2025年04月22日 夜のAIニュースまとめ

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Huawei新AIチップ出荷、AI理解基礎論文30選、OpenAI o3新報告

中国Huaweiの新AIチップ「Ascend 910C」出荷開始の噂が広がる中、製造難航の可能性も指摘されています。一方、OpenAIの共同創設者Ilya Sutskever氏が選定した「現代AIを理解するための基礎論文30選」が研究者コミュニティで注目を集めています。

AIコーディングアシスタント「Cursor」の効果的活用法の共有が活発化し、OpenAIのo3モデルは自己再帰実験の報告やo3-proモデル登場の予測も出ています。AI関連投資では、AmazonとAnthropicの異なる戦略にも注目が集まっています。

それでは各トピックの詳細について見ていきましょう。

目次

  1. Huawei AIチップAscend 910C出荷開始か、製造難航の噂も
  2. Ilya Sutskever氏推奨、現代AIを理解するための基礎論文30選
  3. Cursor活用Tips活発化、問いかけ方やプロンプトも話題
  4. OpenAI o3続報: 自己再帰実験やo3-pro登場予測など
  5. Amazon、データセンター投資一時停止報道 AWSのAIチップ戦略影響か
  6. MCP続報: 対応フレームワークリスト共有、TODO管理連携アイデアも
  7. Figma、AIアプリ作成サービスやサイトローンチ機能を開発中か
  8. Anthropic投資先Goodfire、AI解読技術詳細報じる【続報】
  9. Hinton氏: 人間は論理機械でなく類推機械
  10. その他AI関連動向: Grok無料キャンペーン、RAG新手法、Kaggler会など

Huawei AIチップAscend 910C出荷開始か、製造難航の噂も

  • HuaweiのH100対抗とされるAIチップ「Ascend 910C」が出荷開始されたとの情報が出ています。
  • ファウンドリは不明ですが、SMICの7nm+++プロセスでの製造に苦戦している可能性も指摘されています。
  • Alibabaなどの中国企業は、既に自社LLMをHuaweiチップでホストしている動きも見られます。
パウロ: Huawei 910C 発売です どれぐらい出荷されるかな https://t.co/21xx1osu6H

パウロ: SMIC 7+++のAsecend 910Cはだいぶ苦戦しているように見えますね 欠陥と性能の両方で想定以上の不良が出ているのかな

Kai INUI: HuaweiのH100対抗のAIチップAscend 910Cが出荷に入りつつある ファウンドリは不明(※910Bまでは中国のSMIC) Alibabaなどは(おそらく)既に自社LLMをHuaweiチップでホストしており、Qwenのレポジトリをみると910向けのガイドが含まれている https://t.co/tu4Gxt4eON

Ilya Sutskever氏推奨、現代AIを理解するための基礎論文30選

  • OpenAIの共同創設者であるIlya Sutskever氏がキュレーションした、現代AIの理解に不可欠とされる基礎論文30本のリストが話題になっています。
  • Transformer、Attention is All You Need、BERT、GPTシリーズ、強化学習、拡散モデルなど、AI分野の根幹をなす重要論文が網羅されています。
  • AI研究者や開発者にとって、分野の基礎を学ぶための貴重なリソースとして注目されています。
Aadit Sheth: (翻訳) この男は文字通り、重要なことの90%をカバーするトップ30のAI論文を公開した

Charly Wargnier: (翻訳) OpenAIの共同創設者であるIlya Sutskever氏(@ilyasut)がキュレーションした、30本の基礎的なAI論文のトップティアリスト。 ↳ https://t.co/nuwzKEiik7 現代AIを真に理解したい人にとって必読です。

Cursor活用Tips活発化、問いかけ方やプロンプトも話題

  • AIコーディングアシスタント「Cursor」に関するTipsや情報共有が活発化しています【続報】
  • 効果的な使い方として、明確なルール設定や「問いかけ」による思考力の引き出し方が紹介されています
  • Cursorが他の「X for Y」ツールの指標となっているという指摘や、リークされたシステムプロンプトに関する考察も投稿されています
jian: (翻訳) AIコーディングにはコミュニケーションの問題があり、今後さらに悪化するだろう

Tanishq Mathew Abraham, Ph.D.: (翻訳) 世代を代表する企業とは、おそらく他の企業を説明するために使う企業のことだろう。 X for Y → Xは世代を代表する企業。 最新のそのような企業は?おそらくCursorだろう。 今や誰もがCursor for Yを構築している。 これはおそらく明白なことだが、とにかく指摘しておこうと思った。

株式会社Algomatic: ▶テックブログ公開のお知らせ📣 【Cursor】命令では物足りない!? “問いかけ”で引き出すAIの思考力 https://t.co/z02k6mUGbe

しば田 | Programming x AI: へえ、Cursorのシステムプロンプト初めて見た。禁止系は「DO NOT 〜」ではなく「Never 〜」で書かれているのとか勉強になる。プロンプトでも気をつけたい。 ちなみに、調べてみると以前から普通に漏れててコレが初めてではないらしいです。

OpenAI o3続報: 自己再帰実験やo3-pro登場予測など

  • OpenAIのo3モデルに関する続報です。
  • セラピストや教師のような多才さを持つとの評価に加え、自身をツールとして再帰的に呼び出す実験も報告されています。
  • 一方で、Gemini 2.5 Proと比較した場合のコスト効率には疑問の声も上がっています。
  • さらに、より高性能なo3-proモデルが来週にも登場するとの予測も出ています。
Kol Tregaskes: (翻訳) OpenAIの新しいo3モデルは印象的だが、Gemini 2.5 Proと比較して本当に費用対効果が高いのだろうか? パフォーマンスベンチマークは、大幅なプレミアムに対してわずかな改善しか示していない。これらのツールを採用する業界は問わなければならない:この価格はわずかな利益を正当化するのか? コーディングや数学のタスクでは、

Kol Tregaskes: (翻訳) o3を使ってo3を呼び出す。 Danはこれが大したことではないと認めているが、私はとてもクールだと思う。😀

Bindu Reddy: (翻訳) o3は優れたセラピスト、アドバイザー、医師、そして教師が一つになったものだ。 まるで、打ち明けられて裏切りを心配する必要のない、超天才の親友がいるようなものだ。

Kol Tregaskes: (翻訳) o3-proは、o3とo4-miniのリリースから「数週間」後の来週に登場するはずだ。 o3はすでに信じられないほど素晴らしく、それがエージェント的に(?)考えるのを見るのは驚くべきことだ。 より多くの計算能力を持つプロレベルのモデルがどのようなものになるか想像してみてほしい。🤯

Amazon、データセンター投資一時停止報道 AWSのAIチップ戦略影響か

  • Amazonがデータセンター構築を米国外を中心に一部停止する可能性があるとの報道が出ています。
  • 背景には、AWSが自社基盤モデルを持たないため、推論特化のTrainium/Inferentiaチップへの投資を優先し、汎用的なGPU(GB200 NVL72やB200 HGX)への投資を抑制する戦略があるとの分析もされています。
  • 一方で、Google、Meta、OpenAI+Softbank、Appleなどはデータセンター強化を継続すると見られています。
パウロ: Amazon データセンターの構築、米国以外を中心に一部停止か

パウロ: Amazonは基盤モデルを持たないから、AWS向けの小規模事後トレーニングと推論の処理特化ですね GB200 NVL72とB200 HGXは減る方向でしょう 逆にTrainium/InferentiaのAI ASICは増える Google, MetaそしてOpenAI + SoftbankとAppleはデータセンター強化継続でしょうね

MCP続報: 対応フレームワークリスト共有、TODO管理連携アイデアも

  • AIエージェント連携プロトコルMCPに関するツール開発や議論の続報です。
  • MCPをサポートするAIフレームワークのリストが共有されました。
  • リポジトリ内のTODOコメントをスキャンし、MCPサーバー経由でCursorと連携してタスク管理するアプリのアイデアも出ています。
  • MCPとA2Aプロトコルの役割の違いについての考察も投稿されています。
はち: MCPをサポートしているAIフレームワーク7選 https://t.co/ewzmOXL6Z2

Ian Nuttall: (翻訳) このシンプルなアプリは、リポジトリをスキャンし、TODOコメントを見つけてリストアップし、実際に何かを実行できるようにします。また、Cursorに接続できるMCPサーバーと、タスクを計画して最終的に出荷するためのカスタムモードも備えています。これに有料製品のアイデアを見ているのは私だけでしょうか?

E. Nakai: これだ。MCPとA2Aの役割の違い。 https://t.co/MWogRgg2Nv

Figma、AIアプリ作成サービスやサイトローンチ機能を開発中か

  • デザインツール大手Figmaが、AIを活用した新機能開発を進めているとの情報がリークされています。
  • テキストプロンプトやFigmaファイル、画像などを入力としてAIアプリを簡単に作成できるサービス(内部でClaude Sonnetを活用)や、Figmaから直接Webサイトをローンチできる「Figma Sites」機能が開発中と見られています。
  • デザインプロセスへのAI統合がさらに加速する可能性があります。
Tetsuro Miyatake: FigmaがAIを活用したアプリを簡単に作れるサービスを開発している。 テキストのプロンプト、Figmaファイル、画像などをインプットとしてユーザーは入力できる。 裏方はClaude Sonnetを活用している。 https://t.co/llW6oWM8e0 https://t.co/Xa8RBAndmB

Tetsuro Miyatake: Figmaが簡単にサイトをローンチできる「Figma Sites」を開発している。 https://t.co/FVmqF6ImR1 https://t.co/1ljE42GzWm

Anthropic投資先Goodfire、AI解読技術詳細報じる【続報】

  • 既報のAnthropicによるGoodfireへの投資について、追加情報が報じられました。
  • GoodfireはAIモデルの内部動作を解読・分析する「メカニスティック・インタープリタビリティ」技術に取り組んでいます。
  • 共同創設者には、Google DeepMindで同分野の研究チーム立ち上げに関わった人物が含まれています。
  • AIの解釈可能性や安全性向上に向けた動きとして注目されます。
The Information: (翻訳) Anthropic、AIモデルを解読するスタートアップに投資 Goodfireの共同創設者には、Google DeepMindのメカニスティック・インタープリタビリティチームの立ち上げを支援したEric HoとTom McGrathが含まれており、この分野に重要な専門知識をもたらしています。Goodfireの創設者を紹介します: https://t.co/3jcRN6SIjl #air...

Hinton氏: 人間は論理機械でなく類推機械

  • AI研究の第一人者Geoffrey Hinton氏が「人間は論理的な推論機械というより、類推によって思考する機械である」との見解を示し話題に。
  • AIと脳の仕組みへの理解が深まるにつれ、人間の思考が従来考えられていたよりも合理的でない側面が見えてきたと指摘。
  • AI研究が人間の認知プロセスへの理解を深める可能性を示唆。
Chubby♨️: (翻訳) ジェフリー・ヒントン氏は、我々は思っている以上にAIに似ていると述べている:合理的な存在ではなく、類推マシンである https://t.co/g2OAp7GZyR

その他AI関連動向: Grok無料キャンペーン、RAG新手法、Kaggler会など

  • Grokはウェブサイト訪問数で世界191位、Super Grokの大学生向け無料キャンペーンも開始されました。DeepSeek R2は今週リリースされず、4月中のリリース予測も出ています。動画生成AIではGoogle Veo 2やKlingの比較が話題に。
  • RAG検索精度向上のための新しいリランキング手法や、クロスリンガル検索における埋め込みモデル評価の記事が公開されました。
  • イベント関連では、関西Kaggler会交流会やSiri創業者登壇のAI Engineering Summitが告知されています。
Tech Dev Notes: (翻訳) Grokは世界で191番目に訪問されたウェブサイト Xは5位、ChatGPTは6位

龍一郎 (f.k.a Asei Sugiyama): RAGの検索精度を上げる 新しいリランキング手法|Atsushi Kadowaki https://t.co/T7q6t46oHb #zenn

oshizo: 記事書きました。クエリが英語でドキュメントが日本語のクロスリンガルタスクでどのembeddingモデルを選ぶと良さそうか、検索データセットのクエリを英訳して簡易評価してみた内容です。 最近の埋め込みモデルのクロスリンガル検索能力をチェックする|oshizo @oshizo https://t.co/khoeTVARSz

ころんびあ: いくぜ関西Kaggler会 交流会 in Osaka 2025#2 に参加を申し込みました! https://t.co/Iy2fJuCval #関西Kaggler会

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