性研究強化、MaxへのCode統合の噂【続報】
- MCP開発活発化 解説イベント盛況、ハッカソンも開催【続報】
- Lovable 2.0登場、Cursorはリポジトリ読込機能予告
- xAI、100万GPUスパコン計画 250億ドル調達報道
- ICLR 2024: GoogleがGemini RoboticsやFunSearch等を発表【続報】
- OpenAI Codexオープンソースファンド 最初の助成先4件を発表
- Perplexity、広告戦略発表 iOSアシスタント機能続報
- AIモデルの解釈可能性(Interpretability)への関心高まる
- Unsloth 新動的量子化GGUF公開 Gemma 3で精度向上・軽量化
- Google Gemini 2.0 Flashも継続改善 会話自然さ向上
ChatGPT Deep Research軽量版、無料月5回・有料枠増
- ChatGPTの高度な調査機能「Deep Research」の軽量版(o4-miniベース)に関する続報です。
- この軽量版が無料ユーザーにも月5回まで提供されることがわかりました。
- 有料プラン(Plus/Teamは計25回、Proは計250回)でも利用回数が増加します。
- 通常版の上限に達すると自動で軽量版に切り替わる仕組みも導入されました。
ChatGPT研究所: 【速報】ChatGPT、Deep Research軽量版導入で利用枠拡大 無料プランも対象 ChatGPTに搭載の「Deep Research」機能が軽量版(o4-miniベース)導入により利用回数拡大。Plus/Team等は月25回、Proは月250回。無料ユーザーにも月5回提供開始。 通常版の上限到達後、軽量版に自動で切り替わるとのこと。 https://t.co/ZNDwUkLmT2
Greg Brockman: (翻訳) Deep Research (軽量版) がChatGPTの無料ティアで利用可能になりました。
Kol Tregaskes: (翻訳) 新しいDeep Researchの制限は紛らわしい。TiborがChatGPTで何が得られるかを説明するFAQを見つけました:無料 – 軽量版で月5タスク、Plus & Team – 月10タスク+軽量版で追加15タスク、Pro – 月125タスク、
Google決算好調 AI投資継続 AI生成コード3割超え【続報】
- Google (Alphabet) の最新四半期決算は市場予想を上回り、特にクラウド部門と検索事業が好調でした。
- 同社はAI分野への投資継続を表明。AI StudioやGemini APIのアクティブユーザーは半年で200%以上増加し、社内でAIによって生成されるコードの割合は30%を超えたと報告されています(半年前は25%)。
- 検索機能のAI Overviewは月間15億ユーザーに利用されるなど、AI技術の浸透が進んでいます。
Kimihiko Kitase ♨️ 北瀬 公彦: アルファベットの Q1 業績報告🤩 ⚡️Alphabet 2025年第1四半期:好調なスタート。 ⚡️AIはGemini 2.5を基盤に成長、主要製品へ統合。 ⚡️AI Studio / API 利用者は200%超増。 ⚡️新TPU、NVIDIA GPU導入でAI分野をリード。 ⚡️YouTubeは20周年 ⚡️Waymoの自動運転サービスも週25万回超(前年比5倍)に。 ⚡️Q2の
Kol Tregaskes: (翻訳) Googleで書かれた全コードの30%以上がAIによって生成されており、これは半年前の25%から増加しています。
Bindu Reddy: (翻訳) インターネット全体 - 検索はAIによって破壊され、Googleは市場シェアを失うだろう。一方、Google - 検索+10% Googleは検索において支配し続けている。 https://t.co/bwahZe2sv8
Anthropic 解釈可能性研究強化、MaxへのCode統合の噂【続報】
- 以前お伝えしたClaude MaxプランへのClaude Code機能統合(APIキー不要化など)の噂について続報です。
- 同社CEOは、AIモデルの動作原理を解明する「解釈可能性」研究に注力し、2027年までのブラックボックス解明を目指す意向も表明しました。
- 現行モデルの競争力や次期モデルへの期待に関する議論も続いています。
TestingCatalog News 🗞: (翻訳) 「MaxプランにはClaude Codeが含まれるようになりました」 Anthropicは、内部により多くの特典を追加することでMaxプランの価値を高める準備をしています。 https://t.co/q4di0BeIzt
TechCrunch: (翻訳) Anthropic CEOは2027年までにAIモデルのブラックボックスを開きたいと考えている | TechCrunch https://t.co/PwY1N2TNFS
Kol Tregaskes: (翻訳) ある程度同意します。Anthropicは静かでした。新しいClaudeモデルは何ヶ月も予定されていません。彼らのClaude 4は競争の激しい時期、おそらくGPT-5の後にローンチされるでしょう。Opusの必要性は感じませんが。Gemini Ultraや新しい大規模なOpenAIモデルがありません。ラボは推論に焦点を当てています。
MCP開発活発化 解説イベント盛況、ハッカソンも開催【続報】
- AIエージェント連携プロトコルMCPの開発コミュニティ活動に関する続報です。
- Findy主催の解説イベントには2200人以上が参加登録するなど関心が高まっています。
- 開発者による実装Tipsの共有や、MCPサーバーを自作するハッカソンも開催されました。
- Playwrightを使ったブラウザ操作MCPなど新たな実装も登場する一方、プロトコルの設計思想に関する議論も続いています。
からあげ: 本日Findy様のイベント「MCPでLLMはどう進化する?」に登壇します。現時点で参加者が2200を超えてました…緊張してきましたが、頑張ります https://t.co/1WchlEUF1T #mcp_findy https://t.co/4l1JxlI9mO
ぬこぬこ: 今夜の MCP で遊ぶ会、二枠空いたのでもしよろしければ!MCP を自分で作ったことあるよって方はぜひ!ハッカソン的にひとりひとつ作る会です! #aimeetup
Kazunori Sato: そうなんですよね、そこが大昔からの分散システム構築でも超えられなかったカベ。なぜならITシステム自身が自分がやってることの意味を理解してないから。今やそれが可能になり、この問題はこれ呼べばいいんじゃね?と考えながら動くITシステムが実現した。
Lovable 2.0登場、Cursorはリポジトリ読込機能予告
- AIコード生成ツールの開発競争が続いています。
- Lovableは、マルチプレイヤー機能やDev Modeを備えた「Lovable 2.0」をリリースしました。
- Cursorは近く、リポジトリ全体をコンテキストとして読み込ませる機能を追加予定と予告し、注目を集めています【続報】。
- Windsurfの値下げやSpawnといった他のツールとの競合も激化しています。
Kol Tregaskes: (翻訳) Lovable 2がdevモード付きでローンチされました。 https://t.co/lhYaJSyJWT これは私の好みのタイプのvibeコーダーのように見えます。🤔
Ian Nuttall: (翻訳) なんてことだ、cursorはまもなく独自のレポプロンプトを追加して、すべてのコンテキストを詰め込む予定だ 🤯 https://t.co/Q9Enq3QktI
Tetsuro Miyatake: AIコード生成スタートアップのWindsurfが値下げを行った。 チームプランでは元々1ユーザーあたり月額$35だったのを$30にする予定で、エンタープライズプランも大きくディスカウントしている。 Cursorと対抗するための施策だと思われる。 https://t.co/vd4kedCz0E
xAI、100万GPUスパコン計画 250億ドル調達報道
- Elon Musk氏が率いるAI企業xAIが、巨大なスーパーコンピューターの建設計画を進めていると報じられています。
- Colossus 2と呼ばれるこのシステムは、100万基のGPUを搭載する計画とのことです。
- 実現のため、xAIは250億ドル規模の資金調達を目指していると伝えられており、AI開発競争における計算資源確保の動きが加速しています。
Chubby♨️: (翻訳) Muskは100万GPUを備えたColossus 2スーパーコンピューターのために250億ドルを調達しようとしています。xAIは全力投球です。 https://t.co/ekfhcsPjUl
ICLR 2024: GoogleがGemini RoboticsやFunSearch等を発表【続報】
- ICLR 2024でのGoogleによる発表に関する続報です。
- 物理ロボット制御のためのAIモデルファミリー「Gemini Robotics」が発表されました。
- LLMを用いて科学的発見を支援する手法「FunSearch」も紹介されました。
- AI自身が継続的に新しい発見を生み出す「Open-Endedness」に関する基調講演も行われました。
Google AI: (翻訳) #ICLR2025 Googleブースで本日午前10時の休憩中に開催されるGemini Roboticsデモンストレーションをお見逃しなく!研究者たちは、高度なマルチモーダル推論を活用して物理ロボットを制御するために設計された新しいAIモデルファミリーを発表します。 https://t.co/gRWtSE4aWm https://t.co/yfFMrIKZDa
Google AI: (翻訳) FunSearchはLLM支援による科学的発見のための新しい手法です。本日午後3時に#ICLR2025 Googleブースにお立ち寄りください。研究者たちがFunSearchを興味深い問題に適用する方法を実演し、そのユーザーインターフェースを垣間見せます。 https://t.co/gYwYKQkhyn https://t.co/qw95oUglNh
Google AI: (翻訳) 明日午後2時に#ICLR2025のホール1 ApexでTim Rocktäschel氏の基調講演にご参加ください。Open-Endednessについて語られます。これは、無限の新規かつ学習可能な成果物を生成するシステムに焦点を当てた研究パラダイムであり、AIが自身の発見を推進する未来を示唆しています。 https://t.co/HJgMMNf3Un
OpenAI Codexオープンソースファンド 最初の助成先4件を発表
- OpenAIが、AIを活用した開発者ツールのオープンソースプロジェクトを支援する「Codexオープンソースファンド」について、最初の助成先を発表しました。
- 選ばれたのは、推論サービングエンジン「vLLM」、自動ネットワークペネトレーションテストツール「OWASP Nettacker」、Infrastructure as Codeツール「Pulumi」、クラウドネイティブデータパイプラインツール「Dagster」の4プロジェクトです。
- これらのプロジェクトへの支援を通じて、AI開発エコシステムの発展を促進することが期待されます。
OpenAI Developers: (翻訳) 最初のCodexオープンソースファンド助成金受領者を発表:⬩vLLM - 推論サービングエンジン @vllm_project ⬩OWASP Nettacker - 自動ネットワークペネトレーションテスト @iotscan ⬩Pulumi - あらゆる言語でのインフラストラクチャ・アズ・コード @pulumicorp ⬩Dagster - クラウドネイティブデータパイプライン @dags...
Perplexity、広告戦略発表 iOSアシスタント機能続報
- PerplexityのiOS版音声アシスタント機能に関する続報です。Web検索や予約、メール送信などのマルチアプリ連携が可能になります。
- また、同社CEOは開発中の独自ブラウザについて、ユーザー行動を追跡しパーソナライズ広告を販売する計画を明らかにしました。
- この発言はAI企業のプライバシーやビジネスモデルに関する議論を呼んでいます。
Tech Dev Notes: (翻訳) Araはいつこれを手に入れるの?
TechCrunch: (翻訳) Perplexity CEOは、同社のブラウザがユーザーがオンラインで行うすべてを追跡し、「ハイパーパーソナライズされた」広告を販売すると述べている | TechCrunch https://t.co/yzNyHnbG1Y
Tetsuro Miyatake: Perplexityが自社のブラウザーを開発している理由は自社アプリ以外に何をユーザーがやっているのかをトラッキングしてよりプレミアム広告を出すことを目指しているとCEOのAravind Srinivasが発言した。 https://t.co/lhXEYvFh8U
AIモデルの解釈可能性(Interpretability)への関心高まる
- AIモデル、特に大規模言語モデル(LLM)がどのようにして特定の出力を生成するのか、その内部メカニズムを理解する「解釈可能性(Interpretability)」の重要性が高まっています。
- なぜ特定の単語を選ぶのか、なぜ通常は正確なのに時折間違いを犯すのか、といった点がブラックボックス化していることへの懸念が指摘されています。
- オープンサイエンスやオープンソースAIによるアプローチや、Anthropicのように企業が研究プログラムを立ち上げる動きが見られます。
clem 🤗: (翻訳) 解釈可能性を推進する最良の方法:誰もが学び、検証できるように、オープンサイエンスとオープンソースAIを!
Chubby♨️: (翻訳) 「生成AIシステムが財務書類の要約などの何かを行うとき、それが特定の、あるいは正確なレベルで、なぜそのような選択をするのか、なぜ他の単語ではなく特定の単語を選ぶのか、なぜ通常は正確であるにもかかわらず時折間違いを犯すのか、私たちにはわかりません。」
TechCrunch: (翻訳) Anthropic CEOは2027年までにAIモデルのブラックボックスを開きたいと考えている | TechCrunch https://t.co/PwY1N2TNFS
Unsloth 新動的量子化GGUF公開 Gemma 3で精度向上・軽量化
- LLMの量子化ツールを提供するUnslothが、新しい動的量子化手法「Dynamic v2.0 GGUFs」をリリースしました。
- この手法は、各レイヤーやモデルごとに最適な量子化タイプを動的に調整することで、モデルの精度低下を最小限に抑えつつ、量子化されたLLMの実行やファインチューニングを可能にします。
- Gemma 3 27Bモデルを用いたテストでは、Google公式の量子化版(QAT)と比較して、ファイルサイズを2GB削減しつつMMLUスコアで1%向上したと報告されています。
Maxwell! 🌃 🌻 🐇 ☃: 新しい Dynamic v2.0 は特定のレイヤーだけでなく,全ての可能なレイヤーの量子化タイプを動的に調整するとのこと. なので,各レイヤーとモデルごとに量子化の組み合わせが異なる. https://t.co/Fu9JWHqXC3 どんどん便利になっていっている ✨
webbigdata: Unslothが動的量子化のv2を公開 Gemma 3 27BならGoogle 公式QAT版より2GBサイズを縮小しつつMMLUスコアで+1%を実現との事 先日公開の私の量子化版に応用できそうかは確認中 関連して2週間前に長コンテキスト関連で後方互換なしの修正がllama.cpp(pull/12889)で行われており、再量子化/再DL必要説有
Google Gemini 2.0 Flashも継続改善 会話自然さ向上
- GoogleのGeminiモデルファミリーにおいて、最新の2.5系だけでなく、軽量モデルである2.0 Flashも継続的に改善されていることが明らかになりました。
- Geminiの変更履歴によると、最近のアップデートで2.0 Flashの性能が向上したとのことです。
- 具体的には、プロンプトへの追従性が向上し、より自然で協調的、かつ適応的な会話スタイルが可能になったとされています。
まつにぃ: Gemini2.5 Flashが出ていますが、継続して2.0 Flash もブラッシュアップし、よりプロンプトへの追従、会話のナチュラルさがこうじょう。 弊社もベースはGemini 2.5、2.0Flashなので非常に嬉しい進化です。
erukiti: 2.0Flash, 2.5Flash, 2.5Pro... 選択肢が乱立してるのが唯一の難点かもしれない あとは御せるノウハウさえ作ったらgpt-4.1もいろいろ考慮に入れたい