2025年04月15日 朝のAIニュースまとめ
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OpenAIの新モデル発表とNVIDIAの米国製造強化
OpenAIが開発者向けに「GPT-4.1」ファミリーを発表。コーディング性能向上と価格改定、最大1Mトークンのコンテキスト対応が特徴です。
NVIDIAはTSMCのアリゾナ工場で次世代チップ「Blackwell」生産を開始し、テキサス州にスパコン製造工場を建設。米国内でのAIインフラ強化を目指します。
Hugging Faceは人型ロボット企業を買収し、AIロボティクスのオープンソース化を推進。ElevenLabsは日本法人を設立し、日本語音声AI市場に本格参入します。
それでは各トピックの詳細について見ていきましょう。
目次
- OpenAI、API向け新モデルGPT-4.1ファミリー発表
- NVIDIA、米でBlackwellチップからスパコンまで一貫生産へ
- MCP続報: 構築ガイド登場、リモート化や危険性議論も
- Hugging Face、人型ロボット企業買収でオープンソースロボティクス推進
- AIコーディング支援比較活発化 Copilot Agent本命論も
- Kaggle動向: SpaceNet 9開催、AIMO-2優勝のDieter氏が総合1位に
- ElevenLabs日本法人設立、日本語音声AI市場へ本格参入
- 高性能日本語埋め込みモデルRuri-v3/Reranker公開
- Google、イルカと対話するLLM「DolphinGemma」開発中
- Meta、EUでのAI学習データ利用開始
- Palantir、NATOへAI軍事システム提供報道
OpenAI、API向け新モデルGPT-4.1ファミリー発表
- OpenAIが開発者向けライブ配信で、API向けの新モデル群「GPT-4.1」「GPT-4.1-mini」「GPT-4.1-nano」を発表しました。
- コーディング性能や指示追従性が向上し、最大1Mトークンのコンテキスト長に対応します。
- GPT-4.1はGPT-4oより26%安価になるなど価格も改定され、これに伴い既存の「gpt-4.5-preview」は3ヶ月後にAPIから廃止される予定です。
- Windsurfなどの一部サービスでは期間限定で無料提供も開始されています。
OpenAI Developers: (翻訳) クエーサー /ˈkweɪ.zɑːr/ 名詞 超大質量ブラックホールによって駆動され、電磁スペクトル全体にわたって非常に大量のエネルギーを放出する、非常にエネルギッシュで遠方にある活動銀河核。準恒星状電波源の略。
Kevin Weil 🇺🇸: (翻訳) 💥 本日APIに新登場:GPT 4.1、GPT 4.1 mini、GPT 4.1 nano。 これらのモデルはコーディング(非推論モデルでSWE-bench verified 54点!)と指示追従に優れており、3つすべてが1Mコンテキストを提供します。価格も引き下げました:GPT 4.1は4oより26%安価で、4.1
TechCrunch: (翻訳) OpenAI、史上最大のAIモデルであるGPT-4.5をAPIから段階的に廃止する計画 https://t.co/dxjlh2J0KB
NVIDIA、米でBlackwellチップからスパコンまで一貫生産へ
- NVIDIAが初めて米国内でAIスーパーコンピュータを一貫して製造する計画を発表しました。
- TSMCのアリゾナ工場で次世代AIチップ「Blackwell」の生産を開始する予定です。
- FoxconnやWistronと提携し、テキサス州にスーパーコンピュータ製造工場を建設します。
- 米国内での先端AIインフラのサプライチェーン強化を目指す動きと見られます。
unusual_whales: (翻訳) 速報:Nvidia、$NVDA、初めて米国でアメリカ製のAIスーパーコンピュータを製造すると発表
unusual_whales: (翻訳) 速報:NVIDIA、$NVDA、Blackwellチップがアリゾナ州フェニックスのTSMCチップ工場で生産開始。 NVIDIAはテキサス州にスーパーコンピュータ製造工場を建設中。ヒューストンではFoxconnと、ダラスではWistronと提携。両工場での量産は本格化する見込み。
パウロ: Nvidia 米国内にAIスーパーコンピューターを構築 TSMCアリゾナでチップを作り、AmkorとSPILがCoWoS-Lパッケージングを担当
MCP続報: 構築ガイド登場、リモート化や危険性議論も
- AIエージェント連携プロトコルMCPに関する議論の続報です。
- 初心者向けの構築ガイド公開やイベント開催など、導入の動きが見られます。
- Azure Container AppsやCloudflare Workersを用いたリモートサーバー構築も試みられています。
- ローカル実行やジェイルブレイクに伴う危険性、情報漏洩リスクについても議論が活発化しています。
からあげ: え、いつの間にか参加者1000人超えてる?? MCPでLLMはどう進化する? 〜からあげさんに学ぶ、AI開発の最前線〜 https://t.co/1WchlEUF1T #mcp_findy https://t.co/qXUCsIZJgb
小川雄太郎: 記事「Everything Wrong with MCP」の紹介 著者も私も、MCPを否定しません しかしその危険性は啓蒙すべきと私は考えます ・ローカル実行の危険 ・ジェイルブレイク ・MCP経由での情報漏洩 など、丁寧に解説しています https://t.co/7FNBLp9GQU
Iaiso: Cloudflare Workersで動くリモートMCPサーバーできた https://t.co/71n18xK91v 本当に無料プランでDurable Objects使えるようになってました https://t.co/lAGHLmwNH6
Hugging Face、人型ロボット企業買収でオープンソースロボティクス推進
- AIプラットフォームのHugging Faceが、フランスの人型ロボットスタートアップPollen Roboticsを買収したことを発表しました。
- 同社CEOは「AIロボティクスをオープンソースにしよう」と呼びかけており、ロボティクス分野でのオープンソース化を推進する姿勢を示しています。
- 買収に伴い、Pollen社のロボット「Reachy 2」の販売も計画されている模様です。
TechCrunch: (翻訳) Hugging Faceが人型ロボットスタートアップを買収 https://t.co/H6f29QtKTk
clem 🤗: (翻訳) AIロボティクスをオープンソースにしよう! https://t.co/WQ9uqOB40l
Caleb: (翻訳) 「Wiredによると、Hugging FaceはPollenの人型ロボットReachy 2を販売する計画」👀
AIコーディング支援比較活発化 Copilot Agent本命論も
- AIコーディング支援ツールを巡る議論が続いています。
- Cursor、Cline、GitHub Copilot Agentなどのツールについて、使い勝手や将来性の比較・評価が活発化しています。
- MS公式のCopilot Agentが最終的な本命になるのでは、という見方も出ています。
- Cursorでは、既報のCopilotとは別に、独自APIキーを持ち込めるBYOK機能のプレビューも開始されました。
- Clineのシェル実行許可の意義なども議論されています。
mizchi: Cline に全部賭けろといったが、たぶん将来的な勝率が高いのは Cursor でも Cline でもなく、MS公式提供の Copilot Agent (の完成形) だという気はしてる
Ian Nuttall: (翻訳) Chrome拡張機能は、vibeコーダーがAIを使ってユーティリティアプリ(SaaSも)を構築するのに最適です - cursorはそれらの構築に非常に優れています(gemini & claude) - ローカルでのテストが非常に簡単 - Chromeウェブストア経由の組み込み配布 - 古いマニフェスト2拡張機能がたくさんあります https://t.co/Kuw2JZMiVr
mizchi: やるか…
Kaggle動向: SpaceNet 9開催、AIMO-2優勝のDieter氏が総合1位に
- 衛星画像解析コンペ「SpaceNet 9」が数年ぶりに開催されます。光学画像とSAR画像の位置合わせがテーマです。
- 先日優勝が報じられた数学コンペ「AIMO-2」の結果を受け、NVIDIAの研究者でもあるGrandmasterのDieter氏(@kagglingdieter)がKaggle総合ランキング1位に返り咲いたことがNVIDIAより発表されました。
ざぶろう: うおおおお、数年ぶりに SpaceNet が来る!????
NVIDIA AI Developer: (翻訳) 🏆 Kaggleのトップに立つことは、一度の大きな勝利ではなく、一貫した卓越性です。 数学オリンピアードコンペティションで優勝した副産物として、NVIDIAリサーチャーの@kagglingdieterがKaggleで#1に返り咲き、Kaggleワールドチャンピオンのタイトルを取り戻しました(22人中1位 https://t.co/bWMwSKd0Pm
Dieter: (翻訳) @kaggle は年々難しくなっています。非常に多くの新しい才能がコミュニティに参加しています。@hydantess1993 と @ethylene_66 はすでに次の勝利を準備しているに違いありません
ElevenLabs日本法人設立、日本語音声AI市場へ本格参入
- 高品質な音声合成AIで知られるElevenLabsが、同社初の海外拠点として日本法人「ElevenLabs G.K.」を設立しました。
- 元SAP JapanやMicrosoft Japanなどを歴任した田村 元氏がゼネラルマネージャーに就任しています。
- 既にNTTドコモ・イノベーションズやTBSなどとのパートナーシップも進めており、日本市場での音声AI普及と日本語TTS(Text-to-Speech)への本格的な取り組みが期待されます。
ぬこぬこ: ElevenLabs にとって初の海外拠点である日本法人 ElevenLabs G.K. が設立、日本市場における音声 AI の普及を目指す SAP や MS、Asana などを歴任されてきた田村元氏がゼネラルマネージャーを勤める 既に DOCOMO Innovations、TBS などとパートナーシップを進めている https://t.co/eNl42SkUTO
seya: イレブンラボ本格的に日本語TTS作ってくるのかな https://t.co/AYkMMkjmAr
高性能日本語埋め込みモデルRuri-v3/Reranker公開
- 日本語テキスト埋め込みモデル「Ruri」のバージョン3が公開されました。
- 日本語ModernBERTベースへの変更、系列長8192への拡張、分かち書き器不要化などの改良が加えられ、JMTEBベンチマークで既存SOTAを上回る高スコアを記録しています。
- また、このモデルをベースにしたリランカー「Ruri-v3 Reranker」も公開され、こちらも各種ベンチマークで高い性能を示しており、日本語での検索・推薦タスク等への活用が期待されます。
fufufukakaka: きた〜〜〜
hpp: Ruri-v3の対照事前学習モデルをベースにしたRerankerであるRuri-v3 Rerankerを公開しました! JQaRAのnDCG@10では既存SOTAの77.1を大きく上回る86.9を達成し、他のベンチマークでも他の既存モデルを大きく上回る性能を達成しました https://t.co/4xCp2O5tDa
Google、イルカと対話するLLM「DolphinGemma」開発中
- Googleがジョージア工科大学の研究者と共同で、イルカの鳴き声パターンを学習し予測するLLM「DolphinGemma」を開発中であることが明らかになりました。
- 400Mパラメータと軽量で、スマートフォン上での動作も可能とのことです。
- 他の種類のイルカやクジラに合わせてファインチューニングも可能で、今夏に公開予定とされており、動物とのコミュニケーション研究におけるAIの新たな応用として注目されます。
Kimihiko Kitase ♨️ 北瀬 公彦: なんと、Google がジョージア工科大学の研究者と一緒に、イルカと話しができる LLM 「DolphinGemma」を開発中! 🐬 イルカの鳴き声パターンを学習して予測 🐬 他の種類のイルカやクジラに合わせてファインチューニングも。 🐬 この夏公開予定とのこと! https://t.co/bdJuptcz0u #イルカ #Google
TechCrunch: (翻訳) Googleの最新AIモデルはイルカの「会話」研究を支援するために設計された https://t.co/ZUVJT9felq
Meta、EUでのAI学習データ利用開始
- Metaが、EU域内で公開されているFacebookやInstagramなどのコンテンツを、同社のAIモデルの学習データとして利用開始すると発表しました。
- ユーザーは自身のコンテンツが学習に利用されることを拒否(オプトアウト)する権利を持ちますが、手続きが必要となります。
- AI開発におけるデータ利用とユーザープライバシー保護のバランスが改めて問われる動きとなります。
TechCrunch: (翻訳) Meta、EUで公開コンテンツをAIモデルの学習に利用開始へ https://t.co/ZetlDKDKhu
Palantir、NATOへAI軍事システム提供報道
- Financial Timesによると、データ分析企業のPalantirが、NATO(北大西洋条約機構)に対してAIを活用した軍事システムを提供したと報じられました。
- 具体的なシステムの内容や契約規模は不明ですが、防衛・安全保障分野におけるAI技術の活用が進んでいることを示す事例として注目されます。
- Palantirは以前から政府機関や軍との契約で知られています。
unusual_whales: (翻訳) FTによると、NATOはPalantir社($PLTR)からAI搭載の軍事システムを取得した。